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●免震構造住宅 のコラム一覧
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南海トラフ地震の被害想定が見直されました
昨日、政府中央防災会議の作業部会が南海トラフで最大級の地震が発生した場合の被害想定を発表しました。被害総額は220兆円、死者行方不明者32万人と云う、世界大戦並みの損失規模です。 南海トラフから離れている大阪でも、被害総額24兆円が見積もられています。府政予算8年分の規模です。大阪での被害の最も深刻なのは木造密集地帯の火災による焼失です。地震が発生すれば消火栓が使用できず、火の消しようがありません...(続きを読む)
揺れない家は簡単に造れない
昨日、池上彰さんが地震特番を全国ネットで放映していました。TVの影響力は絶大で地震対策の事を掲載している私のホームページへのアクセス数も通常の倍以上に跳ね上がっています。 地震災害に対して備えをしておこうと云う基本的なメッセージには無条件に賛成なのですが、報道の仕方に何とも言えないもどかしさを感じます。丁度靴を履いたまま足の裏を掻く感じです。 製作スタッフの中に建築の専門家がいなかったのでしょう。...(続きを読む)
免震住宅は軟弱地盤に弱いのか?
免震住宅の生命線は水平を保つことです。基礎が斜めに傾いてしまうと基礎と上部構造部が繋がっていないため、安定を保つ事が出来ません。摩擦係数の少ない免震装置ほど水平を保つ事が要求されます。 その為、液状化や不同沈下を起こす要因のある土地には向きません。勿論、杭を打設して岩盤層や洪積層に直接建物荷重を伝達出来れば、軟弱地盤でも免震住宅は可能ですが、大阪市内の様なデルタ地帯では、洪積層に達するまで杭を打と...(続きを読む)
既存建物の構造評点
既存建物の耐震診断の指標を木造の場合、構造評点と云います。 構造評点が1.0を超えると、一応安全とされます。行政から交付される耐震助成金等もこの評点が1.0を上回るかどうかを交付の判断基準としています。 但し、1.0を超えても、建物が健全な状態を保てる保証はありません。1.0を超えれば人命は守れるでしょう程度の保証です。建物の健全性を期待するなら構造評点1.5を目指すことでしょう。 耐震等級と同様...(続きを読む)
耐震等級
最近耐震等級と云う言葉だけが一人歩きしています。宣伝文句で耐震等級と云う言葉だけが氾濫している状態です。 耐震等級とは何を指して、どうすれば取得出来るのでしょうか。 耐震等級とは「住宅の品質確保促進に基づく法律」(品確法)と云う法律の中に登場する法律用語です。 建築基準法で、構造に対する最低の基準を明記してありますが、あくまでも最低の基準のため、構造的に優良な住宅を定義する必要から、耐震等級と云...(続きを読む)
地震の大きさと被害の関係 速度
地震の強さを表す単位は複数あります。それらの単位は地震の一部の側面しか捉えていませんので、様々な誤解が生まれます。単位全ての概要を把握していないと地震の実態を掴む事が出来ません。単位の概要を把握して、地震の実態を正しく把握することにより、将来襲うと思われる地震の対策が可能となるのです。 重力加速度(gal)が構造設計の基本となっていますが、galも地震の全てを表しているわけではありません。 ga...(続きを読む)
地震の大きさと被害の関係 gal
地震の強さを表す単位は複数あります。それらの単位は地震の一部の側面しか捉えていませんので、様々な誤解が生まれます。単位全ての概要を把握していないと地震の実態を掴む事が出来ません。単位の概要を把握して、地震の実態を正しく把握することにより、将来襲うと思われる地震の対策が可能となるのです。 津波に関しては、船の様な家を造らない限り防ぎようがありませんが、地震は打つ手が幾らでもあります。 地震計の示す...(続きを読む)
地震の大きさと被害の関係 マグニチュード
地震の強さを表す単位は複数あります。それらの単位は地震の一部の側面しか捉えていませんので、様々な誤解が生まれます。単位全ての概要を把握していないと地震の実態を掴む事が出来ません。単位の概要を把握して、地震の実態を正しく把握することにより、将来襲うと思われる地震の対策が可能となるのです。 津波に関しては、船の様な家を造らない限り防ぎようがありませんが、地震は打つ手が幾らでもあります。 地震そのもの...(続きを読む)
地震の大きさと被害の関係
地震の大きさを表す単位は色々あります。この複数ある単位のために地震像が返って見え難くなっている様にも思えます。例えば震度階で地震を表現するのが最も直感的でわかり易いのですが、建物の被害と震度階の関係は明確ではありません。 阪神大震災は震度7でした。東日本大震災も震度7です。しかし同じ震度7でも阪神大震災は、建物の構造を問わず、多くの建物が被害を受けました。東日本大震災でも被害を受けましたがその...(続きを読む)
18年前の今日。私は神戸に入りました 5
みんな今日は何処で寝るのだろう、食事はトイレは風呂はどうするのだろう。これから昨日までの神戸に戻るのに何年かかるのだろう。そんな事を考えていると急にお腹が減ってきた。昼過ぎに大阪を出てから 何も食べていない、トイレにも行っていない。そんな事考える暇も無いほど頭が混乱し、興奮していた。 帰る前に腹ごしらえしたいけど開いている店なんて何処にもない。JR住吉を過ぎた辺りにマンションがあり 1 階にコ...(続きを読む)
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