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小倉 美紀
オグラ ミキ
(
パーソナルコーチ
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人を傷つけてしまったら
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セルフ・ヘルプ
人間関係
2008-11-20 14:00
言葉でだったり、態度でだったり。
また意識的に傷つける確信犯もあれば、
知らないうちに傷つけてしまうこともあります。
人を傷つけたことを後から気づいたときなど大変。
人を傷つけるつもりなどないから、その事実に
今度は自分が傷ついたり。
私は傷ついたのよ、なんて相手が言ってくれれば
まだ幸いで、気づいたときには相手は去っていた、
なんてこともありますよね。
こんなときは、後悔、罪悪感の嵐で、何が
いけなかったんだろう?と自問自答のくりかえしで、
本当に大変。
残念ながら、物事の受け取り方が人によって違うことは
変えられないし、自分が意図したように、すべての
人が受け取ってくれるとは限りません。
生きていくうえでは、こうした小さな傷つけあいというか、
傷ついたり、傷つけられたりは、避けられないのが
現実的かもしれません。
人を傷つけてしまったと気づいたときに、まだ収拾が
つけられる状況にあるなら、とにかく謝る、話しあう、など
なんでもやって、少しでも相手と自分が楽になれる道を
探すのが良いでしょう。
それも、あまり長いこと時間をおかないこともポイントです。
ずっと経ってからあの時は・・・と持ち出すのも
お互いに気分はよくない。
もう終わってしまってどうにもならないなら、
そこから学んだことだけ受け取って、心でその人に
謝って、後は前へ。
後悔も罪悪感もあるでしょうが、それに流されて
浸ってしまうと、今度は自分が危うくなるので
ここはふんばりどころです。
傷つけてしまった、その事実(過去)は受け取り、
そこは反省し、何か学び、反省できたこと、学んだことに
感謝して、相手にも感謝して、それでおいていきましょう。
過去は変えられないから、後はそれをどう受け取って
いくかで、自分のパワーにする道をさぐります。
そのパワーをこれからの人間関係に役立ててください。
きっと傷つけた分、自分も傷ついたから、人の痛みは
もっとわかる人になることもあります。
それから、傷つく傷つかないのときには、ちょっと別の
見方も思い出していただきたいのです。
ときに、人は傷つくんだというのを思い出させて
くれるタイミングで誰かを傷つけてしまうことも
あります。
だから、傷つけてしまったことも、もしかしたら何か
意味のあることなのだと見られるかもしれません。
それから、どう考えてもあれで傷つくとはちょっと
考えられない、というようなシチュエーションもありますよね。
人間は、そのときの状態によっては傷つきやすいときが
あることを表していて、そのリマインダーです。
ただそこまで常に気が回せるわけではないし、すべての
周りの人の状態を理解できているスーパーマンも
いないものです。
それから、傷つく、傷つかないは選択の問題でも
あることをもう一度思い出して。
どんなに誰かが意図的に傷つけようとしても
自分が傷つかないことを選ぶなら、傷つかないもの。
人間は傷ついたと思うから傷つくものなのです。
思うことは「選択」ですから。
だから、相手は傷つくことを無意識に選び、傷つかないことを
自分で選べるのを知らないだけなのです。
(ここでは相手にそれを教えてあげるタイミングでは
ありませんから、「言わなくていいこと」ですが)
もちろん、それで傷つけてしまった自分を正当化するのでは
なく、いつか自分が傷つけられたと思ったときに、
思い出してみていただきたいのです。
人間は、お互い様のところがあり、相手の反応や
言葉や行動で、自分を振り返ったり、学んだりすることが
できます。
傷つけてしまったときは、そうしたチャンスとして捉えて、
あまり自分だけを責めないようにしてください。
また普段の信頼関係も大きくものをいうので、そうした
土台作りにも力を入れたいですね。
このコラムはこちらでもご覧いただけます。
→ http://blog.livedoor.jp/mikiogura/archives/51496753.html
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