小倉 美紀(パーソナルコーチ)- コラム「反省は良し、でも批判は良しとは限らない」 - 専門家プロファイル

小倉 美紀
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オグラ ミキ
( パーソナルコーチ )
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反省は良し、でも批判は良しとは限らない

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セルフ・ヘルプ 罪悪感・責めること (Guilt & Blame) 2009-02-05 13:45
あなたには、自分に裏表があると感じられるときは
ありますか?

たとえば、最近どうも人の発言や行動すべてが
気に食わず、イライラしまくり。

口には出さずに、いい顔はしているけれど
心ではいろいろ良くないことも考えている、という状態。

私って、腹黒い・・・なんて思うこともあるかも。
もしかして、人間不信とか、人間嫌いに陥っている、
と自分で疑ってみたり。

周りに左右されず、優しくいるには、そしてもっと
「ケセラセラ」状態で生きていくには、どう考えたら
いいでしょうね。

ケセラセラは、なるようになれ、という意味ですが
ここでは投げやりになるというよりは、流れを信頼して
まかせてみよう、という前向きな姿勢で考えてみます。

まず、自分の裏表のある状態に気づいているのなら
それに対してあまり自己批判をしないように
意識してみましょう。

思っていることと言葉にすることが違うことが
まったくないことのほうが少ないかも。

思っていても、これは言ったら人間関係に支障を来たす、
言ったら相手を傷つけるかも、というようなことは
多々あるものです。

それに、優しさと正直を天秤にかけたとき、優しさを
優先するのは決して悪い意図があるわけでもありません。
(もちろん、結果を考慮してそのバランスをとるのも
大事ですが)

人間には感情もあるし、それに間違いをしないとは
限らない。ときには良くないとわかっていても
嫉妬したりねたんだりも自然なことだ、と
思ってみてはどうでしょう。

もちろん、意図的に常に八方美人でいることは
美しくないですし、裏表をつくろうのをお勧めするわけでは
ありません。

ただ、ときに裏表が出てくるのもあるだろう、と
あまり批判の素にしないことがまずひとつ。

人間不信も、人間嫌いも、誰もがときには感じるもの。
信じようとすれば、残念ながらそれを利用しようとする人は
いつでもいて、その経験から不信に陥ることは
あるものです。

かといって、人を信じようとする気持ちを捨てるのも
もったいない。人にはいいところがあるものだと思って
見てみるほうが、はるかに楽しいですよね。

たとえ誰かに裏切られることがあっても、自分は
自分で守れる、私は私でいられる、と強く思っていれば
多少のことではブレません。

強く思っていることで、自然と自分をちゃんと守ろう、
私は私でいよう、という行動がとれるようになるから
不思議。念じることって、ときに大事です(笑)。

それから、周りにイライラする自分。これもクセモノです。
イライラしている自分を好きでいるのは大変ですからね。

でも!ここが踏ん張りどころ。イライラしてしまう自分も
私の一部、と受け入れる努力をしてみましょう。

イライラしたことのない人なんて、まずいません。
どんなに穏やかな人だって、ときにはムっとしたり
イラついたりするものです。



何かがうまくいかないことで、その部分を否定すると、
結局自分に条件をつけては、ここはOK、ここはダメと
いつまでも自分を受け入れることができなくなります。

もちろん何かを反省してここはもう少しこうしたほうが
いい、ここは変えよう、などと思うのは良いことです。

かといってそれを批判のもとにするのは、別もの。
反省と批判は、同じようでまったく性質が違います。

ケセラセラと楽でいるには、まず自分が自分でいることに
OKを出すこと。そのためには、多少うまくいっていないことも
ここは自分で好きでないと思う部分も、今の時点では
OKとすること。

うまくいっていないことなら、なんとかすればいいし
嫌だなと思う気持ちがあるなら、変えていくことだって
可能です。

否定しているとつらいけれど、肯定した上でなら
何かを変えていくパワーも出しやすくなります。



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→ http://blog.livedoor.jp/mikiogura/archives/51545592.html
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