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小倉 美紀
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心のクセ・姿勢 (Attitude)
2008-09-26 14:19
と考えています。また、自分が正しくありたい思いもあります。
自分を正しくするために、というか、自分が正しいなら
周りが間違っている、と思うことさえあるかもしれません。
これが、クセモノ。
どれが正しくて、間違っていて、というシロクロの
判断がつきにくいときが多いから。
法律や道徳などで、これはよし、これは悪い、と
区別して、確かに間違っているものって存在します。
あきらかに誰が見てもおかしいというものもあるでしょう。
でも、モラルや常識などは、個人の経験や育った環境、
国の文化などによって変わります。
また、一見間違っていると思うことでも正当化されて
しまうこともあります。
たとえば、多くの人が戦争は悪だと思っても、
それが正義だと思う人もいるし、実際、世界に
戦争のないときはありません。
人殺しは悪でも、戦争でたくさん人を殺したらお手柄になる。
タバコだって身体に良くないのに吸っている人はたくさん。
こうした矛盾って、たくさんあるではありませんか。
何が正しい・間違っている、の判断って、いったい
誰がどう決めるのでしょう。
少なくとも、自分にとって何が正しいか正しくないかの
判断は、自分でしていくほかありません。
たとえば、自分の考え方、見方、姿勢。
それから、仕事や恋愛での選択。人生での選択。
どういったものが、自分にとって正しいものなのか。
できると思うのが正しいのか、できないと思うのが
正しいのか。
または、罪悪感を感じることが正しいのか、それとも
それは自分にとって間違っているのか。
仕事での判断や選択が、正しいのか、それとも
そうではないのか。
正解は果たしてあるのかどうか、と迷うことも
実際にはありますよね。
いずれにしても、私たちがどう思うか。自分で正しいと
思うなら、その時点では正しいことになるのです。
それにしたがって、いつかどこかでこれは間違ったかなと
思うなら、その時点で引き返す、改める、ということに
していけば良い、と思ってみる。
つまり、できると思えばそれは正しいし、私にはできない、と
思えば、それも正しくなるので、必要なときには、
何が何でもできる、と思い込むことも実際には
効果があります。
できると思っていると、できるようになるから。
それから、人は自分が正しいと思うとき、人にも
伝えたくなります。人の判断が自分と違うとき
それは間違っていると錯覚することもあるかもしれません。
でも、違うのと間違っているのとは、まったく意味が違います。
何が自分にとって正しいのか、結局は本人にしか
判断できないことを、常に頭においておきましょう。
それは、自分にとっても周りの人にとっても同じです。
もちろん、意見やアドバイスを上げたりもらったりもよし。
ときにそれも必要です。
ただ、最終的に自分にとって何が正しいのか判断できるのは
自分だし、周りの人にとって正しいのか判断できるのは
周りの人。
自分が正しい、周りも正しい、そんなときもあるのです。
このコラムはこちらでもご覧いただけます。
→ http://blog.livedoor.jp/mikiogura/archives/51455950.html
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