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企業法務全般 の専門家が生活やビジネスに役立つコラムを発信 (13ページ目)

企業法務全般 に関する コラム 一覧

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知的財産についてのトピックス(3)

ダウンロードした曲を、ファイル交換ソフトを使用して他人に提供していた「個人」に対し、著作権侵害として損害賠償命令がなされたようです(2007年10月6日)。 近年、我が国でもWinnyを使用したコンテンツの提供が著作権との関係で話題になりました。 P2P技術を使用するファイル交換は、ソフトウェアのみでサーバを設けずともデータ転送できる優れたデータ伝送技術です。 しかし...(続きを読む

間山 進也
間山 進也
(弁理士)
公開日時:2007/10/06 14:42

模倣大国の汚名は返上できるか?その1

模倣大国の汚名は返上できるか? 〜中国での権利取得と権利行使〜 その1 執筆者:河野英仁 1.中国は変わったか?  実質経済成長率が毎年約10%と、驚くべき勢いで中国は経済発展をとげています。その一方で、海賊版DVD及び偽ブランド品が数多く製造され世界各国に輸出されています。これらの問題に対処すべく、中国は2001年WTOに加盟し、法改正及び裁判所の拡充等、知的財産権保護のレベルを高める努...(続きを読む

河野 英仁
河野 英仁
(弁理士)
公開日時:2007/12/28 18:14

模倣大国の汚名は返上できるか?その2

模倣大国の汚名は返上できるか? 〜中国での権利取得と権利行使〜 その2 執筆者:河野英仁  特許及び商標に関しては、実体審査を経ていますので、その権利はある程度有効と考えられます。しかし実用新案及び意匠に関しては、無審査ですので、その権利の有効性はどうなるのかと疑問を持たれる方も多いと思います。  実用新案権に基づき権利侵害を主張する場合は、中国特許庁が作成した検索報告を提出し...(続きを読む

河野 英仁
河野 英仁
(弁理士)
公開日時:2007/12/29 11:28

共同研究成果の権利化と実施 その1

共同研究成果の権利化と実施 〜思わぬ紛争を避けるために〜 その1  執筆者:弁理士 安田恵  共同研究の成果は特許権で保護することができますが、必ずしも思い通りに実施(製造・販売)できるとは限りません。では、どのような点に留意すべきでしょうか。 ☆特許権の共有  共同研究のパートナーは、共同研究成果を共同で特許出願することによって、共有の特許権を取得することができます。特許権の共...(続きを読む

河野 英仁
河野 英仁
(弁理士)
公開日時:2008/01/07 14:08

共同研究成果の権利化と実施 その2

共同研究成果の権利化と実施 〜思わぬ紛争を避けるために〜 その2  執筆者:弁理士 安田恵 ☆共同研究成果の実施が問題になるケース  例えば、部品メーカA社と、家電メーカB社が部品αを共同開発し、共有の特許を取得したとします。このケースでは、B社がA社から部品αを購入し、B社はその部品αを組み込んだ家電を製造販売する実施形態が想定されます。契約で「別段の定め」をしていない場合、A社、...(続きを読む

河野 英仁
河野 英仁
(弁理士)
公開日時:2008/01/09 10:10

共同研究成果の権利化と実施 その3

共同研究成果の権利化と実施 〜思わぬ紛争を避けるために〜 その3  執筆者:弁理士 安田恵  一方、A社、B社が家電βを共同開発し、共有の特許を取得した場合、A社、B社は共に家電βを自由に製造販売できます。しかし、A社は通常、家電βを製造する能力を有しておらず、研究開発費用を十分に回収できません。このため、家電βの実施で得た利益を巡り紛争に発展するケースがあります。 ☆別段の定め ...(続きを読む

河野 英仁
河野 英仁
(弁理士)
公開日時:2008/01/11 10:36

米国特許判例紹介:ソフトウェア特許の記載要件

米国特許判例紹介:ソフトウェア特許の記載要件 執筆者:弁理士 河野英仁 AllVoice v. Nuance 音声認識ソフトウェアに関する特許侵害訴訟事件を紹介する。クレームはMPF(Means Plus Function)形式で記載されており、対応する構造が明細書中に記載されているか否かが争点となった。ソフトウェア特許の場合、機械分野と異なり機能的な記載となることが多い。MPFクレ...(続きを読む

河野 英仁
河野 英仁
(弁理士)
公開日時:2008/01/15 18:17

ウィルスソフト頒布と著作権

原田ウィルス、クラナドなどを作成してネットワークを介して頒布していたウィルスソフト作成者に著作権法違反が適用されたようです。 原田ウィルス、クラナドは、P2P型ファイル共有プログラムを介して、アニメなどのイメージファイルに添付(添付の仕方は、いろいろあります)され、蔓延しているウィルスソフトです。 この場合も、ウィルスソフトをアニメなどの著作権を伴うファイルを使用し、ファイル共...(続きを読む

間山 進也
間山 進也
(弁理士)
公開日時:2008/01/25 08:40

米国特許判例紹介:賠償額150億円の文言解釈

米国特許判例紹介:賠償額150億円の文言解釈 執筆者:弁理士 河野英仁 米国特許訴訟における損害賠償額は年々増加傾向にある。ソフトウェア特許に関しても同様である。本事件では、特許権侵害が認められ1億1500万ドルもの損害賠償が命じられた。これに加えて被告が故意侵害を継続し、またその行為を隠したとして懲罰的に2500万ドルの追徴が認められた。合計額は1億4000万ドル(約150億円)とな...(続きを読む

河野 英仁
河野 英仁
(弁理士)
公開日時:2008/01/29 10:26

論文:明細書の補正による要旨の変更

明細書の補正による要旨の変更 −拒絶査定不服の審判における補正の却下の決定が取り消された事例− 河野特許事務所  執筆者:弁理士 河野登夫 抄 録  昭和61年の特許出願を原出願とする分割出願に関して,補正の適否が争われた事案である。本件出願には,補正の制限に関する規定が大きく改定された平成5年法は適用されず,旧法下で,補正の適否が「要旨の変更」の有無によって判断...(続きを読む

河野 英仁
河野 英仁
(弁理士)
公開日時:2008/02/08 09:50

オープンソースと特許侵害(第3回)

オープンソースと特許侵害 〜Linux陣営が提訴される〜 (第3回) 河野特許事務所 2008年2月12日 弁理士  八木まゆ ☆ オープンソースによる特許侵害の問題   今回の事件でRedHatとNovellによる侵害が確定した場合、上述の製品を購入してサービスの提供に利用している業者はどうなるでしょう。一般に、特許権に係るものを相当金額を支払って正当に使用している場合は権利は...(続きを読む

河野 英仁
河野 英仁
(弁理士)
公開日時:2008/02/12 09:14

DVDのジャケットや書籍の表紙の紹介記事での利用

 DVDや書籍について、紹介・批評記事の中で書籍の表紙やDVDのパッケージを掲載する場合、出版社や販売元に連絡をして予め許諾を得ることがよいと思われます。特に、DVDの紹介記事はDVDの宣伝にもなるため、掲載の許諾を得ることはさほど難しいことではないと思われます。そこで、まずは、出版社や販売元に連絡をしてみるべきものです。 通常、書籍の表紙やDVDのパッケージは写真の著作物あるいは美術の著作...(続きを読む

金井 高志
金井 高志
(弁護士)
公開日時:2008/02/20 20:24

特許の常識/非常識(第7回)

特許の常識/非常識(第7回) 河野特許事務所 2008年2月22日  執筆者:弁理士 河野登夫、弁理士 河野英仁   (3)職務発明の対価  ここ数年、職務発明の対価を巡る訴訟の話題が新聞紙上を賑わした。技術者には無関心ではいられない事項である。従業員が職務上なした発明は基本的には会社に帰属する。これに伴う会社への譲渡の対価の額は「会社が受ける利益と、発明に対して会社が貢献した程...(続きを読む

河野 英仁
河野 英仁
(弁理士)
公開日時:2008/02/22 12:29

特許の常識/非常識(第9回)

特許の常識/非常識(第9回) 河野特許事務所 2008年2月29日  執筆者:弁理士 河野登夫、弁理士 河野英仁   (5)特許付与は特許庁。では特許無効は?  特許は行政庁である特許庁が付与する。従ってその有効、無効を争う前述の無効審判も特許庁によって行われる。審判での決定を「審決」と言うが、審決を不服とする当事者は知的財産高等裁判所へ審決の取消を求めて提訴できる。そこでの判決...(続きを読む

河野 英仁
河野 英仁
(弁理士)
公開日時:2008/02/29 11:28

特許申請・商標登録・著作権相談はお任せ下さい

はじめまして 弁理士の大平和幸と申します。 今日からこのコラムを始めます。 現在特許事務所を経営しており、企業・大学・個人の方々からの特許出願、商標出願や、著作権相談、特許調査等を行っております。 先日は特許調査の中でもハードな、侵害調査をやり、数日間徹夜で調査をしました。 特許明細書を書く場合も集中して書くときは徹夜に近い状態になりますが、不思議...(続きを読む

大平 和幸
大平 和幸
(弁理士)
公開日時:2008/03/01 15:44

米国特許判例:KSR判決後、自明性の判断は変わったか

米国特許判例紹介 KSR最高裁判決後、自明性の判断は変わったか Leapfrog Enterprises, Inc., v. Fisher-Price, INC. et al., 執筆者 弁理士 河野英仁 河野特許事務所 1.概要  KSR最高裁判決*1においては、自明性の判断において、いわゆる厳格なTSM(教示、示唆、動機)テストの緩和が求...(続きを読む

河野 英仁
河野 英仁
(弁理士)
公開日時:2008/03/02 15:31

新たな特許請求の範囲の補正制限(第1回)

新たな特許請求の範囲の補正制限 〜シフト補正の禁止について〜 (第1回) 河野特許事務所 2008年3月4日 弁理士 岡田 充浩 1. はじめに   昨年4月1日以降の特許出願には新たな補正範囲の制限が適用されます。本ニュースでは、特許出願を考えている企業が最低限知っておきたい事項をご紹介致します。 2. 新たな特許請求の範囲の補正制限   例えば、【請求項1】がA...(続きを読む

河野 英仁
河野 英仁
(弁理士)
公開日時:2008/03/04 12:32

新たな特許請求の範囲の補正制限(第3回)

新たな特許請求の範囲の補正制限 〜シフト補正の禁止について〜 (第3回) 河野特許事務所 2008年3月10日 弁理士 岡田 充浩 2.2 シフト補正の禁止  特許請求の範囲の補正では、STFがある請求項の全ての構成要件を含む請求項への補正のみが認められます。例えば、    a)請求項1にSTFがないが請求項2のA+BにSTFがあるとされた場合:  A+B+C(3),A+...(続きを読む

河野 英仁
河野 英仁
(弁理士)
公開日時:2008/03/10 10:47

特許の常識/非常識(第10回)

特許の常識/非常識(第10回) 河野特許事務所 2008年3月11日  執筆者:弁理士 河野登夫、弁理士 河野英仁   (6)実用新案制度の手直し   実用新案制度は「小発明」の保護を目的に、特許制度に類似する制度として生まれ育ってきたが、10年余り前、無審査登録制度に変更された。特許は審査した上で付与されるのに対し、実用新案は、出願すれば審査無しで原則総て登録される。  特許...(続きを読む

河野 英仁
河野 英仁
(弁理士)
公開日時:2008/03/11 11:40

特許の常識/非常識(第11回)

特許の常識/非常識(第11回) 河野特許事務所 2008年3月14日  執筆者:弁理士 河野登夫、弁理士 河野英仁   (7)補正がしやすくなった  この項目は法律改正ではなく、審査基準(特許庁の審査実務上のガイドライン)の変更である。  審査の結果として拒絶理由が知らされた場合、一般的にはこれに対応するために出願内容を補正する必要がある。補正に際しては当初明細書(出願時の書類...(続きを読む

河野 英仁
河野 英仁
(弁理士)
公開日時:2008/03/14 20:47

特許の常識/非常識(第13回)

特許の常識/非常識(第13回) 河野特許事務所 2008年3月21日  執筆者:弁理士 河野登夫、弁理士 河野英仁 3 発明の評価は自分でやる   読者諸氏が開発の成果、あるいは、ふと浮かんだ着想に基づく発明を特許出願しようと思い立ったときの一般的な仕事の流れは、 1.提案書(アイデアシート)に発明を記載→2.上司の審査→3.知的財産部の審査→4.弁理士との打ち合わせ→...(続きを読む

河野 英仁
河野 英仁
(弁理士)
公開日時:2008/03/21 09:28

特許の常識/非常識(第14回)

特許の常識/非常識(第14回) 河野特許事務所 2008年3月25日  執筆者:弁理士 河野登夫、弁理士 河野英仁  最良の方法は、データベースを用いて自分の発明と同一又は類似する先行技術を調べ、先行技術との対比で自分の発明を評価しておくことである。データベースは会社が用意してくれている特許データベース、または使い勝手は良くないが無料の特許電子図書館に依ればよい。  全く同一の先...(続きを読む

河野 英仁
河野 英仁
(弁理士)
公開日時:2008/03/25 09:24

特許の常識/非常識(第15回)

特許の常識/非常識(第15回) 河野特許事務所 2008年3月28日  執筆者:弁理士 河野登夫、弁理士 河野英仁  この様にキチンとした自分の発明の評価が記載された提案書は、知的財産部で歓迎されることはもちろんであるが、このような提案書に記載された発明を却下するという積極的な理由を見いだすのは困難であるので必ずやスムーズに出願手続きへ進んでいくはずである。  ある鉄鋼会社での2...(続きを読む

河野 英仁
河野 英仁
(弁理士)
公開日時:2008/03/28 09:27

ネット上での著作権の包括許諾契約

大手動画共有サイトがJRCと楽曲使用に関する包括許諾契約を締結したということです。 (2008年3月28日) ネットワークを介して電子ファイルを送受信することは、技術的にみれば電子ファイルの複製をやりとりすることに対応するので、著作権を含む電子ファイルをネットワークで送受信する場合、著作権に注意することが重要です。 個人的なネットワークの利用の他、動画共有サイトで、楽曲を電...(続きを読む

間山 進也
間山 進也
(弁理士)
公開日時:2008/03/28 17:41

特許の常識/非常識(第16回)

特許の常識/非常識(第16回) 河野特許事務所 2008年4月1日  執筆者:弁理士 河野登夫、弁理士 河野英仁    同一の先行技術がない限り、特許取得のための努力を惜しんではならないのである。特許庁が特許出願に対して「特許する」旨を通知してくる書類には「この出願については、拒絶の理由を発見しないから、特許査定する」と記載している。発明がリッパだから特許する等とは書いてないのである。(続きを読む

河野 英仁
河野 英仁
(弁理士)
公開日時:2008/04/01 09:12

ソフトウェアの著作権は誰に帰属するか?(第2回)

ソフトウェアの著作権は誰に帰属するか?〜委任契約等での留意点〜 (第2回) 河野特許事務所 2008年4月4日 弁理士 新井 景親 2.最高裁判決  最高裁判決に先立つ高裁判決では、雇用契約書の不存在及び勤務管理の不徹底等の事実から、法人と業務従事者との間に雇用関係はなく、法人による著作物の利用は、著作権の侵害に該当すると判示しました。  これに対し最高裁判決では、雇用契約書...(続きを読む

河野 英仁
河野 英仁
(弁理士)
公開日時:2008/04/04 09:35

特許の常識/非常識(第20回)

特許の常識/非常識(第20回) 河野特許事務所 2008年4月18日  執筆者:弁理士 河野登夫、弁理士 河野英仁  修士論文発表会は対応が難しい。一般には大学主催ではなく、学部など、部局と呼ばれる組織の主催である。従って特許庁長官指定の学術団体が開催する会ではないので30条の適用は受けられない。  修士論文発表会は博士論文発表会と異なり、公開は要件ではない。しかし、...(続きを読む

河野 英仁
河野 英仁
(弁理士)
公開日時:2008/04/18 11:02

特許の常識/非常識(第21回)

特許の常識/非常識(第21回) 河野特許事務所 2008年4月22日  執筆者:弁理士 河野登夫、弁理士 河野英仁 2.クレーム(特許請求の範囲)はどう読むか?  自分の発明でありながら、弁理士が作成したクレームを見ても、非常に分かりにくいと感じることが多いのではないだろうか。クレームは最も読解が困難な法律文章だ。本稿ではその詳細まで踏み込んで説明しないが、少なくとも以下の...(続きを読む

河野 英仁
河野 英仁
(弁理士)
公開日時:2008/04/22 09:07

米国特許判例紹介:ビジネス方法は特許されるか?

米国特許判例紹介 ビジネス方法は特許されるか?  〜非ハードウェア型ビジネスモデル 大法廷で審理される〜 In re Bernard L. Bilski and Rand A. Warsaw 河野特許事務所 執筆者 弁理士 河野英仁 2008年4月25日 1.概要  ビジネスモデル特許は、1998年におけるステートストリート事件(以下、SS事件)を契...(続きを読む

河野 英仁
河野 英仁
(弁理士)
公開日時:2008/04/25 09:51

特許出願中の発明を対象とする実施契約(第1回)

特許出願中の発明を対象とする実施契約 〜従来技術文献調査の重要性〜 (第1回) 河野特許事務所  2008年5月2日 弁理士 野口 富弘  事業の準備又は実施を早期に行うために、特許権だけでなく特許出願中の発明も貴重な財産権として活用され、特許出願段階での実施契約が活発化しています。一方で特許出願を行っても特許が成立するかは不確定であり、実施契約にはリスクが伴います。 ...(続きを読む

河野 英仁
河野 英仁
(弁理士)
公開日時:2008/05/02 09:30

特許の常識/非常識(第22回)

特許の常識/非常識(第22回) 河野特許事務所 2008年5月16日  執筆者:弁理士 河野登夫、弁理士 河野英仁 2.2 クレームには必須の構成要件のみを記載する。  クレームは一般に、「A手段と、B手段と、C手段とを備えることを特徴とする製造装置。」などと記載される。「〜手段」を構成要件と呼び、これら構成要件を他社の装置が全て備える場合、特許権侵害となる。すなわち...(続きを読む

河野 英仁
河野 英仁
(弁理士)
公開日時:2008/05/16 10:01

特許の常識/非常識(第24回)

特許の常識/非常識(第24回) 河野特許事務所 2008年5月23日  執筆者:弁理士 河野登夫、弁理士 河野英仁 2.3 均等論とは  他社特許が構成要件A,B,Cであり、自社特許がA,B,Dの場合、特許権侵害にならないから、一安心と判断するのは早計だ。最高裁判決により確立された均等論という概念がある。(第25回につづく)(続きを読む

河野 英仁
河野 英仁
(弁理士)
公開日時:2008/05/23 09:50

ドロップシッピングとは何か?

 ドロップシッピング(DROP-SHIPPING)とは「直送」を意味する用語で、最近のインターネットビジネスで利用されている流通システムです。  仕組みは以下の通りです。 1.サプライヤーがドロップシッパーに対してサプライヤーの在庫商品をドロップシッパーが販売するように依頼する。(なお、この点について「販売委託」と表現される場合もありますが、法律的に厳密に言うと販売委託ではありません...(続きを読む

金井 高志
金井 高志
(弁護士)
公開日時:2008/05/26 21:53

米国:KSR最高裁判決後自明性の判断は変わったか?3(1)

米国特許判例紹介:KSR最高裁判決後自明性の判断は変わったか?(3)(第1回)  〜組み合わせ自明に関する教科書的事例〜    Agrizap, Inc.,    Plaintiff-Cross Appellant,      v.    Woodstream Corp.,    Defendant-Appellant. 河野特許事務所 執筆者 弁理...(続きを読む

河野 英仁
河野 英仁
(弁理士)
公開日時:2008/05/28 17:36

米国:KSR最高裁判決後自明性の判断は変わったか?3(2)

米国:KSR最高裁判決後自明性の判断は変わったか?3(2) 米国特許判例紹介:KSR最高裁判決後自明性の判断は変わったか?(3)(第2回)  〜組み合わせ自明に関する教科書的事例〜    Agrizap, Inc.,    Plaintiff-Cross Appellant,      v.    Woodstream Corp.,    Defendant-Appellant. 河野特許事務所 執筆者 弁理...(続きを読む

河野 英仁
河野 英仁
(弁理士)
公開日時:2008/06/02 15:30

特許の常識/非常識(第25回)

特許の常識/非常識(第25回) 河野特許事務所 2008年7月11日  執筆者:弁理士 河野登夫、弁理士 河野英仁 2.3 均等論とは  他社特許が構成要件A,B,Cであり、自社特許がA,B,Dの場合、特許権侵害にならないから、一安心と判断するのは早計だ。最高裁判決により確立された均等論という概念がある。 権利範囲は原則としてクレームの文言「構成要件A,B,C」限...(続きを読む

河野 英仁
河野 英仁
(弁理士)
公開日時:2008/07/11 20:48

米国特許判例:無人契約機特許の範囲はどこまでか?(2)

米国特許判例紹介:無人契約機特許の範囲はどこまでか?(第2回)  〜パソコンでのローン申し込みに権利が及ぶか?〜      Decisioning.com, Inc.,       Plaintiff-Appellant,           v.   Federated Department Stores, Inc. et al.,       Defen...(続きを読む

河野 英仁
河野 英仁
(弁理士)
公開日時:2008/07/25 09:20

特許の常識/非常識(第29回)

特許の常識/非常識(第29回) 河野特許事務所 2008年8月1日 執筆者:弁理士 河野登夫、弁理士 河野英仁  2.分割出願を積極的に活用しよう。  分割出願とは、簡単に言うと、一つの出願中に複数のアイデアA、Bが存在する場合に、原出願からアイデアBを削除し、アイデアBについて別出願することである。アイデアBの分割出願の出願日は、アイデアAの原出願の出願日まで遡及する。 ...(続きを読む

河野 英仁
河野 英仁
(弁理士)
公開日時:2008/08/01 09:31

特許の常識/非常識(第30回)

特許の常識/非常識(第30回) 河野特許事務所 2008年8月5日 執筆者:弁理士 河野登夫、弁理士 河野英仁  3.ソフトウェア特許  ソフトウェアは著作権法によっても保護されるが、それはデッドコピーに対する保護を主目的とするものであり、アイデアそのものを保護するためには特許法に頼るしかない。特許法ではソフトウェアをどのように保護しているか?日本の特許法はソフトウェア特許...(続きを読む

河野 英仁
河野 英仁
(弁理士)
公開日時:2008/08/05 09:36

『民法でみる知的財産法』の増刷

 コラムで前にも記載しましたように、本年2008年4月末に、民法の基礎理論から知的財産法の基礎・導入部分を説明する本『民法でみる知的財産法』を出版しました。  このテキストは法学部の学生および法科大学院の学生を対象としているものですが、企業で知的財産法の分野を扱っている担当者の方にも多く購入いただき、法務担当者の方のいくつかのブログでも取り上げていただきました。  当初の読者層よりも幅広い...(続きを読む

金井 高志
金井 高志
(弁護士)
公開日時:2008/08/11 21:22

特許の常識/非常識(第32回)

特許の常識/非常識(第32回) 河野特許事務所 2008年8月12日 執筆者:弁理士 河野登夫、弁理士 河野英仁 5.まとめ  数回にわたって特許のイロハと最新の話題・改正法等を概説した。特に誤解を招きやすい点に注意を払った。世界的競争に突入した製造業界においては、価格競争ではなく、技術力が高くまた付加価値の高い商品を提供する必要がある。後者で勝負する場合、特許の問題は避け...(続きを読む

河野 英仁
河野 英仁
(弁理士)
公開日時:2008/08/12 09:34

中国特許民事訴訟概説(第1回)

中国特許民事訴訟概説 ''〜中国で特許は守れるか?〜''(第1回)  河野特許事務所 2008年8月22日 執筆者:弁理士 河野英仁、中国弁理士 張   嵩 要 約  中国が2001 年にWTO に加盟して以来,知的財産権保護の制度作りが急ピッチで行われている。特許権についても多数成立が認められ,中国企業同士の特許権侵害訴訟事件が増加している。中国に現地法人を有する外国...(続きを読む

河野 英仁
河野 英仁
(弁理士)
公開日時:2008/08/22 10:28

中国特許民事訴訟概説(第4回)

中国特許民事訴訟概説 ''〜中国で特許は守れるか?〜''(第4回)  河野特許事務所 2008年9月2日 執筆者:弁理士 河野英仁、中国弁理士 張   嵩 4.裁判管轄 (1)事物管轄   特許事件の第1審案件は原則として中級人民法院が管轄する(法釈(2001)第21号第2条)。中国は2審終審制であるため控訴審である高級人民法院の判決を経て裁判は終了する(人民法院組...(続きを読む

河野 英仁
河野 英仁
(弁理士)
公開日時:2008/09/02 09:42

中国特許民事訴訟概説(第5回)

中国特許民事訴訟概説 ''〜中国で特許は守れるか?〜''(第5回)  河野特許事務所 2008年9月9日 執筆者:弁理士 河野英仁、中国弁理士 張   嵩 3.再審手続きを起動する条件 (a)人民法院による再審の起動  人民法院が内部監督として再審を起動する場合,特別な条件を規定しておらず,確かに誤りが存在し,再審をする必要があると認めれば,再審を起動することができ...(続きを読む

河野 英仁
河野 英仁
(弁理士)
公開日時:2008/09/09 09:25

中国特許民事訴訟概説(第6回)

中国特許民事訴訟概説(第6回) 中国特許民事訴訟概説 ''〜中国で特許は守れるか?〜''(第6回)  河野特許事務所 2008年9月12日 執筆者:弁理士 河野英仁、中国弁理士 張   嵩 (4)米国イーライリリー事件  日本において侵害行為を発見した場合,通常警告書の送付,交渉,訴訟提起というプロセスを経る。しかし,中国においては,前半のプロセスを省略して速やかに侵害訴訟を提起することが望ましい。証...(続きを読む

河野 英仁
河野 英仁
(弁理士)
公開日時:2008/09/12 09:31

中国特許民事訴訟概説(第7回)

中国特許民事訴訟概説 ''〜中国で特許は守れるか?〜''(第7回)  河野特許事務所 2008年9月16日 執筆者:弁理士 河野英仁、中国弁理士 張   嵩 6.特許権の民事的救済措置  中国における民事的救済措置は日本及び米国とほぼ同様であり,差止請求権の行使及び損害賠償請求権の行使が中心となる。2000 年には,TRIPS 第41 条第1項の規定を受けて,仮処分の申...(続きを読む

河野 英仁
河野 英仁
(弁理士)
公開日時:2008/09/16 20:47

他人の信用を利用する行為は危険

以前、ある商標の出願代理をしたときのことである。 そのクライアントはある教育方法をメインに考えていたのだが、そのやり方の略称を出願したいと言ってきた。 そこまでだけなら何の問題も無いのだが、その略称がある著名な登録商標と全く同じだった。類は違うのだが、非常に著名な商標と全く同じで、そのクライアントはその著名な略称と同じであることを画期的と思っているようだった。 つまり、他人...(続きを読む

大平 和幸
大平 和幸
(弁理士)
公開日時:2008/11/15 00:04

米国判例:ビジネス方法は特許されるか?(第2回)

米国判例:ビジネス方法は特許されるか?(第2回) 米国判例:ビジネス方法は特許されるか?(第2回) 〜ビジネスモデル特許の判断基準 大法廷判決〜  河野特許事務所  2008年11月21日 弁理士 河野 英仁                 In re Bernard L. Bilski                      and                   Rand A. Warsaw 2.背景...(続きを読む

河野 英仁
河野 英仁
(弁理士)
公開日時:2008/11/21 10:39

知っておきたい特許の話(1)

2008年12月21日 河野特許事務所 知っておきたい特許の話 弁理士 河野登夫 1.知的財産って何だ  知的財産と言う言葉が関係者の間で多用されるようになってまだ10年ほどにしかならない。しかし、小泉前首相が2002年の施政方針演説で「知的財産立国」をぶちあげ、様々な施策が取られるようになるにつれて一般の人々の間でさえも使用頻度がぐ〜んと高くなった。  ...(続きを読む

河野 英仁
河野 英仁
(弁理士)
公開日時:2008/12/21 22:30

知っておきたい特許の話(2)

知っておきたい特許の話 弁理士 河野登夫 河野特許事務所 2008年12月23日 2.制度は変化していくもの  こうした知的財産権の中で、読者に関係が深い特許権、実用新案権及び意匠権についてさっとおさらいしてみよう。端的に言えば特許法は大発明を保護するための法律、実用新案法は小発明(考案)を保護するための法律である。  特許制度では、申請された発明に対して...(続きを読む

河野 英仁
河野 英仁
(弁理士)
公開日時:2008/12/23 10:19

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