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小倉 美紀
オグラ ミキ
(
パーソナルコーチ
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いい子にならなくても
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セルフ・ヘルプ
境界線 (Boundaries & Standards)
2008-06-16 19:13
しれないと思って、つい何でもYESと言ってしまい、
自分の首を絞めてしまうことはありませんか。
日本ではとくに断ることは相手に対して失礼、
というようなカルチャーがあり、NOというような
ダイレクトな言葉もありません。
それで、NOと言うのが普段の習慣の中に
なかったりもします。
その証拠に、何かができるかどうか質問すると
NOの代わりに「それは難しいです」というような
答えが返ってきます。
それは、翻訳すると「できない」ということなのに
直接の答えは「難しい」。難しいということで間接的に
相手に「察してもらう」ことを期待していて、相手も
それを察してそれをNOとして受け取るカルチャーが
出来上がっています。
また、女性はとくに周りを優先するクセもあってか
NOがなかなかいえないですね。
NOと言わなくても、自分がまったく困らない、
苦しまないのであれば、問題ありません。
困るのは、NOと言わないために、自分が疲れる結果に
なったり、「なんでちゃんと言えないんだろう」と落ち込んだり
することです。
NOということもトレーニングなので、まずは
考え方を少し変えてみることから始めます。
まず、NOと言うことは、相手を否定することでも
拒絶することでもない、と理解すること。
NOは、相手に頼まれることに対してであり、
その人自身に対するNOではないこと。
NO=嫌われるではないと理解すること。
たとえば、何かのお誘いがあって、特別行けないような
理由はなくても、断りたいときってありますよね。
そんなとき、ウソの理由を並べ立てたり、いろいろと
言い訳をしないで、今日は失礼します、という一言で
NOを伝えてもいいのです。
そうしてもいいのだ、と自分に言ってみましょう。
そして相手がそれで気を悪くするなら、その人との
人間関係に問題があるのであり、あなた自身に問題が
あるわけではないのだ、と理解しましょう。
NOと言うことで、あなたが悪い人になるわけでもなく、
いい子でなくなるわけでもないのです。
罪悪感を感じる必要もありません。
NOと言うのがなかなかできなくて困っているなら
こんなコンセプトを自分に取り入れることから始めて
みてください。
そして、シンプルなことからNOと言ってみることに
トライしてみます。
そういえば、昔私のコーチングのトレーニングでは
「今日は一日NOの日」というような日を作って
NOとずっと言ってみよう、なんていう提案が
ありました。
一日中NOと言ってみる、というような日を作ることで
トレーニングしてみなさい、ということでした。
また、NOと言うことがあまりにも心苦しくて、逆に
ストレスになるようなら、無理にNOと言わなくても
いいでしょう。
あくまでも、「必要なときにNOと言える私になりたい」と
思う方だけ、やってみればいいのです。
最後にひとつ覚えていただきたいことがあります。
NOと言わない背景には、嫌われたくない、みんなに
好かれたい、というニーズがあって、それが
満たされていないからです。
このニーズが満たされないままでいると、いつまでも
周りに振り回される結果になります。
このニーズは、多少のリフレーミング(すべての人に
好かれるのは現実的に無理だと理解すること)と、
自分を好きでいれば自分で満たせられることも、
覚えておきましょう。
いい子でいようとして、自分を苦しめないでくださいね。
このコラムはこちらでもご覧いただけます。
→ http://blog.livedoor.jp/mikiogura/archives/51380398.html
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