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家は購入するものではありません。建てるものです。
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不動産を購入すると言う言葉がありますので、家を買うと云う言葉の定着しています。事実建売住宅の場合はまさに購入しています。
購入する時に交わす契約は売買契約です。売買契約の原則は現物としてあるものを見て、値段に納得して買うのが原則です。分譲マンション等々も売買契約です。
注文住宅を建てる時、目の前に現物はありません。云ってしまえば値段のつけようがありません。これでは売買契約は適用出来ません。そこでこんな時に行うのが請負契約です。請負契約とは、請負者が建築主のお金を使って建物を完成させることを請け負うのが仕事です。そこでどれだけお金が必要なのか建築主に知ってもらう為に提出するのが見積り書です。見積り書は一つ一つの工種にどれ位費用が掛かるのか出来るだけ詳細に建築主に説明することが求められます。一式工事はトラブルの元になります。
また、見積り金額は原価を書くのが原則です。原価を積上げてその上に工務店の経費を計上しなければ、実際に掛かる費用の実態が掴めません。
その事を認識していない請負者が各工種に自分の経費を上乗せして見積り書を作って、建築主からインターネットの激安サイトの値段と比較されて、キッチンが高いとかユニットバスが高いとかのクレームを受けてトラブルになる話しを良く聞きます。
各工種に請負者のマージンを乗せて見積もると云う事は、小売業の発想です。請負業は小売業の真似をせず自社の施工管理・工程管理・品質管理を売り物にすべきです。その代金が諸経費なのです。
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