グループ
●デザイナーズ住宅をよりローコストに - ☆工法の選定 のコラム一覧
96件中 81~90件目RSS
☆逆スラブ工法
阪神大震災以来木造の基礎として、べた基礎が普及してきたが、建築コスト的には、コストアップ要因となっていた。べた基礎の強さを残しつつ低コスト化する為に考えだされた工法。従来のべた基礎は建物の底面全体を掘る為残土の処分費が多く計上されていた。また土台と地面を40cm程度離す 必要性から、立ち上がりのコンクリートを打設するのに、仮枠を多く使用した。 逆スラブ工法は、外周部のみ地面を凍結深度以...(続きを読む)
☆2”x4”工法
柱梁を用いず、スタッド(間柱形状の縦桟)と構造用合板とでパネルを造り、パネルごと組み立てていく工法。ローコストハウスの旗手の様な扱いを受けた時期もあったが、日本の気候特性や、在来工法の合理化等に押され、思ったより普及はしていない。(続きを読む)
☆集成材の利用
集成材のメリットは、上述した通りである。今後も普及する事により一層の価格の安定化が見込める。懸念する点は一つ木材を接着剤で接合している為、接着剤の強度が生命線である。50〜60年を耐える接着材として、機能してくれるかどうかは、まだ未知数である。(続きを読む)
☆基礎パッキン工法
法律では、基礎は外廻りに床下換気口を設け床下の換気を確保する様、義務付けられている。その為従来は基礎の立ち上がりをくり抜き換気口を設けていた。しかし、地中梁の役目も担う基礎の立ち上がりは、各所で換気口に分断され、地震時に有効に機能せず、構造上の欠点となっていた。換気口廻りに補強の為の鉄筋を入れていなければ、基礎が開口部周辺から破断し、倒壊する建物も多く見受けられた。 その為、従来の換気口を...(続きを読む)
☆構造材を仕上げ材として活用
今日的な間取りのあり方として、居間を広く取る傾向がある。開放的で住まい勝手も良いが、構造的に見ると梁・胴差し等の横架材に相当な負担を強いている。その為、梁背を大きく確保せねばならず、天井懐ばかり大きく、居間の天井高は異常に低い建物になるか、コストアップを覚悟して階高を上げるしか無かった。 構造用集成材が発達するにつれて、梁が下地材であると云う意識が薄くなり、天井の中に隠さず、梁を表したまま...(続きを読む)
☆重量の軽減
戦前の建物は夏場の暑さ対策として、屋根瓦を固定するのに土を使用していた。地方にいくと、天井裏にも土を敷いた家屋が見受けられる。 夏場の暑気対策には効果があるが、地震等の横荷重が建物にかかった場合、日本家屋は非常に脆い。今日の様に断熱材が発達すれば、建物は軽い方が、有利である。(続きを読む)
☆工種の削減
建築工事は多くの工業製品がそうである様に、工種が細分化されている。 それぞれの工種には、それぞれ専門の技能者がおり、それらの集大成が建築物と云って過言ではない。云い返せばそれぞれの工種が専門業者として独立しているのであるから、それぞれの業者が請負代金に経費を計上している。と云う事は、工種を減らせば間接的に経費を減らす結果となる。 一例として、家具屋さんに家具工事を頼まず、建具屋さんに...(続きを読む)
☆規格材・汎用材の多用
建築資材には、流通価格が低値で安定している材料が多くある。OSBボード・針葉樹合板・ケイカル板・フレキシブルボード・MDF・木毛板・etc。 これらの材料は安価な為(安物臭い)、主に下地材としての利用しか注目されなかった。 それらを仕上げ材として、使用する事に躊躇しなければ、新しい表現方法として活用できる様に思われる。 安土桃山時代に出来た茶室の多くは、今でも名建築として知られてい...(続きを読む)
☆金物工法
通常、在来工法では柱・梁の接合(仕口)や、梁と梁の接合(継ぎ手)は材木の加工に頼り、金物は補助的な役目しか果たしていないが、接合そのものを金物で行う工法。木材の断面欠損が極端に減り、耐久性・耐震性に優れた構造体が出来上がる。弱点は認定工法の為、価格が高値で安定している事。 一般の在来工法並の単価で、施工出来る様になれば爆発的に普及すると思われる。(続きを読む)
96件中 81~90件目