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民事事件 の専門家が生活やビジネスに役立つコラムを発信 (4ページ目)

民事事件 に関する コラム 一覧

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残業代未払事件のポイント

  残業代未払い ・満額回収を目指すならば、本裁判 ・付加金(労働基準法114条)について、労働審判では認められないが、異議申立て後の本裁判では認められる。 ・労働審判は「ざっくり型」の解決がされることが多いが、実労働時間についての主張立証は必要(本裁判でも同じ)。 ・労働契約の内容と実態(始業時間、就業時間、休憩、所定労働時間、賃金の締切日・支払日、基礎賃金、時間外・深夜・休日...(続きを読む

村田 英幸
村田 英幸
(弁護士)
公開日時:2013/07/10 07:22

年次有給休暇をめぐる労使紛争の類型

年次有給休暇をめぐる労使紛争の類型   年次有給休暇をめぐる労使紛争の類型として、以下の事件がある。 ・年次有給休暇を労働者が時季を指定したのに対して、使用者が時季変更権を行使して、有給休暇と認めずに欠勤扱いとされて、賃金が減額された場合に、労働者からの欠勤扱いされた分の賃金請求事件、あるいは、慰謝料などを請求する事件 ・同様に、使用者から、欠勤扱いされて、けん責処分などの懲戒処分を...(続きを読む

村田 英幸
村田 英幸
(弁護士)
公開日時:2013/07/07 17:57

年次有給休暇と時季変更権

年次有給休暇と時季変更権   労働基準法39条で、年次有給休暇が労働者の権利として規定されている。 その権利の法的性質として、 ①労働基準法上の要件が充足されることによって法律上当然に発生する「年休権」 ②年休を取得する時季を指定する「時季指定権」 の2つから成ると解されている(二分説。 最判昭和48・3・2林野庁白石営林署事件、 最判昭和48・3・2国鉄郡山工場事件)。 ...(続きを読む

村田 英幸
村田 英幸
(弁護士)
公開日時:2013/07/07 17:30

試用期間

試用期間     試用期間の労働関係は、試用期間中に労働者の業務適格性が否定された場合に、使用者が解約し得るという権利が留保されている、解約留保権付き雇用契約と解されている( 最判昭和48・12・12三菱樹脂事件、 最判平成2・6・5) 上記最高裁判例によれば、解約権の行使は、解約権留保の趣旨・目的に照らして、客観的に合理的理由があり、社会通念上相当な場合に許される。使用者が、留保した...(続きを読む

村田 英幸
村田 英幸
(弁護士)
公開日時:2013/07/07 15:37

偽装請負

偽装請負   「偽装請負」といって問題となる事案には、以下の2つの場合がある。 ①実質は雇用契約であるのに、業務請負や業務委託の契約の形式をとるもの。この場合、形式上、下請け・受託者とされている者が「従業員(労働者)」に該当するかについては、「従業員(労働者)性」の論点のうち「個人事業主型」で考察した。 ②実質は労働者派遣であるのに、業務請負の形式をとるもの。この点について、 最判平...(続きを読む

村田 英幸
村田 英幸
(弁護士)
公開日時:2013/07/07 15:15

就業規則の不利益変更

就業規則の不利益変更     労働契約法10条では、就業規則の変更について、以下の要素を考慮すべきとしている。 そのもととなった最高裁判例をあわせて考えると、以下のとおり整理できる。 ①就業規則の変更によって労働者の受ける不利益の程度 ②労働条件の変更の必要性 使用者の就業規則の変更の必要性の内容・程度 ③変更後の就業規則の内容の相当性 ・変更後の就業規則の内容自体...(続きを読む

村田 英幸
村田 英幸
(弁護士)
公開日時:2013/07/07 13:19

管理職などの割増賃金、その2

管理職などの時間外・休日労働   時間外・休日労働の割増賃金(労働基準法37条1項)について、以下の場合には、労働時間・休憩・休日の規定の適用が除外される。 ・管理監督者(労働基準法41条2号) ・機密事務取扱者(同号) ・監視・断続的労働従事者(労働基準法41条3号)   深夜割増賃金(労働基準法37条4項)については、労働基準法41条2号の規定により適用が除外されない。...(続きを読む

村田 英幸
村田 英幸
(弁護士)
公開日時:2013/07/07 11:01

管理職などの割増賃金、その1

管理職などの時間外・休日労働   時間外・休日労働の割増賃金(労働基準法37条1項)について、以下の場合には、労働時間・休憩・休日の規定の適用が除外される。 ・管理監督者(労働基準法41条2号) ・機密事務取扱者(同号) ・監視・断続的労働従事者(労働基準法41条3号)   深夜割増賃金(労働基準法37条4項)については、労働基準法41条2号の規定により適用が除外されない。...(続きを読む

村田 英幸
村田 英幸
(弁護士)
公開日時:2013/07/07 10:59

労働審判の手続、その2

労働審判手続の概要     ・第2回期日、第3回期日 労働審判手続は、原則として3回以内の期日で終結させる。 3回以内の期日で調停が成立するのが、事件の約7割である。 第2回、第3回の期日は、おおむね1時間程度である。 審尋は、第2回期日までに行う必要がある。   ・調停の内容 地位確認の請求の場合、仮に解雇が無効とされる場合でも、労使双方に信頼関係が喪失されてい...(続きを読む

村田 英幸
村田 英幸
(弁護士)
公開日時:2013/07/07 08:58

労働審判の手続、その1

労働審判手続の概要   労働者と使用者の間の労働事件の解決には従来は長期間を要する事件類型とされ、労働審判手続は、それを解決するための司法改革の一環として創設された。 労働審判は、審判官(裁判官)1人と労使それぞれの専門家(審判員)各1人の合計3人で行われる手続である。労使双方の専門家の司法参加という特徴がある。 労働審判手続は、原則として、3回以内の期日(労働審判法15条2項)で行...(続きを読む

村田 英幸
村田 英幸
(弁護士)
公開日時:2013/07/07 08:55

「労働関係訴訟の実務」

「労働関係訴訟の実務」 労働関係訴訟の実務 (裁判実務シリーズ 1)/商事法務 ¥5,460 Amazon.co.jp 今日までに、上記書籍のうち、年次有給休暇と時季変更権、管理監督者など、就業規則の不利益変更、懲戒解雇、労働審判の部分を読みました。(続きを読む

村田 英幸
村田 英幸
(弁護士)
公開日時:2013/07/06 12:34

「労働関係訴訟の実務」

「労働関係訴訟の実務」 労働関係訴訟の実務 (裁判実務シリーズ 1)/商事法務 ¥5,460 Amazon.co.jp 今日は、上記書籍のうち、労働者派遣業法の部分(ただし、平成24年改正前の記述)を読みました。(続きを読む

村田 英幸
村田 英幸
(弁護士)
公開日時:2013/07/04 14:56

従業員が競業避止義務に違反する場合に第三者に差止請求できるか

また、従業員が競業避止義務に違反する場合であっても、在職中・退職後ともに、以下の場合を除いて、当該従業員以外の第三者(勤務先の他の会社など)に対して、損害賠償請求はできるが、差止請求はできないと解される。 ア 不正競争防止法に該当する場合 イ 相手方の会社の代表取締役が当該従業員である場合 (続きを読む

村田 英幸
村田 英幸
(弁護士)
公開日時:2013/07/04 13:57

従業員の競業避止義務

従業員の競業避止義務 在職中 従業員が在職中、使用者と競業避止義務を負うことは、通常、就業規則などで定められている。従業員は、使用者に対する忠実義務や職務専念義務から、使用者の利益に反する競業を行うことは認められないからである。   退職後の競業避止義務 ・原則 これに対して、退職後、従業員は、職業選択の自由があるから、もと使用者と競業する行為を当然には禁止されない。 ・...(続きを読む

村田 英幸
村田 英幸
(弁護士)
公開日時:2013/07/01 15:43

高年齢者雇用安定法の裁判例

高年齢者雇用安定法の裁判例   1、問題の所在 高年齢者等の雇用の安定等に関する法律(以下、高年齢者雇用安定法と略す。)は、高年齢者の継続雇用などを定めている。 2、従前の裁判例 従前の下級審裁判例(大阪高判平成21・11・27、東京高判平成22・12・22など)は、高年齢者雇用安定法の私法的効力を否定し、企業は再雇用の義務を負わないと判示していた。 ただし、企業が継続雇用に...(続きを読む

村田 英幸
村田 英幸
(弁護士)
公開日時:2013/06/30 20:34

内定者の入社辞退に対して使用者が 損害賠償請求できるか

内定者の入社辞退   現に使用者に雇用されている労働者であっても、民法によれば2週間前の解約告知(ただし、就業規則により、引き継ぎ期間として、1か月前に退職届を会社に提出することを義務付けている会社が一般的である。)により、いつでも退職が可能である。 強制労働の禁止(労働基準法5条)、損害賠償額の予約の禁止(労働基準法16条)などの理由から、内定者が入社を辞退した場合、使用者としては、内...(続きを読む

村田 英幸
村田 英幸
(弁護士)
公開日時:2013/06/30 17:18

採用内定の取消

採用内定の取消   1、採用内定の法的性質 使用者に対する私企業に対する就職が内定した場合、始期付き解約権留保付き労働契約が成立するとするのが判例である( 最大判昭和48・12・12、 最判昭和54・7・20など)。 始期とは、就労開始の期限という意味である。 解約権留保というのは、採用選考時に判明していなかった事実が入社前に判明した場合には、内定・労働契約を取消すという意味であ...(続きを読む

村田 英幸
村田 英幸
(弁護士)
公開日時:2013/06/30 17:15

労働者の退職金請求権

労働者の退職金請求権   労働者が使用者に対して退職金を請求できるのは、就業規則(退職金規程)、労働協約、労働契約などで具体的に支給基準が決まっている場合に限られる。退職金の法的性質は、賃金の一部後払い的性質と功労報償的な性質をあわせもつが、上記の定めがない場合には、労働者は退職金を請求できない( 最判昭和52・8・9)。 なお、上記の定めがない場合であっても、退職金を支給する「事実たる...(続きを読む

村田 英幸
村田 英幸
(弁護士)
公開日時:2013/06/29 20:56

労働時間該当性

労働時間該当性   1、労働基準法の労働時間 労働者が使用者に対して残業代などを請求する場合、実労働時間により計算して請求するが、労働者が主張する労働時間が、労働基準法にいう労働時間といえるかが問題となる。 労働時間とは、労働者が使用者の指揮命令下に置かれている時間をいう(指揮命令下説)。 労働者が就業を命じられた業務の準備行為等を事業場内で行うことは、労働時間に含まれる。 ...(続きを読む

村田 英幸
村田 英幸
(弁護士)
公開日時:2013/06/28 08:17

残業代等請求の実労働時間の証拠

残業代等請求の実労働時間の証拠   残業代などを請求する場合には、実労働時間(休憩時間を除く)の立証がポイントとなり、そのための証拠として、考えられるものを以下に列挙してみる。     以下については、会社が作成を義務づけ、電磁的記録などによるため、客観性があるため、裁判例はおおむね信用性を肯定する。 ・タイムカード ・ICチップ(社員証を兼ねたIDカード) ・会社が作成し労働...(続きを読む

村田 英幸
村田 英幸
(弁護士)
公開日時:2013/06/27 12:19

「労働者(従業員)」性の論点の意義

労働者性の論点の意味   労働者かどうかは、個別的労働法では、労働契約法、労働基準法、労働者災害補償保険法などの適用があるかという点で問題となる。 なお、労働組合法などの集団的労働法では「使用者」は使用者及びその利益を代表する者などを含み、それと対立する関係での「労働者」であるから、ここでいう「労働者(従業員)」とは定義が異なる。 労働契約法では、労働者は、「使用者に使用されて労働し...(続きを読む

村田 英幸
村田 英幸
(弁護士)
公開日時:2013/06/26 15:30

取締役の「従業員(労働者)」性

「労働者」性の論点、取締役の場合    労働契約(労働基準法9条、労働契約法2条1項)は、民法621条の「雇用」とほぼ同義であり、以下の特徴がある。 ①使用者の指揮監督下において ②労務を提供して(労務の提供自体が債務の内容(手段債務)であり、仕事の完成(請負)や事務処理そのもの(準委任)とは異なる。) ③賃金(対価)を得る   このように、使用者に対する従属性という特性が...(続きを読む

村田 英幸
村田 英幸
(弁護士)
公開日時:2013/06/26 12:29

日弁連会長に喧嘩を売り損ねた男の話

 日本弁護士連合会の会長が、公式ブログを発表しているのは、ご存じでしょうか。日弁連のウェッブ・サイトから見られます。  先月(平成25年5月)28日、7月12日に行われる岐阜県の次期民暴大会の宣伝のブログが掲載されました。民暴大会というのは、各単位会の民暴委員会が主体となって、民暴事件の研究発表や国民に対する啓もう活動をする会議です。持ち回りで、年に二回行われます。民暴大会の告知それ自体は結構な...(続きを読む

大塚 嘉一
大塚 嘉一
(弁護士)
公開日時:2013/06/26 10:58

労働者性の論点、その1

「労働者」性の論点    労働契約(労働基準法9条、労働契約法2条1項)は、民法621条の「雇用」とほぼ同義であり、以下の特徴がある。 ① 使用者の指揮監督下において ② 労務を提供して(労務の提供自体が債務の内容(手段債務)であり、仕事の完成(請負)や事務処理そのもの(準委任)とは異なる。) ③ 賃金(対価)を得る   このように、使用者に対する従属性という特性がある。 ...(続きを読む

村田 英幸
村田 英幸
(弁護士)
公開日時:2013/06/25 17:33

「労働関係訴訟の実務」

「労働関係訴訟の実務」 労働関係訴訟の実務 (裁判実務シリーズ 1)/商事法務 ¥5,460 Amazon.co.jp 昨日は、上記書籍のうち、 変形労働時間・フレックスタイム制度と時間外手当、 事業場外労働・裁量労働者と時間外手当、 固定残業代、 降格・降級、 配置転換・出向・転籍命令、 高年齢者雇用(ただし、平成24年改正前の論述) を読みました。(続きを読む

村田 英幸
村田 英幸
(弁護士)
公開日時:2013/06/22 08:32

「労働関係訴訟の実務」

「労働関係訴訟の実務」 労働関係訴訟の実務 (裁判実務シリーズ 1)/商事法務 ¥5,460 Amazon.co.jp 労働関係訴訟 (リーガル・プログレッシブ・シリーズ)/青林書院 ¥3,675 Amazon.co.jp 「労働関係訴訟の実務」、そのネタ本とおぼしき「リーガルプログレシブ 労働関係訴訟」はおススメです。 私は現在、「労働関係訴訟の実務」を読み進みつつあるのですが、おおむね判例中心で実務に役立つような...(続きを読む

村田 英幸
村田 英幸
(弁護士)
公開日時:2013/06/21 06:56

「労働関係訴訟の実務」

「労働関係訴訟の実務」 労働関係訴訟の実務 (裁判実務シリーズ 1)/商事法務 ¥5,460 Amazon.co.jp 今日は、上記書籍のうち、実労働時間(残業代請求など)、メンタルヘルス、セクハラ・パワハラ、インターネットの私的利用、の部分を読みました。(続きを読む

村田 英幸
村田 英幸
(弁護士)
公開日時:2013/06/20 08:32

「労働関係訴訟の実務」

「労働関係訴訟の実務」 労働関係訴訟の実務 (裁判実務シリーズ 1)/商事法務 ¥5,460 Amazon.co.jp 今日は、上記書籍のうち、懲戒解雇、退職金の不支給・返還、採用内定の取消、試用期間中の解雇の部分を読みました。(続きを読む

村田 英幸
村田 英幸
(弁護士)
公開日時:2013/06/19 16:57

「労働関係訴訟の実務」

「労働関係訴訟の実務」 労働関係訴訟の実務 (裁判実務シリーズ 1)/商事法務 ¥5,460 Amazon.co.jp 今日は、上記書籍のうち、普通解雇、解雇事由(人的解雇事由、整理解雇)が併存する場合、有期雇用の雇止め、整理解雇の部分を読みました。(続きを読む

村田 英幸
村田 英幸
(弁護士)
公開日時:2013/06/18 17:10

「労働関係訴訟の実務」

「労働関係訴訟の実務」 労働関係訴訟の実務 (裁判実務シリーズ 1)/商事法務 ¥5,460 Amazon.co.jp 昨日から、上記書籍を読み始めました。 「労働者」「使用者」の部分を読みました。(続きを読む

村田 英幸
村田 英幸
(弁護士)
公開日時:2013/06/15 05:41

「実務詳説著作権訴訟」

「実務詳説著作権訴訟」 実務詳説 著作権訴訟/金融財政事情研究会 ¥4,830 Amazon.co.jp 今日までに、上記書籍のうち、音楽の著作物、美術の著作物、プログラムの著作物、編集著作物、データベースの著作物、共同著作物などを読みました。 ただし、プログラムの著作物について、製作者の代金請求権やユーザーの 損害賠償請求権などについて、触れられていないなど、若干不満が残る点もありました。(続きを読む

村田 英幸
村田 英幸
(弁護士)
公開日時:2013/06/14 06:33

共同著作物

共同著作物   共同著作物とは、「二人以上の者が共同して創作した著作物であって、その各人の寄与を分離して個別的に利用することができないもの」をいう(著作権法2条1項12号)。   (共同著作物の著作者人格権の行使) 著作権法第64条  共同著作物の著作者人格権は、著作者全員の合意によらなければ、行使することができない。 2  共同著作物の各著作者は、信義に反して前項の合意の成立を...(続きを読む

村田 英幸
村田 英幸
(弁護士)
公開日時:2013/06/14 06:30

データベースの著作物

データベースの著作物    データベース とは、「論文、数値、図形その他の情報の集合物であって、それらの情報を電子計算機を用いて検索することができるように体系的に構成したもの」をいう。(著作権法2条1項10号の3)。   (データベースの著作物) 著作権法第12条の2  データベースでその情報の選択又は体系的な構成によって創作性を有するものは、著作物として保護する。 2   前項...(続きを読む

村田 英幸
村田 英幸
(弁護士)
公開日時:2013/06/14 06:23

編集著作物

編集著作物   (編集著作物) 第十二条  編集物(データベースに該当するものを除く。)でその素材の選択又は配列によって創作性を有するものは、著作物として保護する。 2   前項の規定は、同項の編集物の部分を構成する著作物の著作者の権利に影響を及ぼさない。    著作物 とは、思想又は感情を創作的に表現したものであつて、文芸、学術、美術又は音楽の範囲に属するもの(著作権法2条1項...(続きを読む

村田 英幸
村田 英幸
(弁護士)
公開日時:2013/06/14 06:11

二次的著作物

二次的著作物    二次的著作物 とは、「著作物を翻訳し、編曲し、若しくは変形し、又は脚色し、映画化し、その他翻案することにより創作した著作物」をいう(著作権法2条1項11号)。   二次的著作物の著作権は、二次的著作物において新たに付与された創作物部分のみについて生じ、原著作物と共通し、その実質を同じくする部分には生じない( 最判 平成9年7月17日民集第51巻6号2714頁)。 したが...(続きを読む

村田 英幸
村田 英幸
(弁護士)
公開日時:2013/06/14 04:46

プログラムの著作物に関する裁判所の管轄

  プログラムの著作物に関する裁判所の管轄の民事訴訟法の規定   ○(特許権等に関する訴え等の管轄)  プログラムの著作物についての著作者の権利に関する訴えの第1審は、それぞれ次の裁判所の管轄に専属する(民事訴訟法6条1項)。 一  東京高等裁判所、名古屋高等裁判所、仙台高等裁判所又は札幌高等裁判所の管轄区域内に所在する地方裁判所      東京地方裁判所 二  大阪高等裁判所...(続きを読む

村田 英幸
村田 英幸
(弁護士)
公開日時:2013/06/13 15:47

プログラムの著作物に関する侵害行為

プログラムの著作物に関する侵害行為    (侵害とみなす行為) 第113条  次に掲げる行為は、当該著作者人格権、著作権、出版権、実演家人格権又は著作隣接権を侵害する行為とみなす。 一  国内において頒布する目的をもって、輸入の時において国内で作成したとしたならば著作者人格権、著作権、出版権、実演家人格権又は著作隣接権の侵害となるべき行為によって作成された物を輸入する行為 2  プロ...(続きを読む

村田 英幸
村田 英幸
(弁護士)
公開日時:2013/06/13 15:45

プログラムの著作物に関する登録

プログラムの著作物に関する登録 (創作年月日の登録) 第76条の2  プログラムの著作物の著作者は、その著作物について創作年月日の登録を受けることができる。ただし、その著作物の創作後6月を経過した場合は、この限りでない。 2 前項の登録がされている著作物については、その登録に係る年月日において創作があったものと推定する。 (著作権の登録)   著作権の移転(相続その他の一般承継によるものを除く...(続きを読む

村田 英幸
村田 英幸
(弁護士)
公開日時:2013/06/13 15:44

プログラムの著作物に関する著作者人格権の特別規定

プログラムの著作物に関する著作者人格権の特別規定   (同一性保持権) 第20条  著作者は、その著作物及びその題号の同一性を保持する権利を有し、その意に反してこれらの変更、切除その他の改変を受けないものとする。 2  同一性保持権(著作権法20条1項)の規定は、次の各号のいずれかに該当する改変については、適用しない(著作権法20条2項3号)。 三  特定の電子計算機においては利用し得...(続きを読む

村田 英幸
村田 英幸
(弁護士)
公開日時:2013/06/13 15:43

プログラムの著作物の著作者、保護期間

プログラムの著作物の著作者   (職務上作成する著作物の著作者)  法人その他使用者(以下この条において「法人等」という。)の発意に基づきその法人等の業務に従事する者が職務上作成する著作物(プログラムの著作物を除く。)で、その法人等が自己の著作の名義の下に公表するものの著作者は、その作成の時における契約、勤務規則その他に別段の定めがない限り、その法人等とする(著作権法15条1項)。  法...(続きを読む

村田 英幸
村田 英幸
(弁護士)
公開日時:2013/06/13 15:41

プログラムの著作物の定義

プログラムの著作物   著作権法    プログラム とは、「電子計算機を機能させて一の結果を得ることができるようにこれに対する指令を組み合わせたものとして表現したもの」をいう(著作権法2条1項10号の2)。  プログラムの著作物は、著作物として、例示されている(著作権法2条1項9号)。  プログラムの著作物に対する著作権法による保護は、その著作物を作成するために用いるプログラム言語、...(続きを読む

村田 英幸
村田 英幸
(弁護士)
公開日時:2013/06/13 15:40

写真の著作物2

写真の著作物2   写真の著作物は、著作物に例示されている(著作権法10条1項8号)。   写真の著作物に特有の支分権として、展示権がある。 著作者は、まだ発行されていない写真の著作物をこれらの原作品により公に展示する権利を専有する(著作権法25条)。   写真の著作物等の原作品の所有者による展示として、写真の著作物の原作品の所有者又はその同意を得た者は、これらの著作物をその原作...(続きを読む

村田 英幸
村田 英幸
(弁護士)
公開日時:2013/06/13 11:46

写真の著作物

写真の著作物   被写体について別途著作権が成立する場合と、被写体について著作権が成立しない場合がある。 被写体について、別途著作権が成立する場合には、被写体そのものの著作権と、それを撮影した写真の著作物の著作権とは、両者の著作権を区別して考える必要があろう。 また、自然、風景など、被写体に著作権がない場合には、写真の著作物についてだけ、著作権を考えればよい。 写真の著作物につい...(続きを読む

村田 英幸
村田 英幸
(弁護士)
公開日時:2013/06/11 15:46

自動公衆送信権、送信可能化権

自動公衆送信権、送信可能化権      公衆送信とは、「公衆によって直接受信されることを目的として無線通信又は有線電気通信の送信(電気通信設備で、その一の部分の設置の場所が他の部分の設置の場所と同一の構内(その構内が二以上の者の占有に属している場合には、同一の者の占有に属する区域内)にあるものによる送信(プログラムの著作物の送信を除く。)を除く。)を行うこと」をいう(著作権法2条1項7号の2...(続きを読む

村田 英幸
村田 英幸
(弁護士)
公開日時:2013/06/08 13:50

著作権法の「引用」

著作権法の「引用」       最高裁判所第三小法廷 昭和55年3月28日判決・ 民集 第34巻3号244頁   一 旧著作権法(明治三二年法律第三九号)30条1項2号にいう「引用」とは、「紹介、参照、論評その他の目的で、自己の著作物中に、他人の著作物の原則として一部を採録すること」をいい、 ① 引用を含む著作物の表現形式上、引用して利用する側の著作物と、引用されて利用される側の著作...(続きを読む

村田 英幸
村田 英幸
(弁護士)
公開日時:2013/06/08 13:15

著作物の同一性、複製と翻案の区別

著作物の同一性   複製とは、「印刷、写真、複写、録音、録画その他の方法により有形的に再製すること」である(著作権法2条1項15号)。    最判 昭和53年9月7日民集 第32巻6号1145頁(ワンナイトレイニーイントーキョー事件) 既存の著作物に接する機会がなかつたためその存在、内容を知らないでこれと同一性のある作品を作成した者は、右著作物の存在、内容を知らなかつたことにつき過失が...(続きを読む

村田 英幸
村田 英幸
(弁護士)
公開日時:2013/06/07 20:41

著作物の同一性

著作物の同一性    最判 昭和53年9月7日民集 第32巻6号1145頁 既存の著作物に接する機会がなかつたためその存在、内容を知らないでこれと同一性のある作品を作成した者は、右著作物の存在、内容を知らなかつたことにつき過失があると否とにかかわらず、著作権侵害の責任を負わない。 既存の著作物に接して、その著作物をもとに著作物を作ることを「依拠」といい、既存の著作物に依拠して、デッドコピー...(続きを読む

村田 英幸
村田 英幸
(弁護士)
公開日時:2013/06/07 09:02

音楽の著作物の演奏権、上演権、上映権、公衆送信権、送信可能化権

音楽の著作物の演奏権、上演権、上映権、公衆送信権、送信可能化権    上演とは、演奏(歌唱を含む。以下同じ。)以外の方法により著作物を演ずることをいう(著作権法2条1項16号)。  上映とは、 著作物(公衆送信されるものを除く。)を映写幕その他の物に映写することをいい、これに伴って映画の著作物において固定されている音を再生することを含むものとする(著作権法2条1項17号)。 著作権法...(続きを読む

村田 英幸
村田 英幸
(弁護士)
公開日時:2013/06/01 18:31

「実務詳説著作権訴訟」

「実務詳説著作権訴訟」 実務詳説 著作権訴訟/金融財政事情研究会 ¥4,830 Amazon.co.jp 今日は、上記書籍のうち、上演権・演奏権、写真・図形・プログラムの著作物などの部分を読みました。(続きを読む

村田 英幸
村田 英幸
(弁護士)
公開日時:2013/06/01 16:51

さまよえるオランダ人と同船する?

 今年は、リヒャルト・ワーグナーの生誕200年。  私とワーグナーとの出会いは、30年近く前、ウィーンの国立歌劇場で、オペラ「さまよえるオランダ人」を観たことに始まります。  私は、オペラを観たのは生まれて初めて。同行した埼玉弁護士会の弁護士たちも同じようなものだったのではないでしょうか。  旅行会社のとってくれたチケットは、最高の席でした。しかし、睡魔が容赦なく襲ってきます。ふと見ると、同...(続きを読む

大塚 嘉一
大塚 嘉一
(弁護士)
公開日時:2013/05/30 17:15

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