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小倉 美紀
オグラ ミキ
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エナジー・コーチ 小倉美紀
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私的エッセイ
Next time around?
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お久しぶりです。本当に久々のコラムアップです。
さて、最近私が思うこと。
何か選択することに迷ったとき、今しかできないとから
やってみる、なんていうテーマです。
５月に、ちょうど前回のブログをアップした直後、
思いがけないことがおきました。
私がいつも行っている自転車クラブのオーナーで、
自転車屋の店長が本当に突然亡くなられました。
そのショップとクラブ、店長一家皆さんにはいつも
お世話になっていたので、本当にショックでした。
私はこの１年ほどかなりサボっていた自転車ですが、
５月になって気候も良くなってきたので、タイミングよく
日曜日のいつもの朝ランに再び行き始めた頃でした。
そのときは、いつも通り、普通に元気だったのです。
ところが、その２日後、遠出の自転車ツアーの下見に
出かけている途中、突然心不全で、そのまま帰らぬ人に。
自転車クラブの仲間の一人から、お通夜とお葬式の
日程のメッセージが入って知りました。
普段会っている人が、突然亡くなるというのは
私にとっては初めてのこともあって、２週間ほどは
ぼーっとしたというか、あまりいろいろ手につかない
状態でもありました。
人が亡くなるというのは大変なことだと頭でわかっていても、
本当にそういうことが起こるとまた別のことですね。
直前の朝ランが終わったとき、私は先に車でお店に戻って
（１００キロ全部自転車で走るとつらいので、途中で車に
回収してもらいます笑）、店長は速く走れる人たちの
グループにオートバイで付き添っていて、戻るまで
もう少しかかりそうだったので、じゃあ待たずに、
また来週ね、と帰ってきてしまいました。
しばらくゆっくり話していなかったので、また話したいなと
思っていたのに、結局、あの朝、いつものコンビニで
また後でねー、と別れたのが最後になっちゃった。
最後にゆっくり話したのは、そのちょっと前、２月だか
３月くらいだったか、バイクシューズのビンディングが
ゆるくなったので、部品を交換してもらいにお店に
行った時だったかな、と思い出しました。
今でないと間に合わないこと、きっと本当はたくさん
あるんだろうな、と、そのときに感じました。
でも、現実には、いろいろ先延ばしにしていること
けっこうあるんですよね。
どうしようか迷ったとき、今しかない！と思って
決断することが、ときに大事になります。
それもあって、この夏は、久しぶりにヨーロッパへ戻り、
１ヶ月ほどフランクフルトで過ごしました。そして
オリンピックも見てきました。
久しぶりと言ったら、海外へ出るのも３年ぶりで、
こんなに長いこと海外へ出ていなかったのも、
大学留学で海外に出てから、初めて。
ヨーロッパで１ヶ月と聞くと優雅な感じもしますが
私の場合は以前住んでいたこともあり、友人の家を
訪ねては泊めてもらって、という、旅というより
ドイツ時代の生活に戻ったような感覚。
行ってみたら、本当にまるでこの何年も、離れていたのに
そのままずっと住んでいたかのような感覚になるから
不思議だと思いました。
本当は、夏もヨーロッパに行くの、少し迷っていました。
でも、やっぱり、今行って、会いたい友人たちも、次回は
そこにいないかもしれない、５月の体験を思い出して
決めました。
オリンピックは、まさに文字通り今しかない！の選択でした。
そして、行ってよかった、やっぱり今しかできないタイミングが
あるんだと感じながら、日本に戻りました。
あなたも、今しかできないこと、思い切ってやってみてください。
because there may not be a "next time around"...
このコラムはこちらでもご覧いただけます。
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