東海・東南海・南海地震の想定が見直されました
-
29日内閣府が、東海・東南海・南海地震が連動して発生した場合最悪で、32万人を超える死者・行方不明者が出ると発表しました。
最悪と前置きしながらも、衝撃の数字です。いつ発生するか判らない地震とは言え、前もっての備えが生死を左右するでしょう。
東日本大震災の様な海溝型の地震は、予知がある程度可能です。今まで歪みが一定の間隔でずれていた断層が、動かなくなったとかです。政府がそれを公表するかどうかは別問題ですが、必ず予兆が表れます。東日本大震災の時は、余震がありました。日々の暮らしの中で僅かな変化も見逃さない心がけが大事になっていきます。
阪神大震災の様な活断層地震は突然起こります。備えのしようがありません。建物の地震対策が最も有効とされる所以です。
地震の強さを示す単位として「震度」がありますが、同じ「震度」でも海溝型と活断層型では性質が異なります。別な単位で「カイン」と云う単位があります。1秒間に何センチ移動したかを表す単位です。東日本大震災の時は100カイン前後だったと言われていますが、阪神大震災は200~400に達していたと云われています。規模が小さいにも関わらず建物に大きな被害が出たのはその為です。
津波が発生すれば、逃げることしか助かる手段はありませんが、活断層型地震は逃げるゆとりもありません。日頃の地震対策が生命線です。
「●家を建てよう!!」のコラム
建築条件付土地分譲の弊害を考える(2017/04/07 15:04)
秀光ビルドの家を調査しました(2017/03/27 12:03)
防火構造と準耐火構造(2017/02/09 08:02)
火災対策(2017/02/04 11:02)
割安なハウスメーカーは?(2017/01/11 09:01)
このコラムに関連するサービス
住宅性能表示制度や長期優良住宅やエコポイントにも対応する、環境とお財布に優しい住まいの提案
- 料金
- 無料
経済的な熱損失計算(性能基準)で、次世代省エネ基準を取得できる提案をします。
構造等級3を基本にご相談いたします。木造三階建て等で行う応力度計算も自社で行いますので、意匠と構造の齟齬がありません。
また、IAU型免震住宅設計資格取得者として、免震住宅等の相談も行っています。