下記の画像は防火構造と準耐火構造の外壁です。
はじめの画像は部屋内から壁を見たところです。柱に石膏ボードを張り付けています。防火構造と準耐火構造の違いは石膏ボードの厚みと材質です。防火構造12.5mmの石膏ボードを用い準耐火構造は15mmの強化石膏ボードを用います。
土台に関してはボードで被覆されていません。
二つ目画像は屋外から外壁を見たところです。ここで火に抵抗するのは厚さ16mmの防火サイディングのみです。
防火構造も準耐火構造も中にいる人が非難出来る時間を稼ぐ、時間稼ぎの為の構造です。
このコラムの執筆専門家
- 福味 健治
- (大阪府 / 建築家)
- 岡田一級建築士事務所
木造住宅が得意な建築家。
建築基準法だけでは、家の健全性は担保されません。木造住宅は伝統的に勘や経験で建てらていますが、昨今の地震被害は構造計算を無視している事が大きく影響しています。弊社は木造住宅も構造計算を行って設計しています。免震住宅も手掛けています。
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