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人事労務・組織 の専門家が生活やビジネスに役立つコラムを発信 (14ページ目)

人事労務・組織 に関する コラム 一覧

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「ゆでガエルにはヘビ」があまりうまくいかなかったこと

 あるウェブ記事の見出しに「ゆでガエルの意識を変えるのは簡単だ。ヘビを放り込めばいい」という言葉を目にしました。ある著名企業の会長が言ったことのようです。  記事を見ると、「ヘビを放り込む」は決して人を投入することばかりでなく、“事業方針の転換”などの刺激も含んでいて、それは確かにその通りだと思いました。    ただ、私が実際に現場で体験することでは、「ヘビ」は主に人材を指していて、今まで自...(続きを読む

小笠原 隆夫
小笠原 隆夫
(経営コンサルタント)
公開日時:2021/10/21 07:00

「“格下への接し方”が器の大きさを表わす」という話

 もう数年前の、ある経営者交流会でのことですが、かなり久しぶりに尊大な態度で自慢が多い社長に出会ったことがあります。私があまり好きになれないタイプの人です。    年令は50代後半くらいで、某有名企業を退職してシニア起業で独立したようです。「自分にその気はなかったが、“周りの人たちからどうしても”と望まれて独立した」そうです。本当にそうなのかはわかりません。    “尊大な態度”がどんなか...(続きを読む

小笠原 隆夫
小笠原 隆夫
(経営コンサルタント)
公開日時:2021/10/14 07:00

「浸透」「徹底」という時にやるべき一つだけのこと

 様々な会社で人事、組織というテーマに関わっていると、経営理念や企業理念をはじめとした「理念の浸透」や、経営方針や事業方針などの「方針の徹底」といったことが課題として挙がることがたびたびあります。    課題になるということは、それぞれ重要性が理解されているにもかかわらず、それがうまくいっていないということであり、多くの会社で同じように取り上げられるということは、何か共通した難しさがあるという...(続きを読む

小笠原 隆夫
小笠原 隆夫
(経営コンサルタント)
公開日時:2021/09/30 07:00

「不満を言う人」は改善を考えて「面倒くさがり」は効率化を考える

 もしも自分の部下が、不満分子的にいつも「不満を言う人」だったり、身軽に動かない「面倒くさがり」だったとしたら、普通はあまり好ましいことではないと思うでしょう。  何とか指導して改善しようと考えるか、それともあきらめてそれなりに扱うか、そんな対応になってしまうのではないでしょうか。  例えば、自分の指示命令にはいつも素直に従い、不平不満を言わず、何事も肯定的に捉えて働く部下がいたとしたら...(続きを読む

小笠原 隆夫
小笠原 隆夫
(経営コンサルタント)
公開日時:2021/09/14 07:00

日本人はうまくいくほどネガティブになるという話

 あるテレビ番組での内容ですが、「うまくいくほどネガティブな感情を持つのは日本人だけ」なのだそうです。  例えば「勝ってカブトの緒を締めよ」などといい、成功したり戦いに勝ったりしても気をゆるめず、さらに心を引き締めて謙虚になるようにと戒められます。  日本人の感覚からすると、それは良い心がけで好ましいことのように思いますが、勝っていて昇り調子の時にさらに上を目指そうとしない、うまくいっている時...(続きを読む

小笠原 隆夫
小笠原 隆夫
(経営コンサルタント)
公開日時:2021/07/13 07:00

短所は「直す」ではなく「行動を足していく」

 よく長所と短所は裏表の関係だと言われます。  例えば長所は「慎重」だが、短所は「作業が遅い」であったり、長所は「集中力」だが、短所は「視野が狭い」であったりしますが、結局は同じ特性を違う視点から見ているにすぎません。  特に日本人的な傾向として、長所よりも短所に注目しがちなところがあります。ミスを減らす、不備や不具合をなくすなど、短所や欠点を少しでも減らそうと様々な努力をします。    ...(続きを読む

小笠原 隆夫
小笠原 隆夫
(経営コンサルタント)
公開日時:2021/04/27 07:00

過剰な気遣いで役員と社員の間にできた壁

 もう数年前になりますが、ある会社の社内懇親会に参加したときのことです。私はそこまで深いお付き合いの会社ではありませんでしたが、少しだけ仕事上のつながりがあり、その時の担当者から招待して頂きました。私以外にも取引先の方など、社外の人が数名いらっしゃいました。    参加者は50~60名くらいの宴会で、会長、社長、専務に事業部長が2名の、計5名がメインテーブルに座っていて、この人たちが経営陣の中...(続きを読む

小笠原 隆夫
小笠原 隆夫
(経営コンサルタント)
公開日時:2021/02/16 08:54

実は日本人は「時間にルーズ」という話

 お笑い芸人でなおかつIT企業の役員でもある厚切りジェイソンさんの話で、ちょっと興味深いと感じたことがありました。  ある雑誌読者からの相談ということで、「業務に支障があるほどではないが、いつも遅刻する部下をどう扱えばよいか」との質問に対して、「業務に支障がないなら別に構わないのではないか。日本人はスタート時間には厳しいがエンド時間にはルーズだ」と言っていました。    言われてみれば確かに...(続きを読む

小笠原 隆夫
小笠原 隆夫
(経営コンサルタント)
公開日時:2021/02/09 07:00

「伝えたい」と「知りたい」があってコミュニケーションが生まれる

 少し前ですが、あるテレビ番組で、「子供しか入れないお菓子屋さん」の話題を目にしました。  本店の横に、小学生以下限定で大人は入れない店舗があり、その中ではお菓子の製造工程が見られたり、目の前で焼きたてのお菓子を焼き上げてくれたり、ゲームで当たるとシールがもらえたりと、入店した子どもたちにしかわからないサービスがあるそうです。    お店のオーナーがこの場所を作った理由は、その店の中で何が売...(続きを読む

小笠原 隆夫
小笠原 隆夫
(経営コンサルタント)
公開日時:2021/02/02 07:00

注意が必要な「弱い人」にだけ「強い人」

 相変わらずのことですが、女性、子供、高齢者、障害者など、社会の中では一般的に弱者と言われる人たちが被害を受ける事件がよくあります。  高齢者への暴力や子供の虐待といったことは常に報道されますし、SNSでの誹謗中傷や店舗スタッフへの過度なクレームといったことも、弱者に向けた攻撃行動という点では共通しています。    こういう行為をする人たちを見て私がいつも思うのは、相手が男性であったり、体が...(続きを読む

小笠原 隆夫
小笠原 隆夫
(経営コンサルタント)
公開日時:2021/01/19 07:00

初対面のアポをドタキャンした会社に未来はあるか?

 少し前の話ですが、たまたま電話を取った相手が営業代行の会社で、サービス紹介のためにアポイントが欲しいと言います。声は若そうな男性の営業担当です。    その会社の名前は、人づてに聞いたことがありましたが、何人からはあまり良くない評判を聞いています。営業担当のレベルが低いとか、サービスを利用してみたが成果がないとか、そんな内容の話です。    それでも会社としては成長しているという触れ込み...(続きを読む

小笠原 隆夫
小笠原 隆夫
(経営コンサルタント)
公開日時:2020/12/08 07:00

「天狗になる人」よりも扱いが難しい「卑下する人」

 いくつかの会社で、コンサルティングの一環として、人事評価面談に立ち会うことがあります。上司の面談のしかたをみて、後からアドバイスしたり、第三者が立ち会うことで一方的な評価にならないように仕向けたり、他社の事例などを引き合いに話すことで、評価の納得性を高める助けにしたりということが目的です。    本人の自己評価と上司評価を突き合わせて面談する会社が多いですが、高い自己評価をつけてアピールしよ...(続きを読む

小笠原 隆夫
小笠原 隆夫
(経営コンサルタント)
公開日時:2020/11/17 08:00

「自分の当たり前」が相手には新鮮なことがある

 最近はコロナ禍のせいで、外国人観光客をほとんど見かけなくなってしまいましたが、あるウェブコラムに、日本流のおもてなしは、必ずしも外国人観光客に好評ではないという記事がありました。  日本で提供されているツアーには、観光地をめぐってお土産を買うというパターンがあまりにも多く、「体験が少ない」のだそうです。  日本人は、その場所へ行ったという事実が重要なので、写真を撮ってお土産を買えばだいたい満...(続きを読む

小笠原 隆夫
小笠原 隆夫
(経営コンサルタント)
公開日時:2020/09/22 08:00

「自分が上」と意識すると高慢になり、「不平等」を感じると行動に出る

 私自身は直接遭遇した経験がありませんが、飛行機内での暴言や暴力、マナーに反する行為をときどき耳にします。  これはアメリカ科学アカデミーの研究ですが、旅客機の乗客が争ったり暴れたりするような騒ぎを引き起こす一因に、ファーストクラスの存在にあるかもしれないという結果が発表されたそうです。    それによると、ファーストクラスがある旅客機では、エコノミークラスの乗客が騒ぎを起こす確率は、ファー...(続きを読む

小笠原 隆夫
小笠原 隆夫
(経営コンサルタント)
公開日時:2020/08/18 08:00

「明日でもいいことは明日やればいい」という考え方

 「今日のことは今日中に済ませる」  「先延ばしせずに今やる」  こういう行動を悪く思う人は、あまりいないはずです。どちらかと言えば、私も「できることはすぐやる」という意識が強いので、物事をできるだけ先延ばししないようにと、常々思って行動しています。  ただ、ある先輩から「明日でもいいことは明日にすればいいんだよ」と言われ、その理由を聞くほどにちょっと考えてしまうことがありました。 ...(続きを読む

小笠原 隆夫
小笠原 隆夫
(経営コンサルタント)
公開日時:2020/08/11 08:00

仕事の「スピード感」のとらえ方

 ある会社で人材育成に関する打ち合わせの中で、「育つまで三年かかる」という話がありました。  ここだけ聞けば、それなりにもっともな話で、人材育成には相応の時間が必要であり、例えば新入社員が一人前と言えるレベルになるまでに、三年くらいの期間を見込むのは普通のことだと思います。    ただ、今回の話で言えば、新しい事業展開に向けて、即戦力のコア人材をどう育成していくかという話でした。ここで三年も...(続きを読む

小笠原 隆夫
小笠原 隆夫
(経営コンサルタント)
公開日時:2020/07/14 08:00

あえて「上を目指さない」というキャリアを軽蔑しない

 ある会社の技術者ですが、性格的に目立つことも。自分から先頭に立つことはあまり好まず、自己主張も少ないために、今の会社ではあまり評価されているとは言えない立場のようです。    しかし、この人と過去に一緒に仕事をしたことがあるメンバーは、持っている知識やスキルをみんな高く評価しています。  現在やっている仕事は、この人が持つ知識や経験を活かせるものでなく、世の中にはもっと力を発揮できる仕事が...(続きを読む

小笠原 隆夫
小笠原 隆夫
(経営コンサルタント)
公開日時:2020/06/30 08:00

要求ばかりで自分は返そうとしない人

 もうずいぶん前の話になりますが、ある会社の人事制度検討プロジェクトでのことです。  その会社の中核を担っている部長クラスの5名ほどをメンバーとしてプロジェクトを開始しましたが、すぐに検討が進まなくなってしまいました。    ある一人の部長が、とにかく自部門のビジネスが高く評価されるように、利益代弁者のような意見を終始言い続けるのです。強硬とか強引という態度ではありませんが、自分たちに有利に...(続きを読む

小笠原 隆夫
小笠原 隆夫
(経営コンサルタント)
公開日時:2020/05/26 08:00

「間違いをなくすため」「能力を知るため」に手書き?

 新型コロナにかかわる給付金や補助金の申請で、件数の多さやシステムの不備、整備の遅れなどから、いろいろ混乱しているようですが、少し前に同じような公的申請の手続きに関して、知人から聞いた話です。  ある許認可に関する申請書類を準備していて、質問をした役所の窓口でこんなことを言われたそうです。  「書式は電子文書で提供されていますが、中身をしっかり確認しながら書いて頂くために、必ず手書きしてくださ...(続きを読む

小笠原 隆夫
小笠原 隆夫
(経営コンサルタント)
公開日時:2020/05/19 08:00

「複数の目で確かめること」の大切さ

 私自身は、いろいろなメディアで原稿を書かせていただく機会があります。たいした文章は書けないにもかかわらず、そういう依頼を頂けるのは、とても光栄なことです。    そんな中で、いつも反省と感謝をしながら取り組んでいることがあります。  先日も、まったく別の媒体で、内容も異なる記事ですが、その文章を確認していただいた担当者から、文章の中に誤解を生むかもしれない表現があるので、それを直してほしい...(続きを読む

小笠原 隆夫
小笠原 隆夫
(経営コンサルタント)
公開日時:2020/04/21 08:00

使う「言葉」を変えると組織風土も変わる

 福岡ソフトバンクホークスの工藤公康監督が、選手への禁止事項として決めた中にあった「禁止語ルール」が話題になったことがありました。  行き過ぎた茶髪やひげなどの身なりや、試合中のガムやツバ吐きなどの不快に見える行動と合わせて、「できません」や「わかりません」といったネガティブな言葉も禁止だといいます。  ちなみにファンの間で、特に「わかりません」の禁止が妥当なのかどうか、それに納得できなかった...(続きを読む

小笠原 隆夫
小笠原 隆夫
(経営コンサルタント)
公開日時:2020/02/04 08:00

「優秀なマネージャー」は「優秀な部下」を囲い込まない

 2月になると、そろそろ次年度に向けた計画や社内の組織体制づくりが本格化し、個々の社員の異動や配置転換なども決まり始める頃だと思います。    人事異動の進め方というのは、会社によって様々です。  社長の鶴の一声のところも、人事部が中心で調整するところも、当事者の部門責任者同士で折衝するところも、またそれらを使い分けるようなところも、本当にいろいろです。  ただ、異動の際は、本人への伝達よ...(続きを読む

小笠原 隆夫
小笠原 隆夫
(経営コンサルタント)
公開日時:2020/01/28 08:00

あって当たり前の制度でも「ダメなら変えればいい」という話

 少し前になりますが、グループウェアで国内トップシェアのサイボウズ、青野慶久社長の講演であった話から思ったことです。    ユニークな社内制度を数々取り入れている同社では、副業、出戻り、育児支援、その他多様なワークスタイルを認めていますが、その中で、「給与テーブルを廃止した」という話がありました。  給与テーブルがあることによって、内向きの視点で社員同士の他者比較が始まることを好ましくないと...(続きを読む

小笠原 隆夫
小笠原 隆夫
(経営コンサルタント)
公開日時:2019/12/03 08:00

女性に聞いた「働きやすいオフィス」の調査結果で思い当たること

 ある機関が、女性社員と経営者に実施した「働きやすいオフィスのあり方について」の意識調査の結果を目にしました。    首都圏の従業員数50人~500人の中小企業を対象としたもので、この調査によると、経営者の60.5%が「女性が働きやすいオフィスをつくるための経営努力をとてもしている・まあまあしている」と回答している一方、女性社員の66.5%が「まったく努力していない・あまり努力していない」と感...(続きを読む

小笠原 隆夫
小笠原 隆夫
(経営コンサルタント)
公開日時:2019/11/19 08:00

「行動力」があることの裏返し

 昨今のビジネス環境では、スピードが大事になっています。材料をすべて集めて、綿密な計画を立てて、その計画をもとにビジネスを進めるようなやり方ではスピードが足りずに、それが通用する場面はとても少なくなっています。    そんな中で事業を成功させている経営者は、概して行動や判断が早く、私自身も感心させられることも多いです。  ただし、長所にはその裏返しの短所があります。    これはある中堅...(続きを読む

小笠原 隆夫
小笠原 隆夫
(経営コンサルタント)
公開日時:2019/10/22 08:00

経営者やリーダーに「内向型人材」が大勢いるという話

 「内向型人間」について書かれた、あるウェブ記事が目に留まりました。  2013年にアメリカで発売されてミリオンセラーになった書籍(「内向型人間の時代」:講談社 スーザン・ケイン著)を紹介している内容で、社長や政治家やリーダーに、実は内向型人間が大勢いるという話でした。    記事によると、科学者のアインシュタイン、音楽家のショパン、映画監督のスピルバーグなど、内向型が多そうな学者や芸術家と...(続きを読む

小笠原 隆夫
小笠原 隆夫
(経営コンサルタント)
公開日時:2019/09/24 08:00

「部下を守る」ということのいくつかの形

 少し前に話題になった、ある団体のブログ記事についてのお話です。    クレーム対応について書かれた記事ですが、それによると、ある有名外資系のショッピングセンターで、明らかにクレームを通り越してスタッフに「イチャモン」をつけ、商品を「タダにさせてしまおう」とするお客がいたそうです。  そこへ出てきた欧州系の外国人支配人は、「出て行け!お前は客じゃない!」と物凄い剣幕で怒りだし、「スタッフはお...(続きを読む

小笠原 隆夫
小笠原 隆夫
(経営コンサルタント)
公開日時:2019/09/10 08:00

似ているようで実は違う「管理」と「マネジメント」

 マネジメントやリーダーシップは、多くの企業で課題になっています。自社の状況を称して、「うちの部課長たちは管理能力がない」「部下の管理ができていない」などという話を良く聞きます。    こんな表現に代表されるように、組織における「マネジメント」と「管理」は同じニュアンスで語られることが多いですが、実際には「管理」と「マネジメント」には大きな違いがあります。    「管理」という言葉を辞書で...(続きを読む

小笠原 隆夫
小笠原 隆夫
(経営コンサルタント)
公開日時:2019/08/06 08:00

「既存を壊す」の良い意味と悪い意味

 「ぶち壊す」などというと、ちょっと物騒なニュアンスになりますが、組織において「既存を壊す」ということは、それが良い意味であることと、悪い意味であることの両方があります。    良い意味で「既存を壊す」といえば、固定概念や非効率な慣習、既得権など、組織の停滞を引き起こしているようなことに対して、それを直す、修正する、変革するといった意味です。  何を守り、何を変えていくかという判断はどんなと...(続きを読む

小笠原 隆夫
小笠原 隆夫
(経営コンサルタント)
公開日時:2019/05/14 08:00

その成果は「運が良かっただけ」は本当か

 ある会社の中堅クラスの営業マンについて、その個人評価を話していた中でのことです。    この営業マンの仕事ぶりを、上司は「やる気がないしミスが多い」と言います。目標未達となることが頻繁にあるそうですが、何とか目標に近づけよう、達成しようという意欲が見られないそうです。また、事務処理の不手際による顧客クレームが、年に何回かあるのだといいます。  上司の立場からすれば、大きなミスを定期的に起こ...(続きを読む

小笠原 隆夫
小笠原 隆夫
(経営コンサルタント)
公開日時:2019/04/30 08:00

管理部門が過剰な会社と軽視する会社

 企業組織においては、人事、総務、経理、システムといった直接部門の業務を支援する部門があり、「管理部門」「間接部門」「バックオフィス」などと呼ばれます。    この管理部門にどのくらいの体制や予算規模で取り組むかは、常に議論されることです。強い組織は管理部門が中心であるなどと言われたり、あくまでサポート部門として扱われたり、手厚い要員体制を取る会社から徹底的にスリム化を目指す会社までいろいろあ...(続きを読む

小笠原 隆夫
小笠原 隆夫
(経営コンサルタント)
公開日時:2019/04/23 08:00

「あの人がいなくても仕事は回る」は本当にそうか

 これはあまり良い話ではありませんが、その会社での問題社員に関する相談を受けることがあります。  内容としては、「仕事ができない」などの能力的な問題と、「仕事に不真面目」など取り組み姿勢や仕事観、責任感にかかわるようなものの、おおむね二つに分かれます。  問題があるとされる本人からお話を聞くこともありますが、そう言われても仕方がないと思うことも、周りがもう少しフォローしても良いのではない...(続きを読む

小笠原 隆夫
小笠原 隆夫
(経営コンサルタント)
公開日時:2019/04/02 08:00

「私語厳禁」の職場を見て思ったこと

 仕事中の私語について、あなたはどう思われるでしょうか?  職場の雰囲気を和ませるような、ほどほどの内容のものを、ほどほどの時間で行うなら、一概に悪いものだとはいえないでしょう。    しかし、中にはいつまでもダラダラと話し続ける時間のケジメが無いもの、仲間や会社の悪口、不快と思う人もいるであろう下品な話、その他不適切な内容のもので困るようなことはあるでしょう。  リーダーやマネージャーの...(続きを読む

小笠原 隆夫
小笠原 隆夫
(経営コンサルタント)
公開日時:2019/03/12 08:00

デキるマネージャーは、仕事をどんどん捨てている?

 ある企業でマネージャー面談に立ち会っていた時のことです。  業績、状況把握、部下との関係性など、様々な部分で問題を抱えている部門のマネージャーでしたが、ご本人の状況を細かく聞いていく中で、最終的に出てきたのは「何をどういう順番で取り組めばよいのかがわからない」という話です。    中小企業であればなおさら、現場の実務も担う“プレイングマネージャー”が多いですが、この人の話を要約すると、「中...(続きを読む

小笠原 隆夫
小笠原 隆夫
(経営コンサルタント)
公開日時:2019/02/26 08:00

「老害」と「長老」の違いはどこにある?

 いろいろな企業や組織の中で、「老害」という話を聞くことがあります。    「老害」を辞書で調べると、 ・企業や政治の指導者などで、中心人物が高齢化しても実権を握りつづけ、若返りが行われていない状態。 ・能力の衰えた高齢者が社会や組織の中で活動の阻害をする際に使われる。 などと書かれています。    「老害」と言われがちな要素には、考えが古い、頑固、威張る、偉ぶる、その他いろいろある...(続きを読む

小笠原 隆夫
小笠原 隆夫
(経営コンサルタント)
公開日時:2019/01/08 08:00

組織のムードを壊す人が言う決まり文句

 組織作りやチーム作りの中で、「ムードメーカー」と呼ばれる人の存在は大切です。    例えば、かつて野球の米大リーグ、ブルージェイズでプレーしていた川崎宗則選手は、ベンチでも大きな声を出して雰囲気を盛り上げるなど、その明るい性格と真摯なプレーぶりで、チームに貢献する典型的な「ムードメーカー」といわれました。    また、よく言われる明るく元気な人でなくとも、例えば、ホテルのバーなどは、落ち...(続きを読む

小笠原 隆夫
小笠原 隆夫
(経営コンサルタント)
公開日時:2018/10/30 08:00

「約束を平気で変える人」を見ていてわかったこと

 私自身は、もしも誰かとアポイントを決めたら、よほどの緊急事態ややむを得ない事情でも起こらない限り、それを変更することはありません。約束や時間を守ることには厳しい方だと思います。  私の周りの人たちは、ほとんどが同じような考え方の人たちです。    しかし、世の中にはそうでない人も大勢います。  先日ある会社の人を通じて決めたアポイントが、先方の都合で変更になったことがありました。そもそも...(続きを読む

小笠原 隆夫
小笠原 隆夫
(経営コンサルタント)
公開日時:2018/10/16 08:00

「仕事ができない上司」を支える部下に会社は甘えてはいけない

 あるアンケート調査で、20~30代の会社員の男女各100人に、「上司」に対するスタンスについて聞いたところ、「優しいけど仕事のできない上司」と「冷たいけど仕事のできる上司」のどちらのタイプがよいかという質問では、68%の人が「冷たいけど仕事のできる上司」の方がいいと答えたそうです。    しかし、「優しいけど仕事のできない上司の部下になってしまった場合、どんな接し方をするか?」という問いには...(続きを読む

小笠原 隆夫
小笠原 隆夫
(経営コンサルタント)
公開日時:2018/08/14 08:00

「会社の昔話」をしたその後の違い

 会社の創業時の苦労や、先代、先々代といった過去の経営者が取り組んできたことなど、今いる社員に会社の歴史や過去の経緯を伝えていくのは大切なことですし、意外に多くの会社で行われています。  社歴が10年を超えてくると、創業メンバーや古参社員の人たちが、そういう話を持ち出す頻度が増えてくるようです。    先人の苦労を知り、それに感謝することは、私はあって良いと思いますが、この「会社の昔話」は、...(続きを読む

小笠原 隆夫
小笠原 隆夫
(経営コンサルタント)
公開日時:2018/07/10 08:00

「やりたいこと」と「やらされること」と「できること」の距離

 いろいろな調査の結果を見ていると、日本人は全般的に「仕事の満足度」が低い傾向にあります。しかし、それにもかかわらず、「今の会社に勤め続ける」という人の比率も高いようです。    雇用環境などの要因はありますし、会社内での自由度は人によって違いますが、仕事観として、自分の意志に関わらず、会社から与えられた「やらされること」であっても、それを義務としてこなすというようなことを重視している印象を持...(続きを読む

小笠原 隆夫
小笠原 隆夫
(経営コンサルタント)
公開日時:2017/10/17 08:00

嘘をいうつもりがないのに、結果的に嘘になってしまうこと

 「嘘も方便」などといい、それを実践するかのようにうまく立ち回る人がいます。  私の周りにはいませんが、そういう行動をする人に関する話を聞いていると、やはり最後にどこかで恨みをかったりトラブルを起こしたりして、結局はお互いの縁が切れてしまうことが多いようです。    嘘を言う人は、周りにいる顧客、社員、その他関係者から信頼されず、中長期での安定した関係を築くことはできません。それはビジネスそ...(続きを読む

小笠原 隆夫
小笠原 隆夫
(経営コンサルタント)
公開日時:2017/09/26 08:00

「協調性」が行き過ぎて「依存性」となっていないか

 仕事をする上では、何から何まで自分ひとりだけでできる訳はなく、いろいろな方々からの支援や助言を得ながら、他者と協調することは大切です。チームで動く方が大きな成果が得られますし、私自身も今までの経験から、チームで何かを達成する喜びは知っているつもりです。  あくまで自己評価ですが、自分ではそれなりの「協調性」はあると思っています。  その一方で、大きな組織に属している訳ではない今の自分の...(続きを読む

小笠原 隆夫
小笠原 隆夫
(経営コンサルタント)
公開日時:2017/09/12 07:19

「高い自己評価」と同じく接し方が難しい「過小評価と自己犠牲の人」

 人事評価制度の中に、「自己評価」の仕組みを取り入れている会社は多いと思います。  ここで、評価者の側では感じることがあると思いますが、この「自己評価」がいつも高いという人がいます。    その理由として、単なる自信家ということもありますが、「自己評価」をアピールの場と捉えていて、実績を過剰に主張している場合もありますし、そもそも評価基準があいまいなために、「自分は頑張ったから」という感覚的...(続きを読む

小笠原 隆夫
小笠原 隆夫
(経営コンサルタント)
公開日時:2017/08/08 08:00

職場の「コミュニケーション量」には物理的な環境も関係するという話

 ある会社で、現状の課題として「社内コミュニケーションの不足」という話が出てきました。どんな会社でも、何かしらの課題があることが多い部分です。    これから社員の皆さんと一緒に今後の施策を考えるということで、その認識を合わせる一環として、私も社内の様子を見学させて頂きました。    そこで見た会社の作業環境は、日本の会社にしては珍しく、一人一人の席がブースの形で囲われていました。立ち上が...(続きを読む

小笠原 隆夫
小笠原 隆夫
(経営コンサルタント)
公開日時:2017/07/18 08:00

現代の「上下関係」は“命令と服従”でなく“相手への敬意”という話

 最近の体育会系の「上下関係」について書かれた記事を目にしました。  ご自身も高校、大学で野球部に在籍され、ドラフト候補投手のボールを受ける活動をされていて、野球に関するいろいろな著作をお持ちの安倍昌彦さんという方のコラムです。    記事によると、箱根駅伝の優勝シーンや、大学野球や高校野球の「名門校」と言われるような学校での練習風景など、それらのどんな場面でも、最近パッと見ただけでは誰が“...(続きを読む

小笠原 隆夫
小笠原 隆夫
(経営コンサルタント)
公開日時:2017/04/11 08:00

「不満分子」と「解決者」「改革者」の間のなかなか超えられない壁

 会社への不満というのは、社員であれば誰でも何かしらは持っているものだと思います。不満というのは現状への問題意識であるともいえるので、それを持っているのは決して悪いことではありません。ただし、この不満に対する行動の仕方によって、その人の見られ方は正反対に変わります。  不満を他人のせいにして、一方的な自分の都合ばかりを攻撃的に主張し、自分では行動しない人は「不満分子」と言われ、不満を自分にかかわ...(続きを読む

小笠原 隆夫
小笠原 隆夫
(経営コンサルタント)
公開日時:2017/03/07 08:29

「リーダー不在」を嘆く人に感じるリーダー依存

 「リーダーにふさわしい人材がいない」という嘆きを、いろいろな会社から聞きます。  リーダーシップというのは、それなりの知識やスキル、経験も必要ですし、人それぞれが持って生まれたキャラクターや相手との相性に左右される部分もあります。うまく発揮するにはそれなりの難しさがあります。  リーダーシップスタイルには様々な形があり、場面によっての使い分けが必要といわれます。  理論的にはいろいろ...(続きを読む

小笠原 隆夫
小笠原 隆夫
(経営コンサルタント)
公開日時:2017/01/24 08:00

今どきの「電話応対が嫌な理由」で感じた悩ましさ

 私がいくつか執筆しているブログやコラムの中で、今まで何度か若手社員が電話応対を苦手としている話を書いたことがあります。    あるウェブ記事に、これらの話と少し関連するような、若手社員の電話応対に関するものがありました。私が感じていることとの共通点もありましたが、その記事の中に「若手社員が会社の電話を取ろうとしない理由」が挙げられており、そのうちのいくつかで、一概にダメ出しばかりはできない、...(続きを読む

小笠原 隆夫
小笠原 隆夫
(経営コンサルタント)
公開日時:2017/01/17 08:00

「バカンス中のメール自動削除」は日本企業でもできるか?

 数年前のニュース記事ですが、ドイツの自動車大手ダイムラーが、社員が仕事に関わるメールを気にせずに休暇が過ごせるようにするため、休暇中の社員宛てに届くメールを自動削除するシステムを導入したという話題を目にしました。    メールの送付元には「休暇中で受け取れない」との説明と、対応できる別の担当者の連絡先を知らせるメールが自動返信され、個別設定で特定の相手からのメールだけを受け取ることもできると...(続きを読む

小笠原 隆夫
小笠原 隆夫
(経営コンサルタント)
公開日時:2016/12/27 08:00

会話から「主語」がなくなってしまう理由

 先日、ある方の講演を聴いている中で思ったことです。    それほど難しい話をしている訳ではないのですが、話の内容が、なぜかものすごく理解しづらく感じてしまいました。その理由は、話の中で主語の省略がものすごく多いということです。    お年寄りの会話などではありがちなことかもしれませんが、さすがに講演のような、多くの人たちが話を聞いている場面であると、もうちょっと意識してほしいという気持ち...(続きを読む

小笠原 隆夫
小笠原 隆夫
(経営コンサルタント)
公開日時:2016/11/08 08:00

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