福味 健治(建築家)- コラム「建築は技術と文化の両方の性格があります。」 - 専門家プロファイル

福味 健治
木造住宅が得意な建築家。

福味 健治

フクミ ケンジ
( 大阪府 / 建築家 )
岡田一級建築士事務所 
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建築は技術と文化の両方の性格があります。

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●Coffee Break 2014-02-04 08:25

家造りを思い立つとき、何にこだわるかが重要になります。
相対的に男性は耐震性能や断熱性能を重要視し、カタログデータの比較検討に夢中になります。
女性は、デザイン・様式・スタイル・使い勝手を重要視します。
言い方を変えれば、耐震性能や断熱性能は技術の範疇で数字で結果を表す事ができます。デザイン・様式・スタイル等は文化であって数字で表現することが出来ません。ですので個々のセンスが問われる分野でもあります。

良い建物とは、その両面をバランスよく持ち合わせている建物を指します。ご主人さん主導で耐震性・断熱性を重視した家は、無骨な味気のない家になりますし、奥さん主導でデザインを重視した家は、住んでから寒い(暑い)地震や台風に不安の残る家となります。
御夫婦の意見を尊重し合い、バランスの良い家を作ることが良い家造りの近道となります。

傾向として、ハウスメーカーや技術を売り物にする地場の工務店さんは、技術に走り勝ちで、建築デザイナーはデザインに走り勝ちです。
バランスが良いと、ともすればありきたりな、個性の無い家になり勝ちですが、それでも良い家は存在します。当たり障りの無い家造りと、考えあぐねた結果のバランスの良い家では、出来上がりに雲泥の差がでます。文化・技術の両面を研ぎ澄まし、その上で融合を図る技量が必用となるのです。

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