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コラム一覧
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光触媒の効果
光触媒は光合成と逆の働きを行います。光合成は葉緑素が、紫外線を浴びて空気中の二酸化炭素と水を合成させて、有機物と酸素を創りだす作用です。葉緑素の中の葉緑体と言う酵素が無機物から有機物を作る触媒の働きをしています。 光触媒で葉緑体の代わりをするのが、酸化チタンが多く用いられています。酸化チタンが紫外線を浴びて有機物と酸素を使って、水と二酸化炭素に分解します。ここで分解に使用する有機物が汚れの原因の油...(続きを読む)
土地購入のポイント
土地購入の相談を持ちかけられた時、法律上の規制や周辺環境を調べるのは勿論ですが、古くから人が住む地域であれば、その昔、この地域で何が起こったかが知ることが出来ます。古文書等で過去の地震や洪水の記録が残っており、家づくりの参考になる場合があるのです。 仕事でたまたま、京都の伏見区を調べていますが、伏見区は鴨川・宇治川・木津川・桂川と大きな河川が付近で集約しています。それらの川は一本になり淀川と名を変...(続きを読む)
18年前の今日。私は神戸に入りました 5
みんな今日は何処で寝るのだろう、食事はトイレは風呂はどうするのだろう。これから昨日までの神戸に戻るのに何年かかるのだろう。そんな事を考えていると急にお腹が減ってきた。昼過ぎに大阪を出てから 何も食べていない、トイレにも行っていない。そんな事考える暇も無いほど頭が混乱し、興奮していた。 帰る前に腹ごしらえしたいけど開いている店なんて何処にもない。JR住吉を過ぎた辺りにマンションがあり 1 階にコ...(続きを読む)
18年前の今日、私は神戸に入りました 4
通れそうな道を右に左に走っていると、また43号線に出てしまった。場所は深江浜付近だったと記憶している。だがどうも風景が違って見える。100m程走って自分でもびっくりするほどの声を上げてしまった。目をこらしてじっと闇の中を見ていると高速道路が横倒しになっている。柱脚がことごとくなぎ倒されている。どうもこうも表現しようの無い眺めだった。普通に高速道路の下を走っているときは、見慣れているけど倒れた道路...(続きを読む)
18年前の今日、私は神戸に入りました 3
渋滞を避けるため、国道2号線と43号線を縫う様に走っていたので、阪神電鉄の線路を何度も横切ったが、西宮市を抜けた当たりで高架の橋桁が落ちていた。橋桁の一方はまだ高架の上にあり、三角形に隙間が出来ている。車一台ならなんとか通れそうだ。車を進めて丁度真下に来た時、前を行く車が止まってしまった。 対向車がいるらしい 「おいおいこんな処で止まるなよ。今余震が来たらどうすんねん」 ドラマだと計った様に余震...(続きを読む)
18年前の今日、私は神戸に入りました2
事務所の外観は目立った損害は無い。唯一外壁の継ぎ目が動いたのか、そこに塗ったペンキが稲妻状に裂けている。私は急いで4階に駆け上がり、事務所のドアを開けた。カウンターが倒れている。本棚が倒れ ている。コンピューターディスプレイー2台が落ちかけて、ケーブルだけで辛うじて止まっている。熱帯魚の水槽の中に蛍光灯が落ちて可愛がっていたベタが感電死している。まずはどこから手をつけて良いやら途方に暮れた。 ...(続きを読む)
18年前の今日、私は神戸に入りました。
平成7年1月17午前5時46分 奈良の自宅のコタツの中でうたた寝をしていた私は、夢と現実の間で横揺れを感じていた。地震だな…長いな…大きいぞ!…意識がだんだんハッキリしてくる。二階で子供が泣いている。金魚鉢の水がこぼれた。食器棚の茶碗がガタガタなっている。外はまだ真っ暗だ。 40秒程続いた揺れがおさまって、慌ててテレビのスイッチを入れる。画面が写らない、しかし音声だけで地震の情報を流し始めた。...(続きを読む)
タイルが安くなりました
日本のタイルメーカーが苦戦しています。と言うより外国から安価なタイルが世間一般に広まったのが原因です。 日本のタイルと外国産のタイルの違いは精度です。タイルは焼成して作りますので、焼き縮みが出ます。日本のタイルは精度が高く、目地を取らなくても貼れてしまいます。外国製のタイルは300角タイル程度の大きさになれば、2〜3mmの誤差があるのは当然です。ですので職人さんは好んで日本製のタイルを貼りたがりま...(続きを読む)
建物の構造はどの様に解析するか
建物の構造計算は、パソコンがありますので、建物の形状を入力すれば、答えが出ます。如何に経済的に丈夫な建物にするかは、構造的センスが要求されますが、それにこだわらなければ、入力方法さえマスターすれば、誰でも結果は出せます。 ではコンピュータの無い時代はどうしていたのでしょうか?答えは手で計算していました。勿論ソロバンや計算尺を使いましたが、計算は手で行います。簡単な構造であれば、構造をモデル化して...(続きを読む)
造り手の都合で消えゆく和室
最近は和室の無い家が増えています。和室があれば安心してゴロリと寝ころがれるので、私は好きです。それは共感を頂けるようで、リビングの隅に畳だけ敷くことは良くあります。ハウスメーカーの建てる規格住宅にも和室のある間取りはめっきりと少なくなりました。何故なのでしょう? まずは、現代の大量生産の流れから外れてしまっている事が挙げられます。 和室にあるユニット建具がありません。襖や障子は健在メーカーが製造...(続きを読む)
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