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閲覧数順 2024年12月14日更新

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不幸の始まり

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セルフ・ヘルプ 幸せについて (Happiness)

さて、先週書こうと思って、途中で長すぎて
今日まで延ばしたのはこちらのテーマです。

先日、ウォールストリートジャーナルに日本人は
とても悲観的(glum)という記事があったと
海外にいる友人からメールが来ました。

その記事を見てみると、興味深い調査結果が。

世界消費者景況感指数(consumer confidence)を
調査した全48ヶ国中、日本は僅差で最下位をまぬがれて
47位だった、というもの。(ちなみに最下位はリトアニア)。

おまけに、ギャラップ社の「世界幸福度調査」では
調査対象155ヶ国中、81位。イランと同点。
(1位はデンマークだそう)

さらにこの調査で日本人は12%の人が
自分が苦しんでいる(suffering)と思っていて
アメリカ・イギリスのそれぞれ3%、2%と比べると
大きく開きが出ました。

記事は、確かに日本は経済的にベストとはいえないかも
しれないけれど、世界で2番目に大きい経済大国の心情が
リトアニアとほぼ同じって、どういうことですかね、
日本人はなんでそんなにという悲観的なの?という
ものでした。

記事の詳細に興味のある方はこちら。
http://blogs.wsj.com/japanrealtime/2010/08/04/hey-japan-why-so-glum

この記事、私たちにハッピー度や、世相感みたいなものを
本当に反映しているのでしょうか。今の経済状況は
私たちの気持ちにさえ、それほど大きな影響を与えるもの?

日本人は本当にそんなに悲観的?あなたは?
もしそうなら、いつからでしょう?そして、どうして
そんなに悲観的になる理由があるのか
考えてみたくなる記事でした。

私たちはどうしても、もっとお金があればハッピーに
なるのは簡単、と思ってしまいそうになるけれど、
この調査の結果を見る限り、経済的豊かさと幸福は
それほど比例しているようではないみたい。

イランはイラクの隣で常に戦争やテロの危機が飛び火して
くるかわからないし、確実に日本よりも経済的に豊かとは
いえないけれど調査では、現実的に戦争やテロが考えにくい
日本人と幸福度が同じ。Doesn't it tell you something?

ただ、お金を否定するものではありません。だって
お金があれば、お金で買えるものなら確かに
手に入るし、そうすれば楽しい・嬉しいという気持ちに
つながります。

お金があれば生活に余裕も出るし、そうした安定は
私たちにある程度必要です。ないよりあったほうが
いいに決まっているのがお金。

でも、人間はやっぱりそれだけで全部は満たされない。

折りしもちょうど終戦から65年、日本は長い間
戦後の荒廃から経済自立と成長を目標に一途に
世界有数の経済大国になるまでに前進して、
物質的な豊かさを手に入れました。

日本はもうバブル時代には戻らないし、経済的にも
成熟して、人口も減る傾向にあり、戦後の
成長一途の構図はもう終わり。

ここからは、私たちにとって精神的な豊かさや幸福を
考える時代、と私は見ています。

じゃあ、その精神的な豊かさとか、幸福が何かとは
いったい誰が決めて、私たちはいったい何を
求めているのでしょう。

この記事をヒントにしてみると、
不幸の始まりは、自分で自分を不幸だと思うこと。

 

自分で不幸だとさえ思わないなら、誰に何をどう
思われようが、大事(おおごと)ではありませんよね。

だから、自分で自分を不幸だなんて、たとえ思いつきでも
やらないよう、普段から意識を持っていたいものです。

そういえば私も以前リストラにあったとき、かわいそうに、と
言ってくれた友人たちもいたけれど、私は辞める手間が
省けて明日から失業保険ももらえるし、これから
私が進もうかと思う道へと後押しされていた気分だったので
悲壮感も何も、むしろ晴れ晴れしていたものでした。

だから、リストラもむしろ必然の道の途中であった何か、
くらいのような感じでした。なので他人がどう思っていようが
それはあまり重要ではありませんでした。

でももしリストラにあって私って不幸、と思っていたなら
不幸だったのでしょう。そう思わなくてラッキーでした。

不幸の始まりが自分で自分を不幸だと思うことなら
幸福の始まりは、自分で自分はハッピーだと
思うことから。

それも、あまり理屈や条件や理由をつけずに、
私はハッピー、幸せ、と考えてみることからです。


またまた長くなってきてしまったので、続きはまた次回。

 

 

このコラムはこちらでもご覧いただけます。

http://blog.livedoor.jp/mikiogura/archives/51807088.html

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