「クリニック」の専門家コラム 一覧(58ページ目) - 専門家プロファイル

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「クリニック」を含むコラム・事例

2,945件が該当しました

2,945件中 2851~2900件目

明日一番で上顎5本埋入、即時に仮歯装着です。

今日はきけがわ歯科医院 横浜 新横浜インプラント・矯正クリニックの診療が終わり次第、新幹線に飛び乗り下呂まで行ってきます。 明日一番で上顎5本を埋入して、即時に仮歯を装着して患者様はお帰りになる予定です。 院長の人望で特に広告をするわけでもなく、”インプラント”治療の患者様が次々増えています。すばらし〜。(^_^) オペ前までの、CT解析や技工所との連携で準備は万全...(続きを読む

亀卦川 博仁
亀卦川 博仁
(歯科医師)
2007/08/03 17:34

午前中ずっとお一人の方を治療していました。

昨日はわざわざ、宮崎からきけがわ歯科医院 横浜 新横浜インプラント・矯正クリニックに通院されている患者様を午前中、ずっと診ていました。(^_^;) 来月来院される時まで仮歯が壊れてはいけないと、補強しながら慎重に治療いたしました。 これならみんなの前で大きな口で笑えるわ!と、とても喜んでいただけたので、充実感が得られました。これからも頑張ろう!!\(^O^)/ また、遠方からい...(続きを読む

亀卦川 博仁
亀卦川 博仁
(歯科医師)
2007/08/01 23:33

うつ病と病前性格(6)

一方、躁うつ病、統合失調症の「前駆状態」として現れる抑うつ状態もあります。病前性格も、うつ病ではなく、躁うつ病や統合失調症の特徴を示します。従って、治療も典型的うつ病として抗うつ薬を服薬し、休養するばかりでなく、躁うつ病や統合失調症に進展しうる可能性に留意しながら、経過を観察し、適切な対処をしていく必要があるのです。 以上、「うつ病と病前性格」についてご説明してまいりました。メランコリー親和型性...(続きを読む

茅野 分
茅野 分
(医師(精神科))

うつ病と病前性格(5)

さて、うつ病の病前性格をご説明する際には「うつ状態の臨床分類」もご紹介しないわけにはいきません(画像をクリックすると拡大されます)。わが国の精神病理学の大家、笠原嘉、木村敏によるこの分類(1975、一部改変)は病前性格‐発病状況‐病像‐経過を一元的に説明し、躁うつ病や統合失調症の鑑別も網羅しており、DSMやICDといった操作的診断基準が主流となった現在においても、実際の臨床場面において大変、有用と...(続きを読む

茅野 分
茅野 分
(医師(精神科))
2007/07/21 00:00

メンテナンスはとっても大事です。

きけがわ歯科医院 横浜 新横浜インプラント・矯正クリニックでのKIS-Systemを使った、前歯部”インプラント症例”の経過報告です。 以前ご紹介したケースですが、更に1ヶ月経過後の状態を確認しました。歯肉の状態が落ち着いてきてとても綺麗に歯肉が健康なピンク色になっているのがわかります。 特に患者様から、審美性の要求度が高い前歯部や複雑なケースでは、CT撮影後解析ソフトで入念...(続きを読む

亀卦川 博仁
亀卦川 博仁
(歯科医師)
2007/07/20 18:53

うつ病と病前性格(4)

従来のうつ病がメランコリー親和型をはじめ、執着性格や強迫性格といった、いわゆるうつ病の病前性格を呈するのに対し、その他のうつ病は様々な性格傾向を背景にしています。DSM-4 (Diagnostic and Statistical Manual of Mental Disorders, American Psychiatric Association)によると演技性や自己愛性の性格(Cluster ...(続きを読む

茅野 分
茅野 分
(医師(精神科))
2007/07/20 00:00

うつ病と病前性格(3)

執着性格 熱中性、徹底性、几帳面、正義感、一度生じた感情が冷めにくい持続性の性格(下田光造)。 メランコリー親和型性格 秩序志向が強く、自己の要求水準が高い、良心的で他人に尽くす性格 (Tellenbach)。 強迫性格 几帳面、倹約、潔癖、強情などの性格 (Freud)。 抑うつ型人格 重苦しい気分を抱き、人生を悩む人格 (Schneider)。 回避性格 社会的な制止、不適切感および否...(続きを読む

茅野 分
茅野 分
(医師(精神科))
2007/07/19 00:00

うつ病と病前性格(2)

改めてそれぞれの病態と性格をご説明いたしましょう(濱田秀伯、精神症候学、弘文堂、1994、他)。 うつ病(メランコリー、Melancholia) 抑うつ気分または興味・喜びの減退、精神運動抑制、早朝覚醒、体重減少、日内変動などを生じ、生活や仕事に著しい支障を生じる病態。従来型うつ病。 気分変調症(ディスチミア、Dysthymia) 抑うつ気分などが少なくとも2年間以上も続いているが、大うつ病ま...(続きを読む

茅野 分
茅野 分
(医師(精神科))
2007/07/17 16:12

うつ病と病前性格(1)

前回は最近のうつ病として「現代型うつ病」「未熟型うつ病」「ディスチミア(気分変調症)親和型うつ病」をご紹介いたしました。いずれも従来の「メランコリー親和型うつ病」に対して、若年期に生ずる性格因を伴ううつ病といえます。すなわち、人生における問題・葛藤に直面して、抑うつを自己の内界に保持せず、不安・焦燥を表出し、時に回避・依存も生ずる病態です。 「うつ病」と一言で言っても、ライフサイクルや性格傾向に...(続きを読む

茅野 分
茅野 分
(医師(精神科))
2007/07/17 16:08

こんなに見違えました!!

きけがわ歯科医院 横浜 新横浜インプラント・矯正クリニックでは、歯周病治療にもスタッフ一同力を注いでいます。σ(^^) インプラント治療をするのに、隣近所の歯が細菌だらけの歯石が”べったり”なんて状態だと当然「インプラント」自体にも影響が及びます。出来るだけ事前に歯周病のコントロールをつけるようにする必要があります。 初診時(写りがいまいち・・・)に歯石がべったりで歯ブラシも...(続きを読む

亀卦川 博仁
亀卦川 博仁
(歯科医師)
2007/07/13 13:12

事務長自ら矯正!

今日は、きけがわ歯科医院 横浜 新横浜インプラント・矯正クリニックの矯正治療日でした。 名医で有名なDr.Aが多忙な中、わざわざ来てくれています。ありがたいことです。(^-^) 新規の患者様も少しずつ増えてきていて、中には矯正用のインプラントを使用する方もいらっしゃいます。 これぞ、私が求めていた”インプラント医”と矯正医のコラボレーションです。どちらも熟練するには時間と...(続きを読む

亀卦川 博仁
亀卦川 博仁
(歯科医師)
2007/07/06 19:28

第5回  「仕事も家庭も。なぜこんなにツライ?」

 コーチングの勉強を始めた頃私は、女性を活用することでは有名なベネッセで、第一線の進研ゼミを支える正社員として10年超がんばっていた。 それなりのチカラがついて、収入も立場も申し分ない。  でもその実はココロの中では何をやっても壁が!仕事では子どもがいるから思う存分するための時間が捻出できない。子育てでは仕事があるから。ってなってしまう。割り切りがうまくない。毎日残業もして持ち帰り仕事を...(続きを読む

藤田 潮
藤田 潮
(パーソナルコーチ)
2007/07/05 11:40

KIS-Systemでの前歯部の症例!

きけがわ歯科医院 横浜 新横浜インプラント・矯正クリニックでのインプラントケースは、すべてにKIS-Systemのドリルガイドを使用しています。特に前歯部の症例は私のブログにも書きましたが、慎重に経過を見て治療を進めています。 やはり、「インプラント」治療において前歯部というのは患者様の仕上がりに対する期待度が高いので、十分な満足度を得るためには、私と技工士さんやスタッフが一丸となって相当な...(続きを読む

亀卦川 博仁
亀卦川 博仁
(歯科医師)
2007/06/29 19:29

KIS-Systemコースは Sold out!

きけがわ歯科医院 横浜 新横浜インプラント・矯正クリニックでの、KIS-Systemベーシックコースは Sold out! 開催日公表からわずかで8/5(sun)のコースは一杯になりました。他にも参加したい先生方がいらしたのですが、次回ご参加よろしくお願い致します。m(__)m 非常にコースの内容が充実していると好評のようで、ありがたいことです。”インプラント”をやり始める先生に...(続きを読む

亀卦川 博仁
亀卦川 博仁
(歯科医師)
2007/06/12 19:36

どうやってお食事を・・・(?_?)エ?

きけがわ歯科医院 横浜 新横浜インプラント・矯正クリニックでは、自費ばかりとか”インプラント”ばかりで保険の治療は受けられますか?? なんて、問い合わせが時々あります。 ご安心下さい。(^_^)b 一応なんでもやっております。でも、専門はやっぱり「インプラント」ですね。最近、難しいケースが増えてきており気を使いながら、慎重に進めています。 いらっしゃる患者様の中には、”私の友人がインプ...(続きを読む

亀卦川 博仁
亀卦川 博仁
(歯科医師)
2007/06/01 20:18

最近のうつ病(5)

さて、これらの病態に対する治療は、メランコリー親和型うつ病が休養と服薬のみでも自然軽快しやすいのに対し、それだけでは不十分で、より積極的な精神療法・心理療法を必要とします。具体的には不安や抑うつの背景にある職場や学校の問題を認識し、現実的な解決方法を探索してまいります(問題解決療法)。解決つかない時には、自分自身の考え方(認知)や振る舞い方(行動)を変えることが求められます(認知行動療法)。うつ病...(続きを読む

茅野 分
茅野 分
(医師(精神科))

最近のうつ病(4)

(画像をクリックすると拡大されます) このように、いわゆる恐怖症的な心性を有した神経症性のうつ病といってよいでしょう。この点においてかつての「逃避型抑うつ」(広瀬、1977)や「退却神経症」(笠原、1978)とも重複する病態と言えます。大学や会社へ入るまでは目立った葛藤や挫折がなかったものの、いざ現実的な問題や苦難に直面して処理しきれず、逃避や抑うつに陥ってしまう病態です。これらを更に、前回まで...(続きを読む

茅野 分
茅野 分
(医師(精神科))

最近のうつ病(3)

(画像をクリックすると拡大されます) ディスチミア親和型うつ病とメランコリー親和型うつ病とを対比させると表のようになります。 銀座泰明クリニック(続きを読む

茅野 分
茅野 分
(医師(精神科))
2007/05/29 00:00

最近のうつ病(2)

最近、非定型うつ病のように、メランコリー親和型うつ病とは異なったタイプのうつ病が増えていると言われています。具体的には「現代型うつ病」(松浪ら、1991)、「未熟型うつ病」(阿部、1995)、そして「ディスチミア(気分変調症)親和型うつ病」(樽味、2005)という、若い世代を中心とした、比較的、軽症で、身体症状や不安・焦燥を前景とするうつ病です。軽症ながら出勤困難となり、自宅で療養されることが少な...(続きを読む

茅野 分
茅野 分
(医師(精神科))
2007/05/28 00:00

最近のうつ病(1)

前回は非定型うつ病についてご説明いたしました。典型的なうつ病(メランコリー親和型うつ病)というのは真面目で几帳面な中高年の男性が長く続くストレスに耐え切れなくなり発病するといった病態でしたが、非定型うつ病とは敏感・繊細な若い女性が日常のストレスから発病されるといった病態です。銀座泰明クリニックには20-30代の会社員や大学生の方々が大勢受診され、非定型うつ病の方々も相当数いらっしゃいます。どなたも...(続きを読む

茅野 分
茅野 分
(医師(精神科))
2007/05/27 17:36

KIS-Systemアドバンス&ベーシックコース

5/19はシロナにてKIS-System第一回アドバンスコースコースを参加Drの”インプラント”プランニングを元にディスカッションやKIS-Systemの注意点など熱気あふれるものとなりました。 また、5/20はきけがわ歯科医院 横浜 新横浜インプラント・矯正クリニックにてベーシックコースを行いました。今回は特別講師による抗菌剤と鎮痛剤の選択基準、カムログシステムの埋入実習や技工士の白...(続きを読む

亀卦川 博仁
亀卦川 博仁
(歯科医師)
2007/05/25 13:33

健康雑誌「わかさ7月号」に掲載!

きけがわ歯科医院 横浜 新横浜インプラント・矯正クリニックでは、”インプラント治療 ”に海外の最優良会社10年保証が付帯します。それと、チームで開発した手術用のガイド”KIS-System(キス・システム) ”が、全国10万部発行の健康雑誌「わかさ7月号」に取材掲載(p.118-119)されました。(*^^)v Blogの中で何度も安全しかも、世界中のどのガイドと比べても高精度な「イン...(続きを読む

亀卦川 博仁
亀卦川 博仁
(歯科医師)
2007/05/15 14:14

デンタルダイヤモンド5月号に掲載

きけがわ歯科医院 横浜 新横浜インプラント・矯正クリニックはデンタルダイヤモンド5月号のルポタージュ・医院経営に取材され、掲載されました! 先月、デンタルダイヤモンドの編集者の方から「きけがわ歯科医院」を取材したいとの連絡があり、今月号に載るとのことで楽しみにしていました。診療方針や開業に関すること等です。早速見てみると、嬉しい気持ちとちょっと恥ずかしい気持ちですね。(*^^)v ...(続きを読む

亀卦川 博仁
亀卦川 博仁
(歯科医師)
2007/05/04 01:29

インプラントのガイドって?

私の医院でインプラント治療を希望される方の多くが、 ”歯肉を大きく切開して何本ものドリルで骨に穴を開けるのですよね??” と質問されます。 その度に、きけがわ歯科医院 新横浜インプラント・矯正クリニックでは、Drに講習会(安全・正確・患者様本意のインプラント治療を!)を開いて布教活動中のインプラント手術用ドリルガイド(KIS System:キス・システム,画像1)を使用するので...(続きを読む

亀卦川 博仁
亀卦川 博仁
(歯科医師)
2007/04/27 19:08

非定型うつ病(3)

治療は、そもそもこの病気がアメリカにてMAO阻害薬という薬の効果ある一群として定義されたため、MAO阻害薬が効果的なのですが、日本では使用できません。それに代り SSRI, Serotonin Selective Reuptake Inhibitor が効果的と言われています。また躁うつ病が合併している時は気分安定薬を、パニック障害が合併している時は抗不安薬を併用するのが適切です。従って、その時々...(続きを読む

茅野 分
茅野 分
(医師(精神科))

非定型うつ病(2)

といっても「非定型うつ病」が正式に「病気」として認められるようになったのは、ここ10年程のことでしかありません。それもうつ病のサブカテゴリーとしての扱いであり、明確な定義がなされているわけでもありません。双極2型障害や境界性人格障害との合併や関連も指摘されており、実際のところかなりオーバーラップして診断・治療されているのではないかと考えられます。また前回ご説明した Soft bipolar spe...(続きを読む

茅野 分
茅野 分
(医師(精神科))

非定型うつ病(1)

これまで「うつ病」や「躁うつ病」について繰り返しご説明してまいりました。これらは気分が落ち込んだり、高ぶったりする「病気」です。中にはもともとの「性格」といった方もいらっしゃり、10代の頃から悩んでいたのだけれども、就職して仕事に支障を生ずるようになり、ようやく受診したという方もいらっしゃいます。いずれにしても適切な治療により症状が緩和されますので、早めの受診をお勧め致します。 「うつ状態」と「...(続きを読む

茅野 分
茅野 分
(医師(精神科))
2007/04/18 12:13

軽い躁うつ病(3)

一方でこの軽い躁うつ病の方は人格障害と誤診されることもあります。特に境界性人格障害 Boderline Personality Disorder, BPD と呼ばれる、情緒不安定で、慢性的な空虚感を覚え、自傷行為や対人関係のトラブルを繰り返してしまう人格障害と誤診されることが少なくありません。人格障害の方へは薬物療法よりも心理療法が優先されがちなため、本来は必要な気分安定薬を処方されないまま、長期...(続きを読む

茅野 分
茅野 分
(医師(精神科))

軽い躁うつ病(2)

このように躁状態というのは予想以上に頻繁に生じるもので、注意深い観察が必要です。海外では当初うつ病と診断された方の3‐5割が実は躁うつ病、双極性障害だったという調査結果も出されています。このため国内の精神科医の間でもこの事実は最近よく話題になっており、軽い躁状態を見逃さないようにと注意が喚起されています。軽い躁うつ病、双極性障害は、Soft bipolar spectrum と呼ばれ、幅広い定義が...(続きを読む

茅野 分
茅野 分
(医師(精神科))

軽い躁うつ病(1)

前回は躁うつ病(双極性障害)についてご紹介しました。抑うつ状態のみでなく、躁状態と言われる、元気の良い、調子の高い状態も生ずる病気でした。この状態は本人にとって心地よく、病気であるという自覚(「病識」と呼びます)を伴わないことが多いものです。周囲も元気ならば病気とは言えないのかと見過ごしてしまいます。しかしこの躁状態は時に攻撃的になったり、誇大的になったりして、トラブルを引き起こします。また気持ち...(続きを読む

茅野 分
茅野 分
(医師(精神科))

躁うつ病とは(4)

前回ご説明したとおり、躁うつ病の方の病前性格とは明るく楽しく、社会的に好ましい性格とも言えます。集団の中では一際、目立ち、皆の注目を浴びる存在であります。実際に実業家や政治家、芸能人といった世の中で成功されている方の中に、実は軽い躁うつ病であるという方がいらっしゃいます。普通の人よりも多くの仕事をしたり、目立った言動をしたりするためには、軽い躁状態でないとできないのかもしれません。しかし一方で、周...(続きを読む

茅野 分
茅野 分
(医師(精神科))
2007/03/03 00:00

躁うつ病とは(3)

このため躁うつ病の方の人生はしばしばドラマティックで、エピソードに事欠きません。度重なる結婚と離婚、転居や転職、失敗と成功など、目まぐるしく移り変わる人生は波乱万丈とも言えます。また、アルコールやギャンブル、そしてセックスといった物質や行為に依存しがちでもあります。そして躁うつ病に加え、アルコールや薬物の依存症、ギャンブルからの借金、浮気や不倫などの問題を抱え込みます。これらは激しい落ち込みを避け...(続きを読む

茅野 分
茅野 分
(医師(精神科))

躁うつ病とは(2)

躁うつ病はその名の通り「躁」と「鬱」とが繰り返す病気です。躁のみの「躁病」は数少なく、多くは躁の後に鬱を迎えます。動き回り喋りまくりエネルギーを枯渇して鬱になる場合もあれば、躁の時に大きな決断をして、後で悔み鬱になる場合もあります。いずれにしても、躁の時の言動が後に鬱を招くわけです。しかも「うつ病」の鬱と「躁うつ病」の鬱とでは、躁うつ病の時の鬱の方がその落差のため本人が感じる鬱は深いようです。いわ...(続きを読む

茅野 分
茅野 分
(医師(精神科))
2007/03/01 00:00

躁うつ病とは(1)

前回までは「うつ病」についてご説明いたしました。気分が沈み、何も面白くなく、意欲のなくなる病気でした。今回からご説明する「躁うつ病」の躁状態はその対極で、気分が高揚し、何でも楽しく、意欲の亢進する「病気」です。一見、楽しく幸せな状態と誤解されるかもしれませんが、度が過ぎると困ってしまいます。落ち着き無く、口数が多く、怒りっぽくなるからです。更にあれこれと手を出し、お金をたくさん使い、異性をいたずら...(続きを読む

茅野 分
茅野 分
(医師(精神科))

うつ病の分類(4)

それでは躁うつ病のうつ状態とうつ病のうつ状態を見分けるにはどうするのでしょうか。以下の大別が目安になります。             病前性格       体型  発病年齢 うつ病   :真面目(執着気質)  普通  中年期以降に多い 躁うつ病:社交的(循環気質)  肥満  思春期・青年期 うつ病の方は病前においても大人しく、真面目な公務員といった律儀な感じの方が多いですが、躁うつ病の方は賑や...(続きを読む

茅野 分
茅野 分
(医師(精神科))
2007/02/23 00:00

うつ病の分類(3)

一方で、内因性のうつ病には「躁うつ病」のうつ状態であることも少なくありません。躁うつ病というのは、躁状態といわれるうつ症状の対極の症状が現れる病気です。具体的には、気分の高揚、怒りっぽい、考えが次々と浮かぶ、口数が多い、気が散る、動き回る、暴飲暴食、アルコール・ギャンブル・セックスなどです。軽い躁状態ならば上機嫌であったり、仕事がよくできたり、自分も周囲もさほど困りませんが、著しくなると周囲に迷惑...(続きを読む

茅野 分
茅野 分
(医師(精神科))
2007/02/22 00:00

うつ病の分類(2)

内因性と心因性とは明確に区別できるものではありません。どちらもある程度、重複しているものです。これはうつ病という病気なり、「心」という存在なり、全ては「脳」という臓器の機能によると考えられるためです。しかしながら、分かりやすく大別すると以下のようにご説明できます。      睡眠     日内変動  誘因  病前性格 内因性:中途覚醒  朝方悪い  なし  真面目、自立的 心因性:入眠困難  夕...(続きを読む

茅野 分
茅野 分
(医師(精神科))
2007/02/21 00:00

うつ病の分類(1)

うつ病の経過・予後は病気の種類にもよると考えられていますので、今回はこれについてご説明いたします。まず伝統的には以下の3分類と言われています。 外因性:脳器質性(外傷、腫瘍、卒中など)       身体疾患、薬物などによる 内因性:脳の神経伝達、機能異常などによる 心因性:心理的な問題による 外因性の場合は総合病院や専門病院に通院・入院されていることがほとんどです。こちらのブログを読まれている...(続きを読む

茅野 分
茅野 分
(医師(精神科))
2007/02/20 00:00

うつ病からの復職(4)

復職する職場自体も再考することが必要になることがあります。発病した誘因が職務内容や人間関係だった場合は、同じ職場に戻ることは再発を招きます。復職前に所属長や人事部の方々とよく相談しましょう。時には降格させられたり異動させられたりすることがあるかもしれません。しかし、病気のためには仕方ないと割り切る勇気も必要です。えてして脚光を浴びている部署や地位というのは長続きしないものです。長い人生ですから、地...(続きを読む

茅野 分
茅野 分
(医師(精神科))
2007/02/19 00:00

うつ病からの復職(3)

復職当初は、これも治療の一環と捉えて出勤しましょう。いわば「慣らし勤務」または「リハビリ勤務」といった具合です。いきなり周りと同じペースで仕事をしてはいけません。まずは出勤練習、毎朝の通勤に慣れるくらいからはじめましょう。はじめは毎朝、早起きして電車に乗るだけでも疲れることと思います。仕事は責任のかかるものや、難しい内容のものは避け、簡単な作業程度に止めましょう。当然ながら残業や出張は禁止です。職...(続きを読む

茅野 分
茅野 分
(医師(精神科))
2007/02/18 00:00

うつ病からの復職(2)

それには職場の方々の理解や協力が欠かせません。直属の上司や同僚をはじめ、大企業になると人事部や産業医も介入することになります。主治医の診断書をもとに、三者間で相談することもあります。この際、大事なことは、本人・主治医・会社の意見をできるだけ調整することです。ともすると、ご本人や会社は早く復職することを望まれるものですから、結果として時期尚早になり、再燃や増悪を来してしまいます。 復職の目安には、...(続きを読む

茅野 分
茅野 分
(医師(精神科))
2007/02/17 00:00

うつ病からの復職(1)

うつ病にて休職・療養される方は少なくありません。特に東京・銀座の近辺へご勤務されている方は、職場の要求水準も非常に高く、一旦、調子を崩されると、職務を継続することが困難になってしまいます。具合悪い時は職務遂行もさることながら、毎朝、起きて、混んだ通勤電車に乗ることさえできなくなります。このため、しばらくの期間、自宅療養することになるのです。療養の仕方は前回ご説明いたしました。 休職期間は病気の重...(続きを読む

茅野 分
茅野 分
(医師(精神科))
2007/02/16 00:00

うつ病の休職(9)

ご家族は温かく見守る ご家族の方々へはご本人を温かく見守っていただけるようお願い致します。ともすると何かしてあげなければならないと、過保護・過干渉になり、結果的に逆効果になってしまいます。ご家族も焦る気持ちを抑え、温かく見守っていただけると幸いです。話かけ・声かけも、ご本人の様子・反応を見ながらにしましょう。本人が話したそう、寂しそうにしていればそれに応じてあげる程度です。家族が話しかけるよりも、...(続きを読む

茅野 分
茅野 分
(医師(精神科))

うつ病の休職(8)

夜は早く寝る 朝早く起きるためにも、夜は早く寝ましょう。どの病院でも病棟では21〜22時に消灯します。夜更かしは昼夜逆転のはじまりですから、とにかく早く寝ましょう。眠れない時には睡眠薬を飲みましょう。睡眠薬を飲むと止められなくなる、頭がボケてしまうと心配し、できるだけ飲まないようにする方が少なくありません。現在、流通しているベンゾジアゼピン系の睡眠薬は安全性が高いですから、安心して服用して下さい。...(続きを読む

茅野 分
茅野 分
(医師(精神科))
2007/02/14 00:00

うつ病の休職(7)

簡単な日記をつける 一日の終わりに簡単な日記を付けましょう。その日したこと、あったことなど、メモをする程度で結構です。ともすると単調に過ぎてしまう毎日を見直すことができますし、規則正しい生活を送るための動機・計画につながります。更に一日を午前・午後などに区切り、◎○△×などの評価をすることも一案です。「薬を飲んで休んではいるけれど、本当に良くなっているのか」と心配されてしまう方も少なくありません。...(続きを読む

茅野 分
茅野 分
(医師(精神科))

うつ病の休職(6)

「転地療養」は両刃となる可能性があるので、注意が必要です。よく行き慣れた別荘などへ行き、気が休まったという方もいれば、見ず知らずの観光地などへ連れて行かれ、むしろ気疲れしてしまった方もいらっしゃいます。具合が悪い時には遠方に車や電車で異動するだけでも疲れてしまうものです。 更に、親元を離れ、一人暮しをしている青年には、実家に帰省できる方と、親に心配かけたくない、何か言えない事情があると、内緒で休...(続きを読む

茅野 分
茅野 分
(医師(精神科))
2007/02/12 00:00

うつ病の休職(5)

特に何もしない うつ病の療養と言っても、特に何もすることはありません。むしろしてはいけないことの方が多くあるのかもしれません。回復期ならば良いですが、うつ病の極期というのは何かすると、疲れてしまうだけなのです。例えば、本を読んだり、テレビを見たり、ネットをしたりといった、視覚を使う行為はかなり脳・神経が疲れてしまいますので避けましょう。外出や運動も具合が悪い時は体力を消耗するばかりとなります。 ...(続きを読む

茅野 分
茅野 分
(医師(精神科))

うつ病の休職(4)

自分の部屋でゆっくり過ごす 誰でも自分の部屋が一番、落ち着く場所でしょう。家族に合わせて無理に居間で過ごすことはありません。ましてや、友人や同僚・上司との面会は避けましょう。うつ病になると人に会って話すことが億劫になります。親しい友人や家族でさえもです。このような時は自分の部屋でゆっくり過ごすことがお勧めです。それでいて何となく寂しくなり、誰かと話したくなったら、居間に行き家族と少し話しましょう。...(続きを読む

茅野 分
茅野 分
(医師(精神科))
2007/02/10 00:00

うつ病の休職(3)

昼寝は15〜30分以内 昼食後、しばらく経つと眠くなります。これは胃に血液が集まり、副交感神経が優位になるためで、健康時でもあることです。昼寝、午睡は自然現象であり、有用です。しかし時間は30分以内にとどめましょう。それ以上、眠ると睡眠が深くなり、2-3時間は眠ってしまいます。そして夜に眠れなくなり、夜更かしして、結果、翌朝、起きられなくなるという悪循環に陥ります。うつ病で自宅療養していると、何も...(続きを読む

茅野 分
茅野 分
(医師(精神科))
2007/02/09 00:00

うつ病の休職(2)

食事を規則正しく摂る これも具合が悪い時はなかなかできることではありませんね。特に朝食は食べられない方がほとんではないでしょうか。にもかかわらず、朝食後の薬が用意されていて、結局、飲めないまま、スキップしてしまうこともあるようです。朝食はしっかり摂るに越したことありませんが、どうしても食べられない時は、甘口のコーヒー牛乳などがお勧めです。糖分で血糖が上昇し、ミルクが胃壁を守り、少量のカフェインが目...(続きを読む

茅野 分
茅野 分
(医師(精神科))
2007/02/08 00:00

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