「承継」の専門家コラム 一覧(11ページ目) - 専門家プロファイル

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「承継」を含むコラム・事例

870件が該当しました

870件中 501~550件目

行政訴訟の被告

被告適格   行政事件訴訟法の原則                                                               (被告適格等) 第十一条  処分又は裁決をした行政庁(処分又は裁決があった後に当該行政庁の権限が他の行政庁に承継されたときは、当該他の行政庁。以下同じ。)が国又は公共団体に所属する場合には、取消訴訟は、次の各号に掲げる訴えの区分に応...(続きを読む

村田 英幸
村田 英幸
(弁護士)

商標権侵害の紛争、訴訟

商標権侵害訴訟   原告側 ・差止請求(商標法36条) ・侵害行為の停止・予防請求(商標法36条1項) ・侵害品・製造に供した器材の廃棄請求(商標法36条2項)   ・損害賠償請求(商標法38条)  財産的損害(逸失利益、弁護士費用、侵害品排除のための取引先への通知や広告の費用 立証のための手段等(商標法39条、特許法104条の2、特許法105条 無形損害  商標法38条1項...(続きを読む

村田 英幸
村田 英幸
(弁護士)

ブランド保護のための不正競争防止法

ブランド保護のための不正競争防止法   行為規制型   (定義) 第二条1項  この法律において「不正競争」とは、次に掲げるものをいう。 一  他人の商品等表示(人の業務に係る氏名、商号、商標、標章、商品の容器若しくは包装その他の商品又は営業を表示するものをいう。以下同じ。)として需要者の間に広く認識されているものと同一若しくは類似の商品等表示を使用し、又はその商品等表示を使用した商品...(続きを読む

村田 英幸
村田 英幸
(弁護士)

信託を利用した相続対策

信託を利用した相続対策が一時期流行りました。 流行りすぎて、その信託節税を封じる法律ができました。 しかし、現在の法律の下でも 信託を利用した節税方法はあります。 例えば、有価証券を利用した信託です。 有価証券を利用した信託といえば 事業承継などで自社株を利用するケースが多いですが、 一般の有価証券での利用もできます。 受益権と元本を区分することで 思わぬ節税効果が生まれま...(続きを読む

大黒たかのり
大黒たかのり
(税理士)

税制調査会、平成25年度改正に向け、ようやく始動

税制調査会は、10月19日にやっと今年度最初の会合が開催され、 最初と23日の2回目が各省庁からの税制改正要望ヒアリング、 25日の3回目には全国知事会・市長会・町村会、日本経団連、 日商、連合、日税連からの税制改正要望ヒアリングを経て、 本日31日の4回目で、税制改正の検討課題が明らかにされた。   まず、税制抜本改革法に規定された検討項目のうち、 平成25年度改正で結論を得ること...(続きを読む

平 仁
平 仁
(税理士)

土壌汚染対策法の概要

土壌汚染対策法 (平成十四年五月二十九日法律第五十三号)     第一章 総則 (目的) 第一条  この法律は、土壌の特定有害物質による汚染の状況の把握に関する措置及びその汚染による人の健康に係る被害の防止に関する措置を定めること等により、土壌汚染対策の実施を図り、もって国民の健康を保護することを目的とする。 (定義) 第二条  この法律において「特定有害物質」とは、鉛、砒素、トリク...(続きを読む

村田 英幸
村田 英幸
(弁護士)

法定後見、任意後見契約の登記、調べ方

後見登記等に関する法律 (平成十一年十二月八日法律第百五十二号) 最終改正:平成二三年五月二五日法律第五三号   (最終改正までの未施行法令) 平成二十三年五月二十五日法律第五十三号 (未施行)             (趣旨) 第一条  民法 (明治二十九年法律第八十九号)に規定する後見(後見開始の審判により開始するものに限る...(続きを読む

村田 英幸
村田 英幸
(弁護士)

特集記事;"グローバル時代における中小企業の後継者問題 " 執筆

皆様、 こんにちは。 グローバル・ビジネスマッチング・アドバイザー 山本 雅暁です。 時事通信社 が発行・編集(編集協力; 社団法人 内外情勢調査会 )しています、誌名:「J2TOP(ジェイツウトップ)」の2012年11月号(2012年10月25日発売)にて、特集記事「特集2 グローバル時代における中小企業の後継者問題 その課題と対応とは」を執筆致しました。 記事の内容は、中小企業にとって大き...(続きを読む

山本 雅暁
山本 雅暁
(経営コンサルタント)

待ち合わせ場所に行くタイミング

 案件の打ち合わせのために、事務所においでいただくのに、毎回、定刻ぴったりにご訪問いただく社長がいらっしゃいます。そのことに気が付き、お聞きすると、先様の都合を常に考えるようにとの言葉とともに、先代の社長の教えである、とのことでした。埼玉県を本拠地に、世界を舞台に躍進を続ける企業であり続ける理由として、事業の承継だけではなく、経営者の心構えまでが受け継がれていることがあるにちがいないと、一人、合点...(続きを読む

大塚 嘉一
大塚 嘉一
(弁護士)

土壌汚染対策法の改正(日弁連研修)を受講しました

  eラーニングで日本弁護士連合会の研修を受講しました。    講座名       土壌汚染対策法の改正と実務への影響について  研修実施日  2010年02月16日開催  実施団体名  日本弁護士連合会                                                         [講師] 笠井 俊彦 氏(環境省土壌環境課長) 佐藤泉 弁護士(第...(続きを読む

村田 英幸
村田 英幸
(弁護士)
2012/10/25 12:28

長男に会社を継がせたい…どうしたら上手く行く?

ラジオ(FMあまがさき、「中西優一郎のLaw・and・Order」の第29回目、平成24年10月18日分)に出演致しました。 「長男に会社を継がせたい…どうしたら上手く行く?」 私は、63歳で、自動車部品の製造会社を経営しています。 私には、2人の息子がいて、次男は歯医者をしているので、長男に会社を継がせたいと考えています。 現在、私の名義で会社の株式や工場の機械などを所有しているのですが...(続きを読む

中西 優一郎
中西 優一郎
(弁護士)

池本・酒井『裁判例からみる相続税・贈与税』、6

本日、早起きして、上記書籍を読んでいました。 本文350頁あるうち、201頁~250頁まで読みました。 「申告と納税」 「相続税・贈与税の納税猶予の特例」(農地、事業承継の自社株式) の部分です。(続きを読む

村田 英幸
村田 英幸
(弁護士)

事業承継セミナーを開催しました

本日は、武蔵野商工会議所にて、税務セミナーを開催しました。 テーマは「経営者のための事業承継対策」。 多くの中小企業の経営者が潜在的に抱える、事業承継に係る悩みを解決するための 方法につき、税務面からのアプローチをお話しさせていただきました。 雨の降る中、お越しいただいた皆様、ありがとうございました。 お仕事後に、新たな知識を得ようと参加して下さる姿勢に私も刺激を受けました! そして、セ...(続きを読む

楠 壽大
楠 壽大
(公認会計士)

会社分割について最高裁判決

会社分割を利用して、 意図的に借金の返済を免れるスキームが 横行していることについて、 最高裁は会社分割の乱用を認めない判決をだしました。 会社分割については、 パチンコチェーングループが節税と称して、 税金を免れていたりと、 使い勝手がいいのを逆手に取った利用がありました。 会社分割はグループの再編や事業承継など 様々な場面で利用されているので グレーなイメージがつかなければと思いま...(続きを読む

大黒たかのり
大黒たかのり
(税理士)

相続と事業承継

第4章 相続と事業承継  今まで説明してきた通り、有効な事業承継の対策を講じなければ、円滑な事業承継は達成されません。  円滑な事業承継を行うためには、次の2つの観点からの検討が不可欠です。 (ⅰ)株式その他の事業用資産の後継者への集中 (ⅱ)後継者以外の相続人への配慮(遺留分減殺請求の問題)  まず、(ⅰ)については、企業経営の観点からは、後継者およびその他の友好株主に...(続きを読む

村田 英幸
村田 英幸
(弁護士)

事業承継と相続する自社株式の株価対策

第2 株式の評価方法の適用判定   第5 株価対策 1 株式評価引下げ策  先に述べた自社株の評価方法である類似業種比準価額と純資産価額を引き下げる方法について説明します。 (1) 類似業種比準価額の引下げ  類似業種比準方式は、1株あたりの配当、利益および純資産の各金額について上場の類似業種との対比により評価します。そこで、株式評価を引下げるためには、各要素を引下げることとなり...(続きを読む

村田 英幸
村田 英幸
(弁護士)

事業承継と株式の評価方法

第2 株式の評価方法の適用判定 1 判定方法 (1)同族株主かどうか  相続等により株式を取得する者が、その会社の同族株主かどうかを確認します。 同族株主がいる会社の同族株主は、原則として原則的評価方式が採用されます。もっとも、取得した議決権割合が5%未満で、株主のなかに中心的な株主がいても、株式取得者が中心的な同族株主や役員でない場合には、特例的評価方式が採用されます。 これらに対して...(続きを読む

村田 英幸
村田 英幸
(弁護士)

事業承継と株式に関する税金

第2章 株式に関する税金 第1 株式等の評価単位 1 取得財産の価額の評価  相続、遺贈または贈与により取得した財産の価額は、原則として当該財産の取得の時における時価によります(相続税法22条)。そのうち株式および株式に関する権利の価額は、それらの銘柄の異なるごとに、財産評価基本通達の定める次に掲げる区分に従い、その1株または1個ごとに評価します(財産評価基本通達168) ...(続きを読む

村田 英幸
村田 英幸
(弁護士)

事業承継と信託の税金

第5章 信託の税金 第1 平成19年度税制改正 1 概要  制定以来約80年ぶりの信託法の改正をうけて、平成19年度税制改正において信託の税務について重要な変更がありました。信託に対する課税の対応の必要性、課税の公平・中立を確保しつつ多様な信託の類型への課税上の対応を図り、さらには、法人税や相続税等の租税回避を防止する観点から各種の規定が整備されました。 まず、信託については、受益者等課税...(続きを読む

村田 英幸
村田 英幸
(弁護士)

自社株式を発行会社に譲渡した場合の税務

第3章 株式を発行会社に譲渡する(自己株式)   第2 株式を発行会社に譲渡した場合の税務 1 みなし配当課税  株式を発行会社に譲渡する場合、会社の株主に対する資本の払戻しとして把握され、会社から株主に支払われる売却代金のうち資本金等の額を超える部分の金額は、配当所得として総合課税の対象となります(法人税法24条1項5号、所得税法25条1項5号)。みなし配当課税により、発行会社には源泉徴...(続きを読む

村田 英幸
村田 英幸
(弁護士)

自社株式を発行会社に譲渡する場合

第3章 株式を発行会社に譲渡する(自己株式) 第1 手続と財源規制 1 手続  現経営者が保有する株式を発行会社に譲渡することにより確保した資金で、相続税の現金納付をすることができます。  会社法が定める手続きとしては、あらかじめ、株主総会の特別決議によって、取得する株式の数等以下の事項に加えて、当該事項に関する取締役会決議事項(会社法158条1項)の通知を特定の株主に対してのみ行う旨を定...(続きを読む

村田 英幸
村田 英幸
(弁護士)

MBO、EBO

  第3章 MBO(EBO)  自社の役員や従業員が事業を承継する場合、現経営者やその親族が保有している株式を買取る資力がないことが障害となる場合は少なくありません。このような場合に、MBO(Management Buy-Out)という手法が利用できる場合があります。  MBO(management buyout)は、経営陣が株式を取得して、支配株主となることです。MBOは経営陣が株式を取得...(続きを読む

村田 英幸
村田 英幸
(弁護士)

M&Aの手続ー本契約の締結、履行

6 本契約の締結  デューディリジェンスを参考にしての、最終的な判断の結果、M&Aを実行することになった場合は、本契約を締結します。本契約の契約書には一般的には以下のような内容を盛り込みます。  なお、M&Aの方法によっては、本契約の契約書の作成が法律上義務付けられている場合もあります。 (1)買収価格(および支払方法)  上場企業であれば市場における株価を基準に買収価格を決定することがで...(続きを読む

村田 英幸
村田 英幸
(弁護士)

デューディリジェンス

第2章 M&Aの手続    M&Aは、以下の流れに従って行われるのが一般的です。 1 M&A目的の明確化 2 M&A対象会社の選定 3 M&A対象会社への打診 4 基本合意書(Letter of Intent)の締結 5 デューディリジェンスの実施 6 本契約の締結 7 本契...(続きを読む

村田 英幸
村田 英幸
(弁護士)

M&Aにおける基本合意書

M&Aの手続   1 M&A目的の明確化 2 M&A対象会社の選定 3 M&A対象会社への打診 4 基本合意書(Letter of Intent)の締結 5 デューディリジェンスの実施 6 本契約の締結 7 本契約の履行(いわゆるクロージング・代金の支払、引渡し)   4 ...(続きを読む

村田 英幸
村田 英幸
(弁護士)
2012/10/11 10:36

事業承継とM&Aの手続

第2章 M&Aの手続    M&Aは、以下の流れに従って行われるのが一般的です。 1 M&A目的の明確化 2 M&A対象会社の選定 3 M&A対象会社への打診 4 基本合意書(Letter of Intent)の締結 5 デューディリジェンスの実施 6 本契約の締結 7 本契...(続きを読む

村田 英幸
村田 英幸
(弁護士)

事業承継で後継者が先代社長のブレーンと衝突した場合の対処法

第2 先代社長のブレーンと衝突した場合の対処方法  事業承継の際に,先代社長のブレーン(役員,従業員,従業員兼務役員)と経営方針などで衝突した場合,後継者がとるべき方策としては, ①先代社長のブレーンのポジションを尊重し,後継者が譲歩する  ②先代社長のブレーンのポジションを変更し(降格など),後継者の社内での発言力を強める  ③先代社長のブレーンに退任・退職してもらう  といった3つに...(続きを読む

村田 英幸
村田 英幸
(弁護士)

株式買取りの調停

株式買取の民事調停 ア 民事調停の利用 民事に関して紛争を生じたときは,当事者は,裁判所に調停の申立をすることができます(民事調停法2条)。調停事件の種類に制約は特にありませんから,売買の合意がない場合に訴訟を提起することはできませんが,売ってくださいという調停を起こすことはできます。  調停事件は,特別の定がある場合を除いて,相手方の住所,居所,営業所若しくは事務所の所在地を管轄する簡易裁...(続きを読む

村田 英幸
村田 英幸
(弁護士)

会社が自己株式を、特定の株主から取得する場合

2 特定の株主からの取得 (1)手続  株式会社は,授権決議で定めなければならない事項の決定に併せて,株主総会特別決議によって,特定の株主から自己株式を取得することができます(会社法160条1項,309条2項2号)。  もっとも,特定の株主だけが自己の所有する株式を会社に取得してもらうことができるとするのでは,株主間の公平を害することになります。そこで,株主総会の特別決議では取得の相手方とな...(続きを読む

村田 英幸
村田 英幸
(弁護士)
2012/10/06 16:18

会社法における種類株式の概要

2 種類株式の概要  株主の多様なニーズに対応するために,一定の事項につき権利内容等の異なる株式の発行が認められています。  一定の事項とは,以下の9つの事項のことをいいます。 (ⅰ)剰余金の配当 剰余金の配当について,配当の条件や金額等が普通株式と異なること (ⅱ)残余財産の分配 残余財産の分配について,分配価額の決定方法や残余財産の種類などが普通株式...(続きを読む

村田 英幸
村田 英幸
(弁護士)

従業員持株会の注意点

第4章 従業員持株会   第3 従業員持株会の注意点 1 実態のない従業員持株会  従業員持株会は,法的には民法上の組合ですから従業員がその旨の組合の規約を作ることにより設立することができます(民法667条)。 従業員持株会は前述の通り,節税効果が期待できますが,実態のない従業員持株会である場合には,税務調査において否認される可能性があります。そこで,規約を作るだけでなく,実際に理事会お...(続きを読む

村田 英幸
村田 英幸
(弁護士)

事業承継対策としての従業員持株会

第4章 従業員持株会   第2 事業承継対策としての従業員持株会 1 はじめに  安定した企業経営のためには,後継者及びその他の友好株主に2/3以上の株式を集中させることが望ましいといえます。しかし,仮に2/3以上の株式を確保できたとしても,敵対する株主から,少数株主権や単独株主権(中でも,前述の株主代表訴訟)を濫用的に行使されるおそれがあります。  そこで,現経営者が株式を全て買い集め...(続きを読む

村田 英幸
村田 英幸
(弁護士)

税務事例10月号「相続税課税財産の認定を巡る諸問題」

月刊税務事例10月号が届きました。 特集「相続税課税財産の認定を巡る諸問題」で2つの事例が 紹介されていますが、1つは元九共大の弓削先生、 もう1つを私が執筆させていただきました。   名古屋地裁平成20年12月11日判決(税資258号順号11102) 亡き父親の相続に際して、子が相続したものとされた預金を 母親が排他的・専属的に管理してきた場合に、 この預金が母親の相続財産になる...(続きを読む

平 仁
平 仁
(税理士)

遺留分減殺請求権

4 遺留分減殺請求権  遺留分減殺請求権とは,遺留分権利者となる相続人が,その遺留分を保全するのに必要な限度まで被相続人の贈与または遺贈の効果を消滅させる旨の請求をすることのできる権利をいいます。 遺留分侵害の財産処分は当然に無効となるわけではなく,遺留分権利者は遺留分減殺請求をすることにより,遺留分の侵害額を取り戻す必要があります。減殺請求の相手方は,減殺対象たる処分行為により直接に利益を得...(続きを読む

村田 英幸
村田 英幸
(弁護士)
2012/10/03 10:07

死因贈与

第9 死因贈与 1 死因贈与と遺贈に関する規定の準用  死因贈与とは,贈与者の死亡によって贈与の効力が発生する契約です。遺贈が相手方のない単独行為であり,遺贈者の意思のみで成立するのに 対して,死因贈与は贈与者と受贈者の合意による契約である点が異なりま す。 しかし,贈与者の死亡によりその効力が生じる点では,遺贈と共通しているため,死因贈与には,遺贈に関する規定の準用があります(民法55...(続きを読む

村田 英幸
村田 英幸
(弁護士)
2012/10/02 19:55

遺言の方式

4 遺言の方式  遺言は,遺言者の真意を確保し,同時に偽造を防止するため,厳格な要式行為となっています(民法960条)。遺言の方式には,普通方式と特別方式がありますが,事業承継との関連で問題となるのは,普通方式ですから,以下,普通方式について説明します。 (1)自筆証書遺言  自筆証書遺言とは,遺言者が,その全文を自筆で作成するものです。 自筆証書遺言は,証人の立会いなく自分一人で書くこと...(続きを読む

村田 英幸
村田 英幸
(弁護士)

寄与分の確定方法

2 寄与分の確定方法  寄与分は,まず共同相続人の協議でこれを定める(民法904条2第1項)とされ,協議が整わないとき,又は協議をすることができないときは,家庭裁判所が審判で寄与分を定めることになります(民法904条2第2項)。  したがって,後継者にとって必ず寄与分が認められるわけではありません。そこで,事業承継の対策をとらなかった場合の最後の手段として考えるべきでしょう。  なお,寄与分...(続きを読む

村田 英幸
村田 英幸
(弁護士)
2012/10/01 09:03

特別受益の評価方法

2 特別受益の評価方法  特別受益と評価されるか否かついては,特別受益制度の趣旨が,生前贈与や遺贈による「遺産の前渡し」により,相続人間の公平が害されることを防止することにありますから,「遺産の前渡し」と評価できるかによって判断されます。同じ額でも当事者によって,特別受益と評価される場合や評価されない場合があります。  特別受益となる財産の価額の評価基準時は,相続開始時か遺産分割時かについて争...(続きを読む

村田 英幸
村田 英幸
(弁護士)

同族会社の内部紛争

【コラム】同族会社の内部紛争  同族会社の内部紛争が,裁判上争われる場合には,様々なものがあります。  具体的には,株主権確認の訴え,株主総会決議の不存在または取消しの訴え,取締役会決議の不存在または無効確認の訴え,取締役の地位不存在確認の訴え,会社法423条1項に基づく損害賠償請求,株主代表訴訟,役員の報酬・退職慰労金請求などの形態をとることが多いでしょう。  しかし,どの...(続きを読む

村田 英幸
村田 英幸
(弁護士)

株主代表訴訟、序論

第3章 株主代表訴訟 第1 問題の所在 マスコミで話題となる株主代表訴訟は,大企業のものがほとんどですが,実は株主代表訴訟の約8割は中小企業で提起されています。 その多くが,同族同士が経営権や金銭を巡っての骨肉の争いとなるケースです。それらの訴訟の多くは裁判所からの和解勧告に基づいて解決されています。しかしながら,株主代表訴訟を起こされる何か(放漫経営,株を保有する同族・従業員との感情的な対...(続きを読む

村田 英幸
村田 英幸
(弁護士)

同族会社の事業承継の紛争の裁判例(大阪高判平成元・12・21)

【コラム】判例研究(大阪高判平成元・12・21判タ715号226頁) (ⅰ)事案 形式上は株式会社ですが,実体は両親が中心となり,家族全員で経営する町工場が舞台です。父親が代表取締役,長男,次男が取締役であり,株主には,両親,長男,次男,父親の友人が名を連ねていましたが,両親以外は実際には,出資をしておらず,実質株主は両親のみです。 両親は,会社の中心的な働き手である息子に万...(続きを読む

村田 英幸
村田 英幸
(弁護士)

中小企業承継円滑化法の合意の効力の消滅事由

6 合意の効力の消滅事由  いったん合意の効力が認められたとしても,後に後継者が経営に従事することが期待できなくなったり,合意後に出現した新たな推定相続人に対する遺留分を保護する必要が生じたりする場合等には,特例合意の効力を維持する前提に欠けるため,中小企業承継円滑化法10条は,以下の場合を合意の効力の消滅事由として定めています。 (ⅰ)経済産業大臣の確認が取り消された場合 (ⅱ)旧代表者の...(続きを読む

村田 英幸
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(弁護士)

中小企業承継円滑化法の遺留分に関する民法の特例

第3 遺留分に関する民法の特例制度 1 株式等についての除外合意と固定合意の概要  中小企業承継円滑化法により,一定の要件を満たす中小企業の後継者は,先代経営者の推定相続人全員と書面で合意し,所要の手続(経済産業大臣の確認および家庭裁判所の許可)を経て,以下の遺留分に関する民法の特例制度を利用することができます(中小企業承継円滑化法4条1項) (1)除外合意(中小企業承継円滑化法4条1項1号...(続きを読む

村田 英幸
村田 英幸
(弁護士)

中小企業承継円滑化法の対象となる中小企業

2 対象となる中小企業 中小企業承継円滑化法の対象となる中小企業者は以下の通りです(中小企業承継円滑化法2条,施行令,施行規則1条1項)  業種 会社 個人事業主 製造業・建設業・運輸業その他の業種 ※ゴム製品製造業(自動車又は航空機用タイヤ及びチューブ製造業並びに工業用ベルト製造業を除く) 資本金3億円以下又は従業員300人以下 ※資本金3億円...(続きを読む

村田 英幸
村田 英幸
(弁護士)

中小企業承継円滑化法の概要

第2 中小企業承継円滑化法の概要 1 中小企業承継円滑化法の3本柱  以上の中小企業の事業承継における問題点に対処し,円滑な事業承継の実現を目的として,「中小企業における経営の承継の円滑化に関する法律」(以下,「中小企業承継円滑化法」といいます。)が平成20年5月9日に成立しました。また,同法の施行令(政令)と施行規則(省令)も平成20年10月1日から施行されました。ただし,民法の遺留分に関す...(続きを読む

村田 英幸
村田 英幸
(弁護士)

中小企業承継円滑化法の立法趣旨

第3章 中小企業承継円滑化法 第1 中小企業の事業承継における問題点 1 民法上の遺留分の制約  円滑な事業承継のためには,株式その他の事業用資産の後継者への集中が不可欠です。しかし,中小企業経営者の個人資産に占める自社株式及び事業用資産の比率は非常に高く,これら株式その他の事業用資産を後継者に集中させると,後継者以外の相続人の遺留分を侵害してしまうことが生じてしまいます。この場合に,後継者...(続きを読む

村田 英幸
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(弁護士)

公開会社と非公開会社

第2章 会社の基本構造 第1 公開会社と非公開会社  事業承継が問題となる株式会社の多くは,比較的小規模な公開会社または非公開会社です。会社法上,公開会社とは,その発行する全部又は一部の株式の内容として譲渡による当該株式の取得について株式会社の承認を要する旨の定款の定めを設けていない株式会社のことをいいます(会社法2条5号)。 (定款案) (株式の譲渡制限) 第○条 当会...(続きを読む

村田 英幸
村田 英幸
(弁護士)

私的整理のメリット、デメリット

2 私的整理のメリット (1) 費用  私的整理は,裁判所の関与なくして行う手続でありますから,法的整理の場合に裁判所に対して支払う予納金が不要になります。したがって,費用面において,法的整理よりも優れているといえます。 (2) 柔軟な解決  私的整理は,債権者との合意により,その手続,内容を決定していくものですから,債権者の合意が得られれば,再建の手続,内容を自由に決定することができます...(続きを読む

村田 英幸
村田 英幸
(弁護士)

M&A(合併・事業譲渡・会社分割)と労働契約関係

【コラム】合併・事業譲渡・会社分割と労働契約関係 企業組織再編に伴う労働契約関係の承継に関して,労働者には2種類の不利益が想定されます。 一つは,労働者が望んでいないにもかかわらず,雇用関係が現在の企業から新たな企業に強制的に移転・承継されるという不利益(以下,「承継される不利益」といいます。)です。具体的には,賃金等が新たな条件になること,退職金の対象期間が短くなること等が考...(続きを読む

村田 英幸
村田 英幸
(弁護士)

事業承継とM&A(総論)

第1章 事業承継とM&A 第1 総論  M&Aとは,merger and acquisitionの略称であり,mergerとは合併,acquisitionとは買収を意味します。親族や社内等に事業を承継する適当な後継者がいない場合には,会社そのものを売却し,第三者に経営してもらうことも選択肢の一つです。これまでM&Aといえば,大企業同士の大型案件が取り上げられてきました。しかし,少子高齢化社会の...(続きを読む

村田 英幸
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(弁護士)

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