「債務」を含むコラム・事例
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住宅金融支援機構(旧住宅金融公庫)は任意売却後の残債務を債…
住宅金融支援機構(旧住宅金融公庫)は 任意売却をした後の残る債務については 債権回収(サービサー)には売却しません。 通常の民間の場合は、 住宅ローン信用保証会社などは 任意売却後や競売後に残った残債務は 債権回収(サービサー)に売却してしまいます。 そして、その債権回収(サービサー)と交渉して、 一部金で残債務の減免などが出来るのです。 ですから、残債務の全額を支払わなくても 残債務の解...(続きを読む)
- 木原 洋一
- (不動産コンサルタント)
劣後ローンとは? そしてそれは有効?
■劣後ローンとは 劣後ローンとは、債務者から考えると、 通常の金融機関から借り入れている資金より 優先順位が低い(つまり劣後する)借入(ローン)のこと。 メリット ・まず劣後ローン、つまり借入することによって キャッシュが入ってくるため資金繰りが楽になる。 ・劣後ローンは負債であるけれども資本性の意味合いが 強...(続きを読む)
- 萩原 貞幸
- (経営コンサルタント)
自宅売却後もその自宅で居住を継続する場合の所得税
【譲渡所得質疑応答-9 自宅売却後もその自宅で居住を継続する場合の特別控除の適用について】 <事例> 株式会社Aの代表取締役Bは、会社の業績が悪化して運転資金が 足りなくなりました。 しかし、金融機関からの借入金はこれ以上残高を増やしたくないので 自宅を売却することにしました Bは、自宅の土地建物を売却して、譲渡所得の3000万円控除と譲渡所得の 軽減税率の適用を受けることにより、売却に関...(続きを読む)
- 近江 清秀
- (税理士)
連帯保証人の妻の口座は差し押さえされたり・・・
連帯保証人の妻の口座は差し押さえされたり、ローン口座以外の銀行口座に支障は起きませんか? もともと銀行は、支払が遅れているという理由で 口座を差押さえることは、法的には出来ません。 しかしながら、期限の利益を喪失すると 住宅ローンを借りている銀行に限られますが 口座がロックされ、 その際に預金があればローンの支払と相殺されます。 ただし、 それまでに預金を引き出しておけばお問題ありません。 この...(続きを読む)
- 木原 洋一
- (不動産コンサルタント)
鹿児島県鹿児島市の任意売却の相談
鹿児島県鹿児島市に一戸建てを所有しています。ネットで拝見いたしました。小さい会社をやっておりましたが、資金繰りにつまりました。失業状態で、病気もあり、自宅を1年前くらいから売却にだしておりますが、いまだに売れていません。地元の大手系の不動産屋さんですが、反応が鈍い状態です。このまま支払いができずにいると、早晩、差し押さえになるかと思い、どうしようかと思っていたところ、御社のサイトをみつけました。1...(続きを読む)
- 木原 洋一
- (不動産コンサルタント)
事業承継と相続する自社株式の株価対策
第2 株式の評価方法の適用判定 第5 株価対策 1 株式評価引下げ策 先に述べた自社株の評価方法である類似業種比準価額と純資産価額を引き下げる方法について説明します。 (1) 類似業種比準価額の引下げ 類似業種比準方式は、1株あたりの配当、利益および純資産の各金額について上場の類似業種との対比により評価します。そこで、株式評価を引下げるためには、各要素を引下げることとなり...(続きを読む)
- 村田 英幸
- (弁護士)
事業承継と株式に関する税金
第2章 株式に関する税金 第1 株式等の評価単位 1 取得財産の価額の評価 相続、遺贈または贈与により取得した財産の価額は、原則として当該財産の取得の時における時価によります(相続税法22条)。そのうち株式および株式に関する権利の価額は、それらの銘柄の異なるごとに、財産評価基本通達の定める次に掲げる区分に従い、その1株または1個ごとに評価します(財産評価基本通達168) ...(続きを読む)
- 村田 英幸
- (弁護士)
M&Aの手続ー本契約の締結、履行
6 本契約の締結 デューディリジェンスを参考にしての、最終的な判断の結果、M&Aを実行することになった場合は、本契約を締結します。本契約の契約書には一般的には以下のような内容を盛り込みます。 なお、M&Aの方法によっては、本契約の契約書の作成が法律上義務付けられている場合もあります。 (1)買収価格(および支払方法) 上場企業であれば市場における株価を基準に買収価格を決定することがで...(続きを読む)
- 村田 英幸
- (弁護士)
デューディリジェンス
第2章 M&Aの手続 M&Aは、以下の流れに従って行われるのが一般的です。 1 M&A目的の明確化 2 M&A対象会社の選定 3 M&A対象会社への打診 4 基本合意書(Letter of Intent)の締結 5 デューディリジェンスの実施 6 本契約の締結 7 本契...(続きを読む)
- 村田 英幸
- (弁護士)
事業承継とM&Aの手続
第2章 M&Aの手続 M&Aは、以下の流れに従って行われるのが一般的です。 1 M&A目的の明確化 2 M&A対象会社の選定 3 M&A対象会社への打診 4 基本合意書(Letter of Intent)の締結 5 デューディリジェンスの実施 6 本契約の締結 7 本契...(続きを読む)
- 村田 英幸
- (弁護士)
遺留分算定において、被相続人の保証債務は控除されるか
【コラム】遺留分算定において、被相続人の保証債務は控除されるか 「保証債務(連帯保証債務を含む)は、保証人において将来現実にその債務を履行するか否か不確実であるばかりでなく、保証人が複数存在する場合もあり、その場合は履行の額も主たる債務の額と同額であるとは限らず、仮に将来その債務を履行した場合であっても、その履行よる出捐は、法律上は主たる債務者に対する求償権の行使によって返還を受...(続きを読む)
- 村田 英幸
- (弁護士)
福岡県大野城市の住宅ローン無料相談会
福岡県大野城市の住宅ローン無料相談会を開催します。 福岡県大野城市にお住まいの方や 福岡県大野城市の周辺にお住まいの方で 住宅ローン問題でお困りの方は 10月18日(木)と10月19日(金)の両日に 個別相談を承ります。 ご希望の方はメールか電話にてお申し込みください。 ---------------------------------------------------- 任意売却推進...(続きを読む)
- 木原 洋一
- (不動産コンサルタント)
酒井克彦「所得税法の論点研究」(財経詳報社)、15
本書の「生活用動産の譲渡」の部分(計15頁)を読みました。 生活用動産の譲渡 所得税法は、資産の譲渡による所得についは原則として課税対象とするが、例外的に「生活に通常必要な動産」(所得税法施行令25条)の譲渡益には課税せず(所得税法9条1項9号)、譲渡損もなかったものとして取り扱う(所得税法9条2項1号)が、「生活に通常必要でない資産」(所得税法62条1項、所得税法施行令178条)...(続きを読む)
- 村田 英幸
- (弁護士)
投資銘柄情報2012/10/04号
●GMOインターネット(9449) 本日終値561円(+32円)。レンタルサーバーなど中小企業向けネットサービスやネット広告等を展開。株価は6月4日安値323円を底に緩やかな上昇波動が出現中。既に昨年高値534円を更新となっており、中期トレンド的にも新波動入りしている状況。直近高値563円を付けた後は調整を入れているが、上昇する25日移動平均線との乖離縮小となる水準でトレンド反転の兆しあり。...(続きを読む)
- 村田 知史
- (投資アドバイザー)
建築資金のための住宅ローンの登記手続
司法書士の芦川京之助でございます。 建築資金のための住宅ローンの登記手続について、ご説明いたします。 第1段階の登記 ご自分の所有する土地に、住宅ローンの金融機関の「抵当権設定登記」をします。 あるいは、建築する土地を購入して、住宅ローンの金融機関の「抵当権設定登記」をします。 この登記をすることにより、建築資金の一部を金融機関が融資実行します。 建築する土地を購入し、ご自分名義に所有権...(続きを読む)
- 芦川 京之助
- (司法書士)
住宅ローンが払えなくなって自己破産しても銀行は損はしない。
住宅ローン破産しても、自己破産しても 競売になっても、夜逃げしても 銀行は損はしません。 ご存じない方も多いのですが、 銀行は住宅ローンの貸し出しをする際に 住宅ローン信用保証や連帯保証人などを つけて融資します。 ですから、 上述のように、 住宅ローン破産しても、自己破産しても 競売になっても、夜逃げしても 銀行には住宅ローン信用保証から 全額が代位弁済という形で支払われるのです。 住宅...(続きを読む)
- 木原 洋一
- (不動産コンサルタント)
酒井克彦「所得税法の論点研究」(財経詳報社)、12
今日は、引き続き、上記書籍の、「損益通算制度を巡る今日的課題」(合計30頁)を読みました。 以下、参考として、所得税法の条文を引用します。 (課税標準) 第二十二条 居住者に対して課する所得税の課税標準は、総所得金額、退職所得金額及び山林所得金額とする。 2 総所得金額は、次節(各種所得の金額の計算)の規定により計算した次に掲げる金額の合計額(第七十条第一項若しくは第二...(続きを読む)
- 村田 英幸
- (弁護士)
酒井克彦「所得税法の論点研究」(財経詳報社)、11
今日は、引き続き、上記書籍の、所得税法64条2項に関する「保証債務の求償権の履行不能」の後半部分(合計30頁)を読みました。 なお、民法上の債務引受の概念について、著者が誤解しているのではないかと思われる個所がありました。 以下、参考として、所得税法の条文を引用します。 (資産の譲渡代金が回収不能となつた場合等の所得計算の特例) 第六十四条 その年分の各種所得の金額(事業所得の金...(続きを読む)
- 村田 英幸
- (弁護士)
平成24年上半期の親子間親族間売買の背景まとめ
平成24年10月1日に平成24年上半期のデータを取りまとめました。対象件数は67件(ご相談依頼があったもの、匿名は除く)です。 各統計データは下記の通りです。 1)債務弁済関連・・約32.8% 2)支払不安関連・・約13.4% 3)相続対策関連・・約20.9% 4)持分売買・・・・約 3.0% 5)兄弟姉妹間・・・約22.4% 6)その他・・・・・約 7.5% 平成2...(続きを読む)
- 畑中 学
- (不動産コンサルタント)
酒井克彦「所得税法の論点研究」(財経詳報社)、10
今日は、引き続き、上記書籍の、所得税法64条2項に関する「保証債務の求償権の履行不能」の前半部分(合計16頁)を読みました。 以下、参考として、所得税法の条文を引用します。 (資産の譲渡代金が回収不能となつた場合等の所得計算の特例) 第六十四条 その年分の各種所得の金額(事業所得の金額を除く。以下この項において同じ。)の計算の基礎となる収入金額若しくは総収入金額(不動産所得又は...(続きを読む)
- 村田 英幸
- (弁護士)
遺留分算定の基礎となる財産
2 遺留分算定の基礎となる財産 被相続人が相続開始時において有していた全財産にその贈与した財産の価格を加えた合計の金額から,債務の全額を控除して算定されます(民法1029条)。 遺留分算定の基礎となる財産=「被相続人が相続開始の時において有した財産の価額」+「贈与した財産の価額」-「債務」 贈与は相続開始前1年以内のものが加算されます(民法1030条...(続きを読む)
- 村田 英幸
- (弁護士)
酒井克彦「所得税法の論点研究」(財経詳報社)、9
今日は、引き続き、上記書籍の、所得税法63条に関する「個人事業等の終了」の部分(合計31頁)を読みました。 これで、おおむね本書の6割を読み終えました。 以下、参考として、所得税法の条文を引用します。 (事業を廃止した場合の必要経費の特例) 第六十三条 居住者が不動産所得、事業所得又は山林所得を生ずべき事業を廃止した後において、当該事業に係る費用又は損失で当該事業を廃止し...(続きを読む)
- 村田 英幸
- (弁護士)
住宅金融支援機構(住宅金融公庫)より延滞金の一括納付の催告…
現在住宅ローンの延滞が3ヶ月で住宅金融支援機構(住宅金融公庫)より 延滞金の一括納付の催告書がきてしまいました。 4年前までは自営業をしていましたが、 昨今の不況のあおりで、事業が立ち行かなくなり 個人再生をしてきましたが、 3年間の支払い減額終了と同時に支払いが厳しくなり、 とうとう延滞4ヶ月になってしまいました。 家族はわたしと妻と中学3年と小学6年と、 犬と猫を飼っています。現在は警...(続きを読む)
- 木原 洋一
- (不動産コンサルタント)
株主代表訴訟の対象となる取締役の責任の範囲
【コラム】 株主代表訴訟の対象となる取締役の責任の範囲 株主代表訴訟の対象となる「責任」(会社法847条1項)の範囲について,学説上対立があり,下級審裁判例も分かれていましたが,近時,最高裁が初めての判断を示しました(最判平成21・3・10民集63巻3号361頁)。 最高裁は,旧商法267条1項にいう「取締役ノ責任」には,取締役の地位に基づく責任のほか,取締役の会社に対する...(続きを読む)
- 村田 英幸
- (弁護士)
中小企業での株主代表訴訟の実態
第2 中小企業での株主代表訴訟の実態 1 会社資産の不当な処分又は管理 会社資産の不当な安値での処分は,取締役の善管注意義務違反の責任を負います(名古屋地判昭和58・2・18判時1079号99頁)。 また,代表取締役が,会社所有の土地を,同代表取締役が実質的に経営する別会社に不当に安い賃料で賃貸したため,会社に生じた損害を賠償する責任を負う場合があります。 2 役員報酬 株...(続きを読む)
- 村田 英幸
- (弁護士)
民事再生のメリット、デメリット
2 民事再生のメリット (1) 債権者全員の同意が不要 民事再生の再生計画案可決の要件は,再生計画決議の出席議決権者の過半数かつ出席議決権者の議決権の総額の二分の一以上の同意ですから(民事再生法172条の3),債権者全員の同意がなくとも,再生計画の認可,遂行が可能となります。 したがって,人数や債権額にもよりますが,再建に反対する債権者がいても再生手続を進めることができるというメリットが...(続きを読む)
- 村田 英幸
- (弁護士)
法人の場合の民事再生の予納金基準額(東京地裁 平成22年)
□法人の場合の予納金基準額(東京地方裁判所 平成22年5月18日現在) 負 債 総 額 基 準 額 5千万円未満 200万円 5千万円~1億円未満 300万円 1億円~5億円未満 400万円 5億円~10億円未満 500万円 10億円~50億円未満 600万円 50億円~1...(続きを読む)
- 村田 英幸
- (弁護士)
民事再生(通常の民事再生)
第1 民事再生 1 概説 (1)申立て 民事再生手続は,経済的に窮境にある債務者について,債権者との間の民事上の権利関係を適切に調整し,その事業または経済生活の再生を図ることを目的として裁判所に申立てを行う手続です(民事再生法1条)。 民事再生は①債務者に破産の原因たる事実の生ずるおそれのある場合,または②債務者が事業の継続に著しい支障を来たすことなく弁済期にある債務を弁済することがで...(続きを読む)
- 村田 英幸
- (弁護士)
特定調停のメリット、デメリット
2 特定調停のメリット (1) 費用 私的整理の場合と比較した場合,私的整理は,経営者自身で行うことは一般に困難であり,代理人として弁護士を選任する必要がありますが,特定調停は,弁護士や公認会計士やその他の専門家などの調停委員の助けを借りながら自ら貸主と交渉することで,その手続を行うことができます。 したがって,弁護士費用をかけずに経営者本人が手続を行うことも可能です。 ただし,...(続きを読む)
- 村田 英幸
- (弁護士)
私的整理のメリット、デメリット
2 私的整理のメリット (1) 費用 私的整理は,裁判所の関与なくして行う手続でありますから,法的整理の場合に裁判所に対して支払う予納金が不要になります。したがって,費用面において,法的整理よりも優れているといえます。 (2) 柔軟な解決 私的整理は,債権者との合意により,その手続,内容を決定していくものですから,債権者の合意が得られれば,再建の手続,内容を自由に決定することができます...(続きを読む)
- 村田 英幸
- (弁護士)
会社分割において,債務の履行の見込みが必要か
【コラム】会社分割において,債務の履行の見込みが必要か 会社が債務超過である場合や会社分割が効力を生ずる日において債務超過となる場合,会社分割を利用することはできないのでしょうか。 この点,会社法制定前は,債務の履行の見込みがあることが実体的な会社分割の要件であり,会社分割の時点で債務超過に陥っており,債務の履行の見込みがない場合には,会社分割の無効事由になると解するのが通...(続きを読む)
- 村田 英幸
- (弁護士)
M&Aにおけるエスクロー条項
【コラム】エスクロー条項 エスクロー(escrow)とは,有効な契約を締結した当事者の合意に基づいて,譲渡人,約束者または債務者が,捺印証書,証券,金銭,株式,その他の文書を中立の第三者に寄託すること,またはこうして寄託された証書等をいいます(田中英夫「BASIC英米法辞典」(東京大学出版会)1995年)。 エスクロー条項は譲渡代金の後払いを約するものですが,通常の後払いを...(続きを読む)
- 村田 英幸
- (弁護士)
事業承継とM&A(総論)
第1章 事業承継とM&A 第1 総論 M&Aとは,merger and acquisitionの略称であり,mergerとは合併,acquisitionとは買収を意味します。親族や社内等に事業を承継する適当な後継者がいない場合には,会社そのものを売却し,第三者に経営してもらうことも選択肢の一つです。これまでM&Aといえば,大企業同士の大型案件が取り上げられてきました。しかし,少子高齢化社会の...(続きを読む)
- 村田 英幸
- (弁護士)
遺産分割の解除の可否
(3)遺産分割の解除の可否 一度,遺産分割がなされれば,債務不履行を理由とした解除を認めないのが判例です(最判平成元・2・9民集43巻2号1頁)。その理由は,第1に,遺産分割には遡及効があり(民法909条本文),相続開始の時から遺産は協議内容に応じて各相続人に帰属していたことになりますから,協議自体の債務不履行は観念できないこと,第2に,解除を認めると遡及効を有する遺産の再分割を余儀なくされ,...(続きを読む)
- 村田 英幸
- (弁護士)
遺産分割の具体的方法
(2)遺産分割の具体的方法 遺産分割の具体的な方法としては,現物分割,換価分割,代償分割,用益権の設定,といったものが考えられます。 ア 現物分割 現物分割は,相続財産を例えば,土地建物は長男,預金は妻,というように現在ある相続財産をそのままの状態で各相続人に分配する方法です。 イ 換価分割 換価分割は,相続財産を全部または一部を処分して,その売却代金を各相続人に分配する方法です。...(続きを読む)
- 村田 英幸
- (弁護士)
債権・債務以外の財産の共同相続
4 その他の遺産の共同相続 (1)株式 株式が相続財産に含まれる場合,その株式は,共同相続人間で,その相続分に応じて,当然には分割されません。すなわち,株式はすべて,その相続分に応じて,相続人の共有となります。最判昭和45・1・22民集24巻1号1頁も株式を相続人が共有することを前提としています。 【事例】における被相続人甲が保有していた700株の株式はすべて妻乙,長男丙,次男丁の共有とな...(続きを読む)
- 村田 英幸
- (弁護士)
相続分の指定と相続債務
【コラム】相続分の指定と相続債務 相続財産に債務が含まれている場合,相続分の指定の効力は相続債務にも及ぶのかという問題がありました。 近時,この問題に正面から答えた判例が出されました(最判平成21・3・24民集63巻3号427頁)。 判例は,この問題を被相続人の意思解釈の問題であるとして,遺言により相続人のうちの1人に対して相続分の全部の指定がなされた場合,特段の事情の...(続きを読む)
- 村田 英幸
- (弁護士)
事業承継と相続の具体例
以下の事例を素材として,遺言がない場合に民法が定めたルールに従って処理される方法(法定相続)を中心に説明していきます。 【事例】 創業から60年の社歴のあるA社は,従業員40名ほどの工作機械メーカーです。現在2代目である経営者甲(60歳)は,最近,体調を崩したことから,事業承継を考え始め,その長男である丙(30歳)を後継者として想定しました。長男丙は,大手企業に勤めていましたが,この...(続きを読む)
- 村田 英幸
- (弁護士)
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