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小倉 美紀
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(
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ドイツにまつわるお話
2008-05-04 14:49
戻ってきて早２年があっという間に過ぎ去りました。
私の連休中のひとつのミッションだった、新しい
ノートパソコンを買いました。
メルマガではずっとお伝えしていましたが、
今まで使っていたソニーのバイオ（ノートＰＣ）が
画面と本体をつなぐヒンジ部分が壊れて
修理に出したのに続き、今度はインターネット
エクスプローラが壊れて、大変でした。
このバイオも買ってからそろそろ６年くらい。
まあ寿命って言えば寿命だけど、もう少し
持つかなあと思っていたので、突然のトラブル続きに、
ちょっとがっくり。
おまけに、修理に出したらマザーボードまで
交換されて、修理代は１０万円もかかるしで
これはハードディスクに何か起きる前に
買い替えようと決心して、買いました。
今回は秋葉原のヨドバシカメラで買ったのですが、
こういう大量販店で私が一番感心することは、
まず、モノの種類が多いこと。それから、
お店の人がたくさんいることです。
おまけに、ちょっと見ていると、すぐ声をかけてきて
くれるし、質問しても商品知識もしっかりしていること。
日本では当たり前の顧客サービス、接客サービスは
ドイツでは存在していません。
ドイツだと、ＰＣとか電化製品を買いに行くとなると
本当に大変なのです。
日本みたく、こんなにたくさんの国産のメーカーから
選べるなんてことはあり得ません。
ドイツに行って初めて買ったＣＤコンポなんて、
商品がない！と思ったくらい。だって、ソニーで１つ、
パイオニアで１つ、ビクターから１つ・・あと、
ヨーロッパのメーカのいくつか、全部で１０種類
あるかないかの中から選ぶしかなかったのです。
よく考えれば、チョイスもたくさんなくたって
別に本当に困るわけではないのだけれど、ここは
社会主義の国だななどと当時は思ったものでした。
また、何しろお店の人がいないから、いれば一人の人に
お客さんが列をなして、接客を待たされるのが普通。
お店の人から声をかけられることなんて、めったには
ありません。
日本でそんなことしたら、お客さんは二度と来なく
なるけど、ドイツではそれがいともフツ〜に
行われているので、お店もシレ〜っと悪びれもしない。
商売っ気がないんだろうかと思ったりしましたが
あの人たちは別に商売がうまくいってもいかなくても、
ある程度社会保障が行き届いているからか、
なんとも思わないみたいです。
そもそも秋葉原が、ホントにすごいのです。
あれだけたくさんの電化製品の店がズラリと立ち並び、
ひしめき合っているのに、商売が成り立つのですから。
そして、オタクやらメイドやら、アキバは
一文化を作り出すまでになっている。
ヨーロッパにもアメリカにも、秋葉原に匹敵するような
街も場所も、存在していません。
だから、海外から来る人たちが、秋葉原を観光しに
行く気持ちが、よくわかります。あと、彼らにとっては、
あの電気街のネオンもすごく物めずらしいようですよ。
「私的エッセイ」のコラム
