小倉 美紀(パーソナルコーチ)- コラム「幸せと平和について考える」 - 専門家プロファイル

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幸せと平和について考える

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セルフ・ヘルプ 幸せについて (Happiness) 2010-08-06 15:11

今日は8月6日、広島の原爆記念日ですね。
あの日から65年。

普段はあまり戦争のことは考えたりしないかも
しれませんが、今日はとくに平和や人類の幸福とは何か、
という大きなテーマについて考えたくなる日です。

私が子供の頃は戦争の体験はまだ今より身近な
ものだったかなと感じます。小学校の担任の先生は
東京大空襲を経験した人だったし、テレビや映画でも
戦争を扱うものが多かった。

先生の空襲体験話を絵葉書でもらったこともありました。
モンペに防空頭巾をかぶってお母さんと逃げ回り、
ブドウ畑の下で震えていた、というようなお話。

早乙女勝元さんのベトナムのダーちゃんや
高木敏子さんのガラスのうさぎ、と言った戦争のお話の本も
よくみんなで読んで感想文を書いたりしました。
(ご存知ですか?)

私はアメリカでの大学時代、戦争についてアメリカや
ヨーロッパでの考え方はずいぶん違うと肌で
感じたことがありました。

入学したばかりの頃、社会学の教授が何の授業だったか
「パールハーバーを攻撃したのは誰だ?」と言い出し、
クラス中が「日本だ!」と言ったを目の当たりにして
びっくり。

アメリカは日本が攻撃をし始めた太平洋戦争は
日本が悪者で自分たちが正しいと思っているんだ、
とちょっとした衝撃を受けました。

もちろん攻撃をした日本が悪くないなどと言うつもりも
まったくなかったけれど、日本では原爆は人類平和に
反するものだ、とか戦争はもうしないようにしようという
気運が高かったのに対し、アメリカにはまったく
そういうものがなかったことに違和感を感じました。

ところが、別のクラスでは、ギリシャから来ていた
留学生のビッキーが、アメリカが日本に原爆を落としたのは
絶対許されないことだと思う、私はアメリカに対してすごく
腹立たしい、Miki はアメリカに対して怒ってないの?
なんで?信じられない、と言うのです。

私は自分がアメリカに対して怒っている、とは
とてもいえなかったので彼女のそのすさまじい迫力に
原爆を体験している国から来ている自分と、彼女のその
反応の違いに、どうしたものかと思ったりしました。

日本では、アメリカを憎めと言う教育はされなかったし
ただ、もう二度と戦争をしてはいけないとか、原爆のない
世界を作ろう、ということをフォーカスとしていたから
誰かに対して怒る、というものではないと思っていました。

日本とアメリカの戦争に直接は関係のない
ギリシャの子がそう言うのを聞き、ヨーロッパでは
こんな風に見ているんだと感じました。それは1990年の頃。

そしてその10年ほど後、私はドイツに住んでいましたが
ドイツやヨーロッパの人たちの戦争への反応はまた
まったく違うもの。

とくに2001年のアメリカでのテロの後は、ヨーロッパ人たちは
あちこちで反戦、パーチェ(Peace)を掲げてデモをに参加し、
ドイツではアメリカのイラク戦争への派兵は絶対しないと言い切った
シュローダーさんが選挙で大勝。

当時のブッシュ大統領がドイツに来たときなどは、帰れという
デモまでが起きる始末。(ちなみに、ドイツではクリントンさんは
未だに絶大な人気があります)

ヨーロッパには、戦争で町が破壊されたり、民間人が
爆撃で殺された経験がまだ残っていて、何があっても
戦争は反対!という気持ちが強いのです。

スイスは永世中立国だけど、自国防衛のためのスイス軍は
国の中でも大きく、男性は兵役は必須、それも一度のお話ではなく
サラリーマンでも兵役は年に数回必ずあり、企業は兵役に行く
社員たちの給料を払わないといけない制度になっています。

ほかの人よりしょっちゅう兵役に行く人もいて、なんで?と聞くと
「彼は軍の中でけっこう大きな役を持っているのよ」だとか。
アルプスの中の平和な国というイメージが強いスイスですが
けっこうな軍を持っているのも事実です。

 

またイギリス人の友人は、原爆は何がどうあれ悪だと言い、
戦争を早く終わらせるための手段だなどと、戦争に勝った国の
勝手な言い訳で、勝ちさえすれば殺人が正当化できるのは
おかしい、どんな理由があってもあれだけの人間を
殺していい訳がない、と言います。

アメリカにいる友人は、イラク戦争について「じゃあ黙って
攻撃されるまで黙って待てというのか?そんなのは
おかしいじゃないか。やられる前にやらなきゃいけない」と
言いました。

と、戦争と平和については、世界の人の考え方や見方、
反応の仕方は少しずつ違うことも私自身、身をもって
体感しました。

でも人といがみ合ったり、憎みあったりが人類が本当に
願っていることではなく、それは国同士だけのレベルでは
なく、個人レベルでもまったく同じ。

誰かといがみ合ったり、憎みあったり、競争して疲れて、
または落ち込んだりネガティブになったり、なんていうのは
本当は私たちが望んでいることではないはず。

でも日々陥りがちなのは、どういうわけかそっちのほうが
多かったりして。

So then, what are we really looking for?

じゃあいったい、私たち本当は何を求めているのでしょう?


今日は幸せについて書こうと思っていたのですが
お話が長くなってしまいましたので、
この続きはまた来週に。


よい週末を!

 

このコラムはこちらでもご覧いただけます。

http://blog.livedoor.jp/mikiogura/archives/51806058.html

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