●建物の安全性を求めて のコラム一覧
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ALC板の劣化
先日、既存建物の調査で鉄骨ALC造の家を見てきました。
外壁をよく見ると、ひび割れが幾筋も確認出来ます。ここまでヒビ割れすれば、室内側にも水が回ります。室内はカビ臭く、黒いシミが随所に浮き出ている状態です。勿論構造にも影響を与え、内部の鉄骨にサビが浮き出します。
本来ALC板には防水能力が無く、防水はもっぱら表面の仕上げ材に頼る事になります。しかし、この表面の仕上げの選択が非常に難しく、防水効果が...(続きを読む)
高槻市の耐震診断・改修助成金制度
高槻市の耐震診断・改修の助成金制度のURLです。 http://www.city.takatsuki.osaka.jp/kurashi/kiban/kenchiku_shido/taishin/1328662832819.html 対象建物は昭和56年以前の建物が対象となります。 耐震診断を受診した結果耐震頂点が1.0を下回っていれば、耐震改修工事助成金の対象となります。 耐震診断の助成金額は4....(続きを読む)
豊中市の耐震診断・改修助成金制度
豊中市の耐震診断・改修の助成金制度のURLです。 http://www.city.toyonaka.osaka.jp/machi/kenchiku_kaihatsu/taisin.html 対象建物は昭和56年以前の建物が対象となります。 耐震診断を受診した結果耐震頂点が1.0を下回っていれば、耐震改修工事助成金の対象となります。 耐震診断の助成金額は4.5万円、耐震改修工事の助成金額は40万円で...(続きを読む)
建物の構造はどの様に解析するか
建物の構造計算は、パソコンがありますので、建物の形状を入力すれば、答えが出ます。如何に経済的に丈夫な建物にするかは、構造的センスが要求されますが、それにこだわらなければ、入力方法さえマスターすれば、誰でも結果は出せます。
ではコンピュータの無い時代はどうしていたのでしょうか?答えは手で計算していました。勿論ソロバンや計算尺を使いましたが、計算は手で行います。簡単な構造であれば、構造をモデル化して...(続きを読む)
自邸の耐震改修
我が家は今年で築40年を迎えます。その間、増築はしましたが、建物全体の耐震改修を行っていません。また数年前にシロアリが発生して、駆除はしたのですが、傷んだ箇所の補修は出来ないままになっています。 すなわち、「地震が来れば危険ですよぅ」と云われてしまう家に住んでいます。 これでは、人に幾ら危険性を訴えても説得力がありません。そこで一念発起して今年は自邸の耐震改修に取り組みます。私は元来楽天家ですの...(続きを読む)
床は土台のバロメーター
昭和40年代の家がそろそろ耐用年数を迎えようとしています。 昭和40年代の建物は殆どが当時の建築基準法にしか則っていません。40年代後半になって初めて住宅金融公庫仕様の建物が現われ始めます。ユニットバスは昭和55年以降の建物でないと使われていません。当時の建物は浴室やトイレと云った水回りが弱点で、土台や柱の足元が相当傷んでいる事が予想されます。 しかし、土台や柱の足元は目に付かない部位ですので...(続きを読む)
大掃除で家の異変に気づきませんか?
年末大掃除はお済ですか?
家の中の汚れや傷みは比較的気づきやすいのですが、外回りは大掃除でもしない限りあまり目にすることもありません。こんなものを見ませんでしたか?
●シロアリ
勝手口付近でよく見かけるシロアリの蟻道です。シロアリは木の中に初めからいる訳ではありません。土の中に潜んでいます。シロアリは光に弱い為自分で土のトンネルを作って、木部に侵入していきます。
●壁のシミ
浴室の裏で見かけた壁の...(続きを読む)
街の中の防災
笹子トンネル事故を思う度に人間は、先を見通す力がなんと無いものか、と感じてしまいます。
後で思えば当然なのに、起ってしまうまで誰も何も言わない。犠牲者が出て初めて対応に乗り出すのは、仕方のない事なのでしょうか。
阪神大震災では建物だけでなく交通網も大きな影響を受けました。写真のように高架は道路や線路部分が一体になって繋がっている訳ではありません。夏と冬の温度差で、橋げたは膨張収縮を繰り返してい...(続きを読む)
笹子トンネル事故は対岸の火事ではありません
不意の大事故に誰もが何故?と感じられたと思いますが、打診点検が行われていなかったため、天井の崩落につながったと云うのが結論めいた結果となっています。nexco西日本も東日本も打診検査を行っていたのに中日本だけが、義務が無いとの理由で打診点検をしていなかったそうです。 今後打診が義務化されるでしょう。この工学に関する事後は、マニュアルに記載されているか、いないかが常に争点となります。今回の事故も打...(続きを読む)
地震タイプと建物の関係
地震は大きく二通りのタイプに分かれます。 一つは阪神大震災の様な、断層型(直下型)地震で、もう一つは東日本大震災の様な海洋プレート移動型地震です。大きくはマントル対流による地表面の歪みが断層を境に動くものですから、地震発生のメカニズムとしては同じなのですが、プレート移動型の地震は周期がはっきりしているのに対し、断層型地震はいつ発生するか判りません。阪神大震災を起こした野島断層は震災前は全く注目され...(続きを読む)
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