「最高裁」の専門家コラム 一覧(9ページ目) - 専門家プロファイル

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舘 智彦
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土面 歩史
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閲覧数順 2024年05月07日更新

「最高裁」を含むコラム・事例

907件が該当しました

907件中 401~450件目

有期雇用契約の留意点(最高裁平成2・6・5神戸弘陵学園事件)

神戸弘陵学園事件 最高裁平成2・6・5民集第44巻4号668頁(原判決破棄、差し戻し)。 一 労働者の新規採用契約においてその適性を評価し、判断するために期間を設けた場合には、期間の満了により契約が当然に終了する旨の明確な合意が当事者間に成立しているなどの特段の事情が認められる場合を除き、期間は契約の存続期間ではなく、試用期間であると解するのが相当である。 二 試用期間付雇用契約により雇用された労...(続きを読む

村田 英幸
村田 英幸
(弁護士)

非嫡出子の相続分を嫡出子の半分とする民法の規定を違憲とする最高裁判決の影響は?

 平成25年9月4日、非嫡出子(婚姻関係にある男女間で生まれた嫡出子でない子)の法定相続分を嫡出子の2分の1する民法900条4号但し書きについて、最高裁で違憲判決が出されたことは、皆さんもご承知のところではないしょうか(判決の内容は最高裁のHPをご覧下さい。http://www.courts.go.jp/hanrei/pdf/20130904154932.pdf)。  この最高裁判決は、遅くとも...(続きを読む

酒井 尚土
酒井 尚土
(弁護士)

田村善之『論点解析知的財産法』(著作権法)の読後感

論点解析 知的財産法/商事法務 ¥3,570 Amazon.co.jp 田村善之『論点解析知的財産法』(著作権法)の読後感   具体的な設問、主題趣旨、解説、模範答案で構成されている。 学者が丁寧に執筆しているので、信頼性があり、独習にも授業・ゼミにも向いている。   著作物として、著作権法に例示されているのは、以下のとおりである(著作権法第10条1項)。 一 小説、脚本、論...(続きを読む

村田 英幸
村田 英幸
(弁護士)

田村善之『論点解析知的財産法』、公衆送信権の侵害

田村善之『論点解析知的財産法』 今日は、上記書籍の著作権法のうち、以下の部分を読みました。   (13)「著作権・公衆送信権の間接侵害(カラオケ判例法理)」   最高裁平成23・1・18民集 第65巻1号121頁(まねきTV事件) 1 公衆の用に供されている電気通信回線に接続することにより,当該装置に入力される情報を受信者からの求めに応じ自動的に送信する機能を有する装置は,あらかじ...(続きを読む

村田 英幸
村田 英幸
(弁護士)

田村善之『論点解析知的財産法』、映画とプログラムの著作物

論点解析 知的財産法/商事法務 ¥3,570 Amazon.co.jp 田村善之『論点解析知的財産法』 昨日は、上記書籍のうち、以下の部分を読みました。   (15)「職務著作(著作権法15条1項)、映画の製作者(2条)、映画の著作物の著作者(16条、29条)、死後の著作者の人格的利益(60条、116条)、頒布権(26条)の消尽、同一性保持権(20条、113条1項2号)、差止請求権 (...(続きを読む

村田 英幸
村田 英幸
(弁護士)

田村善之『論点解析知的財産法』、映画の著作物

論点解析 知的財産法/商事法務 ¥3,570 Amazon.co.jp (15)「映画製作者(著作権法2条1項10号)、映画の著作者(16条、29条1項)、著作権の保護期間(51条~57条)、複製権(21条)、上映権(22条の2)、公衆送信権(23条1項)、映画の著作物の頒布権(26条2項)、翻案・改変(27条)、二次的著作物(2条1項11号)、二次的著作物において原著作物の著作権が及ぶ範囲...(続きを読む

村田 英幸
村田 英幸
(弁護士)

田村善之『論点解析知的財産法』、プログラムの著作物

田村善之『論点解析知的財産法』 昨日は、上記書籍のうち著作権法の以下の論考を読みました。   (16)「職務著作(著作権法15条)、映画の著作物の著作者(29条)、私的利用と著作者権(43条1号、30条1項、113条2項)、著作権制限規定と著作権法50条、上映権(22条の2)、プログラムの著作物の翻案と同一性保持権(20条1項3号)、氏名表示権(19条1項)」   (職務上作成する著作...(続きを読む

村田 英幸
村田 英幸
(弁護士)

田村善之『論点解析知的財産法』、著作権法(続き)

論点解析 知的財産法/商事法務 ¥3,570 Amazon.co.jp 田村善之『論点解析知的財産法』 今日は、上記書籍のうち著作権法の以下の論考を読みました。 (9)「著作物の類似性、引用(著作権法32条1項、最高裁昭和55・3・28)、同一性保持権、氏名表示権、著作者死後の人格的利益(著作権法116条)、プロバイダーの責任」 (10)「映画製作者(著作権法2条1項10号、29条)...(続きを読む

村田 英幸
村田 英幸
(弁護士)

相続の基礎知識1

1 法定相続分、特別受益、寄与分、遺留分、具体的相続分の基礎知識  「法定相続分」、「特別受益」、「寄与分」、「具体的相続分」等は、相続のことを考えるに際して理解しておいて頂きたい言葉です。相続分は、法定相続分を基本としつつも、特別受益、寄与分等により修正・計算したうえで、具体的相続分を出さなければなりません。そこで、これらの言葉の意味、具体的相続分の計算の仕方を簡単に説明してみたいと思います。...(続きを読む

能瀬 敏文
能瀬 敏文
(弁護士)

ビジネス法務2013年9月号、金融法

ビジネス法務 2013年 09月号 [雑誌]/中央経済社 ¥1,500 Amazon.co.jp ビジネス法務2013年9月号、会社法 稲庭「会社法判例研究 虚偽記載にともなう代表取締役の損害賠償責任―西武鉄道事件 最高裁平成23・9・13」 最高裁平成23・9・13民集 第65巻6号2511頁 1 有価証券報告書等に虚偽の記載がされている上場株式を取引所市場において取得した投資者が...(続きを読む

村田 英幸
村田 英幸
(弁護士)

破産手続開始によって従前の役員は当然に地位を失わない.

破産手続開始によって従前の役員は当然に地位を失わない. 会社が破産手続開始を受けた場合、破産財団の管理・処分に関する権限については、破産管財人に専属するが(破産手続終了後の会社財産については従前の取締役ではなく別に精算人の選任をすべきである。)、従前の取締役は破産手続開始後も会社法の組織法上の行為について代表権を有する。 [1]大審院大正9・5・29民録26輯796頁 旧々商法による...(続きを読む

村田 英幸
村田 英幸
(弁護士)

田村善之『論点解析知的財産法』

論点解析 知的財産法/商事法務 ¥3,570 Amazon.co.jp 田村善之『論点解析知的財産法』 今日は、上記書籍のうち著作権法、 「原著作物の保護範囲、ストーリーの利用と翻案(著作物の類似性)、キャラクター」 「公衆の意義、複製権、譲渡権、公表権、貸与権の制限、同一性保持権、編集著作物、みなし侵害」 を読みました。 なお、キャラクターについては、通説は、キャラクターの...(続きを読む

村田 英幸
村田 英幸
(弁護士)

ビジネス法務2010年8月号、未払い残業代

ビジネス法務 2010年 08月号 [雑誌]/中央経済社 ¥1,500 Amazon.co.jp ビジネス法務2010年8月号、未払い残業代 佐藤「未払い残業代請求訴訟に勝つ就業規則」 私見であるが、最高裁平成6・6・11など一連の最高裁判例によれば、 ①残業代であることの明瞭区別性 ②残業代の過不足について精算されている実績があること の要件をみたせば、 ア 残業代は給...(続きを読む

村田 英幸
村田 英幸
(弁護士)

交通事故に基づく人身傷害保険と保険代位

交通事故に基づく人身傷害保険と代位     自動車保険契約の人身傷害補償条項の被保険者である被害者に過失がある場合において上記条項に基づき保険金を支払った保険会社による損害賠償請求権の代位取得の範囲   最高裁平成24・2・2民集 第66巻2号742頁 1 被害者が被る損害の元本に対する遅延損害金を支払う旨の定めがない自動車保険契約の人身傷害条項に基づき被害者が被った損害に対して...(続きを読む

村田 英幸
村田 英幸
(弁護士)

貸金債権譲渡と過払い金返還債務の承継

貸金債権譲渡と過払い金返還債務の承継   貸金業者が一括して貸金債権を譲渡しても、金銭消費貸借の貸主の地位を移転するものではないから(債務引き受けを伴わないから)、譲受人が過払い金返還債務(不当利得返還債務)を承継しない(最高裁平成23・3・22、最高裁平成23・7・8、最高裁平成24・6・29)。   例外として、最高裁平成23・9・30 貸金業者Yとその完全子会社である貸金業者...(続きを読む

村田 英幸
村田 英幸
(弁護士)

パブリシティ権

パブリシティ権   最高裁平成24・2・2民集 第66巻2号89頁(ピンクレディー事件) 人格権の一種としてのパブリシティ権を肯定した判例 1 人の氏名,肖像等を無断で使用する行為がいわゆるパブリシティ権を侵害するものとして不法行為法上違法となる場合  人の氏名,肖像等を無断で使用する行為は,(1)氏名,肖像等それ自体を独立して鑑賞の対象となる商品等として使用し,(2)商品等の差別...(続きを読む

村田 英幸
村田 英幸
(弁護士)

司法試験の選択科目の傾向

司法試験の選択科目の傾向   ・旧司法試験 旧司法試験に法律選択科目があった当時では、以下の科目であった。 行政法、破産法、労働法、国際私法、国際公法、 (なお、それ以外に、刑事政策があったが、新司法試験では廃止)   ・行政法は必須科目となった。   ・倒産法 旧試験では、ほぼ破産法だけが出題され、条文数も少なく、合格しやすい科目と言われていた。 新司法試...(続きを読む

村田 英幸
村田 英幸
(弁護士)

【非嫡出子に関する違憲判決に対する国税庁の対応 】

非嫡出子の法定相続分に関する最高裁違憲判決に基づいて 国税庁の対応がHPで明らかになりましたのでご案内いたします <国税庁の対応:平成25年9月4日の最高裁判決以後の対応について> 平成25年9月4日付最高裁判所の決定を受け、その趣旨を尊重し、 平成25年9月5日以後、申告(期限内申告、期限後申告及び修正申告 をいいます。)又は処分により相続税額を確定する場合(平成13年7月以後に 開始された...(続きを読む

近江 清秀
近江 清秀
(税理士)

非嫡出子の相続差別の解消、個人の尊厳が優先される

ファイナンシャルプランナーが天職! BYSプランニングの釜口です。       今回は、「非嫡出子の相続差別の解消、個人の尊厳が優先される」   についてお伝えいたします。   H25年9月4日、最高裁は、婚外子の増加や離婚の増加などによる   家族観の多様化を重視し、非嫡出子の相続差別を定めた民法の   規定を違憲と判断した。   婚外子(非嫡出子)の尊厳がやっと認められたわけだ。   ...(続きを読む

釜口 博
釜口 博
(ファイナンシャルプランナー)

試用期間中の従業員に問題があるとき

試用期間中の従業員に問題があるとき   1 試用期間の法的性質 (1)最高裁昭和48年12月12日大法廷判決、民集第27巻11号1536頁、三菱樹脂事件 一、企業が特定の思想、信条を有する労働者をそのゆえをもって雇い入れることを拒んでも、それを当然に違法とすることはできない。 二、労働基準法3条は、労働者の雇入れそのものを制約する規定ではない。 三、労働者を雇い入れようとする企業が、その採否...(続きを読む

村田 英幸
村田 英幸
(弁護士)

採用内定の取消と手続

採用内定の取消 1 景気悪化と内定取消の増加 昨今の景気悪化により、雇用情勢も悪化し、内定を取り消す企業が相次いでいる。このような実情に伴い、内定取消に関する相談窓口が設けられた。 また、悪質な内定取消企業は企業名を公表したり報道すべきであるという声が高まっている。 今後は相談機関の助言等により法的知識を得た学生が訴訟を提起してくるなど、法的紛争に発展するケースが増加することであろう。 2 採...(続きを読む

村田 英幸
村田 英幸
(弁護士)

新卒採用、応募者の個人情報

2 応募者の個人情報 (1) 重要な経歴  学歴・職務経験など重要な経歴で、かつ、採用するに至った事由について、労働者は真実を告知する義務があり、経歴詐称は懲戒事由に該当すると解される(最高裁平成3・9・19炭研精工事件)。 また、裁判例は、上記の場合には、普通解雇の理由となり得ることを認めている。労使間の信頼関係が損なわれ、採用するに至った理由がなくなるからである。 中途採用者については、...(続きを読む

村田 英幸
村田 英幸
(弁護士)

【相続税質疑応答編-43 今週の国税庁からの情報です 】

今週は、国税庁からの情報を2項目ご案内いたします 第1は、最近の最高裁判決に基づく情報です 既にマスコミで報道されていますが、非嫡出子の法定相続分の 民法規定が違憲と判断されました。 最高裁の見解としては、遺産分割協議が確定した事案にまで 今回の違憲判決は影響しない旨を示しています そこで、実務上問題になるのは以下の論点です 1.申告済みの相続税の事案で、今回の違憲判決に基づき 相続税額の...(続きを読む

近江 清秀
近江 清秀
(税理士)

増井良啓「租税法入門(11) 費用控除(3)」

増井良啓「租税法入門(11) 費用控除(3)」 法学教室連載 (譲渡所得) 第33条  譲渡所得とは、資産の譲渡(建物又は構築物の所有を目的とする地上権又は賃借権の設定その他契約により他人に土地を長期間使用させる行為で政令で定めるものを含む。)による所得をいう。 2  次に掲げる所得は、譲渡所得に含まれないものとする。 一  たな卸資産(これに準ずる資産として政令で定めるものを含む。)の譲...(続きを読む

村田 英幸
村田 英幸
(弁護士)

増井良啓「租税法入門(10) 費用控除(2)」

増井良啓「租税法入門(10) 費用控除(2)」 法学教室連載 必要経費、所得税法37条1項  (必要経費) 第37条 1項  その年分の不動産所得の金額、事業所得の金額、雑所得の金額 (事業所得・雑所得の金額のうち山林の伐採・譲渡に係るもの、雑所得の金額のうち第35条第3項(公的年金等の定義)に規定する公的年金等に係るものを除く。) の計算上必要経費に算入すべき金額は、 別段の定めがあるものを...(続きを読む

村田 英幸
村田 英幸
(弁護士)

外壁後退義務  建物は、境界から50cm以上離して建てなければいけないのか? 不動産ドクター

外壁後退義務  建物は、境界から50cm以上離して建てなければいけないのか? 外壁後退義務  建物は、境界から50cm以上離して建てなければいけないのか? 民法では、建物を建てる場合、建物は境界から、50cm以上離さなければならないとあります。 さらに、その規定に背いて建てている場合、隣地の人は建築を廃止し、あるいは変更させることが出来るとあります。 第234条 建物を築造するには、...(続きを読む

鈴木 豪一郎
鈴木 豪一郎
(宅地建物取引士)

増井良啓「租税法入門(8) 収入金額」

増井良啓「租税法入門(8) 収入金額」 法学教室連載 所得税法36条 税と時間―課税繰延べ 実現原則(実現主義) みなし譲渡、個人⇒法人への贈与、限定承認(所得税法59条1項、取得費につき60条) 最高裁昭和43・10・31「旧所得税法(昭和二二年法律第二七号)第五条の二の規定は、資産の値上りによりその資産の所有者に帰属する増加益を所得とし、それを右資産の他への移転の時...(続きを読む

村田 英幸
村田 英幸
(弁護士)

増井良啓「租税法入門(6) 所得税法 納税義務者」

増井良啓「租税法入門(6) 所得税法 納税義務者」 法学教室連載 納税義務者(所得税法5条) 片稼ぎ夫婦と二分二乗方式の可否(最高裁大法廷昭和36・9・6判決) 所得の人的帰属(所得税法12条~14条)について、所得税法12条に関する法律的帰属説(通説) 源泉徴収義務者(所得税法6条、120条1項5号。なお、還付の場合は所得税法120条1項6号、138条) 源泉分離課税(所...(続きを読む

村田 英幸
村田 英幸
(弁護士)

相続税の申告と特例

相続税の申告期限は相続開始があったことを知った日から10カ月以内である(相続税法27条1項)。 この日までに分割されない遺産がある場合には、民法の法定相続分(寄与分を除く)に応じて遺産分割があったものとして、課税される(相続税法55条)。 申告後に行った遺産分割の効果が法定相続分と異なる場合、期限後申告、あるいは、税額が増額する場合は修正申告、税額が減少する場合には、更正の請求をする(相続...(続きを読む

村田 英幸
村田 英幸
(弁護士)

不動産を財産分与をした側に所得税が課税される

d不動産を財産分与をした側に所得税が課税される    譲渡所得とは、資産の譲渡(建物又は構築物の所有を目的とする地上権又は賃借権の設定その他契約により他人に土地を長期間使用させる行為で政令で定めるものを含む。)による所得をいう(所得税法33条1項)。    財産分与としてされた不動産の譲渡は、譲渡所得として、課税の対象となる(最高裁昭和昭和50年5月27日 ・民集 第29巻5号6...(続きを読む

村田 英幸
村田 英幸
(弁護士)

多摩地区ゼネコン入札談合事件(審決取消訴訟)

多摩地区ゼネコン入札談合事件(審決取消訴訟)   最高裁平成24・2・20民集 第66巻2号796頁   都市基盤整備事業を行う法人が特定の地域において指名競争入札の方法により発注する一定規模以上の土木工事について複数のゼネコンがした受注予定者の決定等に関する合意が,独禁法(平成14年法律第47号による改正前のもの)2条6項所定の「不当な取引制限」に当たるとされた事例   市町村...(続きを読む

村田 英幸
村田 英幸
(弁護士)

パブリシティ権(ピンクレディー事件)

パブリシティ権(ピンクレディー事件) 最高裁平成24・2・2民集 第66巻2号89頁   1 人の氏名,肖像等を無断で使用する行為は,(1)氏名,肖像等それ自体を独立して鑑賞の対象となる商品等として使用し,(2)商品等の差別化を図る目的で氏名,肖像等を商品等に付し,(3)氏名,肖像等を商品等の広告として使用するなど,専ら氏名,肖像等の有する顧客吸引力の利用を目的とするといえる場合に,当該...(続きを読む

村田 英幸
村田 英幸
(弁護士)

公衆送信権侵害を肯定した最高裁判例 

公衆送信権侵害を肯定した最高裁判例    最高裁平成23年1月18日民集 第65巻1号121頁    1 公衆の用に供されている電気通信回線に接続することにより,当該装置に入力される情報を受信者からの求めに応じ自動的に送信する機能を有する装置は,あらかじめ設定された単一の機器宛てに送信する機能しか有しない場合であっても,当該装置を用いて行われる送信が自動公衆送信であるといえるときは,...(続きを読む

村田 英幸
村田 英幸
(弁護士)

金利スワップの説明義務

金利スワップの説明義務   最高裁平成25・3・7 銀行と顧客企業との間で,変動金利が上昇した際のリスクヘッジのため,同一通貨間で,一定の想定元本,取引期間等を設定し,固定金利と変動金利を交換してその差額を決済するという金利スワップ取引が行われた場合において,次の(1)~(3)など判示の事情の下では,上記取引に係る契約締結の際,銀行が,顧客に対し,中途解約時の清算金の具体的な算定方法等に...(続きを読む

村田 英幸
村田 英幸
(弁護士)

他者の特許権に対抗して自社製品が保護される

他者の特許権に対抗して自社製品が保護される ~先使用権とは~ 河野特許事務所 2013年9月20日 執筆者:弁理士 野口 富弘     他者が特許権を得た発明と同一の発明が他者の特許出願時前に完成しており、さらに所定の要件を満たす場合、特許権侵害を問われることなくその発明に係る事業(例えば、自社製品の製造・販売)を継続することができます(先使用権といいます)。  今回は一つの裁判例を通じ...(続きを読む

河野 英仁
河野 英仁
(弁理士)

法学教室2013年3月号、倒産法

法学教室 2013年 03月号 [雑誌]/有斐閣 ¥1,500 Amazon.co.jp 法学教室2013年3月号、倒産法 「倒産法と判例」と題して特集が組まれている。 佐藤「倒産手続における留置権―商事留置手形」 銀行等が生じ留置権に基づいて手形を手形交換所に回して、破産者に対する債権回収をし、優先弁済を受けることができる(最高裁平成10・7・14)。民事再生法においても、同様であ...(続きを読む

村田 英幸
村田 英幸
(弁護士)

従業員のメンタルヘルス

r従業員のメンタルヘルス   従業員が精神疾患にかかった場合、業務上災害に該当する場合には、解雇が禁止される(労働基準法19条)。使用者は、従業員に対する安全配慮義務を負う。同義務に違反して、従業員が過労自殺などをした場合、使用者は従業員ないしその遺族に対して損害賠償責任を負う(最高裁平成12・3・24電通事件など)。 業務上災害に該当しない場合、私傷病として取り扱われるが、完治していな...(続きを読む

村田 英幸
村田 英幸
(弁護士)

法学教室2013年3月号、倒産解除条項の効力

法学教室 2013年 03月号 [雑誌]/有斐閣 ¥1,500 Amazon.co.jp 法学教室2013年3月号、倒産法 「倒産法と判例」と題して特集が組まれている。 松下「倒産手続における倒産解除条項の効力」 倒産解除条項とは、倒産手続開始の申立てがあったことを理由に、当該契約を解除する条項である。 最高裁昭和57・3・30は、会社更生法につきファイナンス・リース契約の倒産解...(続きを読む

村田 英幸
村田 英幸
(弁護士)

土壌汚染の土地売買と瑕疵担保責任、環境法

土壌汚染の土地売買と瑕疵担保責任 最高裁平成22・6・1(足立区土地開発公社事件) 民集 第64巻4号953頁  売買契約の目的物である土地の土壌に,上記売買契約締結後に法令に基づく規制の対象となったふっ素が基準値を超えて含まれていたことは,(1)上記売買契約締結当時の取引観念上,ふっ素が土壌に含まれることに起因して人の健康に係る被害を生ずるおそれがあるとは認識されておらず,(2)上記売買...(続きを読む

村田 英幸
村田 英幸
(弁護士)

ビジネス法務2010年11月号、民法

ビジネス法務 2010年 11月号 [雑誌]/中央経済社 ¥1,500 Amazon.co.jp ビジネス法務2010年11月号、民法 「実務を変えた!最新ビジネス判例30選」と題して特集が組まれている。 ・最高裁平成21・1・19民集 第63巻1号97頁 (賃貸借)  ビルの店舗部分を賃借してカラオケ店を営業していた賃借人が,同店舗部分に発生した浸水事故に係る賃貸人の修繕義務の...(続きを読む

村田 英幸
村田 英幸
(弁護士)

ビジネス法務2010年11月号、労働法

ビジネス法務 2010年 11月号 [雑誌]/中央経済社 ¥1,500 Amazon.co.jp ビジネス法務2010年11月号、労働法 「実務を変えた!最新ビジネス判例30選」と題して特集が組まれている。 伊予銀行・いよぎんスタッフサービス事件(最高裁平成21・3・27決定)、NTTグループ企業年金減額不承認処分事件(最高裁平成22・6・8決定)のほか、日本IBM会社分割事件(最高裁平...(続きを読む

村田 英幸
村田 英幸
(弁護士)

近時の注目すべき株主代表訴訟事件

アパマン株主代表訴訟事件(最高裁平成22・7・15裁判集民事 第234号225頁)について. 不動産賃貸あっせんのフランチャイズ事業等を展開するA社が,事業再編計画の一環としてB社を完全子会社とする目的で同社の株式を任意の合意に基づき買い取る場合において,次の(1)~(3)など判示の事情の下では,株式交換に備えて算定された上記株式の評価額が1株当たり6561円ないし1万9090円であったとしても...(続きを読む

村田 英幸
村田 英幸
(弁護士)

ビジネス法務2010年11月号、会社法・金融商品取引法

ビジネス法務 2010年 11月号 [雑誌]/中央経済社 ¥1,500 Amazon.co.jp ビジネス法務2010年11月号、会社法・金融商品取引法 「実務を変えた!最新ビジネス判例30選」と題して特集が組まれている。 大塚和成ほか「会社法・金融商品取引法」について、最新ビジネス判例を取り上げ、アパマン株主代表訴訟事件(最高裁平成22・7・15裁判集民事 第234号225頁)について...(続きを読む

村田 英幸
村田 英幸
(弁護士)

ビジネス法務2010年11月号、知的財産権法

ビジネス法務 2010年 11月号 [雑誌]/中央経済社 ¥1,500 Amazon.co.jp ビジネス法務2010年11月号、知的財産権法 「実務を変えた!最新ビジネス判例30選」と題して特集が組まれている。 最高裁平成20・9・8集民 第228号561頁(つつみのおひなやっこや事件)、商標法  「つつみのおひなっこや」の文字を横書きして成り,土人形等を指定商品とする登録商標と,...(続きを読む

村田 英幸
村田 英幸
(弁護士)
2013/09/17 09:43

ビジネス法務2010年11月号、労働法

ビジネス法務 2010年 11月号 [雑誌]/中央経済社 ¥1,500 Amazon.co.jp ビジネス法務2010年11月号、労働法 「実務を変えた!最新ビジネス判例30選」と題して特集が組まれている。 伊予銀行・いよぎんスタッフサービス事件(最高裁平成21・3・27決定)、NTTグループ企業年金減額不承認処分事件(最高裁平成22・6・8決定)のほか、日本IBM会社分割事件(最高裁平...(続きを読む

村田 英幸
村田 英幸
(弁護士)

ビジネス法務2010年11月号、会社法

ビジネス法務 2010年 11月号 [雑誌]/中央経済社 ¥1,500 Amazon.co.jp ビジネス法務2010年11月号、 「実務を変えた!最新ビジネス判例30選」と題して特集が組まれている。 大塚和成ほか「会社法・金融商品取引法」について、最新ビジネス判例を取り上げ、アパマン株主代表訴訟(最高裁平成22・7・15)について、解説している。 そのほか、注目すべき判例として、以...(続きを読む

村田 英幸
村田 英幸
(弁護士)

富永浩明・三森仁『ゴルフ場の事業再生』

ゴルフ場の事業再生/商事法務 ¥4,935 Amazon.co.jp 富永浩明・三森仁『ゴルフ場の事業再生』 ゴルフ場の事業再生の手法としては、近時は民事再生法による手法が一般的となった。会員制で預託金返還請求権は一般債権に過ぎないという最高裁判例により、民事再生法によることに問題点も解消された。   (続きを読む

村田 英幸
村田 英幸
(弁護士)

ビジネス法務2011年4月号、会社法

ビジネス法務 2011年 04月号 [雑誌]/中央経済社 ¥1,500 Amazon.co.jp ビジネス法務2011年 「会社法の今 確立した実務、残された課題」と題して特集が組まれている。 「コーポレート・ガバナンス」会社法で導入された取締役会の書面報告・書面決議が比較的よく利用されているようである。 「新株予約権・種類株式」税制非適格ストック・オプションについて、検討している。...(続きを読む

村田 英幸
村田 英幸
(弁護士)

法律選択科目の勉強について(5)

  今後の課題、2013年以降   こうして振り返ってみると、法律の勉強を始めたのが早稲田大学法学部に入学した1983年(昭和58年)以降、約30年以上が経過しました。 基本科目のうち得意分野として、 ・交通事故 ・離婚 ・相続 ・債権回収(民事執行法、民事保全法を含む) 法律選択科目の勉強については、 ・倒産法 ・M&A ・労働法 ・事業承継 ...(続きを読む

村田 英幸
村田 英幸
(弁護士)

窪田充見『家族法-民法を学ぶ』有斐閣,続き

家族法 -- 民法を学ぶ 第2版/有斐閣 ¥4,200 Amazon.co.jp 窪田充見『家族法-民法を学ぶ』有斐閣( 離婚、財産分与、慰謝料、養育費(扶養義務)に関する部分を読みました。 ただし、明らかな誤解を発見した。88頁に、調停に代わる審判により離婚が認められるという記述がある。しかし、家事事件手続法284条は、家事事件手続法277条1項による場合に、調停に代わる審判を認めてい...(続きを読む

村田 英幸
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(弁護士)

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