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●エコノミーなエコロジー のコラム一覧
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自然に逆らうか自然と調和するか
快適な住まいの造り方は、色々な人が様々な方法を考案しています。 新情報を目にするたびに、内容を観察する習慣がつきました。大別して自然に逆らって快適な空間を確保しようとするものと、自然と調和しながら快適な空間に近づけようとする工夫が見られます。 TPO次第で、どちらが優秀とは言いませんが、逆らう方法は、力任せに環境を制御してしまおうと考えています。それに対し調和する方は、ちょっとしたアイデアを商品化...(続きを読む)
遮熱ってなに?
室内温度は室内に熱源が無ければ、外気温に影響されます。その為、外気温の影響から室内を守るために断熱を施します。今は断熱が主流の時代ですが、室内温度の変化を遅らせる方法は他にもあります。 熱の伝わり方は、三種類あります。対流・伝導・輻射です。対流は熱を伝えるのに媒体を必要とします。空気や液体と云った媒体が無ければ熱は伝わりません。伝導は熱源と直接接していなければ熱は伝わりません。 すなわち、太陽か...(続きを読む)
冷気は足元からやって来ます
趣味でソフトボールをしていますが、その一環でジョギングにも手を出しています。とにかく投手は足腰が衰えれば投げられません。昨日は試合が無かったので午前中を掛けて15km走をしました。 ストレッチ等を挟みましたので、実質は二時間程度の走りでしたが、体力を大分消費したみたいで、やたら甘いものが欲しくなります。また四枝の末端がやたらに寒いのです。体に蓄えた脂肪はおいそれとグリコーゲンに変化して、エネルギー...(続きを読む)
グラスウールは欠点だらけの断熱材?
グラスウールは、施工が悪いと壁面内結露を起こし、経年変化でずり落ちて隙間が空いてしまう。また鉱物性繊維は人体に良くない。等々ネット上で悪評を探せばキリがありません。本当にそんなに悪い断熱材なのでしょうか? グラスウールは他の断熱材に比べ価格が安く、その分数多く用いられています。その為グラスウールの特性をあまり考えず、ただ入れれば良いと云う時代もありました。その弊害が「グラスウールは悪い」と云うイ...(続きを読む)
夏と冬の断熱の違い
断熱性能は計算によって求める方が、費用対効果の高い結果が得られます。熱損失係数(Q値)の算定によって、数値で温熱環境を管理出来るためです。但し最近のQ値は数字のみが一人歩きしている感じがしています。何故ならばQ値は夏と冬の断熱効果の違いを考慮していません。 冬、暖かい室内の空気は外の冷たい空気によって除々に冷やされます。暖房器具を使用しなければ外気温を変わりなくなってしまいます。これは温度が高い...(続きを読む)
設計者から見た断熱材の選定法
寒くなりだすと、急に断熱材に関する問い合わせが増えて来ます。断熱材で検索すると色々な断熱材メーカーが好き勝手に自社の長所をアピールしている為に、調べれば調べるほど判らなくなります。 私の場合、材料を限定することはしていません。限定しているのは次世代省エネ基準をクリアさせると云う事のみです。断熱材へのこだわりは、断熱性能以外にコストや環境問題も複雑に絡み合っていますので、クライアントにお勧め出来る...(続きを読む)
快適な季節を快適に過ごせる家
二~三週間前は、まだ夏の服装で充分だったのに、少し涼しくなって来たかなと思うと、もう朝夕は肌寒い季節です。あと10日もすればあちこちで紅葉の便りが届くでしょう。 過ごし易い季節は本当に短いです。家の性能はこの短い季節を如何に長く感じる事が出来るかにあると考えています。今の季節、昼間は少し動くと暑い位に感じる事が出来ますが、朝夕は肌寒いです。昼間の暑さを朝夕に取って置く事が出来れば、快適な一日とな...(続きを読む)
内断熱と外張り断熱
外張り断熱についてご質問がありました。 外張り断熱が注目された理由は、断熱材を構造躯体等で分断される事なく、建物全体をすっぽりを覆える事にあります。そのため施工が確実で、計算通りの効果が期待出来るのが大きなメリットです。 これは軽量鉄骨系プレファブ住宅にとっては効果が顕著に現れます。金属は他の素材に比べ遥かに熱を通しやすい為です。鉄の熱伝導率は83.5w/m・kです。木材は0.15~0.25程度と...(続きを読む)
リビングに吹き抜けを造りたいが空調費が気になる
お住まいが、Ⅳ地域以南で、且つ温熱等級が4(次世代省エネ基準レベル)であれば、リビングの吹き抜けは視覚的な開放感以外に空調機能も発揮します。 経験的な話しですが、南面したリビングに吹き抜けを設けて、リビングを介して空気環境的に全室がつながっている、温熱等級4の家を、何棟か設計しています。 凡そ300立米程度の気積に対して、4KW程度のエアコン(12畳用相当)を1台運転しているだけでほぼ1年間過ごさ...(続きを読む)
羊毛断熱とグラスウール
羊毛断熱とグラスウールはどちらも繊維系の断熱材ですが、施工法は全く異なります。 ●羊毛断熱 羊毛断熱材は自然由来の断熱材で、撥水加工もされていますので、壁の隙間にちぎって入れる事が可能になります。服にセーターを着せる様なイメージ施工しても何の問題もありません。 ●グラスウール グラスウールは鉱物繊維で体質によっては触れるとアレルギーを引き起こす人もいます。鉱物繊維は極端に細い針の様なものです。...(続きを読む)
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