「クリニック」の専門家コラム 一覧(59ページ目) - 専門家プロファイル

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舘 智彦
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土面 歩史
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閲覧数順 2024年04月30日更新

「クリニック」を含むコラム・事例

2,945件が該当しました

2,945件中 2901~2945件目

うつ病の休職(1)

前回までは、うつ病の経過と回復の過程をご説明いたしました。とにかく焦らないでゆっくり休むことが第一です。うつ病の療養は特に何かをしたら直ぐ治るというものではありません。それまでのストレスフルな仕事や生活から離れ、心穏やかに過ごすことが大事なのです。と言われても、具体的にどうしたら良いのか困ってしまう方もいらっしゃることでしょう。そこで、今回はうつ病の療養の仕方について詳しくご説明したいと思います。...(続きを読む

茅野 分
茅野 分
(医師(精神科))
2007/02/07 00:00

うつ病からの回復(3)

うつ病の治療に必要なものは「お薬」と「休む」ことです。過労性、軽症の場合は休むだけで良くなることもあります。休むには「時間」が必要です。これまで毎日、忙しく働いてきた方は「特別休暇」をもらったと思い、心置きなく休まれるのが良いでしょう。うつ病になられる方の中には、もう何年間もまとまった休暇なく働かれてきた方もいらっしゃいます。そして、ある程度、回復したら、これまでの人生を振り返り、今後どう生きてい...(続きを読む

茅野 分
茅野 分
(医師(精神科))
2007/02/06 00:00

うつ病からの回復(2)

うつ病からの回復をうまく形容した言葉に「三寒四温」があります。これは冬から春にかけて徐々に暖かくなる天候を表した言葉で、3日寒くても4日暖かくなり、そしていつしか春になるという意味です。冬の寒さをうつ病の症状に例え、じっと寒さを堪え、日々を過ごす、日が経つにつれ暖かくなる、時に寒い日へ戻っても、長い目で見れば確実に暖かくなり、春を迎えるということです。''「冬来たらば春遠からじ」''とも言いますね...(続きを読む

茅野 分
茅野 分
(医師(精神科))
2007/02/05 00:00

うつ病からの回復(1)

前回は「うつ病の経過」について概略をご説明いたしました。最近でこそ「心の風邪」と呼ばれ、気軽に捉えられるようになってきましたが、実際には時間がかかることも少なくなく、治るには数週間、時には数ヶ月間、長い方は数年間かかることもあります。このため「心の風邪」ではなく、「心の肺炎」と呼んだ方が良い場合もあるのです。 そこで「直ぐ治そう」「治さなければ」とは考えずに、治るのを「ゆっくり待つ」ことが必要で...(続きを読む

茅野 分
茅野 分
(医師(精神科))
2007/02/04 00:00

うつ病の経過(3)

うつ病になられる方々というのは真面目で責任感の強い方が多いため、「一日も早く職場へ復帰しなければならない」「通院・服薬を終了しなければならない」「いつまでも薬に頼らず、早く自立しなければならない」と考えてしまうようです。この「ねばならない」という考え方がまた、うつ病の回復を妨げてしまいます。従って、早く治そうと焦らず、毎日ゆっくり穏やかにお過ごしいただけると幸いです。「いつまでに治さなければならな...(続きを読む

茅野 分
茅野 分
(医師(精神科))
2007/02/03 00:00

うつ病の経過(2)

一般的に、うつ病が「軽快」するためには少なくとも1−3ヶ月間を要します。この「軽快」は「治癒」と異なり、お薬やカウンセリングなどによって表面的な症状が取り除かれている状態を言います。いわば「薬を飲んでいるから具合良くしていられる状態(寛解)」とも言えます。従って、この時期に決して無理をするようなことはなく、安静・療養を継続していただけるよう宜しくお願い致します。 軽快が暫く続き、復学・復職をはじ...(続きを読む

茅野 分
茅野 分
(医師(精神科))

うつ病の経過(1)

これまで当院を受診された患者様の半数以上が「うつ病・うつ状態」の診断に相当されました。特に働き盛りである20・30・40代のビジネスマンやOLの方々が中心となります。症状は軽い方からやや重い方まで幅広くいらっしゃり、わずか1・2回の受診で治るごく軽症の方から、数ヶ月間、通院されている中等症の方もいらっしゃいます。更には、他院から転院され、数年以上、通院されている方もいらっしゃいます。 通院・治療...(続きを読む

茅野 分
茅野 分
(医師(精神科))
2007/02/01 00:00

病院や医者の選び方(4)

次は精神科医に関して、防衛医大・精神科の野村総一郎教授が「精神医学」(医学書院)の巻頭言で書かれていた「精神科医のタイプ分け」をご紹介いたします。 1. 激務充実(粗雑)タイプ     総合病院、臨床中心、経験主義 2. 先端医学(業績至上)タイプ     大学病院、研究中心、海外志向 3. じっくり(趣味の世界)タイプ     単科病院、読書中心、質を重視 これも面白く説明されていますが、...(続きを読む

茅野 分
茅野 分
(医師(精神科))
2007/01/31 00:00

病院や医者の選び方(3)

本当に信頼できる医者にかかりたいものですが、それにはその医者がどのような性格の人物なのか把握する必要があります。そこで、私がかつて勤務していた長野県・佐久総合病院の内科医で、芥川賞作家でもある、南木佳士先生がご自身の著書「医者という仕事」朝日文芸文庫、29項、に書かれていた医者の分類をご紹介いたしましょう。 1. 医学の進歩を無邪気に信じ、進歩することは良いことだと信じきって感傷を廃し、研究論...(続きを読む

茅野 分
茅野 分
(医師(精神科))
2007/01/30 00:00

病院や医者の選び方(2)

次に医者についてお話いたします。医者の世界はドラマや小説でよくご存知でしょうが、内容によっては全くのフィクションであったり、デフォルメであったりもしますから、実際の医者の意見をご紹介いたしましょう。まずは前回ご紹介した「ドクハラ」の提唱者、元癌研究会付属病院の医師だった土屋繁裕先生が「ドクハラ医師を見抜くチェックポイント」について述べられています。 #あいさつをするか #威張らないか #患者から...(続きを読む

茅野 分
茅野 分
(医師(精神科))
2007/01/29 00:00

病院や医者の選び方(1)

とかく医者との関係は難しいものです。そもそも、病院や診療所は都会でこそようやく増えてきましたが、地方に行くと、町や村に一つか二つというところもあります。従って、どうしても選択の余地は少なく、不満足ながら通院しなければならないこともあるでしょう。また病院や医者の質も分からなく、最近でこそランキング表やお勧めの病院案内なども登場してきましたが、果たして本当に良いのかどうか分からないというのが実情と思い...(続きを読む

茅野 分
茅野 分
(医師(精神科))

医者からの嫌がらせ〜ドクハラ(4)

セカンドオピニオンと呼ばれる診療形態も一般化してまいりました。定期的に通院している病院・医者とは別の病院・医者を受診し、診断と治療を再検討してもらうことです。その時の主治医を絶対的に信頼していれば不要ですが、なかなか病状が回復しなかったり、治療関係が揺らぎ、主治医へ不信や疑いを生じた時に行われているようです。これは過ぎるとドクターショッピングに陥ってしまいますが、治療の初期や膠着している時には仕方...(続きを読む

茅野 分
茅野 分
(医師(精神科))
2007/01/27 00:00

医者からの嫌がらせ〜ドクハラ(3)

これに対して最近ようやく高まっている概念がインフォームド・コンセント、説明と同意です。そもそも1957年のアメリカにおける医療訴訟を契機に生じてきたものですが、昨今、訴訟の相次ぐ日本においても広く認知されてまいりました。「患者さんに対して病状を十分に説明し、同意を得た上で治療を行う」ことで、基本には医者と患者さんとが目線の高さを等しくすることが求められます。一般社会においては当たり前のような話です...(続きを読む

茅野 分
茅野 分
(医師(精神科))
2007/01/26 00:00

医者からの嫌がらせ〜ドクハラ(2)

これまでの医者‐患者関係を説明するにあたり、パターナリズム、家父長主義と言われる概念があります。これは医療現場における医者と患者の力関係を家庭における父親と子供の関係になぞらえて説明したものです。すなわち、知識と経験がある医者を父親に、それの少ない患者さんを子供に見立てたものです。患者さんには失礼な話ですし、現代の都市部においては既に通用しないことと思いますが、実際のところ医師数の限られていた20...(続きを読む

茅野 分
茅野 分
(医師(精神科))
2007/01/25 00:00

医者からの嫌がらせ〜ドクハラ(1)

今回は「嫌がらせ・ハラスメント」シリーズの第三回、「医者からの嫌がらせ〜ドクハラ」と致しました。このテーマは私としましても我が身を振り返る話であり、患者さんの立場、心情を思えば避けて通れないことですので、真摯にお話させていただきたいと思います。 ドクハラ、ドクターハラスメントとは「医師および医療従事者から患者さんに対して行われる不適切な言葉・行動・その他、全てを含む」と言われています。その提唱者...(続きを読む

茅野 分
茅野 分
(医師(精神科))
2007/01/24 00:00

異性からの嫌がらせ〜セクハラ(3)

男性上司から性的に不快な言動をされたり、職務や人事で差別されたりと被害の状況は様々であります。皆様方、心が深く傷ついていらっしゃり、眠れなくなったり、悪い夢を見るようになったりされています。朝は会社へ行くのが嫌になり、行ったとしても今まで通り集中して仕事ができなくなってしまいます。そして、休職・辞職をされる方も少なくなくありません。 自宅で休んでいると、嫌がらせをされたのにどうして自分が休んだり...(続きを読む

茅野 分
茅野 分
(医師(精神科))

異性からの嫌がらせ〜セクハラ(2)

驚くべきことは、セクハラ事件が身近な普通の職場をはじめ、世間で言われる有名企業や有名大学でも生じていたことです。被害者は女子社員や女子学生であり、加害者は幹部社員や指導教授でした。加害者には有能な人物も少なくなく、仕事や研究において誇り高い業績を挙げていたにもかかわらず、裏側では猥褻な言動を繰り返していました。事例化する前には注意や警告があったにもかかわらず繰り返していました。これは男性の性衝動と...(続きを読む

茅野 分
茅野 分
(医師(精神科))

異性からの嫌がらせ〜セクハラ(1)

前回はパワハラについてご説明いたしましたが、ハラスメントとしてはセクハラについてお話しないわけにはいきません。セクハラ、セクシャルハラスメントとは職場や学校などにおいて、相手の意思に反し、性的な言葉や行為を行い、不快な心理に陥らせることを言います。多くは男性上司から女性部下に対して行われます。直接的に性的な発言や行動を起こすものから、間接的に人事や環境に影響をもたらすものまで、その範囲や程度は多岐...(続きを読む

茅野 分
茅野 分
(医師(精神科))

上司からの嫌がらせ〜パワハラ(3)

このような被害に遭わないためには、まず行われている行為がパワハラであると認識すること、職場内に理解者・協力者を求めること、レベルに応じては告発・訴訟も辞さないことが必要です。しかし元々、善良で真面目な方々ですから、なかなかそういった行動を直ぐに取れるとは限りません。ともすると、「私が悪いのか」「もっと頑張らなければ」と考えて自分を追い込んでしまうのです。そして、適応障害やうつ病の発病に至ります。 ...(続きを読む

茅野 分
茅野 分
(医師(精神科))

上司からの嫌がらせ〜パワハラ(2)

銀座泰明クリニックへもパワハラの被害者が数多く受診されています。皆さん善良で真面目な方ばかりで、言われたことやされたことを深刻に受け止め、悩んでいらっしゃいます。いわゆるうつ病の病前性格にも相当されるような方々です。 一方で加害者というのは、被害者である方々からうかがうところ、いわゆる自己愛性人格に相当するように思われます。すなわち自尊心や虚栄心が強く、自分の利益のために部下を利用したり他者を操...(続きを読む

茅野 分
茅野 分
(医師(精神科))

上司からの嫌がらせ〜パワハラ(1)

前回は「忙しい職場」として「過重労働」についてお話いたしました。特に都心の企業では皆様、夜遅くまで働かれていて、土日に出勤されている方も少なくありません。本人の意思とは関係なく、職務のノルマや職場の雰囲気から帰宅できないことも少なくありません。特に高圧的な上司に支配されている職場では、実際の職務より全体の雰囲気からなかなか帰宅できず、結局、終電やタクシーで帰宅することになるようです。 このような...(続きを読む

茅野 分
茅野 分
(医師(精神科))

忙しい仕事〜過重労働(2)

同じ職場や環境でも地位や立場によってストレスの受け止め方は異なります。管理職にある方は過重労働でも比較的、主体的に捉えて対処できますが、従業員や中間職のような方は常に上司の判断をうかがい行動することにならざるをえません。いわゆる「報告・連絡・相談」を義務付けられ、自由度・裁量権が皆無のこともあります。 当院へ通院されている秘書の方によると、管理職である上司は精力的である反面、自己中心的なところも...(続きを読む

茅野 分
茅野 分
(医師(精神科))

忙しい仕事〜過重労働(1)

前回は「慣れない職場」に関してお話しましたが、同じ職務で勤務を続けている方でも調子を崩される方は少なくありません。「忙しい仕事」いわゆる「過重労働」と言われる長時間の重労働は心身ともに消耗させられます。 繁忙期のため夜遅くまで働かれている方々は、終電に間にも合わず、毎晩、タクシーで帰宅するか、カプセルホテルに宿泊されているようです。外資系企業などで、早朝勤務を課せられる方々は、朝からミーティング...(続きを読む

茅野 分
茅野 分
(医師(精神科))
2007/01/16 00:00

慣れない職場〜適応障害(2)

理工系出身で、学生時代は研究室や実験室で真面目に勉強をされていた方々は、濃厚な人間関係がかなりストレスとなるようです。営業先でお客さんから苦情を受け、会社に戻ると上司から叱責され、心身ともに疲弊してしまいます。SE, system engineer と呼ばれる職業の方々がまさにその典型で、新年度で新規プロジェクト立ち上げのために顧客先に派遣されたものの、システムはトラブルが続いたりすると、その度ご...(続きを読む

茅野 分
茅野 分
(医師(精神科))

慣れない職場〜適応障害(1)

年初めの時期になると新入社員や転職後の方々がよく受診されます。春ならば「5月病」と言われる年初め特有の適応障害:不安・抑うつ状態です。皆さん真面目な方々ばかりで、新しい職場に慣れようと必死で頑張っていらっしゃいます。 学生時代の自由な生活から一変して、毎日、スーツを着て満員電車に乗るだけでも、ストレスなことです。まして会社という上下関係のはっきりとした組織に身を置き、昼に夜に営業や接待などへ上司...(続きを読む

茅野 分
茅野 分
(医師(精神科))

美しさと自分らしさ〜醜形恐怖(3)

更に醜形恐怖では妄想的になることが少なくなく、「口の中や腋の下も臭っている」と悩んだり、「周囲からジロジロ見られている・噂されている」と恐れたりすることもあります。いわゆる「自己臭妄想」「被害妄想」と言われる精神病の症状です。 これらは特に自意識の高まる思春期・青年期に多く認められます。決して軽くない症状ですから、この場合は速やかに精神科的な治療を受けられることをお勧めします。いずれにしても自分...(続きを読む

茅野 分
茅野 分
(医師(精神科))
2007/01/13 00:00

美しさと自分らしさ〜醜形恐怖(2)

美容整形手術の是非はともかく、若い女性における美しさへのこだわりはとても強く、時には常軌を逸することもあります。決して醜くなどないのに手術を求めたり、繰り返したりするのです。これはいわゆる「醜形恐怖」と言われ、自分の容姿容貌が醜いのではないかと恐れ続ける心の病気です。 彼女たちに共通する精神病理として「ボディイメージの障害」があります。彼女たちは皆、否定的な自己像を抱いており、常に「自分が醜い・...(続きを読む

茅野 分
茅野 分
(医師(精神科))

美しさと自分らしさ〜醜形恐怖(1)

前回まで、美しさを求める女性の心理とその裏にある親子の関係についてお話しました。特に若い女性にとって美しさは絶対的な価値観と考えられがちで、美しくなるために多くの時間と労力、時には多額のお金を費やします。そして男性からはもちろんのこと、同性からも誉められたい、自分自身にも自信を持ちたいと思い努力します。一方、そのことで長い間、悩んでいる方も少なくありません。「もう少し目が大きかったら、顔が小さかっ...(続きを読む

茅野 分
茅野 分
(医師(精神科))

美しさと自分らしさ〜親子関係(2)

母親の愛情が強過ぎてもいけません。特に思春期以降も親との関係が強過ぎると、愛情は支配や束縛となり、本人の自立を妨げてしまいます。いつまでも親の期待や価値観に左右され、自分の人生を生きられなくなります。また逆に誇大的な自己像を抱かせ、現実にそぐわない理想を求め続けてしまうこともあります。女性ならば限りない美しさを、男性なら限りない成功を求め、周囲の注目や賞賛を要求します。この心理は「自己愛」や「自尊...(続きを読む

茅野 分
茅野 分
(医師(精神科))
2007/01/10 00:00

美しさと自分らしさ〜親子関係(1)

前回は美しさや自分らしさを求める余り、摂食障害に至ってしまう若い女性のお話をしました。背景には不安定な対人関係や自己評価が潜んでいるともご説明しました。すなわち遺伝的な素因もさることながら、両親、特に母親との関係が大事で、幼少期から一定の無条件な愛情を受けられないと、どこかで「心もとなさ」や「頼りなさ」を覚えてしまうのです。その結果、思春期になり「自分」を意識するようになると、その反動から容姿や成...(続きを読む

茅野 分
茅野 分
(医師(精神科))

美しさと自分らしさ〜摂食障害(3)

強迫的な性格というのは遺伝的に決まった気質のこともありますが、養育環境の中で形作られることもあります。特に両親、母親との関係は重要で、幼少期に無条件で「可愛いね、愛しているよ」というメッセージを与えられるかどうかが、思春期以降の対人関係や自尊心の形成には欠かせません。不幸にしてそのような愛情に恵まれないと、他人を信頼できず、自分にも自信が持てず、情緒不安定な性格になってしまいます。これは後から考え...(続きを読む

茅野 分
茅野 分
(医師(精神科))

美しさと自分らしさ〜摂食障害(2)

女性は思春期になると自分の容姿・容貌に強い関心を持つようになります。「綺麗になりたい、美しくなりたい」という願いは古今東西、共通しており、女性の本能とも言えるでしょう。いわゆる年頃になり、異性からの関心を集め、自分の中でも自信を確かにするために不可欠な価値観と言えるかもしれません。 美しさの基準は地域や時代により異なりますが、現代社会では一般的に痩せた女性が美しいとされています。日本でもモデルや...(続きを読む

茅野 分
茅野 分
(医師(精神科))

美しさと自分らしさ〜摂食障害(1)

前回は最後にストレスと食物の関係についてお話しました。イライラしたり落ち込んだりしている時に甘い物を食べると一時は気が休まりますが、人によっては食べ過ぎてしまい、食べてしまったという自責感と太りたくないという恐怖感から嘔吐したり下剤を用いたりすることがあります。いわゆる過食症です。これは逆に食べられなくなってしまう拒食症と交互に生じやすく、合わせて摂食障害と呼ばれ、若い女性に多く生じます。摂食障害...(続きを読む

茅野 分
茅野 分
(医師(精神科))

受診しない代りに〜甘いもの

甘いものは糖分や炭水化物を多量に含んでおり、摂取後、速やかに血糖値の上昇をもたらします。これが一時的に脳・神経を刺激して快感をもたらし、気分を良くしてくれるわけです。しかし長続きせず、ストレスが続いたり、食べ物へのこだわりが生じたりすると食べることを止められなくなってしまいます。いわゆる過食症のはじまりです。 過食症は拒食症と交互に起こることが多く、過食と拒食、時には嘔吐や緩下剤・利尿剤を乱用し...(続きを読む

茅野 分
茅野 分
(医師(精神科))

受診しない代りに〜コーヒー(2)

またいわゆる滋養強壮のドリンク剤やコーラにも50mg程度のカフェインが含まれています。ドリンク剤などを飲んで直ぐ元気になるように感じるのは、ビタミンやアミノ酸などの作用ではなく、実はカフェインの作用だったのです。更には風邪薬にもカフェイン50mgが含まれていて、風邪に伴う倦怠感や疲労感を和らげてくれるのです。 しかし飲み過ぎると副作用を生じます。頻尿・胃炎・高血圧・高脂血症をはじめ、不眠・不安を...(続きを読む

茅野 分
茅野 分
(医師(精神科))

受診しない代りに〜コーヒー(1)

前回まではお酒や煙草などの嗜好品を大量に摂取すると肝硬変や肺癌などの身体疾患をもたらす副作用と、更に睡眠薬や精神安定剤の代わりに用いられた時には依存症となる危険性についてお話しました。今回はコーヒーや甘いものといったより身近な飲食物についてご説明いたします。 コーヒーはお酒よりも日常的に摂取されている飲み物です。未成年の方でも飲めますし、朝昼でも職場や学校でも飲めます。しかしお水とは異なり、立派...(続きを読む

茅野 分
茅野 分
(医師(精神科))
2006/12/26 12:30

受診しない代りに〜お酒(3)

しかしそのような方も、自分だけは大丈夫だろうと思うかもしれません。と言いますのは、アルコール依存症という病気はなかなか自覚(病識)を伴わないのです。周囲は問題だと思っていても、本人はそれを認めようとせず、飲酒を止めないで、病院へ行こうともしません。このような考え方は「否認」と呼ばれ、アルコール依存症をはじめとした物質摂取や行動異常を伴う精神障害によく見受けられる現象です。従って治療の入口は、自分で...(続きを読む

茅野 分
茅野 分
(医師(精神科))

受診しない代りに〜お酒(2)

それではどの程度の飲酒ならば適切なのでしょうか。いくつかの調査研究によると成人男性の場合、ビール350〜500ml/日位が最も健康的であると言われています。しかしお酒に弱い方や女性の方はより少ない量となるでしょう。そこで以下のような質問もご参考にして下さい。世界的に用いられているスクリーニングテストです。 1. あなたは今までに自分の酒量を減らさなければいけないと感じたことがありますか? 2. ...(続きを読む

茅野 分
茅野 分
(医師(精神科))

受診しない代りに〜お酒(1)

前回は患者さん方が受診や服薬をしない代わりに、お酒や煙草をはじめとした嗜好品を用いていることをお話しました。いずれも社会文化として根付いているもので、一概に否定できませんが、気持ちが不安定な時に安定剤や睡眠薬の代りとして用いるのは止めるべきでしょう。特にお酒は睡眠導入剤の代りに用いられることが多いようですが、実際は睡眠が浅くなり、むしろ質を落としてしまいます。また不安や抑うつを一時的に和らげるため...(続きを読む

茅野 分
茅野 分
(医師(精神科))

受診しない代りに〜煙草

世の中では様々な物質や方法が用いられています。お酒や煙草はその最たるもので、世界中の国々で有史以前から用いられてきました。いわゆる「嗜好品」と呼ばれるもので、一種の「文化」にもなりえていますね。しかしこれらは「精神医学」の立場から見ると立派な「精神作用物質」と言えるのです。いずれも少量で精神を賦活し、大量で鎮静をさせます。しかし薬理作用としては効率が悪く、特に困ったこととして「副作用」を生じます。...(続きを読む

茅野 分
茅野 分
(医師(精神科))
2006/12/26 10:25

受診が遅れてしまう理由(3)

「銀座泰明クリニック」では更に名称から診療科名を外し、「内科・心療内科・神経科・精神科」を標榜しました。敷居を低く・間口を広くして、少しでも患者さんが抵抗を感じないように努めております。内装や接遇もホテルやサロンを意識したアメニティの高さを心がけています。ご希望に応じて保険診療と自費診療とも選択していただきます。心身の不調を感じられている方はお気軽にお越しいただけると幸いです。どうぞ宜しくお願い致...(続きを読む

茅野 分
茅野 分
(医師(精神科))

受診が遅れてしまう理由(2)

次に、患者さんはそれを病気と思っても「心」の病気とは思いたくないという心理「否認」があります。特に日本人には昔から「精神主義」「根性主義」とでも言うべき文化があり、失敗や挫折をして落ち込むことを「弱い」とか「恥ずかしい」「情けない」とか考えてしまいがちです。このため具合が悪くても病院や医師に相談しようとは直ぐに思えないのでょう。確かに精神的な成長のためには失敗や挫折は「心の糧」になりますが、過ぎる...(続きを読む

茅野 分
茅野 分
(医師(精神科))

受診が遅れてしまう理由(1)

前回は、患者さんがうつ病を発病しても受診に至るまで2〜3ヶ月かかってしまうことをお伝えしました。身体の病気では考えられない程の長期間を要していますね。今回はこの要因についてご説明させていただきたいと思います。 まず、患者さんがそれを病気であると気づかないことに一因があります。うつ病はその名の通り、気分が鬱々として、意欲がなくなり、何も面白く感じられなくなる病気です。軽症の場合は気分の変化等で済み...(続きを読む

茅野 分
茅野 分
(医師(精神科))

はじめまして

はじめまして。 銀座泰明クリニックの茅野 分と申します。 銀座泰明クリニックは平成18年4月、東京・銀座にて開院しました。心療内科・精神科を標榜し、夜間・土日も診療いたしております。都会で忙しく過ごされている皆様の心身の健康をご援助して参りたいと思います。 これまで「心」の医療は皆様から望まれながらも、十分な提供がされてきませんでした。多くの方々が具合悪いにもかかわらず、適切な治療や援助を受...(続きを読む

茅野 分
茅野 分
(医師(精神科))

インフルエンザと水銀

2006.11.22 (wed) インフルエンザ予防接種を受けてきた。 ワクチンはその保存料として水銀(チメロサール)が 使われているものが主流らしいのだが、 その世界での進んだ動きとしては、「なるべく使わないように」という方向に向かってはいるらしい。 とはいえ、ウチの近所の病院は7件訊いてみて全滅。 結局我が家の主治医のいる新宿恒心クリニックまでわざわざ行って受けてきた。 北里研究所の製剤だった...(続きを読む

須永 豪
須永 豪
(建築家)
2006/12/06 22:01

2,945件中 2901~2945 件目

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