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独立開業全般 の専門家が生活やビジネスに役立つコラムを発信 (25ページ目)

独立開業全般 に関する コラム 一覧

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(2)奇に走らずに別の大きな立地要因を探す

しかし、売上予測は、「奇」を扱うことではありません。 「常識」的感覚が絶対的に不可欠なのです。 仮に、「見えない店が売れている」ということがあっても、「店は見えなければ繁盛する」、あるいは「店は見えなくとも繁盛する」という「奇」に走ってはいけません。 それはその店で、たまたま、そうした関係が起きているだけに過ぎないのであって、これが「常識」的感覚に反していることは明確です。 ...(続きを読む

林原 安徳
林原 安徳
(経営コンサルタント)
公開日時:2007/08/01 00:00

中小零細企業 × M&A 【36(終)】

  (7) 資金力の乏しい新規事業者による他社事業の取得 これはかたちとしてはM&Aと言えるかもしれません。 現実性があるかどうか疑問ですが、例えば   「資金」はないが「アイデア」「ノウハウ」「営業力」に自身あり というような新規開業者が、売りに出ている他者事業を取得したい場合にこの「会社分割」が使えないかです。 ただこの場合、結局ほぼ「出資」をお願い...(続きを読む

後藤 義弘
後藤 義弘
(社会保険労務士)
公開日時:2007/08/01 00:00

(1)視界性・インアウトは売上に無関係?

先日、車関連の店舗を全国展開している若い起業家社長とお会いしました。 その若社長によると、「どうも店舗の見え易さ、入り易さは店の売上げに関係ないようです」というのです。 ほとんど見えないような視界性の悪い店舗でも繁盛している店が多いとのこと。 加えて、売上げ上位店舗の多くが、店前道路に中央分離帯があり、反対側車線からのイン(進入)はほとんどできません。 でも売れているそ...(続きを読む

林原 安徳
林原 安徳
(経営コンサルタント)
公開日時:2007/07/31 00:00

従業員の給与 (Q&A回答続き)

【対象Q&A】 起業について http://profile.ne.jp/pf/ysc-kaigyou/qa/detail/4852 (上Q&Aの回答続き) 次に従業員のお給料についてですが、「合意」という言葉で少し理解を難しくさせてしまったかもしれませんね。 要は「最低賃金」を下回らない限り、事業主としての seiji14 さんが自由に決めてかまいません。  【...(続きを読む

後藤 義弘
後藤 義弘
(社会保険労務士)
公開日時:2007/07/30 21:38

(3)居酒屋系店舗の「旬」は3ヶ月

もっとひどい例があります。 ある居酒屋のチェーン企業です。 オープンして3ヶ月たった店が、まったく思った通りに売上げがとれませんでした。 このままだと不振店になってしまいます。 そこで、意を決して、その企業はオーナーを説得、全く別の業態に挑戦させました。 追加した内装コストは1000万円。 で、どうなったのでしょうか。 最初の1〜2ヶ月は順調に売り上げ...(続きを読む

林原 安徳
林原 安徳
(経営コンサルタント)
公開日時:2007/07/30 00:00

(2)看板が見えても改装しても売れない店

反対に、いくら看板を目立つように変えて、店舗ファザード(店の正面のデザイン)を改良しても、ほとんど売上げが上がらない店があります。視界性が格段に良くなっていても上がらない。 こちらのほうが問題です。 店が演出し求めている客層と、その商圏に集う人々の感性や懐事情がミスマッチを起こしている可能性があるのです。 改装効果が出ない店もあります。 ・店内の席数が少ない。 ・壁紙が汚...(続きを読む

林原 安徳
林原 安徳
(経営コンサルタント)
公開日時:2007/07/28 00:00

(1)立地が悪くても繁盛してしまう街

人々から全く見えないのに繁盛している店があります。 たとえ、人々の動線からまったく離れていようと、TG(交通発生源)から見えなかろうと、お構いなしに売れてしまう店。 究極の悪立地で商売繁盛。 渋谷や新宿などといった大きな街に、こういう店があります。 ただし、こうしたやり方はどこでも通用するというものではありません。 渋谷や新宿には、ちょっとした“口コミ”や冒険心があれば、...(続きを読む

林原 安徳
林原 安徳
(経営コンサルタント)
公開日時:2007/07/27 18:10

中小零細企業 × M&A 【34】

9.会社分割の応用可能性 最後に、文字通りのM&A、そして今回取上げたA社リストラ事例のような  (1) 事業再生 目的以外に、中小零細企業が「会社分割」を活用・応用できそうな身近なビジネスシーンをいくつかあげておきましょう。  (2) 新規事業・社内ベンチャー 本体の投資に外部のスポンサーからの出資を合わせ「新規事業」に乗り出すような場合、例えばパー...(続きを読む

後藤 義弘
後藤 義弘
(社会保険労務士)
公開日時:2007/07/24 00:00

中小零細企業 × M&A 【35】

 (6) 「偽装請負」の適正化(?) これはあまり一般的な例とは言えず適用シーンは限られてくると思いますが、理論上「会社分割」の枠組みを使って「偽装請負」の適正化(と言ってよいか疑問ですが…)を図ることも可能と考えられます。 例えば今回のA社事例のような店舗系の事業において、店舗責任者を形式上請負契約のもと「請負労働者」と「仮想自営業者」化したうえ使用者責任を回避している会社が...(続きを読む

後藤 義弘
後藤 義弘
(社会保険労務士)
公開日時:2007/07/24 00:00

中小零細企業 × M&A 【33】

7.分割後のB社の事業再生 さて、ここまで会社分割の実務を中心にその枠組みとメリットについてみてきたところですが、今回の再編行為の最大の目的はこの会社分割そのもではなく、この会社分割スキームをうまく使ったその後の「事業再生」にあります。 目下そのB社の再生を弊社がサポートさせていただいてるところですが順調に計画は進んでいます。  今回のテーマは「会社分割」にとどめ、その再...(続きを読む

後藤 義弘
後藤 義弘
(社会保険労務士)
公開日時:2007/07/22 00:00

◆崩せない山は無い。

先日、マンション建設会社大手の某社長に中華をご馳走になった。 中華街での本格中華! 素晴らしいお食事だった。 ところで、その時にとても良いお話を聞いた。 『崩せない山は無い』お話。 Aという村からBという村に行くのには山が立ちはだかっていた。 いつもみんな遠回りをしていて不便に感じていた。 ある日村の若者の1人が『あの山を崩そう』と言った。 誰もが『無理...(続きを読む

尾崎 友俐
尾崎 友俐
(経営コンサルタント)
公開日時:2007/07/20 23:30

中小零細企業 × M&A 【32】

さて、ここまではA社側からみたメリットですが、もうひとつB社側、もっと言えばB社オーナー側から見たメリットにも着目すべきでしょう。 今回の事例は美容系の店舗が再編の対象物となっていました。 実際X店規模の店舗を新規オープンさせるには少なくとも初期投資3,000万円程度は必要になってきます。 新店舗開設にあたり一個人でこのような大金を調達することは至難の技です。 そこで今回の再編事例のよ...(続きを読む

後藤 義弘
後藤 義弘
(社会保険労務士)
公開日時:2007/07/14 00:00

◆好奇心旺盛。

起業前・起業時、そしていつでも好奇心旺盛な気持ちこそが、事業を発展・向上させるのと思います。 ○○さんの講演を聴いてもきっと何も得る物はない。 ○○の本を読んでもきっと得る物はない。 という人が時々いますが、そのセリフにビックリします。 私はそんな風に思ったこと一度もない。 色々な事例を知りたいから聴いてみたい。(続きを読む

尾崎 友俐
尾崎 友俐
(経営コンサルタント)
公開日時:2007/07/13 21:01

中小零細企業 × M&A 【31】

つまり、問題のX店をいきなり切離すのではなく、まずはワンクッション置き支配構造を変え既存のハードとソフトをうまく組合せ   [5] 既存設備の有効活用   [6] 埋もれた人材の発掘(カーブアウト) を図りつつ、事業再生を試みた上で事業(B社)を切離す選択肢をA社が留保している構造です。(もちろんB社の再生が成功すればわざわざ切離す必要もなくなるわけですが…) そ...(続きを読む

後藤 義弘
後藤 義弘
(社会保険労務士)
公開日時:2007/07/12 00:00

中小零細企業 × M&A 【30】

実際今回のケースでは当初の事業譲渡が実現していたとしても、営業権の計上は見込まれず条件的に相当安価な譲渡を強いられたものと予想されます。 また譲渡先が見つからず漫然と営業を継続することで言わば「損失の垂れ流し」状態が続くことになり、再編ツールを変更、小規模の利を最大限に活かしたスピーディーな組織再編により、そうしたロスが相当額軽減されたメリットも小さくはありません。 また、組織の分割によ...(続きを読む

後藤 義弘
後藤 義弘
(社会保険労務士)
公開日時:2007/07/11 00:00

中小零細企業 × M&A 【29】

6. A社事例における「会社分割」選択のメリット 今回のA社の事例では、当初  (1)事業譲渡 [外部への売却] もしくは  (2)店舗閉鎖 [スクラップ] でのリストラを想定していましたが、  (3)会社分割 [グループ会社化] を使った事業再生に方向転換したことで当初選択肢(1)(2)に対し組織再編行為段階ではたしてどれだけの経済的メリットが...(続きを読む

後藤 義弘
後藤 義弘
(社会保険労務士)
公開日時:2007/07/10 00:00

通行量を調べても出店後の売り上げはわからない(2)

通行量調査が浸透している背景として、さらにもう一つ「キャッチ率法」という売上予想が挙げられます。 以下の式による予想手法です。 売り上げ = 店前通行量 × 来店率(キャッチ率)× 客単価 一見、説得力があるものの、実は一番重要な来店率(キャッチ率)を決める根拠がありません。 先の例でいえば、通勤途中の人ばかり往来する道と、買い物客ばかり往来する道では、キャッチ率が同じ...(続きを読む

林原 安徳
林原 安徳
(経営コンサルタント)
公開日時:2007/07/09 00:00

譲渡制限株式の弱点とその対策

【関連Q&A】 譲渡制限株式について (2007.7.3) http://profile.ne.jp/pf/ysc-kaigyou/qa/detail/4303 このQ&Aでは、会社の経営権の安定化のために株式に譲渡制限をかけることについて法的な視点からその趣旨と効果を検証したところです。 このように株式を譲渡制限株式とすることで望ましくない株主の出現を阻むことができ、...(続きを読む

後藤 義弘
後藤 義弘
(社会保険労務士)
公開日時:2007/07/06 00:00

セミナーの聴き方。質問をしよう!

セミナーの後に、『質問タイム』が有る時って多いと思います。 ですが、誰も手を上げない、、、というセミナー多いですよね。 私の起業時は、セミナーに参加するときには必ず質問をしていました。 しかも、最初にです。 セミナーの御代はピンキリですが、幾らであったとしても、バッチリ身につけたいし、講師に覚えていて欲しいからです。 名刺交換をし、あとからメールを送ったとしても、著...(続きを読む

尾崎 友俐
尾崎 友俐
(経営コンサルタント)
公開日時:2007/07/05 20:01

通行量を調べても出店後の売り上げはわからない(1)

物件探しの基準について、通説として知られているものにも落とし穴があると書きました(前回)。 その最たるものが「通行量(交通量)」です。 通行量が多ければ多いほど売れるはずだと。 多くの開業ハウツー本が通行量を調べるよう訴えており、物件を探している人は必ずと言ってよいほど通行量に強い関心を示します。 通行量調査が浸透してしまっている背景の一つとして、通行量は数値化されたシンプル...(続きを読む

林原 安徳
林原 安徳
(経営コンサルタント)
公開日時:2007/07/05 00:00

◆セミナー。こんな聴き方をしていました。

世の中は自分の知らない事だらけだと思うし、効率を考えると、成功者の事例を聴かせて貰えて手っ取り早く学べる『セミナー』というものが私は結構好きでした。 でした。と過去形なのは、今の時点では自分のやっている分野のセミナーはほとんど網羅してしまっているので、また新しい興味分野が広がった時は、またきっと復活します。(笑) セミナーの聴き方ですが、私は講師と1対1となるように心がける。 ...(続きを読む

尾崎 友俐
尾崎 友俐
(経営コンサルタント)
公開日時:2007/07/02 19:45

実は知られていない立地判定の正しい基準

お店のある場所、出店する場所のことを、周辺環境も含めて「立地」と呼んでいます。 出店開業のハウツー本などを読むと、必ずといっていいほど「立地が重要」「立地の選定がポイント」などと書かれています。 そのためでしょうか、その重要性については、出店・開業を志す皆さんに随分と浸透してきているように感じられます。 ところが、「立地の重要性」が広く認識されながらも、その良し悪しを判断する正し...(続きを読む

林原 安徳
林原 安徳
(経営コンサルタント)
公開日時:2007/07/02 10:17

中小零細企業 × M&A 【27】

前回の株式設計で会社分割によりA社が取得した株式は通常の株式である 普通株式 に対し   種類株式 と呼ばれ、昨年施行の会社法はこのあたりのオプション付株式の発行を定款自治のもと柔軟に認めることになりました。 つまり会社の実情に応じ一定範囲で   株式のカスタマイズ ができるのです。  前回コラムのようにいくつかのオプションを会社の事情に応じ使い...(続きを読む

後藤 義弘
後藤 義弘
(社会保険労務士)
公開日時:2007/07/02 00:00

中小零細企業 × M&A 【28】

  「小」さいことで制度の恩恵を受けやすい 地盤が整っており、むしろ今回のコラムのテーマの対象となっている   中小零細企業により有利な制度設計 になっていると解釈することもでき、まさに中小零細企業に照準を合わせた立法になっていると言えます。 そして省略された(1)(3)以外で残された手続き(2)(4)はもはやA社対B社の問題であり、もっぱら...(続きを読む

後藤 義弘
後藤 義弘
(社会保険労務士)
公開日時:2007/07/02 00:00

中小零細企業 × M&A 【25】

次にB社の経営の主体性を確保するためA社の強すぎる支配力を調整しなければなりません。 そこで、経営権をB社に集中させるためにA社に割当てられる株式を   議決権制限株式 とします。 今回のA社の会社分割についてはその本来の趣旨である事業再生の実効性をより高いものとするために、思い切ってA社に 全く議決権を与えない、つまり経営支配の影響を全く与えない   完全無議決...(続きを読む

後藤 義弘
後藤 義弘
(社会保険労務士)
公開日時:2007/06/30 00:00

中小零細企業 × M&A 【26】

 (5) 取得請求権  も付与します。 この一連の利害調整をA社B社それぞれの視点から整理してみると… 『 B社がA社に割当てる株式は、外部の人間が経営にはいってこないようにだまって他人には渡さない(3)ことにし、A社はB社の経営に口出ししない (4)代わりに、金銭的なメリットを確保(1)(2)したうえ、いつでも投資(債権)を回収できる(5)ようにしておく 』 という...(続きを読む

後藤 義弘
後藤 義弘
(社会保険労務士)
公開日時:2007/06/30 00:00

中小零細企業 × M&A 【24】

(4) 会社 [A社] 対 会社 [B社] の権利義務調整 [株式の割当て/株式設計等] ここで思い出してみましょう。 今回の会社分割で分割前のA社とX店の関係、分割後のA社と(X店→)B社との関係が劇的に変わることをお話しました。 つまり会社分割後はA社はB社を「株主」として支配することになります。 会社法では株主には   [1] 配当  [2] 残余財産の分...(続きを読む

後藤 義弘
後藤 義弘
(社会保険労務士)
公開日時:2007/06/27 00:00

中小零細企業 × M&A 【23】

 [1] 金融機関 ( → 金銭消費貸借契約)  [2] 不動産会社 ( → X店の店舗賃貸借契約) 次に[2]については、これも会社分割の日にA社を賃借人とする賃貸借契約の解約、そして同日に新たにY社を賃借人とする新規の賃貸借契約と、会社分割とは切り離し(会社分割を停止条件として成立する)別個の契約と構成し今回の会社分割の権利・義務移転の対象外とします。 結果、債務の...(続きを読む

後藤 義弘
後藤 義弘
(社会保険労務士)
公開日時:2007/06/26 00:00

◆お金が増える、素敵な方法。

来週末沖縄でセミナーの講師を務めさせて頂きますが、今日はその資料を作りました。 われながら良い資料が出来ちゃったなー。(笑) シリーズ化指定校と思う。 今回のテーマは『お金が増える、素敵な方法』です。(続きを読む

尾崎 友俐
尾崎 友俐
(経営コンサルタント)
公開日時:2007/06/24 00:18

◆起業時にこそ発揮する事。

お金も無い。 売上も低い。 知名度も低い。 人脈も無い。 起業時は周囲に勝って行くにはなかなか大変だと思います。 でも、そんな時にこそ、周囲とぐーーんと差を付けられること。それは、”スピード!” たとえば。。 目上の人に注意を受けて、改善しよう!と思ったら、『即改善!』『即実行!』です。 これは鉄則です。 即行動に起こすさまを見て、更に周囲は協...(続きを読む

尾崎 友俐
尾崎 友俐
(経営コンサルタント)
公開日時:2007/06/22 23:45

中小零細企業 × M&A 【22】

(3) 会社 対 第三者 の利害調整 [ 債権者保護手続き ] (2)の分割計画書に基き、第三者(債権者)との権利・義務調整に入ります。 実際、会社分割実務上この債権者保護手続に多くの手間・時間・コストがかかってくるのですが、A社の場合、美容系の店舗という業態から取引先はほとんどが一般個人顧客であり、仕入れもすべて現金取引で売掛(債権)・買掛(債務)ともに発生せず、営業取引上具体的...(続きを読む

後藤 義弘
後藤 義弘
(社会保険労務士)
公開日時:2007/06/22 22:56

中小零細企業 × M&A 【21】

あとここで注意が必要なのは、「従業員」の移籍に関する問題です。 従業員の移籍についても分割計画書に記載すべき移転対象となる権利・義務となっています。 つまり「雇用契約」も会社分割に伴い当然移転することになります。 2007. 6. 7付けvol.【17】【18】のコラムでもお話した通りA社の場合、もともとX店に在籍していた従業員については新店(新会社)移籍について個々の同意は必要ないことが ...(続きを読む

後藤 義弘
後藤 義弘
(社会保険労務士)
公開日時:2007/06/22 00:00

中小零細企業 × M&A 【20】

(前コラムより続き) (1) 株主の理解取得 [ 株主総会の承認 ] まず会社分割手続きの第一関門の(1)についてですが、会社分割を進めるにあたっては株主総会の   特別決議  と言って、通常の決議(過半数)よりもより多く(''2/3以上'')の株主の承認が必要となります。 しかし当事例のA社はオーナー会社であり、株主はオーナー(代表取締役)の1人だけ、...(続きを読む

後藤 義弘
後藤 義弘
(社会保険労務士)
公開日時:2007/06/18 00:00

中小零細企業 × M&A 【19】

5. 再編プロセス それではA社はこの「会社分割」をどのように使って事業再生を図っていくか・・・? まず、X店再生プロジェクトの責任者を社内より公募します。 もちろん外部からの調達も考えられるところですが、今回はA社オーナーの意向と埋もれた優秀な人材の発掘と活用そして経営者育成をテーマに内部人材を候補とします。  そして選定された候補者に同プロジェクトの趣旨、充分な説明と理解・同意...(続きを読む

後藤 義弘
後藤 義弘
(社会保険労務士)
公開日時:2007/06/14 22:49

◆目線を低く出来る人。

先日、ある政治家のパーティーで偶然再会した、ある女性社長。 経営者同友会の代表にも就任された方です。 ある方が私とその方が初対面と思い、お連れくださいましたが、私の姿をみるやいなや、 『尾崎さん!』と、駆け寄ってくださった。 なんだかとっても嬉しかった。 偉い方なのに、微塵にもそんな事を感じさせず、私のような未熟な経営者にも敬意を表してくださる。。 私も自...(続きを読む

尾崎 友俐
尾崎 友俐
(経営コンサルタント)
公開日時:2007/06/08 20:58

中小零細企業 × M&A 【17】

【相違点4 〜従業員の移籍問題〜】 事業譲渡・会社分割の行う際、お話してきた債権・債務(資産・負債)の移転に加え従業員の移籍問題についても考慮が必要です。 会社と従業員との労働契約についても債権・債務の関係が存在することから、その移転に際して一定のルールを踏まえた手続きを経なければなりません。 A社の例でいくと、譲渡・分割されるX店在籍の従業員のY社への移籍問題です。  (1)...(続きを読む

後藤 義弘
後藤 義弘
(社会保険労務士)
公開日時:2007/06/07 00:00

中小零細企業 × M&A 【18】

A社の場合、少なくとも分割前にX店にいた従業員は本人の同意を得ることなく新会社に強制的に移籍させることができます。 (この場合のX店従業員側に拒否権はありません。なお、ここでは異議申立権が認められる従業員については触れません。) このように従業員の移籍についても事業譲渡ケースで求められる「同意」の必要性が排除されており、事業譲渡との対比において会社分割の組織再編スキームとしての機動性の高...(続きを読む

後藤 義弘
後藤 義弘
(社会保険労務士)
公開日時:2007/06/07 00:00

◆社長の品格。

小さな会社の社長の重要な役割。 それは、、 1・仕入れ 2・支払い 3・人脈 です。 これは商売三大原則です。 仕入れは全てのコスト。 何にお金を出して何にお金を出さないかのジャッジは社長の器です。 出し過ぎてもアホだし、ここ!って時に出さないのは弱いと見られます。 支払いはこの他に、社長の投資能力を問われます。 だから儲かったからと言って羽...(続きを読む

尾崎 友俐
尾崎 友俐
(経営コンサルタント)
公開日時:2007/06/04 01:04

◆信用度。支払い編。

信用度などというのは、信用度をつけるために努力するのではなく、日々の姿勢そのものが信用に変わっていくものなのであえての努力は本来は必要はないと思う。 ただ、その『日々の努力』というものを教えてあげないとわからない人もいる。 大人になってからこれを学ぶと言うのはなかなか大変です。 今まで意識してこないで生きられてしまったわけですからその必要性を理解してもらうためにこちらが色々と教えてもこ...(続きを読む

尾崎 友俐
尾崎 友俐
(経営コンサルタント)
公開日時:2007/06/03 12:50

中小零細企業 × M&A 【15】

そしてこれらの債権者保護措置をとり、登記申請に際し債権者の利益を害することがないことを証明する書類を添付することが要件となっています。 このように登記申請の際、債権者保護手続きの履行について法務局のチェックがはいる仕組みが整っており、手続きの実効性が確保されてるわけです。 (* 参考) 会社分割が無効された裁判例 「会社分割無効確認請求事件」 平成16年10月29日名古屋地裁 判例時...(続きを読む

後藤 義弘
後藤 義弘
(社会保険労務士)
公開日時:2007/06/03 00:00

中小零細企業 × M&A 【16】

取引の安全確保 を趣旨とする商法の考え方から、会社法は分割によって債権者が損害を被ることのないよう所定の手続き(債権者保護)を経ることを求めています。 会社分割においてはこのあたりが実務の焦点となってきますが、実務上の負担は明らかに同意を必要とする事業譲渡の方が大きく、「相違点−2消費税等課税問題」同様、手続き上の負担面においても会社分割に優位性ありということになります。 (次回へ続く)...(続きを読む

後藤 義弘
後藤 義弘
(社会保険労務士)
公開日時:2007/06/03 00:00

中小零細企業 × M&A 【14】

もちろん民事上分割が「無効」となる理由、例えば債権者に損害を与える目的が存在する場合 (例えば民法424条 債権者 [ 詐害行為 ] 取消権の行使、あるいは法人格否認 [ 商法 ] など)債権者に 「分割無効の訴え」を提起する権利行使が認められていますが、こうした不当目的での分割ではなく、民事上、会社法(商法)での手続き上も適法なスキームに則って行われる会社分割にやはり 債権者の同意が必要ない こ...(続きを読む

後藤 義弘
後藤 義弘
(社会保険労務士)
公開日時:2007/05/31 00:38

中小零細企業 × M&A 【13】

債権者の「同意」が必要ないということであれば債権者を無視し無条件に分割ができるのかといえばそうではありません。    同意 はいらないが ''債権者保護のための手続き'' を経なければならない 点に留意が必要であり、実務上はこのあたりが焦点なってきます。(なお、株主との関係においては株主総会での特別決議による「承認」を得る必要があります) その手続き方法が ...(続きを読む

後藤 義弘
後藤 義弘
(社会保険労務士)
公開日時:2007/05/31 00:36

中小零細企業 × M&A 【12】

しかし新会社法では会社分割の際「債務」の移転についても「同意」を必要としていません。 銀行など債権者の「同意」を得ることなく債務の移転を実行することができる、つまり会社分割が可能ということになります。 この点は事業譲渡との決定的な違いですが、その代わりに債権者の不利益の可能性について別途 債権者保護という手続きルールが規定されいます。 (次回に続く) ◆◇ 「ハイ...(続きを読む

後藤 義弘
後藤 義弘
(社会保険労務士)
公開日時:2007/05/28 00:17

中小零細企業 × M&A 【11】

【相違点−3 〜債権者の「同意」の要否〜】 事業譲渡はX店という「資産」が会社の外部に出て帰ってこないわけですから、結果A社の資産状況が悪化する可能性があり、例えばA社に出資している債権者の立場から見ると、資産内容の悪化により「損害」を被るおそれがあり、そうした債権者の利益に配慮する必要性から事業譲渡の成立に利害関係者の「同意」を要求しています。  では会社分割はどうか? 会社...(続きを読む

後藤 義弘
後藤 義弘
(社会保険労務士)
公開日時:2007/05/28 00:14

中小零細企業 × M&A 【10】

【相違点−2 〜消費税等課税問題〜】 例えばA社の譲渡対象店舗X店の価値が3,000万円としましょう。(暖簾の計上はないものとします)  事業譲渡 であればこの取引は資産の売却となり「売却益」あるいは「売却損」としてA社の損益に影響を与える   損益取引 となり、同時に 消費税 の課税の問題が生じます。 一方 会社分割 を使った場合、同じく3,000万...(続きを読む

後藤 義弘
後藤 義弘
(社会保険労務士)
公開日時:2007/05/26 01:21

中小零細企業 × M&A 【9】

いったん外出してまた戻ってくる・・・   「いってらっしゃい」&「おかえりなさい」の会社分割 と表現すると事業譲渡との違いをイメージしやすくなるのではないかと思います。 (次回へ続く) ◆◇ 「ハイブリッド型」 社会保険労務士が企業利益をクリエイト ◇◆ Y'Sパートナーズ社会保険労務士事務所 / http://www.y...(続きを読む

後藤 義弘
後藤 義弘
(社会保険労務士)
公開日時:2007/05/23 00:16

中小零細企業 × M&A 【8】

5. 会社分割と事業譲渡の相違点 ここで今回のA社のリストラスキームの候補となっている「会社分割」と「事業譲渡」の主な違いについて少し説明しておきましょう。 【相違点−1/分割後・譲渡後の会社財産の帰属】   「さようなら」 の 事業譲渡 と             「いってらっしゃい」&「おかえりなさい」 の 会社分割 事業譲渡 は文字通り会社の営業(...(続きを読む

後藤 義弘
後藤 義弘
(社会保険労務士)
公開日時:2007/05/23 00:10

中小零細企業 × M&A 【7】

M&Aスキームとしての会社分割の趣旨・意義・効果・リスクについて中長期的なビジョンからA社オーナーのコンセンサスを得たうえ  会社分割 × 新設ベンチャー会社(店舗)への経営支援 という枠組み(ビジネスモデル)を構成し  消極的リストラ → 積極的リストラ へと損益とリスクのベクトルを転換する事業再編支援にのり出します。 (次回へ続く) ...(続きを読む

後藤 義弘
後藤 義弘
(社会保険労務士)
公開日時:2007/05/20 02:42

中小零細企業 × M&A 【6】

以上検証よりA社リストラ案の(短期的)経済性を集約すると  コスト増分 (+リスク) > コスト減分 (合理化) と前者が後者を大きく上回り、当リストラに伴うリスク・経済性の現実とA社オーナーの当初の思惑との間に大きな乖離があることが確認されます。 相当額のキャッシュアウトなど経済的損失、そして何より解雇による紛争リスクの顕在化は看過できない大きなリスクと言えます。 ...(続きを読む

後藤 義弘
後藤 義弘
(社会保険労務士)
公開日時:2007/05/20 02:38

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