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小倉 美紀
オグラ ミキ
(
パーソナルコーチ
)
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できないときは、助けてもらう
-
セルフ・ヘルプ
リフレーミング (Reframing)
2008-06-09 14:00
できないことも実際には多いものですね。
独立心を養った結果なのかどうか、どういうわけか
一人で全部できないと、落ち込んだり、できない自分に
腹を立てたりイライラしたり、そんな女性もけっこういます。
自分でできないことにイライラすると、本当に
ストレスのもとです。
そもそもできていたいのに、できていないので
すでにそこでちょっとしたストレスになっているのに
さらに自分を批判し始めたら、逆効果。
一人じゃ手に余る、できないと判断するなら
早々に人の手を借りることも必要な知恵・勇気です。
また、できないときだけじゃなく、できるけど
自分でやらなくてもいいことなら誰かに頼むのも
いいことです。
私たちの時間は限られているし、人間が同時に
できることにも限界があります。
だから、自分がやるべき本当に大切なことに対して
エネルギーを費やして、それ以外は助けてもらう、と
システムを作っておくのは、賢い選択です。
ただ、助けてもらうことに、大きな抵抗を感じて
「助けて」といえない人もたくさんいるのも事実。
それは、自分の中にある何かのポリシーというか
思い込みというか、枠というようなものと、
助けてもらうことが、摩擦しているからですね。
そんなときは、助けてもらうことが、自分にとって
いったいどういう意味を持っているのか、一度
確かめてみましょう。
助けてもらうことには、どんなイメージ、感情を持っていますか?
良いことですか?それとも悪いこと?それはなぜ?
たとえば、助けてもらうことは、敗北、自分が無能だとか
自立していない、なんていうようなことですか?
そんな方程式が心の中にあると、確かに助けてと
言い出すことそのものが大変です。
または、完璧になろうとしたり、なんでも一人でできなきゃ
いけない、なんて思い込みがあったり、さらには頼んだら
周りにどう思われるか気になっていれば、助けてと
頼むことはもっと大変でしょう。
こうなると周りからの手を差し伸べてもらっても、なかなか
受け取れなくなってしまいます。悪循環ですね。
もしそうであれば、自分の中の助けてもらうことに対する
イメージを変えてみましょう。(リフレーミングと言います)
よく考えてみれば、助けてもらうことは罪でも悪いことでも
ありません。弱さでもありません。
助けてもらって、できるようになったら、今度は
誰かを助けてあげられる余裕も出てきます。
そうして持ちつ持たれつのバランスも取れます。
そもそも、人間は一人じゃ生きていけないのが現実。
一人でやるよりも、誰かと一緒にやったほうが楽しいし
助けてもらったほうが早いときもあります。
助けてもらうには、最初慣れていないときは
確かに勇気がいるかもしれないけれど、これも、
まったくいつもの通り、習慣の問題。
助けてもらうのは、自分にも周りにも良いこと、と
いうように考え方が変われば、楽になりますよ。
なかなか助けてもらわない、つい一人でなんでも
こなそうとする傾向があるなら、ぜひ
リフレーミングしてみてください。
このコラムはこちらでもご覧いただけます。
→ http://blog.livedoor.jp/mikiogura/archives/51374665.html
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