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小倉 美紀
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エナジー・コーチ 小倉美紀
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私的エッセイ
There is a right time for everything
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最近、ドイツに住む友人夫婦から、１通の写真入りのカードが
届きました。
この春にインドから女の子を養子縁組して新しい家族が
増えました、というお知らせのカード。
そのカードに書かれていた一節のがとても印象的だったので
今日はそのお話を。
その一節は：
There is a right time for everything,
and some things are sweeter when they're slow in coming.
すべてのことには正しいタイミングがあり、
ゆっくりやってくるものには、喜びもひとしお。
この友人夫婦は私がドイツに住んでいたときに知り合って
私が覚えている限り結婚しているので、もう結婚して
１０年は経っているはず。
最近インドから養子縁組をしようとしている、という話を
聞いていたので、どうしたかなあと思っていたのです。
海外からの養子縁組はいろいろと手続きも多く
時間もかかり、大変なこと。その上での話なので
大きな決断だったのだろうと思います。
この一節の言葉に、時間がかかったけれど、
女の子を迎えられて嬉しい、という彼らの気持ちが
伝わってくるようでした。
確かに、人生にはいろいろなタイミングがあります。
何かやろうとしても、うまくいかないときは
努力しても努力しても、まったくうまくいかない。
かと思えば、思ってもいないタイミングで
トントン拍子に物事が進むこともあります。
これって、一体何？と思うとき、何かや誰かのせい、
というよりも、結局は何か見えないタイミングが
あるのだということを実感させられること、
多いのではないでしょうか。
私も最近よく思います。
先日、とある企業から研修の依頼をされて
あっという間に研修が決まりました。
お問い合わせのメールをいただいてから
決まるまで、２週間もかかりませんでした。
しかも、とくに目くじら立てて努力したというよりも
先方から声をかけていただき、とりあえずお話をしに
行く程度で始まり、あっという間のことでした。
お仕事が決まるときは、こんなもの。
決まらないときは、２度３度と日程変更が
入ったり、延期につぐ延期なんてことも。
やはり、何かもっと大きな力というか、何か
タイミングみたいなもの。。。？と思えてきます。
タイミングを思わせるといえば、今年の春先、
以前のクライアントの方から１通のメールが来ました。
長いこと希望していた部署にとうとう異動が決まった、
という嬉しい報告でした。
彼女は、自分の思っていることがなかなか実現せず、
本当に苦しい日々も多かった。
あきらめかけたことも、投げやりになりかけたことも
多々あったはず。たたただ忍耐の日々も長かった。
それでも、自分がやりたいと思っていることを
さまざまな人に話し、あちこちで相談し、それがあるとき
ある人の目に留まり、希望の部署からの引き抜きという
異動になったそうです。
彼女の時間をかけた積み重ねとやりたいことへの思い、
なかなか希望の部署に振り向いてもらえなかった悔しい思い、
我慢してきた長い時間を思うと、逆にその時間が長かったからこそ
今回の成果を余計嬉しく思えました。
彼女から、こういうこともあるんだと、他にがんばっている人が
いたら、教えてあげてくださいというメッセージを
いただきました。
”実になっていないと思っていたことも実になるときがくる。”
”人それぞれ、遅咲きの人もいるということも。”
本当にそうですね。
どの人にも、何かが実になっていくのには
それぞれのタイミングがある。だからできることをやって
信じて待てばいいのです。
そして、それなら待つ時間はどう過ごしても同じこと。
日々明るく楽しく、できることをやって、過ごすのと
悶々として過ごすのとでは、時間が経つ早さも
変わってきそうです。
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