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人事労務・組織 の専門家が生活やビジネスに役立つコラムを発信

人事労務・組織 に関する コラム 一覧

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「具体化された目標」は現実化しやすいという話

 今はほとんどの会社で、“目標管理制度”のような仕組みを取り入れています。期初に組織全体の目標に沿った自己目標を設定して、期末にその達成度を評価します。その結果を処遇に反映するなど何らかの形で活かそうとするものです。  そこでは、「評価指標を明確にしておくこと」が重要であるとよく言われます。それができていないと、後で適切な評価をすることができないからです。評価指標がはっきりしているからこそ、目標...(続きを読む

小笠原 隆夫
小笠原 隆夫
(経営コンサルタント)
公開日時:2023/01/25 22:59

独立にまつわる「感情」のトラブル

 ここ最近、芸能人が所属事務所から独立するという話をよく耳にします。  少し前までは、その行動自体が裏切りととられ、仕事から干されたり嫌がらせを受けたりという話を聞きましたが、それが少しは改善されてきたということでしょう。それでも独立にまつわるトラブルは、まだいろいろあるようです。    芸能界に限らず、私たちのようなビジネスの世界でも、“独立”“移籍”“引き抜き”“転職”にまつわるトラブル...(続きを読む

小笠原 隆夫
小笠原 隆夫
(経営コンサルタント)
公開日時:2023/01/11 20:00

「お正月営業」の議論を見ていて思うこと

 サービス業を中心としたお正月営業は、働き方改革などの流れもあって、せめて三が日くらいは休もうというところも増え、以前に比べる少なくなってきているように感じます。そうは言っても元日から営業する大手スーパーなどもあり、利用者の利便性を取るのか、それとも従業員のプライベートを優先するのか、その対応は会社によって様々なようです。  これは数年前の新聞記事ですが、「元旦営業は是か非か」というものが...(続きを読む

小笠原 隆夫
小笠原 隆夫
(経営コンサルタント)
公開日時:2022/12/21 21:57

「副業」を認めたくない会社の言い分に思うこと

 雇用環境や経済状況の様々な変化の中で、社員の副業を認めていこうという流れが始まり、実際に認めている会社もずいぶん増えてきています。  ある調査によれば、社外での副業、兼業を認めている企業の割合は50%を超えており、ここ数年で一気に進んだ感じがします。  その一方、検討していない、認める予定はないという企業も30%ほどあり、社員の副業には否定的な考えを持っていて、以前と同じく禁止したままという...(続きを読む

小笠原 隆夫
小笠原 隆夫
(経営コンサルタント)
公開日時:2022/12/07 22:00

「理想の仕事」という調査結果を見て思ったこと

 NHKでは「日本人の意識」調査といって、同じ質問、同じ方法で5年ごとに実施して、日本人の生活や社会についての意見の動きをとらえようという目的の世論調査があります。1973年の石油ショック直前が第1回で、最新は2018年に行われた10回目になるそうです。    この中に、「理想の仕事」という設問があります。12個の選択肢の中で1番目と2番目にそう思う項目を選ぶものですが、その1番目と2番目に選...(続きを読む

小笠原 隆夫
小笠原 隆夫
(経営コンサルタント)
公開日時:2022/11/30 22:00

「住んでみたいが働きたくはない」と言われる日本

 外国人労働者について書かれた、あるコラム記事が目に留まりました。  人口減少に伴い、これから働き手がどんどん不足してくることが問題となっている日本で、いま行われている主な対策は、女性やシニア活躍とIT活用です。  しかし、ある調査によれば、これらが相当にうまく進んだとしても、労働力減少を補うことはできないだろうとのことです。  ここから外国人労働者の受け入れと活用を考えなければならな...(続きを読む

小笠原 隆夫
小笠原 隆夫
(経営コンサルタント)
公開日時:2022/11/23 21:15

「自分が面白い」と思える仕事

 少し前のことですが、成功者となった自分がもっとも尊敬、影響をうけた人物を語るというテレビ番組があり、そこで「こちら葛飾区亀有公園前派出所」の作者である漫画家の秋本治さんが、2016年に逝去された同じ漫画家の望月三起也との話を紹介していました。    望月さんの作品に、戦場カメラマンを描いたものがあり、その中では戦場カメラマンが普通は使わないというカメラのブランドが描かれているそうです。初めて...(続きを読む

小笠原 隆夫
小笠原 隆夫
(経営コンサルタント)
公開日時:2022/11/17 08:21

「プレミアムフライデー」が消えてしまった理由

 経済産業省や経営者団体などの旗振りで、毎月末の金曜に消費活動を促す目的で2017年に始まった「プレミアムフライデー」は、結局定着せずに消えてしまいました。  当初は取り組みを歓迎、評価する声がある一方で、所得の伸び悩みや将来不安などが解決されなければ期待外れに終わるという指摘も当時からあり、結果としては後者の主張通りになってしまいました。    「プレミアムフライデー」が始まった当時、私自...(続きを読む

小笠原 隆夫
小笠原 隆夫
(経営コンサルタント)
公開日時:2022/11/03 10:42

業務や異動の希望を聞くことの良し悪し

 最近は、業務や異動に関する本人希望に対して、ずいぶん配慮される環境になってきましたが、それでも会社によりけりで、まだまだ会社主導の命令でおこなっているところも多く見られます。    今から5年ほど前になりますが、私がたまたま講師を務めたセミナーに参加していた人は、もう10年近く人材育成の仕事への異動を希望し続けていて、ようやく希望がかなったと話していました。  著名な大手企業に在籍している...(続きを読む

小笠原 隆夫
小笠原 隆夫
(経営コンサルタント)
公開日時:2022/10/19 23:00

一生懸命取り組んでいる「組織改革」の効果が出ない理由

 どんなに好業績の会社であったとしても、経営者は必ず自社への問題意識を何か持っています。  私は今まで、「自社はすべて万全で問題なし」という社長に出会ったことはありません。ほぼすべての人が、現状より少しでも良くしよう、改善しようと、様々な情報を集め、様々な人に相談し、自分なりに勉強されています。  私は人事や組織という分野で相談されることがほとんどですが、実際に話を聞いていくと、実はもっ...(続きを読む

小笠原 隆夫
小笠原 隆夫
(経営コンサルタント)
公開日時:2022/10/12 22:09

チームの「一体感」と「競争」の両立という話

 あるプロスポーツを特集したテレビ番組の中で、チーム内の「一体感」と「競争」を両立させなければならないが、そのバランスがとても難しく、強いチームは良いバランスを見つけることができているという話をしていました。  チームとしての勝利、成果を上げるためには「チームの一体感」が必要だが、選手個々のポジション争いという「競争」もまたチーム力の強化や活性化のためには必要で、チームマネジメントをしていく上で...(続きを読む

小笠原 隆夫
小笠原 隆夫
(経営コンサルタント)
公開日時:2022/09/28 23:00

「柔軟な働き方」が向かない人、できない人もいる

 「分断勤務制度」といって、一日の所定労働時間を分けて勤務することができるようにする制度があります。  例えば、社内で5時間働いて、帰宅後に自宅で3時間働くなど、1日の所定勤務時間を満たせば、時間や場所を問わずに働くことができ、テレワークと組み合わせて実施する企業が増えているそうです。  働く時間帯を柔軟に設定できることで、子育てや介護を抱える人にもメリットが大きく、深夜作業や海外対応への考慮...(続きを読む

小笠原 隆夫
小笠原 隆夫
(経営コンサルタント)
公開日時:2022/09/21 23:20

「日本人の有休消化が進まない理由」を聞いて思ったこと

 あるサイトに、「日本人の有給休暇消化率が低い理由」という記事がありました。  それによると、「有給休暇取得に罪悪感を持つ人の割合」というデータがあり、調査対象の国の中で、日本は58%というトップの数字で、2位の韓国は55%と日本に近い傾向でしたが、3位のシンガポールは42%で、それ以下はすべて4割を切っていたそうです。  罪悪感を持つ理由としては、1位が「人手不足」、2位は「緊急時にと...(続きを読む

小笠原 隆夫
小笠原 隆夫
(経営コンサルタント)
公開日時:2022/09/14 22:23

選択権があるようで実は選べないこと

 数年前の小さな話題でしたが、その当時サッカーのスペインリーグに在籍していた日本人選手が、スペイン国王の来日にあたっての首相晩餐会に招待され、それに出席するために帰国することになったというものがありました。  シーズン真っ只中で、公式戦の欠場が必須だったため、選手個人への批判的な意見まであったようですが、クラブ幹部が招待を特別に名誉なこととして受け止め、チームの知名度アップなども考えたクラブ...(続きを読む

小笠原 隆夫
小笠原 隆夫
(経営コンサルタント)
公開日時:2022/08/31 22:00

あえて「リモートワークには向かわない」という考え方

 コロナ禍を機に、在宅勤務をはじめとしたテレワーク、リモートワークを導入する企業が大きく増えました。 私の周りでは、すでに制度として定着して、週数日からほぼ毎日すべての仕事を在宅で行っているような人がいる一方、一時期は在宅勤務が実施されていたものの、現在はほぼ元通りの出勤体制となっている人もいて、リモートワークに対する姿勢は会社によってさまざまです。   私自身は、コロナ前からリモートワークがほ...(続きを読む

小笠原 隆夫
小笠原 隆夫
(経営コンサルタント)
公開日時:2022/08/25 10:01

「社員への優しさ」に関する視点の違い

 基本的な法律すら守らない「ブラック企業」の話題が相変わらず多いこともあり、その反面で「従業員満足」を重視する会社が増えています。    「従業員満足」は個人の主観による部分も多く、例えば給料が高ければそれだけで満足するというものではありません。「仕事が面白い」「人間関係が良い」「社会貢献できる」「福利厚生が充実」「企業の知名度がある」など、満足を構成する共通要素は存在するものの、それでみんな...(続きを読む

小笠原 隆夫
小笠原 隆夫
(経営コンサルタント)
公開日時:2022/08/10 22:13

「言えば通るかもしれないから」というクレイマーの話

 数年前のことですが、ある私鉄の車掌が、乗務する電車が人身事故の影響で運転中止になった状況説明に当たっていたところ、複数の乗客から詰め寄られたことに耐えきれなくなって、制服を脱ぎ捨てて線路を走り出し、高架から飛び降りて重傷を負うという事件がありました。    この車掌の行動は認められるものではありませんが、乗客6、7人に囲まれて喧嘩腰のクレームを受けていたらしく、当初は冷静に対応していたものの...(続きを読む

小笠原 隆夫
小笠原 隆夫
(経営コンサルタント)
公開日時:2022/08/03 23:35

やってみなければ「無駄」かどうかはわからないという話

 特にビジネスの場において、「無駄」は好ましくないもので、できる限り避けるべきものと考えることが多いと思います。無駄なく効率的に物事を進めるのが良いことで、みんながそのことに向けて工夫や努力をしているでしょう。  少し前のことですが、この「無駄」について書かれた二つの記事を目にしました。  一つは昨年107歳で亡くなった著名な女流画家の篠田桃紅さんの、「103歳になってわかったこと」という著書が...(続きを読む

小笠原 隆夫
小笠原 隆夫
(経営コンサルタント)
公開日時:2022/07/28 00:01

人事制度改革で「あまり変えないでほしい」と言った社長

 数年前の話になりますが、人事制度改革を検討しているという企業にお話を聞きに行った時のことです。  社長から直々に、今の制度の課題、基本的な考え方、進めたい方向性などの話をしていただきました。そこから感じたのは、課題はいろいろな企業で同じように起こっているものであることと、同様の他社状況から見て、制度と運用の両面でそれなりに時間をかける必要があることでした。  ただ、最後に社長が一言、「できれ...(続きを読む

小笠原 隆夫
小笠原 隆夫
(経営コンサルタント)
公開日時:2022/07/20 21:40

グーグルが見つけた「心理的安全性」で自分が経験したこと

 グーグルが以前おこなった、生産性の高いチームの共通点を探すプロジェクトの一つの結論として得られた「心理的安全性」という言葉は、ずいぶん一般的に使われるようになりました。      「心理的安全性(psychological safety)」は心理学用語ですが、チームメンバーの一人ひとりが、そのチームで気兼ねなく発言できる、本来の自分を安心してさらけ出せるといった雰囲気や、他者への心遣いや共...(続きを読む

小笠原 隆夫
小笠原 隆夫
(経営コンサルタント)
公開日時:2022/07/13 22:39

「仕事」がなければ「余暇」もない?

 少し前になりますが、その当時ファッション通販サイト「ZOZOTOWN(ゾゾタウン)」の社長だった前沢友作氏が、仕事に対する考え方を語ったインタビュー記事がありました。    「嫌なことをするために会社に行く必要はない。みんなが好きなことをやってうまくいく会社が僕の理想」と言っていて、他にも  「“売り上げを伸ばそう”とか“利益をあげよう”とか、思ったことはなく、それより楽しみながら働ける会...(続きを読む

小笠原 隆夫
小笠原 隆夫
(経営コンサルタント)
公開日時:2022/07/06 23:28

日本人は「撤退が下手」という話で思ったこと

 「日本人はなぜ撤退が下手なのか」という記事が目に入りました。  私はあまり知りませんでしたが、企業戦略、軍事、その他のいろいろな視点から、「撤退」について書かれた書籍が数多くあるようです。   この記事に書かれていたのは、  「日本人はもともと狭い集落の中で一生を過ごしており、その集落の人たちと長期的な関係を築くしかなかった」  「そのため、集落で何か不満があっても、“見切りをつけて他に...(続きを読む

小笠原 隆夫
小笠原 隆夫
(経営コンサルタント)
公開日時:2022/06/23 07:00

いなくなってわかる「その人材」の大切さ

 ある金属部品の加工メーカーで、熟練の職人Aさんは、雇用延長を重ねてもうすぐ70歳になる人ですが、さすがに体力的にもつらくなってきたとのことで、いよいよ退職するそうです。  会社は時短勤務などでさらに延長を打診しましたが、本人は「キリがなくなってしまうから」と固辞したそうです。    工場長を始め、特に若い職人たちから一目置かれている人ですが、決して面倒見が良いわけではなく、どちらかといえば...(続きを読む

小笠原 隆夫
小笠原 隆夫
(経営コンサルタント)
公開日時:2022/06/16 07:00

「インセンティブ」のつもりが「インセンティブ」にならないこと

 「インセンティブ」とは、奨励や刺激、報奨を意味している言葉です。  ある知り合いの社長は、社員のモチベーションを大きく上げるため、次の賞与を思い切って増額するそうです。増額分は高評価者を中心に振り分け、それまでの努力に報いることを見せつけて、多くの社員のやる気アップにつなげたいそうです。  「インセンティブがなければ人は行動しない」「経営者はインセンティブを用意しなければならない」と考えて、...(続きを読む

小笠原 隆夫
小笠原 隆夫
(経営コンサルタント)
公開日時:2022/06/09 07:00

3分で読める!社労士コラム~労使のバランス・オブ・パワー~第7回(フリーランス問題)

最近、気になる報道がありました。 フリーランス女性へのセクハラ認定「会社は安全配慮義務違反」 | NHK【NHK】フリーランスとして働く女性が、仕事を発注された会社の経営者からセクハラなどを受けたとして慰謝料などを求めた裁判でwww3.nhk.or.jp ますます強まる、事業主に課せられる労働者保護の規制。少子高齢化に伴う人口動態の変化という社会情勢の一方、労働者を「いくらでも...(続きを読む

中尾 恭之
中尾 恭之
(社会保険労務士事務所レリーフ)
公開日時:2022/06/02 10:42

「口出しするが手は出さない上司」と「自分でやって部下に任せない上司」

 それぞれ別の会社ですが、上司に対するこんな批判を聞きました。    一つは、自分の上司が「口は出すが手は出さない」という話です。  上司に指示を仰ぐと「君に任せた」というそうですが、仕事を進める途中で「ああだこうだ」といろいろ口出しされるそうです。その口出しは問題指摘ばかりで具体的な対策の指示や支援はなく、さらに自力で考えながら仕事を進めていると、また同じように口出ししてくるそうです。 ...(続きを読む

小笠原 隆夫
小笠原 隆夫
(経営コンサルタント)
公開日時:2022/06/02 07:00

「計画作り」に疲れて「実行」がおろそかになってしまう話

 目にした記事で、PDCA(Plan-Do-Check-Action)を批判的に取り扱ったものがありました。  無理な計画、過剰な計画づくりの元凶であり、部下の行動を細かく管理するマイクロ・マネジメント体制のもとで、評価されることしかやらない「受け身体質」の社員を生みだしてしまっているとされています。  最近ではPDCAは古いとして、OODA(Observe:観察-Orient:状況判断/方針...(続きを読む

小笠原 隆夫
小笠原 隆夫
(経営コンサルタント)
公開日時:2022/05/19 07:00

「給与の見える化」や「360度評価」が難しかったこと

 少し前ですが「同僚の給与を“見える化”したら社内はどうなるか?」という記事を見ました。    ある情報通信の企業では、給与額の枠とリンクしている「等級ランクの公開」をしているそうです。人事評価では6段階の等級とその中にランクがあり、この等級とランクごとに給与額の枠が定められており、自己目標の達成度に応じて給与が決定する仕組みとのことです。    この等級ランクを決めるのが、他部署を含めた...(続きを読む

小笠原 隆夫
小笠原 隆夫
(経営コンサルタント)
公開日時:2022/05/12 07:00

なかなか自覚しづらい「論理的でない仕事」

 日本における長時間労働の問題は、ここ最近はずいぶん改善されたとはいえ、まだまだ多くの問題が残っており、取り組みを続けていかなければなりません。  少し前の話ですが、この件でのネット署名活動に関して、外国特派員協会で記者会見が開かれたときの質疑の中にこんな話がありました。 日本の生産性の低さと長時間労働との関連について質問があり、それに対する専門家の回答は、「生産性が低い原因は、論理的ではない仕...(続きを読む

小笠原 隆夫
小笠原 隆夫
(経営コンサルタント)
公開日時:2022/05/05 08:38

「見える化」したのに情報を使おうとしない社員たち

 ある会社で、社内の各所に散在している様々な情報を取りまとめ、活用できるようにしようという「見える化」プロジェクトを実施した時のことです。  そもそもの発端は、組織調査を行った際に、社員から「社内にあるはずの情報が一元化されていないので使えない」「情報開示が適切でない」「単純な連絡事項さえ伝わってこないことがある」「営業状況など管理情報の開示が遅くて判断に支障がある」など、社内の情報開示の...(続きを読む

小笠原 隆夫
小笠原 隆夫
(経営コンサルタント)
公開日時:2022/04/28 07:00

どんどん増える「コミュニケーションツール」を使い分ける難しさ

 少し前に見かけたことですが、夕方のあるカフェでのこと、比較的すいた店内で、隣にいた若いサラリーマン風の男性が、いろいろな会社に何本も電話をしています。  取り次ぎを求める相手はほとんどが社長ばかりですが、次から次へとかける先で取り次いでもらえることがほとんどありません。不思議な感じがして見ていたところ、ようやく取り次がれた一件に話している内容は、人材サービスのセールスでした。どうもリスト...(続きを読む

小笠原 隆夫
小笠原 隆夫
(経営コンサルタント)
公開日時:2022/04/14 07:00

「過剰品質」「過剰サービス」と言われるもので思うこと

 ファミリーレストランやコンビニで、24時間営業をやめる動きが出始めてから結構時間が経ちました。百貨店やスーパーなども含めて、さまざまなサービス系の業種で定休日の復活、早朝や深夜の時短が進みつつあります。    24時間営業をやめる理由はいくつかあるようですが、最も大きいのは人手不足で賃金が上がり、深夜営業での売上がコストに見合わなくなってきていることのようです。  さらに、無理な営業時間は...(続きを読む

小笠原 隆夫
小笠原 隆夫
(経営コンサルタント)
公開日時:2022/03/24 07:00

「上司に失礼!」「上司を敬え!」と怒られたときのこと

 私がまだ30歳前後のサラリーマン時代のことなので、もうずいぶん前の話です。  当時私が在籍していた会社は、まだそれほど人数が多くなかったこともあり、上下関係はわりとフラットで、お互いの役職などにあまり固執しない会社でした。    上司との会話では、相手は年長者で先輩でもありますから、もちろん最低限の敬語は使いますが、しょせんは最低限であり、いま思えばずいぶん失礼な言い方をしていたと、多少反...(続きを読む

小笠原 隆夫
小笠原 隆夫
(経営コンサルタント)
公開日時:2022/03/17 07:00

「満足」ばかり求めると「不満」だけが残る

 最近は、社員の能力発揮や人材流出の防止、職場の活性化などを目的に、「従業員満足(ES)」に力を入れる企業が増え、その一環として福利厚生の充実を図る企業も多くなっています。    慶弔や社内親睦、健診ほか健康管理などの一般的なものだけでなく、社員食堂をすべて無料化したり、お酒も飲めるBarスペースを作って社員は自由に利用できたり、キッズルーム設置など子育て支援、食材や食事の援助といったユニーク...(続きを読む

小笠原 隆夫
小笠原 隆夫
(経営コンサルタント)
公開日時:2022/03/10 07:00

「ウサギとカメ」を本当に実験した話から思ったこと

 イソップ童話で有名な「ウサギとカメ」のお話は、ほとんどの人が知っていると思います。  ウサギとカメがかけっこの勝負をして、足の速さでどんどん先へ行ったウサギは、余裕しゃくしゃくで居眠りを始めてしまい、その間に着実に進んだカメが勝つという話です。    たまたま目について、その後検索してわかったことですが、この「ウサギとカメ」を、本当に競争させたらどうなるかという実験の動画がかなりたくさんあ...(続きを読む

小笠原 隆夫
小笠原 隆夫
(経営コンサルタント)
公開日時:2022/03/03 07:00

「短所の克服」よりも「長所への注目」が大事という話

 以前あった、ある講演会で印象に残っているお話です。  サッカーの元日本代表監督の岡田武史さんと、女子日本代表のキャプテンだった澤穂希さんの対談形式の講演でした。  多くのお話の中で、私が一番興味深く聞いたのは、岡田さんが組織作りについてお話されていた部分です。  ご自身が監督として選手を見るにあたって、好ましいタイプと思ってみているのは、欠点が少なくすべてが80点平均の選手より、50...(続きを読む

小笠原 隆夫
小笠原 隆夫
(経営コンサルタント)
公開日時:2022/02/24 07:00

今も見かける「残業がしたい社員」「長時間労働が苦でない社員」

 長時間労働、残業を是正する対策は、各企業で相変わらず続けられています。  かつては残業の申請制や一定時間以上の残業禁止といった取り組みばかりに偏り、さらに強制的な消灯や定時以降のシステム停止など、わりと強硬な施策が取られることもありました。  本来は業務量の調整や、作業効率化などと合わせておこなわなければならず、ただ時短ばかりに注目していると、ミスの横行や生産性低下、さらにサービス残業の温床...(続きを読む

小笠原 隆夫
小笠原 隆夫
(経営コンサルタント)
公開日時:2022/02/17 07:00

対照的な中身の「知らなかった方が悪い」の話

 少し前ですが、高齢の独居老人に過剰なパソコンのサポートサービスを契約させ、それを知った家族が解約を申し出たところ、高額な解約料を請求されたことがツイッター上で拡散されて、多くの批判が集まったという話がありました。  会社側は謝罪したり、改善策を発表したりしていましたが、その後きちんと対応されたのかはわかりません。    非常識な契約に持ち込む行為は、倫理的な問題はあっても、契約自体が無効に...(続きを読む

小笠原 隆夫
小笠原 隆夫
(経営コンサルタント)
公開日時:2022/02/10 07:00

全員が「競争して上を目指す」でなければダメなのか

 これは「企業の業績を上げる」「事業を発展させる」ということを支援、協働する立場のコンサルタントとしては、あまり言うべきでないのかもしれません。ただ、企業で働く多くの人たちを人事の立場から見ていて、いつも考えてしまうことです。  それは決してエースでもエリートでもない、普通にコツコツ働いている、言葉は良くありませんが「その他大勢」の人たちです。どちらかといえば上昇志向はそれほどなく、あまり...(続きを読む

小笠原 隆夫
小笠原 隆夫
(経営コンサルタント)
公開日時:2022/02/03 07:00

「不言実行」「あうんの呼吸」ばかりでは困ること

 「不言実行」という言葉がありますが、その意味を調べると、「文句や理屈を言わずに、黙ってなすべきことを実行すること」とあります。  もう一つ、「あうんの呼吸」という言葉があり、こちらは「二人以上で一緒に物事を行うときの互いの微妙な気持ち。またそれが一致すること」とあります。    どちらも日本人的な美徳と合致して、悪い意味で使われることはほとんどないように思いますが、共通しているのは、よけい...(続きを読む

小笠原 隆夫
小笠原 隆夫
(経営コンサルタント)
公開日時:2022/01/13 07:00

過重労働が起こる職場に共通する「人を見くだす体質」

 過労自殺といった仕事にまつわる不幸な事例は、相変わらずなくなりません。また、亡くなるまでには至らなくても、同じ職場で同じようなことが繰り返される例は、比較的多いと感じます。  例えば、広告代理店大手の電通では、社員の過労自殺に関する企業責任が認定された判例となる事件を引き起こしていますが、その後もまた同様の事件を起こしています。  会社としては過去の事件を反省して、改善に向けた取り組みをして...(続きを読む

小笠原 隆夫
小笠原 隆夫
(経営コンサルタント)
公開日時:2022/01/06 07:00

「責任を取って辞める」は正しいのか

 以前ある会社で聞いたお話です。  新規事業の立ち上げを主管していた部長が、「業績不振の責任を取って辞める」と退職願を出してきたといいます。確かに当初の計画目標にはまったく達しておらず、事業がうまくいっていなかったことは否定できません。  行動が遅れがちでタイミングを逸していることが多かったり、優先順位が低いと思われることに手をかけすぎていたり、仕事の進め方自体に問題があったことは否定できず、...(続きを読む

小笠原 隆夫
小笠原 隆夫
(経営コンサルタント)
公開日時:2021/12/09 07:00

仲が良いから言いやすい? それとも言いにくい?

 特に日米間では、首脳同士でお互いの親密ぶりがアピールされることがあります。さかのぼるとレーガン‐中曽根、ブッシュ‐小泉、最近ではトランプ‐安倍など、それぞれ個人的な信頼関係が結ばれていることで、両国間に良い影響があるとされます。    この話には批判的な見方もあります。「近い関係になり過ぎると厳しいことが言いにくくなる」というものです。  お互いの仲が良くて悪いことはないように思いますが、...(続きを読む

小笠原 隆夫
小笠原 隆夫
(経営コンサルタント)
公開日時:2021/12/02 07:00

「彼は休まないで頑張っている」という評価に思うこと

 最近は働き方改革からの流れで、労働時間に関する注目、関心が高まっています。当初は主に残業時間をはじめとした長時間労働が意識の中心でしたが、その後は有給休暇の消化率など、休みやすさについても意見が出されるようになりました。  私の親世代では、それこそ休暇をとらないことが当たり前で、以前直接聞いた時は「用事もないのに休んでどうする?」などといっていましたが、以前はそんな感覚の人が世の中の大半だった...(続きを読む

小笠原 隆夫
小笠原 隆夫
(経営コンサルタント)
公開日時:2021/11/25 07:00

その「報告書」「社内資料」「会議」は本当に必要か?

 これはどの会社ということでなく、私が今までいろいろな会社を見てきた中で、本当に「どこでも普通に起こっていること」です。    私がコンサルタントとして、人事制度を初めとした組織運営や人に関する仕組み作りを行う際、その会社ですでに運用されている制度や仕組みの状況、その他社内の事務手続きなどを必ず確認します。  その理由は、新しい仕組みを入れようとしても、すでに多くの仕組みや決まり事があるため...(続きを読む

小笠原 隆夫
小笠原 隆夫
(経営コンサルタント)
公開日時:2021/11/18 07:00

イチロー選手の「人と比較せず自分の中で少し頑張る」という言葉

 少し前の話になりますが、あるスポーツジャーナリストが書いた記事の中にあった、当時大リーグのマーリンズに在籍していたイチロー選手が、自ら主催している少年野球大会の閉会式でおこなったスピーチの内容がとても印象に残っています。    記事によるイチロー選手の話は、  「自分のことを人の二倍も三倍も頑張ったと言ってくれる人がいるが、そんなことはできない」  「頑張るとしたら、自分が限界の時にその...(続きを読む

小笠原 隆夫
小笠原 隆夫
(経営コンサルタント)
公開日時:2021/11/11 07:00

「ゆでガエルにはヘビ」があまりうまくいかなかったこと

 あるウェブ記事の見出しに「ゆでガエルの意識を変えるのは簡単だ。ヘビを放り込めばいい」という言葉を目にしました。ある著名企業の会長が言ったことのようです。  記事を見ると、「ヘビを放り込む」は決して人を投入することばかりでなく、“事業方針の転換”などの刺激も含んでいて、それは確かにその通りだと思いました。    ただ、私が実際に現場で体験することでは、「ヘビ」は主に人材を指していて、今まで自...(続きを読む

小笠原 隆夫
小笠原 隆夫
(経営コンサルタント)
公開日時:2021/10/21 07:00

「“格下への接し方”が器の大きさを表わす」という話

 もう数年前の、ある経営者交流会でのことですが、かなり久しぶりに尊大な態度で自慢が多い社長に出会ったことがあります。私があまり好きになれないタイプの人です。    年令は50代後半くらいで、某有名企業を退職してシニア起業で独立したようです。「自分にその気はなかったが、“周りの人たちからどうしても”と望まれて独立した」そうです。本当にそうなのかはわかりません。    “尊大な態度”がどんなか...(続きを読む

小笠原 隆夫
小笠原 隆夫
(経営コンサルタント)
公開日時:2021/10/14 07:00

「決断の速さ」で気をつけなければいけないこと

 あるウェブコラムに、「できる社員が実は会社を弱くする」という記事がありました。    例えば「仕事を大量にこなし、的確にさばくのが得意な人」「目の前の仕事で、人よりも高い実績を上げる人」は、“仕事ができる人”と評価されると思いますが、そういう人の場合、仕事の意味や目的をあまり考えておらず、本当の意味での仕事の優先順位がつけられていなかったり、必要な仕事なのかどうかをよく考えずに、目の前の仕事...(続きを読む

小笠原 隆夫
小笠原 隆夫
(経営コンサルタント)
公開日時:2021/10/07 07:00

「浸透」「徹底」という時にやるべき一つだけのこと

 様々な会社で人事、組織というテーマに関わっていると、経営理念や企業理念をはじめとした「理念の浸透」や、経営方針や事業方針などの「方針の徹底」といったことが課題として挙がることがたびたびあります。    課題になるということは、それぞれ重要性が理解されているにもかかわらず、それがうまくいっていないということであり、多くの会社で同じように取り上げられるということは、何か共通した難しさがあるという...(続きを読む

小笠原 隆夫
小笠原 隆夫
(経営コンサルタント)
公開日時:2021/09/30 07:00

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