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住宅着工件数と建築家
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住い造りを思い立つ時、頭に浮かぶのはハウスメーカーの家です。住宅展示場へ行けば気軽に実物を体感することが出来ます。どれ位の人がハウスメーカーで家を建てているのでしょうか?
ハウスメーカーの住宅のイメージは均質な住宅を一定の価格帯の中で販売して、メンテナンスも体制が完備されている印象を受けます。ネームバリューと安心感から注文住宅の殆どはハウスメーカーが建てている印象をうけますが、実態はそうではありません。
昨年の住宅着工件数は70万件程度ですが、ハウスメーカーのトップシェアを誇るメーカーでさえ2万件前後です。大手10社をまとめても、10万件前後です。マンション等共同住宅が30万件程度ありますが、それ以外の30万件は地場の工務店が家を建てているのです。
本来、住宅ほど個人の性格を表現するものはありません。個人の性格がそのまま家になって表れます。逆にそうでないと、住み心地の悪い家になってしまいます。それをハウスメーカーやマンションの様な均質な家に押し込もうと考えると、どうしても既製服の様な窮屈さを感じます。
既製服であれば、気に入らなければ何度も買いなおせますが、住宅は高額であるが故に失敗は許されません。失敗をしたくない為に、多少の窮屈さを我慢してハウスメーカーの家に頼るのが、今の住い造りの流れかと思います。
では、失敗しなければ、オーダーメイドの住いの方が良いのではないでしょうか?
設計事務所が手掛ける家は、完全にオーダーメイドです。耐震性能も温熱性能もライフスタイルも嗜好も自分の思うままです。全てを100点満点にすれば金額がどれ位になるか判らない・・・
と云う悩みも不要です。基本設計段階で予算配分をシュミレーションできます。シュミレーションを繰り返して、限りある予算の中から何処にどれだけお金を掛ければ良いか判断すれば良いのです。
ハウスメーカー以外にもこんな家の造り方が存在します。
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