戦国時代の小説を読んでいると攻略戦より撤退戦の方が遥かに難しいのが判る。続いている余震や火事、暴動等人的災害それより一番現実的な渋滞問題考え出したら気の滅入ること滅入ること。
小一時間程かけて車迄たどり着くと、横の家が燃えていた。もう10分でも帰るのが遅れていたら車も燃えていただろう。ドアの取手が熱くて触れなかった。
来た道をまたノロノロと帰り始めた。路面が波打っていてとてもスピードを出せない。
反対行きの交通量は思ったより少なかっのでその分辺りの景色が良く見えた。公園や空き地は人で埋まっている。テントも張ってある。倒壊を免れた家の人たちもいつ襲うかわからない余震の恐怖で家に入れないでいるのだろう。
みんな今日は何処で寝るのだろう、食事はトイレは風呂はどうするのだろう。これから昨日までの神戸に戻るのに何年かかるのだろう。
このコラムの執筆専門家
- 福味 健治
- (大阪府 / 建築家)
- 岡田一級建築士事務所
木造住宅が得意な建築家。
建築基準法だけでは、家の健全性は担保されません。木造住宅は伝統的に勘や経験で建てらていますが、昨今の地震被害は構造計算を無視している事が大きく影響しています。弊社は木造住宅も構造計算を行って設計しています。免震住宅も手掛けています。
06-6714-6693
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