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私はその夜、被災地に入りました 12
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●建物の安全性を求めて
☆阪神大震災体験記
2007-06-24 12:45
母が湊川神社の近くで空襲に合い焼夷弾や機銃掃射に追っかけまわされながら防空壕へ飛び込んだ話や、三宮の高架の下で焼夷弾によって焼かれた米俵で暖を取ったりした話や、日本の高射砲がとても優秀で探照灯でB29の胴体に照準を合わせ、弾が当たると胴体と主翼がバラバラになるように落とした話を何度も聞かせてくれた。
そんな空襲の光景が今度の震災とだぶって見える。母も50年前これと同じ景色を見たのだろうか…
鷹取付近まで来ると建物は焼き尽くされていて原型をとどめている物は殆ど無かった。炎はあちこちでチリチリと燃えている。
風が吹くと稲穂がそよぐ様に地面をなめてくる、須磨も燃えているのか気が焦った。
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