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交通事故 の専門家が生活やビジネスに役立つコラムを発信

交通事故 に関する コラム 一覧

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電動自転車の自転車事故の注意点は?

電動自転車の自転車事故の注意点は?加害者が電動自転車に乗っていたり、被害者が電動自転車に乗っている自転車事故が増えています。電動自転車は、運転者の身体能力以上に速度が出やすく、適切に減速するなどして安全運転を心がける必要がります。また、歩行者が電動自転車に衝突されると、電動自転車は重いため衝突の衝撃も強くなり、怪我が重くなる可能性が高いといえます。さらに詳しい解説は?⇒電動自転車の自転車事故 (続きを読む

高橋 裕也
高橋 裕也
(弁護士)
公開日時:2021/11/15 18:39

自転車事故の示談の流れは?

1 自転車事故の示談交渉の相手方加害者が自転車保険に加入していれば、保険会社を相手に示談交渉をすることになります。ただし、自転車保険に示談代行特約がついていなければ、加害者本人と示談交渉をしなければなりません。2 示談交渉の開始時期怪我の治療が終了してから示談交渉を行います。治療が終了するまで損害が確定しないからです。3 示談の流れ治療が終了したところで、大きな怪我をしている場合には後遺障害の審査...(続きを読む

高橋 裕也
高橋 裕也
(弁護士)
公開日時:2021/02/06 22:55

自転車も歩道を通行できるのか?

自転車は、歩道等と車道の区別のある道路においては車道を通行しなければならないとされています。 道路交通法17条1項には「車両は、歩道又は路側帯(以下この条において「歩道等」という。)と車道の区別のある道路においては、車道を通行しなければならない」と定められており、自転車も「車両」にあたるからです(道路交通法2条1項8号、11号)。   ただし、道路交通法63条の4第1項には、普通自...(続きを読む

高橋 裕也
高橋 裕也
(弁護士)
公開日時:2020/11/12 11:10

自転車事故でも弁護士費用特約を使えるのか?

1弁護士費用特約とは 弁護士費用特約とはどのようなものですか? 弁護士費用を自分の加入する保険会社が負担してくれる特約です。 弁護士費用特約 弁護士費用特約とは、一般に自動車保険やバイクの保険に「特約」として付加されていることが多く、弁護士費用を自分の保険会社が負担してくれる特約です。 弁護士費用特約は一般に上限が300万円とされており、一般的に、死亡、重度の後遺障害...(続きを読む

高橋 裕也
高橋 裕也
(弁護士)
公開日時:2020/09/06 17:46

自転車事故を人身事故にすべきか?

人身事故になっているか確認する方法 警察で人身事故にしてくれているかわかりません。 事故証明を見て確認することができます。 自転車事故で怪我をされても、警察に診断書を提出していなければ、人身事故ではなく物損事故(物件事故)として扱われています。 警察に人身事故になっているか聞いてみてもいいですし、事故証明書を発行してもらえば人身事故か物損事故(物件事故)かが記載されていま...(続きを読む

高橋 裕也
高橋 裕也
(弁護士)
公開日時:2020/08/17 18:17

自転車と歩行者の事故の過失割合のポイントは?

自転車対歩行者の事故については、別冊判例タイムズ38の【51図】~【97図】がありますので、保険会社から該当ページのコピーとともに過失割合が示されていることと思います。 事故の状況に争いがなければ、基本的には①そもそも【○○図】に当てはまる事故なのか、②【○○図】に示された基本過失割合を修正する要素はないのか、という観点から検討していくことになります。 自転車対歩行者の事故は、「横断歩行者...(続きを読む

高橋 裕也
高橋 裕也
(弁護士)
公開日時:2020/08/02 18:10

自転車事故の損害賠償責任とは?

1 自転車運転者の責任自動車事故の場合、運転者には自動車損害賠償保障法(自賠法)が適用され、運転者側で過失がなかったことを証明できない限り、損害賠償義務を免れることができません。一方、自転車事故の場合、自動車事故とは違い自賠法が適用されませんので、被害者の側で自転車運転手に過失があったことを証明する必要があります(民法709条)。このような違いから、事故の状況が明らかでない場合など、被害者側で自転...(続きを読む

高橋 裕也
高橋 裕也
(弁護士)
公開日時:2020/07/13 16:52

自転車事故と自動車事故の違いは?

1 保険について自動車については、「自動車損害賠償保障法」(通称:自賠法)という法律が適用され、賠償責任保険(自賠責保険)の契約が義務づけられています(自賠法5条)。 また、自賠責保険の支払額には上限があるため、多くの自動車保有者は、自賠責保険だけでは損害賠償額の全部をまなかえない場合のリスクに備えて、「任意保険」にも加入しています。 そこで、自動車事故でケガをした被害者(被害者が死亡した場合...(続きを読む

高橋 裕也
高橋 裕也
(弁護士)
公開日時:2020/07/09 10:32

自転車事故で弁護士特約を使えるのか?

1弁護士費用特約とは 弁護士費用特約とはどのようなものですか? 弁護士費用を自分の加入する保険会社が負担してくれる特約です。 弁護士費用特約 弁護士費用特約とは、一般に自動車保険やバイクの保険に「特約」として付加されていることが多く、弁護士費用を自分の保険会社が負担してくれる特約です。 弁護士費用特約は一般に上限が300万円とされており、一般的に、死亡、重度の後遺障...(続きを読む

高橋 裕也
高橋 裕也
(弁護士)
公開日時:2020/07/07 15:48

通勤中の自転車事故で労災を使うべきか?

通勤災害では、基本的に業務災害と同様の内容の給付を受けることができます。 具体的には、①療養給付(傷病の治療費)、②休業給付(休業療養中の生活保障)、③障害給付(心身の後遺障害に対する給付)などがあります。 療養給付が認められるため、健康保険を使用して治療を受けることはできません。 ⇒自転車事故で健康保険を使ってはいけないときとは? 治療費について療養給付を受けるべきか ...(続きを読む

高橋 裕也
高橋 裕也
(弁護士)
公開日時:2020/07/06 16:36

自転車事故の慰謝料の計算方法は?

自転車事故の慰謝料とは? 保険会社から慰謝料を提示され、どういう趣旨のお金で、妥当な金額がいくらなのか悩まれている方も多いと思います。 慰謝料とは精神的な損害に対する賠償金です。 自転車事故の慰謝料には、入通院慰謝料(傷害慰謝料)、後遺障害慰謝料、死亡慰謝料があります。 2自転車事故の慰謝料の基準とは? 自転車事故の慰謝料の基準には、一般的に①自賠責基準、②任意保険基準、③裁判基準...(続きを読む

高橋 裕也
高橋 裕也
(弁護士)
公開日時:2020/07/03 10:17

自転車事故で後遺障害を主張する方法は?

自転車事故では自賠責保険で後遺障害を認定してもらうことができません。 自転車事故で後遺障害を主張する方法として以下のものがあります。 (1)加害者の保険会社による後遺障害の認定 加害者が自転車保険に加入しているときは、保険会社の自社認定により後遺障害の認定を受けることが考えられます。 保険会社が自社認定を行う場合、自社内で顧問医等の意見を聞きながら認定する方法と、自賠責調査事務所の後...(続きを読む

高橋 裕也
高橋 裕也
(弁護士)
公開日時:2020/07/01 17:54

自転車事故に遭った直後にとるべき行動は?

自転車も道路交通法上の軽車両にあたることから、自転車の運転者は警察に事故の発生日時、場所、負傷者等について報告する義務があります(道交法72条1項)。 また、警察へ報告しないと「交通事故証明書」が発行されず、事故の発生を証明することが難しくなり、損害賠償請求が困難となることもあります。 歩行者であっても、事故に遭ったら必ず警察に通報(報告)しましょう。1 警察への通報自転車も道路交通法上の軽...(続きを読む

高橋 裕也
高橋 裕也
(弁護士)
公開日時:2020/06/30 10:46

自転車同士の事故の過失割合のポイントは?

自転車同士の事故の過失割合については別冊判例タイムズ38にないため、保険会社からは類似の裁判例や、別冊判例タイムズ38の自動車対自動車の過失割合のページのコピーが送られてくることになります。 しかし、自動車対自動車の事故の過失割合を、自転車同士の事故に当然に当てはめてしまうと、明らかにバランスを欠いた結論になることがあります。 そこで、「自転車同士の事故の過失相殺基準(第一次試案)」(赤本 ...(続きを読む

高橋 裕也
高橋 裕也
(弁護士)
公開日時:2020/06/29 18:05

医師に後遺症診断書を作成してもらう際の注意点は?

後遺障害診断書は、医師によっては丁寧に細部まで書かれることもあれば、簡潔に書かれる場合もあります。 そのため、後遺障害診断書を受け取ってすぐに保険会社に渡してしまうと、診断書の内容によっては「障害なし」と認定されてしまう場合があります。 また、将来的に症状が悪化する可能性が書かれているかどうかで、逸失利益の年数制限が変わることもあります。 後遺障害に詳しい弁護士に確認してもらうほうがいいです...(続きを読む

中西 優一郎
中西 優一郎
(弁護士)
公開日時:2016/11/18 09:57

交通事故の「後遺障害診断書」のポイント(予後所見の欄)

予後所見の欄 予後所見欄も重要です。 「緩解の見通しはない」や「上記の症状を残し症状固定とする」などと記載されていることが理想的です。 この欄の記載は、補償期間を決めるポイントにもなるので注意が必要です。 障害が将来増悪する可能性のある場合には、新たな後遺障害が発生する可能性もあるため、将来の再評価の必要性についても必ず記載しておく必要があります。「後遺障害診断書」で知っておきたいポイント...(続きを読む

中西 優一郎
中西 優一郎
(弁護士)
公開日時:2016/11/18 09:48

交通事故の「後遺障害診断書」のポイント(他覚的所見の欄)

他覚的所見の欄 この欄の記載がもっとも重要です。 この欄に、症状固定時に残った症状の裏付けとなる医学的所見を具体的に記入してもらう必要があり、その裏付けとして、症状を医学的に証明にできる根拠とともに記載してもらう必要があります。 具体的にはレントゲン、MRIなどの画像所見や、その他、例えば、神経伝達検査の結果、可動域を調べた結果などを詳細に記載(部位によっては、右側の欄)してもらう必要があり...(続きを読む

中西 優一郎
中西 優一郎
(弁護士)
公開日時:2016/11/18 09:46

交通事故の「後遺障害診断書」のポイント(自覚症状の欄)

自覚症状の欄 交通事故の怪我により、日常生活や仕事にどのような支障があるかということまで、出来る限り具体的に記載をしてもらいましょう。 例えば、日常生活や仕事に影響を及ぼしていることを訴え、そのことを「~の痛みが原因で…できない」という記載をしてもらうことが有効です。 この欄で足りない場合、別紙で詳細を記載する方法もあります。 他覚的所見が乏しい場合も多い、むち打ち症による後遺障害でも等級...(続きを読む

中西 優一郎
中西 優一郎
(弁護士)
公開日時:2016/11/18 09:41

交通事故の「後遺障害診断書」のポイント(事故直後より適切な対応をして診断書を書いてもらう)

事故直後より適切な対応をして診断書を書いてもらう 後遺障害の診断書に書いてもらうことは、主に、 (1) 傷病名 (2) 自覚症状 (3) 他覚症状および検査結果 があります。 (1)「傷病名」については、事故当時から診断書に記載されていますが、(2)「自覚症状」、(3)「他覚症状および検査結果」については、交通事故の被害者が、事故直後より、担当医師に適切に伝えていく必要があります。これ...(続きを読む

中西 優一郎
中西 優一郎
(弁護士)
公開日時:2016/11/18 09:35

交通事故の「後遺障害診断書」のポイント(適正な後遺障害等級認定のために診断書は重要)

適正な後遺障害等級認定のために診断書は重要 後遺障害の診断書は、症状固定した時に医師に作成してもらうことになります。 そして、後遺障害の診断書の他、XP・CT・MRIの画像、報告書など必要書類を準備して、後遺障害等級認定の申請を行ないます(被害者請求)。 後遺障害等級認定の判断に際して、後遺障害の診断書は、極めて重要な資料となります。 この後遺障害診断書の内容次第で、適正な等級認定を得るこ...(続きを読む

中西 優一郎
中西 優一郎
(弁護士)
公開日時:2016/11/18 09:32

むち打ちで適正な賠償額を獲得するためには

むち打ちで適正な賠償額を獲得するためにはむち打ちの場合、事故直後より医師、保険会社等と適切に対応することが大切です。 交通事故による怪我につき、正確な診断をしてもらい、必要な検査、治療、処置を適切に行なっていただかないと、本来認定されるはずの後遺障害等級が認定されないことになりかねません。 事故直後から、後遺障害認定の実績が豊富な弁護士に相談する 交通事故、後遺障害の認定に協力的な医師を見つ...(続きを読む

中西 優一郎
中西 優一郎
(弁護士)
公開日時:2016/11/17 11:38

むち打ちの「後遺障害」で注意することは?

後遺障害等級認定のために診断書を適切に書いてもらう 後遺障害の診断書は、症状固定した時に医師に作成してもらうことになります。 そして、後遺障害の診断書の他、XP・CT・MRIの画像、報告書など必要書類を準備して、後遺障害等級認定の申請を行ないます(被害者請求)。 後遺障害等級認定の判断に際して、後遺障害の診断書は、極めて重要な資料となります。 この後遺障害診断書の内容次第で、適正な等級認定...(続きを読む

中西 優一郎
中西 優一郎
(弁護士)
公開日時:2016/11/17 11:28

むち打ちの「治療」で注意することは?(検査内容が重要)

検査内容が重要 整形外科の病院では、「骨には異常はありません」と言われることがありますが、MRIの検査を受けていない場合であったり、整形外科的には治療は行えないような神経根などに外傷があったりする例もあります。 そして、等級認定においては医学的に客観的な証明がある場合でなければ、高い等級認定を得ることは難しいです。 したがって、様々な痛みが残存することが予測される場合には整形外科の検査だけで...(続きを読む

中西 優一郎
中西 優一郎
(弁護士)
公開日時:2016/11/17 11:23

むち打ちの「治療」で注意することは?(必要な検査を受ける)

必要な検査を受ける 後遺障害の等級を獲得するための検査は的確に受けましょう。 むち打ち(頚椎捻挫)と診断され、首や頭が痛い、事故直後から手がしびれると伝えても、それを示す画像や神経検査の異常所見がなければ、 「この人は、痛くないのに痛いと言っているだけではないか」 と判断される可能性があります。 もし、むち打ちで、首や頭が痛い、事故直後から手がしびれるのであれば、主治医の先生に必要な検査...(続きを読む

中西 優一郎
中西 優一郎
(弁護士)
公開日時:2016/11/17 11:18

むち打ちの「治療」で注意することは?(自覚症状を主治医に伝える)

自覚症状を主治医に伝えるむち打ち(頚椎捻挫)と診断され、  ・首や頭が痛い  ・事故直後から手がしびれる と自分で感じても、主治医の先生に伝え、それが診断書やカルテという形で全く残らなければ、仮に後遺障害等級が認定されるべきケースであったとしても、等級に該当しないと判断されることがあり得るでしょう。 痛みやしびれがあるのであれば、最初の段階から、主治医の先生にそれを詳しく伝えることが大事で...(続きを読む

中西 優一郎
中西 優一郎
(弁護士)
公開日時:2016/11/17 11:04

むち打ちの「治療」で注意することは?(整形外科への通院。継続的な治療を。)

交通事故によるむち打ち(頚椎捻挫)で、首や頭が痛く、事故直後から手がしびれるというような場合、主治医の指示のもと通院を続ける必要があります。 痛みやしびれがある場合、病院での治療については継続的に行きましょう。 病院への通院日数が少ない場合、「痛くないから行かなかった」と判断される場合がありますのでご注意下さい。 また、痛みやしびれが残り、治らない場合、主治医の先生の後遺障害診断を受ける必要...(続きを読む

中西 優一郎
中西 優一郎
(弁護士)
公開日時:2016/11/17 10:56

交通事故でむち打ちにあったら

むち打ちは、長い期間痛みが残存したり、一定の期間を置いて痛みが再発したりしますので、事故直後より、適切な検査と治療をしっかりと受けていただくことが大切です。 むち打ちは、骨折等のようにレントゲンなどによる客観的な証拠が残らないことが多く、自覚症状が中心となります。よって、保険会社は、むち打ちを軽傷と考えて、突然、治療費を打ち切ったり、医師によっても、必要な検査と治療をしてもらえていなかったりする...(続きを読む

中西 優一郎
中西 優一郎
(弁護士)
公開日時:2016/11/17 10:42

弁護士利用による示談金増額実績=交通事故案件

弁護士を利用したことで、保険会社との示談金がどのようにアップしたのか実例をご紹介します。 なお、弁護士利用のメリットが小さいと思われがちな、 後遺障害非該当と後遺障害14級の案件のみを掲載しました。  <後遺障害非該当> 69万5020円→91万0000円 21万4980円アップ 69万7130円→105万5805円 35万8675円アップ 94万536...(続きを読む

鬼沢 健士
鬼沢 健士
(弁護士)
公開日時:2015/05/18 16:53

交通事故案件は弁護士に依頼するべき

交通事故は誰もが被害者になり得る事案です。 あまりにも身近な交通事故ですが、この交通事故は、 弁護士に依頼するべき典型的な事案なのです。 特に問題になるのは、慰謝料です。 交通事故で怪我をすると、入院や通院が必要になります。 交通事故は日々発生しているので、個別の事情を考慮しきれないため、 入院期間や通院期間から慰謝料を算出するという運用になっています。 そして、この慰謝料の金額をアップ...(続きを読む

鬼沢 健士
鬼沢 健士
(弁護士)
公開日時:2015/02/18 18:40

交通事故に基づく人身傷害保険と保険代位

交通事故に基づく人身傷害保険と代位     自動車保険契約の人身傷害補償条項の被保険者である被害者に過失がある場合において上記条項に基づき保険金を支払った保険会社による損害賠償請求権の代位取得の範囲   最高裁平成24・2・2民集 第66巻2号742頁 1 被害者が被る損害の元本に対する遅延損害金を支払う旨の定めがない自動車保険契約の人身傷害条項に基づき被害者が被った損害に対して...(続きを読む

村田 英幸
村田 英幸
(弁護士)
公開日時:2013/10/30 13:52

高橋裕次郎『すぐに役立つ交通事故の法律と過失割合』三修社

高橋裕次郎『すぐに役立つ交通事故の法律と過失割合』三修社 すぐに役立つ交通事故の法律と過失割合ケース別251/三修社 ¥1,680 Amazon.co.jp 高橋裕次郎『すぐに役立つ交通事故の法律と過失割合』三修社 著者は弁護士である。本書の内容は弁護士の間では「赤本」と呼ばれている交通事故の民事損害賠償のマニュアルどおりである。私は何か目新しいことが書いてあるかと思い読んでみたが、そのような新規の情報もなかった。したがって、弁護士は購入する必要は...(続きを読む

村田 英幸
村田 英幸
(弁護士)
公開日時:2013/09/06 11:35

「交通事故判例百選(第4版)」

「交通事故判例百選(第4版)」 交通事故判例百選 (別冊ジュリスト (No.152))/有斐閣 ¥2,520 Amazon.co.jp 先月まに、上記書籍に取り上げられている最高裁判例をすべて読みました。 1999年刊行と古く、その後の交通事故の民事の損害賠償の最高裁判例も全て読み終えました。 ロースクールができてから約7年経過していますが、実務的な教育は軽視されているのでしょうか。 改訂版が出版されることを望みます。(続きを読む

村田 英幸
村田 英幸
(弁護士)
公開日時:2013/04/13 11:35

自動車保険契約(任意保険)の無保険車傷害条項の保険金との損益相殺

・自動車保険契約(任意保険)の無保険車傷害条項の保険金との損益相殺 最高裁平成24年4月27日 ・裁判集民事 第240号223頁 1 損害の元本に対する遅延損害金を支払う旨の定めがない自動車保険契約の無保険車傷害条項に基づき支払われるべき保険金の額は,損害の元本の額から,自動車損害賠償責任保険等からの支払額の全額を差し引くことにより算定すべきであり,上記支払額のうち損害の元本に対する遅延損害金...(続きを読む

村田 英幸
村田 英幸
(弁護士)
公開日時:2013/03/20 12:05

 交通事故の損害賠償と労災保険金との損益相殺

 ・労災保険金との損益相殺 ① 最高裁平成22年9月13日 ・民集 第64巻6号1626頁 1 被害者が,不法行為によって傷害を受け,その後に後遺障害が残った場合において,労働者災害補償保険法に基づく保険給付や公的年金制度に基づく年金給付を受けたときは,これらの各社会保険給付については,これらによるてん補の対象となる特定の損害と同性質であり,かつ,相互補完性を有する損害の元本との間で,損益相殺...(続きを読む

村田 英幸
村田 英幸
(弁護士)
公開日時:2013/03/20 12:04

無保険車等補償事業と年金との関係

・無保険車や課外車両不明の場合の補償事業と年金との関係 最高裁平成21年12月17日・民集 第63巻10号2566頁 被害者が自賠法73条1項所定の他法令給付(同項に掲げる法令に基づく同法72条1項による損害のてん補に相当する給付)に当たる年金の受給権を有する場合において,政府が同法72条1項によりてん補すべき損害額は,支給を受けることが確定した年金の額を控除するのではなく,当該受給権に基づき...(続きを読む

村田 英幸
村田 英幸
(弁護士)
公開日時:2013/03/20 12:02

過失相殺や損益相殺の順序(いわゆる「外側説」)

・過失相殺や損益相殺の順序(いわゆる「外側説」) 最高裁平成20年10月7日・裁判集民事 第229号19頁 Yが運転する車両との衝突事故により傷害を負ったXが,Xの父が保険会社との間で締結していた自動車保険契約の人身傷害補償条項に基づき保険金の支払を受けた場合において,上記保険金の支払をもってYの損害賠償債務の履行と同視することはできないこと,上記保険契約にはいわゆる代位に関する約定があり,上...(続きを読む

村田 英幸
村田 英幸
(弁護士)
公開日時:2013/03/20 12:01

当該交通事故と別の原因により被害者が死亡した場合

・当該交通事故と別の原因により被害者が死亡した場合 ① 最高裁平成8年4月25日・民集 第50巻5号1221頁 交通事故の被害者が後遺障害により労働能力の一部を喪失した場合における逸失利益の算定に当たっては、事故後に別の原因により被害者が死亡したとしても、事故の時点で、死亡の原因となる具体的事由が存在し、近い将来における死亡が客観的に予測されていたなどの特段の事情がない限り、死亡の事実は就労可...(続きを読む

村田 英幸
村田 英幸
(弁護士)
公開日時:2013/03/20 12:01

加害者の損害賠償金の弁済供託(遅延損害金が一部発生しない)

・加害者の損害賠償金の弁済供託(遅延損害金が一部発生しない) 最高裁平成6年7月18日・民集 第48巻5号1165頁 交通事故によって被った損害の賠償を求める訴訟の控訴審係属中に、加害者が被害者に対し、第一審判決によって支払を命じられた損害賠償金の全額を任意に弁済のため提供した場合には、その提供額が損害賠償債務の全額に満たないことが控訴審における審理判断の結果判明したときであっても、原則として...(続きを読む

村田 英幸
村田 英幸
(弁護士)
公開日時:2013/03/20 11:59

交通事故(による後遺症)と死亡との因果関係 

・交通事故(による後遺症)と死亡との因果関係  最高裁平成5年9月9日・裁判集民事 第169号603頁  交通事故により受傷した被害者が自殺した場合において、その傷害が身体に重大な器質的障害を伴う後遺症を残すようなものでなかったとしても、右事故の態様が加害者の一方的過失によるものであって被害者に大きな精神的衝撃を与え、その衝撃が長い年月にわたって残るようなものであったこと、その後の補償交渉が...(続きを読む

村田 英幸
村田 英幸
(弁護士)
公開日時:2013/03/20 11:58

後遺症による逸失利益(いわゆる「差額説」))

・後遺症による逸失利益(いわゆる「差額説」)) 最高裁昭和56年12月22日・民集 第35巻9号1350頁  交通事故による後遺症のために身体的機能の一部を喪失した場合においても、後遺症の程度が比較的軽微であって、しかも被害者が従事する職業の性質からみて現在又は将来における収入の減少も認められないときは、特段の事情のない限り、労働能力の一部喪失を理由とする財産上の損害は認められない。(続きを読む

村田 英幸
村田 英幸
(弁護士)
公開日時:2013/03/20 11:56

後遺症と和解

・後遺症と和解 最高裁昭和51年3月18日・裁判集民事 第117号193頁 交通事故に基づく損害賠償請求につき、当事者間に成立した和解契約中の「右合意により、本件損害賠償問題は一切円満解決したので、今後本件に関しては如何なる事情が生じても決して異議の申立、訴訟等をしないことを確認する」旨の本旨は、債務者が示談による約定を履行したときは債権者において将来異議の申立、訴の提起等は一切しない旨の合意...(続きを読む

村田 英幸
村田 英幸
(弁護士)
公開日時:2013/03/20 11:54

後遺症についての損害賠償請求権の消滅時効の起算点

・後遺症についての損害賠償請求権の消滅時効の起算点 ① 最高裁昭和 昭和42年7月18日 ・ 民集 第21巻6号1559頁 不法行為によって受傷した被害者が、その受傷について、相当期間経過後に、受傷当時には医学的に通常予想しえなかつた治療が必要となり、右治療のため費用を支出することを余儀なくされるにいたった等原審認定の事実関係(原判決理由参照)のもとにおいては、後日その治療を受けるまでは、右治...(続きを読む

村田 英幸
村田 英幸
(弁護士)
公開日時:2013/03/20 11:54

交通事故と損益相殺(労災、年金、保険)

交通事故と損益相殺(労災、年金、保険) 交通事故によって加害者が被害者に支払うべき損害賠償額を算定するにあたって、同じ損害項目(例えば、治療費、休業補償、逸失利益など)が労災、年金、他の保険から支払われる場合に、それを控除すべきかが問題となる。 ・損害賠償額から控除すべきではないもの ・最高裁平成7年1月30日・判例時報1524号48頁 搭乗者傷害保険金 ・最高裁昭和39年9月25日・民集18...(続きを読む

村田 英幸
村田 英幸
(弁護士)
公開日時:2013/03/20 11:50

被害者側の過失相殺(民法722条2項)に関する最高裁判例3、被害者の心身の素因

・被害者の身体的または心因的な素因 ・交通事故の場合 ① 最高裁 昭和63年4月21日 ・民集 第42巻4号243頁 身体に対する加害行為と発生した損害との間に相当因果関係がある場合において、その損害が加害行為のみによって通常発生する程度、範囲を超えるものであって、かつ、その損害の拡大について被害者の心因的要因が寄与しているときは、損害賠償額を定めるにつき、民法722条2項を類推適用して、そ...(続きを読む

村田 英幸
村田 英幸
(弁護士)
公開日時:2013/03/20 11:45

被害者側の過失相殺(民法722条2項)に関する最高裁判例2、好意(無償)同乗

・好意同乗(運転者との関係) ・好意同乗―夫が運転者の場合、肯定 最高裁昭和51年3月25日 ・民集 第30巻2号160頁  夫の運転する自動車に同乗する妻が右自動車と第三者の運転する自動車との衝突により損害を被った場合において、右衝突につき夫にも過失があるときは、特段の事情のない限り、右第三者の負担すべき損害賠償額を定めるにつき、夫の過失を民法722条2項にいう被害者の過失として掛酌するこ...(続きを読む

村田 英幸
村田 英幸
(弁護士)
公開日時:2013/03/20 11:42

被害者側の過失相殺(民法722条2項)に関する最高裁判例(1)、被害者が未成年者

被害者側の過失相殺(民法722条2項)に関する最高裁判例     (損害賠償の方法及び過失相殺) 民法第722条2 項  被害者に過失があったときは、裁判所は、これを考慮して、損害賠償の額を定めることができる。   この条文の意味は、被害者の落ち度として、過失相殺率を決めたり、慰謝料など金額を減額するという意味である。     ・被害者が未成年者の場合 ①  最高裁昭和31...(続きを読む

村田 英幸
村田 英幸
(弁護士)
公開日時:2013/03/20 11:39

交通事故で被害者(側)の落ち度を過失相殺する場合の方法 

被害者(側)の落ち度を過失相殺する場合の方法    相対的過失相殺によるべき場合   ①    故意の加害者と過失による加害者がいる場合(例、取引的不法行為)   ②    加害者の一部と被害者に特別な関係がある場合 ・最高裁昭和51年3月25日・民集 第30巻2号160頁 「夫の運転する自動車に同乗する妻が右自動車と第三者の運転する自動車との衝突により損害を被つた場合において、右...(続きを読む

村田 英幸
村田 英幸
(弁護士)
公開日時:2013/03/17 12:07

交通事故と遺族厚生年金

交通事故と遺族厚生年金   支給を受けることが確定していない厚生年金については、受給権(受給資格)は受給者の死亡により喪失するので、最高裁平成12年11月14日・民集 第54巻9号2683頁が、「 不法行為により死亡した者が生存していたならば将来受給し得たであろう遺族厚生年金は、不法行為による損害としての逸失利益に当たらない。」と判示している。     これに対して、被相続人(交通事故の...(続きを読む

村田 英幸
村田 英幸
(弁護士)
公開日時:2013/03/17 11:14

交通事故の平成13年以降の主な最高裁判決

交通事故の平成13年以降の主な最高裁判決   それ以前の交通事故の主な最高裁判決は、下記で取り上げています。 http://www.murata-law.jp/jiko/hanrei.html      平成13年3月13日 ・民集 第55巻2号328頁 1 交通事故と医療事故とが順次競合し,そのいずれもが被害者の死亡という不可分の一個の結果を招来しこの結果について相当因果関係を有す...(続きを読む

村田 英幸
村田 英幸
(弁護士)
公開日時:2013/03/17 10:30

交通事故で健康保険は使える? 治療を受ける時の注意点は?

交通事故で健康保険は使える? 治療を受ける時の注意点は? ラジオ(FMあまがさき、「中西優一郎のLaw・and・Order」の第49回目、平成25年3月7日分)に出演致しました。 「交通事故で健康保険は使える? 治療を受ける時の注意点は?」 私は、42歳の会社員です。 先日、運転していて、交差点で衝突し、交通事故に遭いました。 すぐに、病院に行き、むち打ちの診断をされ、治療を受けました。 病院での治療は、自由診療だったのですが、健康保険は使える...(続きを読む

中西 優一郎
中西 優一郎
(弁護士)
公開日時:2013/03/15 17:30

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