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奥行きのある家は風圧力で壁量が決まります。
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●建物の安全性を求めて
☆より安全に住まうために
2007-07-13 19:36
これは決して大袈裟な話しではありません。地震も恐ろしいですが、台風の風圧力も非常に恐ろしいものです。
最近は木造二階建てでも応力度計算の依頼が増えています。その時、奥行きの長い家ですと、側面から受ける風圧力が過大になり、往々にして地震力を上回る結果になります。
日本の建築基準法は、安全とする根拠を過去の大災害で受けた、力の大きさを元にしています。すなわち地震については関東大震災。台風で云えば伊勢湾台風が根拠になっています。
「この家は関東大震災に耐えられる様に設計されています。」と云うコメントを良く聞きますが、これは建築基準法を守っていますと云っているのに他なりません。当たり前の事を云っているのです。
幸いにして、最近は大きな台風に遭遇していません。しかし昭和20年〜30年代は巨大台風が頻発していました。
最近、被害がそれ程出ていないのは、建物が丈夫になったからではありません。以前の様な猛烈な台風が来ていないだけです。
家を建てる時は台風時も想定しておきましょう。
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