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小倉 美紀
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欲しいと思いすぎると離れてしまう
-
セルフ・ヘルプ
手放す (Letting Go)
2010-02-17 17:40
欲しいと思う気持ちを手放すことにある、と
見たり聞いたりしたことはありますか?
つまり、欲しい欲しいと思う気持ちが高じて
固執やら執着心になってしまうと、どういうわけか
逆に手に入りにくくなるときって、ないですか?
基本的には、引き寄せの法則を考えると、
人生では自分が思い描くようなものが手にはいる。
となると、欲しいと思い続けるなら、向こうから
やってきそうなもの。ところがいつもそうじゃない。
欲しいと思わないと、思考の中に入らないから
自然と引き寄せることもできなくなるはずだし、
欲しいと思わなければ手に入れる努力も
しないだろうし。
でも、うまくいくときには努力するしないに関わらず、
欲しい欲しくないにあまりこだわらなくても
なぜかポロっとやってくる。
じゃあ、適度に欲しいと思うのが良し、といえば
そうでもない。
欲しいと思う気持ちが強すぎて結果が
離れていくのも納得できないし、このあたり、
どうにも腑に落ちないときがありますよね。
結果にこだわらずに欲しい気持ちを持続させつつ、
執着や固執までにしないコツというかバランスは、
本当に英語でいう「fine balance」という感じ。
こんなに手に入れたいと思って努力している(した)のに
手に入らないと、「なんでだろう?私の何が悪いんだろう?
私が何をしたっていうんだろう?」と答えの出ない
ところにはまったりもします。
さて、じゃあ、どうすればココロ平和に、
欲しいものを手に入れられるのでしょうか。
私もまだこのfine balance の方程式を
すべて解いたわけではありませんが、ヒントは
こんなところにあるかと考えています。
まず、自分に対する評価というか、自分で自分を
卑下していないかどうか、もう一度チェックしてみること。
つまり、欲しいものがあっても、どこかでそれを
手に入れる自分を否定したりしていないかどうか。
たとえば「私はまだまだ」とか「こんな程度の
努力では無理だ」とか。無意識にでもそう思っていると、
せっかく欲しいと思っていてもそのフォーカスが
クロスアウトされてしまうのかも。
こういうパターンは、よく見かけます。自分を
否定していたり、自分が嫌いだったり、自分の
努力や今までを認められないままでいると
こうなりやすい。
言われてみると、確かにそうかもしれない、
と思い当たることはないでしょうか。
それから、あまり未来ばかりではなく、「今」に
集中すること。
欲しいと思っているものは未来のどこかのポイントで
やってくるのだけれど、その前に今があるので、
こちらを精一杯というか楽しむ余裕が欲しい、という
感じかな。
後悔しないためにも、今できることにフォーカスする、
今できることをやるためにも、結局はあまり結果ばかりを
気にするのではなくて、今を大事にしたい。
それから、結局手に入るべきものなら、今の延長線上に
必ずやってくると信じて、後は任せてみること。
もしやってこないなら、もっと別の良いものが
やってくるのだ、くらいの気持ち。
もしかしたら、ほかに手に入れるべきものがあって、
それに気づくためのプロセスかもしれないから、
どちらに転んでも私は大丈夫だと思ってみるのも
いいです。
だから、結果はいずれちゃんと私のためになるように
なっているから、欲しいものは欲しいものとして
努力はしつつ、結果は信じて待つのが一番楽で
いられそうです。
今開催中のオリンピックを見ていると、スポーツには
勝敗があるから、みんなが欲しいと思っている金メダルを
取れるのは各種目たった一人だけで、それまでの努力を
思うと残酷ですが、結果的には取れるべき人が
最後にはとっていくもの。
だからと言って、金メダル以外だって、みんなそれぞれに
winner ではないでしょうか。その結果を糧に、これからに
生かしていけるはずです。
私たちも、いつでも何かしらの結果をこれからに
つないでいくことはいくらでもきるので、欲しいという気持ちを
大事にしつつ、執着しないためにも自分を信じたり、
自分を常に肯定していくクセを身に着けたいですね。
このコラムはこちらでもご覧いただけます。
→ http://blog.livedoor.jp/mikiogura/archives/51740998.html
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