福味 健治(建築家)- コラム「家を建てられない日本人 2」 - 専門家プロファイル

福味 健治
木造住宅が得意な建築家。

福味 健治

フクミ ケンジ
( 大阪府 / 建築家 )
岡田一級建築士事務所 
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家を建てられない日本人 2

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●非常識な家の建て方教えます プロローグ 2008-10-28 18:09
住宅設計を志す人は若いうちから、簡単にマイホームを手に入れます。私も26歳でマイホームを持ちましたが、私だけに限った事ではありません。私の事務所に5年以上勤務した所員さんが3人おりますが、その三人が揃って20代でマイホームを手に入れてます。
給料を払っている私が云うのもなんですが、決して相場以上の所得は無いはずです。むしろ一般のサラリーマンに比べて薄給であると思います。では何故一生に一度の買い物が簡単に出来るのでしょうか?
一日のうちに何億円ものお金を動かすトレーダーでさえ、1000万円ちょっとの土地を買うのにあれやこれや悩みます。

自分の希望する条件に合った、土地が自分の収入でギリギリ買えそうな価格で新聞のチラシに載ったとします。その気のある方なら、冷やかし半分でも一度は見に行くでしょう。
日当たりも良いし、環境は良い。そこですっと買ってしまえば良いのですが、心のどこかでブレーキがかかってしまうのです。(こんなに美味しい話しがあるだろうか・・・)(因縁付きの土地じゃないだろうか・・・)仲介屋さんは攻勢に入ります。益々気持ちが引いてしまいます。
欲しいけど、一生懸命欲しくない理由を探し出します。グズグズしているうちに、ぱっと誰かに先を越されて買われてしまいます。土地探しを真剣にされた方なら一度は経験されているでしょう。

住宅設計に携わるものが、簡単にマイホームが持ててしまうのは、日々の仕事を通じて、自分の住みたい家をずっとシュミレーションしてるのだと思います。それも無意識のうちに^^
プラン作りから建物の竣工まで一通り仕事を済ませると、どの様な工程で建物が出来上がっていくかが予想出来る様になります。それを自分に当てはめてみて、マイホームを思い描くことはそんなに難しい作業ではないのでしょう。

それでは一般の方が、どうすれば理想とする家を建てられるのか?これが今回のシリーズのテーマです。
次回から詳しく説明いたします。

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