「監査役」を含むコラム・事例
95件が該当しました
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東洋ゴム(免震偽装)の事例研究-「傷を持つ会社」を変える方法
会社の不正は「自社の恥部」が現象した結果。どうすればいい? 日経新聞に興味深い記事が出ていました。 (引用開始) 実は免震ゴム偽装は8年前に、すでにその一端が把握されていた。 同社が2007年に起こした「断熱パネル偽装問題」を受け、全製品の緊急品質監査が実施された。 この時、免震ゴムの社内規格が大臣規格から外れていることを把握したという。 だが、当時も結局は公表せず、逆に「安全宣言」を出すこと...(続きを読む)
- 中沢 努
- (経営コンサルタント)
コンプライアンスに倫理が必要な理由(ワケ)・・・事例で学ぶ
コンプライアンス守るためには「倫理」が必要です。 今日は、その理由を事例に基づいて考えてみましょう。 東洋ゴムの経営陣が免震ゴムの性能データ改ざん問題を受け、引責辞任の方向だそうです。 新聞ではこう報道されています。 [引用開始] 代表取締役3人全員が退任するのは異例の事態。 改ざんの放置につながった経営判断の甘さを重く見た社外の取締役や監査役が厳しい対応を迫ったためだ。 「外圧」が社内の自浄...(続きを読む)
- 中沢 努
- (経営コンサルタント)
経営幹部なら押さえておきたい社長の視点(3)
創業時に金融機関から融資を受けるのは簡単ではないというお話をしましたが、多くの経営コンサルタントは「日本政策金融公庫」からの融資を勧めています。元々は国民生活金融公庫法という法律によって設立された金融機関で、「一般の金融機関からその融資を受けることを困難とする国民大衆が必要とするものを供給し・・・」と条文に記されています。一般の金融機関では融資の難しい人に対して貸し出す金融機関となります。当然審査...(続きを読む)
- 本森 幸次
- (営業コンサルタント)
Blog201402、金融法
Blog201402、金融法 金融商品の販売等に関する法律の条文、 商品先物取引法関係訴訟のポイント 最高裁決定平成4年2月18日、詐欺・商品取引所法違反被告事件 滝澤孝臣・編著『金融取引関係訴訟』(リーガル・プログレッシブ・シリーズ№11) 神田秀樹ほか『金融法講義』(岩波書店) 升田純『変貌する銀行の法的責任』民事法研究会、平成25年 投資信託及び投資法人に関する法律 資...(続きを読む)
- 村田 英幸
- (弁護士)
資産の流動化に関する法律
資産の流動化に関する法律 (平成十年六月十五日法律第百五号) 最終改正:平成二五年一一月二七日法律第八六号 (最終改正までの未施行法令) 平成二十五年五月三十一日法律第二十八号 (未施行) 平成二十五年六月二十一日法律第五十六号 (未施行) 平成二十五年十一月二十七日法律第八十六号 (未施行) 第一編 総則(第一条―第三条) 第二編 特...(続きを読む)
- 村田 英幸
- (弁護士)
『重要判例とともに読み解く 個別行政法』、要約など(その1)
亘理格・北村喜宣編著 『重要判例とともに読み解く 個別行政法』有斐閣(2013年4月) 各種の行政法分野の法律の概要、最高裁判例が簡便にわかる。 行政訴訟においては、原告適格、処分性、訴えの利益、損失補償の要否、国家賠償請求などが重要論点となる。 第1章 行政組織法・行政手続法 「行政手続法」 行政処分に理由付記が必要とされているのは、処分理由の合理性の担保、行政庁の恣意抑制、申請者...(続きを読む)
- 村田 英幸
- (弁護士)
地方自治法の会計法令違反の公共契約の私法上の効力
地方自治法の会計法令違反の公共契約の私法上の効力 (契約の締結) 地方自治法第234条 売買、貸借、請負その他の契約は、一般競争入札、指名競争入札、随意契約又はせり売りの方法により締結するものとする。 2 前項の指名競争入札、随意契約又はせり売りは、政令で定める場合に該当するときに限り、これによることができる。 3 普通地方公共団体は、一般競争入札又は指名競争...(続きを読む)
- 村田 英幸
- (弁護士)
ブログ2013年11月-2、会社法、金融商品取引法など
今月(2013年11月)は、労働法、著作権法、会社法、金融商品取引法、金融法、破産法、民法改正などに関するテーマを中心に、以下のコラムを作りamebroとAllAboutに掲載しました。 ビジネス法務2013年9月号、民法改正 遠藤「事例でわかる民法改正 契約実務編」 民法改正中間試案に即して、具体的に、契約の条項について、下記の点を論じている。 ・解除 ・危険負担 (注)試案では危険負担を廃...(続きを読む)
- 村田 英幸
- (弁護士)
ビジネス法務2013年9月号、会社法
ビジネス法務 2013年 09月号 [雑誌]/中央経済社 ¥1,500 Amazon.co.jp ビジネス法務2013年9月号、会社法 塩野ほか「論点検証 取締役会の運営 第2回 日本の取締役会運営のリアリティ」 外部から招へいした上場企業の社長経験者であれば、短期間で会社内部に精通することができるという指摘があった。 しかし、むしろ、そのような経済界の重鎮のような有能な人材がどれほ...(続きを読む)
- 村田 英幸
- (弁護士)
破産手続開始によって従前の役員は当然に地位を失わない.
破産手続開始によって従前の役員は当然に地位を失わない. 会社が破産手続開始を受けた場合、破産財団の管理・処分に関する権限については、破産管財人に専属するが(破産手続終了後の会社財産については従前の取締役ではなく別に精算人の選任をすべきである。)、従前の取締役は破産手続開始後も会社法の組織法上の行為について代表権を有する。 [1]大審院大正9・5・29民録26輯796頁 旧々商法による...(続きを読む)
- 村田 英幸
- (弁護士)
経営承継を巡る法的問題とその対処法
1 承継すべき対象は? 会社等企業のオーナー経営者の「代替わり」のことを、従来、「事業承継」と呼び習わされてきましたが、最近は「経営承継」という呼び方の方が一般になりつつあるようです。例えば「中小企業における経営の承継の円滑化に関する法律」(以下、経営承継円滑化法と略称)のようにです。これらの呼び方に違いはあるのでしょうか?一般的にはあまり、この点を意識して使い分けていることはないようです。 ...(続きを読む)
- 能瀬 敏文
- (弁護士)
ビジネス法務2012年5月号、独立役員
ビジネス法務 2012年 05月号 [雑誌]/中央経済社 ¥1,500 Amazon.co.jp ビジネス法務2012年5月号、金融商品取引法 「東京証券取引所 独立役員 制度改正の解説」 独立役員とは「一般株主と利益相反が生じるおそれのない社外取締役または社外監査役」をいう。単に、社外役員というだけでは、独立役員とはいえない点に留意を要する。 会社法改正を先取りする意味で、東京証券...(続きを読む)
- 村田 英幸
- (弁護士)
社外取締役及び社外監査役に関する規律
① 社外取締役及び社外監査役に関する規律 ・オリンパス粉飾決算事件、大王製紙事件での社外役員についての評価(社外役員が経営陣寄り) ・経営者の実績を評価するのは財務諸表のモニタリング。したがって、社外役員の機能強化、社外性の要件の独立性の強化。 ・「社外取締役を置くことが相当でない理由」を、金融商品取引法24条の2第1項の適用を受ける会社(有価証券報告書提出会社)では、事業報告の内容とするこ...(続きを読む)
- 村田 英幸
- (弁護士)
監査・監督委員会設置会社制度
① 監査・監督委員会設置会社制度 平成14年商法改正により「委員会等設置会社」が導入され、会社法では「委員会設置会社」(指名・報酬・監査・監査の委員会+執行役)となったが、経済界では、反対が強く、上場企業では委員会設置会社は3%しか採用されていない。ことに、指名・報酬について委員会に握られると、経営者の実権が失われると危惧される。そこで、監査・監督委員会設置会社に、指名・報酬の権限を弱いながらも...(続きを読む)
- 村田 英幸
- (弁護士)
営業秘密に関する不正競争防止法の規定(1)
営業秘密に関する不正競争防止法の規定 営業秘密について、まとめてみました。 「営業秘密」とは、①秘密として管理されている(秘密管理性)、②生産方法、販売方法その他の事業活動に有用な技術上又は営業上の情報であって(有用性)、③公然と知られていないもの(非公知性)をいう(不正競争防止法2条6項)。 (定義) 第2条1項 この法律において「不正競争」とは、次に掲げるものをいう。 ...(続きを読む)
- 村田 英幸
- (弁護士)
「一問一答集 著作権法・不正競争防止法」、その21
今日は、上記書籍のうち、不正競争防止法の罰則(21条、22条)、刑事訴訟法の特例(23条以下)を読みました。 また、第三章 国際約束に基づく禁止行為(16条-18条)も読み、今日で同書を読み終えました。 一問一答集 著作権法・不正競争防止法編―平成23年法改正対応 (弁理士試験対策シリーズ)/マスターリンク ¥3,990 Amazon.co.jp 第五章 罰則 (罰...(続きを読む)
- 村田 英幸
- (弁護士)
「会社法判例百選(第2版)」、その5
今日は、上記書籍のうち、監査役、会計監査人、計算、罰則の部分を読みました。 本書は103件の判例を収録していますが、残りは29件となりました。約7割を読み終えました。 2011年刊行ですので、最近の判例をフォローするのに最適です。 (続きを読む)
- 村田 英幸
- (弁護士)
太田洋「速報!会社法改正」その2・完
会社法改正の要綱についての解説書です。 今日は、上記書籍を読み終えました。 ・組織再編等の差止請求 ・会社分割等に際しての債権者保護 ・金融商品取引法の義務違反株主の議決権行使の差止請求 ・株主名簿閲覧等の請求拒絶事由から競業者であることの規定の削除 ・監査役の監査の範囲に関する登記 などです。(続きを読む)
- 村田 英幸
- (弁護士)
三枝匡の名言(情熱をもって突き進む者が)
皆さまおはようございます。営業コンサル@竹内です ではでは、今日の名言をご紹介します!! 今日の名言は… 激しい議論は、成長企業の社内ではよく見られるが、 沈滞企業では大人げないと思われている。 情熱を持って突き進む者がしばしば「青い」と疎まれる。 三枝匡 株式会社ミスミ CEO 【一言】 あなたの会社では情熱を持った議論が行われていますか? またあなた自...(続きを読む)
- 竹内 慎也
- (営業コンサルタント)
ブランド保護のための不正競争防止法
ブランド保護のための不正競争防止法 行為規制型 (定義) 第二条1項 この法律において「不正競争」とは、次に掲げるものをいう。 一 他人の商品等表示(人の業務に係る氏名、商号、商標、標章、商品の容器若しくは包装その他の商品又は営業を表示するものをいう。以下同じ。)として需要者の間に広く認識されているものと同一若しくは類似の商品等表示を使用し、又はその商品等表示を使用した商品...(続きを読む)
- 村田 英幸
- (弁護士)
会社法における種類株式の概要
2 種類株式の概要 株主の多様なニーズに対応するために,一定の事項につき権利内容等の異なる株式の発行が認められています。 一定の事項とは,以下の9つの事項のことをいいます。 (ⅰ)剰余金の配当 剰余金の配当について,配当の条件や金額等が普通株式と異なること (ⅱ)残余財産の分配 残余財産の分配について,分配価額の決定方法や残余財産の種類などが普通株式...(続きを読む)
- 村田 英幸
- (弁護士)
公開会社と非公開会社
第2章 会社の基本構造 第1 公開会社と非公開会社 事業承継が問題となる株式会社の多くは,比較的小規模な公開会社または非公開会社です。会社法上,公開会社とは,その発行する全部又は一部の株式の内容として譲渡による当該株式の取得について株式会社の承認を要する旨の定款の定めを設けていない株式会社のことをいいます(会社法2条5号)。 (定款案) (株式の譲渡制限) 第○条 当会...(続きを読む)
- 村田 英幸
- (弁護士)
最近、私が受講した、日弁連の、商事法(会社法)の研修です。
最近、私が受講した、日弁連の、商事法(会社法)の研修です。 2009年12月16日 新会社法の基本(中小企業と弁護士実務) 3時間 2009年3月10日 企業法務 3時間15分 会社法連続講座DVD(全12回)第1回「会社法の構造、会社の設立」 第2回「会社の機関」 第3回「取締役会と取締役の義務」 第4回「監査役の義務と責任」 第5回「株主総会と株主の権利」 第6、7回...(続きを読む)
- 村田 英幸
- (弁護士)
社外取締役設置の義務化について考える
今月8月1日に会社法の改正の要綱案を最終決定した。 大きなポイントとなっていたのは 社外取締役の義務化についてだ。 オリンパスや大王製紙の問題から 社外からの監視を強化するために盛り込まれる予定だった。 しかし、経済界からの強い反発?があり 見送られたとのことだった。 具体的な社名は控えるが社外取締役を置くことに対して 強く反発した企業って?と考えてしまう人も多いかもし...(続きを読む)
- 大坂 寿徳
- (保険アドバイザー)
役員退職所得の計算方法の変更 平成24年税制改正
退職金は退職所得に区分され、給与や賞与等に比べ有利な税制となっていました。 勤続年数に応じた退職所得控除(最低80万円)と所得を1/2してから課税するという税額計算方法が適用されていました。 この制度を利用して短期間に転職を繰返し退職金を何回ももらうという節税方法が行われていたため、短期に支払を受ける退職金のうち、役員等に対して支払われるものについて規制されることになりました。 改正の概要 ...(続きを読む)
- 佐藤 昭一
- (税理士)
経営している会社が債務超過に陥っているため整理したいと考え…
こんにちは、弁護士の東郷弘純です。 今日はよくあるご質問を事例形式で紹介致します。 Q 経営している会社が債務超過に陥っているため整理したいと考えています。破産手続と特別清算手続について教えてください。 A 法人破産とは、債務者が支払不能又は債務超過(債務者が自己の債務をその財産で完済することができない状態のこと)に陥った場合に、債権者の取立てや...(続きを読む)
- 東郷 弘純
- (弁護士)
破産手続き中に就けない職業一覧
こんにちは、弁護士の東郷です。 破産手続中に就けない職業があります。以下はその一覧です。 業種が多いですが、破産手続の間だけですので、手続きが終了すれば法律上はまたこれらの職業に就くことができます。 破産手続中に就けない職業で問い合わせが多いのは、警備員と保険の外交員です。 50音順に並べました。 ■アルコール普通売捌人 ■有位者 ■宇宙開発委員会委員 ■卸売市場卸売業者 ■沖縄振興...(続きを読む)
- 東郷 弘純
- (弁護士)
監査役の員数(人数)
(4)監査役の員数 監査役の員数は,監査役会設置会社では3人以上で,そのうち半数以上は,社外監査役でなければなりませんが(会社法335条3項),監査役会を設置しない会社では監査役は1名でも足ります。(続きを読む)
- 村田 英幸
- (弁護士)
監査役設置会社、会計監査、社外監査役、それらの登記
監査役は,取締役の職務の執行を監査しますが(会社法381条1項),大会社以外の非公開会社ではその監査役の監査の範囲を会計に関するものに限定する旨を定款で定めることができます(会社法389条1項)。 (定款案) (監査役の権限の範囲) 第○条 当会社の監査役の監査の範囲は,会計に関するものに限る。 この場合,会社法上,監査役設置会社ではありません(会社法2条9号,監査役設置...(続きを読む)
- 村田 英幸
- (弁護士)
取締役の員数(人数)
(4)取締役の員数 取締役の員数は,取締役会を設置していない会社では1名でも足ります。もっとも,取締役会を設けた場合,取締役は3人以上でなければならなくなり(会社法331条4項),非公開会社であっても会計参与又は監査役が必要になります(会社法327条2項)。したがって,取締役会を設置しない会社もあると考えられますが,少数株主対策という観点からは,取締役会を設置した方が得策といえるでしょう。(続きを読む)
- 村田 英幸
- (弁護士)
種類株式と事業承継(総論)
第4 種類株式 1 種類株式と事業承継 これまでの中小企業における事業承継対策では,税理士による相続税対策が中心になる傾向がありましたが,円滑な事業承継を実現するためには,相続税を滞りなく支払うことのほか,経営権を自ら好ましいと考える者に円滑に承継する必要があります。そこで,重要な役割を果たすのが会社法の制定により活用の幅が広がった種類株式です。 種類株式は平成13年の商法改正により導入...(続きを読む)
- 村田 英幸
- (弁護士)
事業承継と役員選任権付種類株式
10 役員選任権付種類株式 (1)概要 当該種類株主総会において取締役又は監査役を選任することを内容とする株式です(会社法108条1項9号)。当該種類株式を発行した場合,当該種類株主総会によらなければ,取締役又は監査役を選任することはできません。公開会社では発行することはできません(会社法108条1項ただし書)。 (2)事業承継との関係 例えば,【事例】の甲が役員選任権付種類株式を保有...(続きを読む)
- 村田 英幸
- (弁護士)
事業承継における退職金等の活用
第4章 事業承継における退職金等の活用 第1 生前の退職所得の意義と計算 1 退職所得の意義 退職所得とは、退職手当、一時恩給その他の退職により一時に受ける給与及びこれらの性質を有する給与(「退職手当等」といいます)に係る所得をいいます。退職手当等とは、本来退職しなかったとしたならば支払われなかったもので、退職したことに基因して一時に支払われることとなった給与をいいます。 ...(続きを読む)
- 村田 英幸
- (弁護士)
【最強ビジネスモデル】wiwiwのススメ。
【最強ビジネスモデル】 2012.02.01 No.0304 =========================== 大好きな相馬健夫氏から 1月27日のメルマガ「生き甲斐とは生みの苦しみ」 へのお返事をいただいた。 毎日たくさんの方がお返事をくださり とても励みになっている。 本当にありがとうございます! 私がメルマガに書いた岡本太郎氏の 「芸術は創造です。これは決して既成の...(続きを読む)
- 星 寿美
- (経営コンサルタント)
役員退職金支給の際の税務上の留意点
【コラム】 役員退職金支給の際の税務上の留意点 (ⅰ)適正額の算定 ア 適正額の損金算入 退職した役員に対して役員退職金として支給した金額のうち,不相当に高額な部分の金額は,法人税の計算上,損金算入できません(法人税法34条1項,法人税法施行令70条1項2号)。しかし,具体的に「不相当に高額な部分の金額」については,次の3つの事情等を総合勘案して判断されることになると定める...(続きを読む)
- 村田 英幸
- (弁護士)
取締役の不当解任を理由とする損害賠償請求(会社法339条2項)
4 不当解任を理由とする損害賠償請求(会社法339条2項) (1)損害賠償責任の法的性格 会社法339条2項の法的責任をどのように解するかは,同項の「解任についての正当な理由」の解釈に関連しますので,簡単に説明します。 旧商法257条1項ただし書の法的性格については,法定責任説,不法行為責任説,債務不履行責任説の3説が対立していました。 法定責任説は,旧商法257条1項ただし書の損害...(続きを読む)
- 村田 英幸
- (弁護士)
事業承継と取締役の解任
第3 取締役の解任 1 株主総会の決議による解任 取締役は,いつでも,株主総会の決議によって解任されます(会社法339条1項)。ただし,解任された者は,その解任について正当な理由がある場合を除き,会社に対し,解任によって生じた損害の賠償を請求することができます(会社法339条2項)。 なお,取締役の解任議案が提出された株主総会において,解任対象である取締役には,監査役等の場合(会社法34...(続きを読む)
- 村田 英幸
- (弁護士)
事業承継と取締役の選任
第2 取締役の選任 1 株主総会の決議による選任 取締役は,株主総会の決議によって選任されます(会社法329条1項)。なお,選任決議の際に,法務省令(会社法施行規則96条)で定めるところにより,役員が欠けた場合または会社法・定款で定めた役員の員数を欠くこととなるときに備えて補欠の役員を選任することができます(会社法329条2項)。 また,種類株式として,取締役選任権付種類株式(会社法10...(続きを読む)
- 村田 英幸
- (弁護士)
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