おはようございます、ようやく普通の雨でしょうか。
蒸してばかりで降らない、というのも困りものかと。
昨日からの続き、現金残高が増えてしまうことについて。
これは以前に書いた社長貸付金と同じ意味合いを持ちます。
つまり社長がもらっている給与(役員報酬)以上の生活を
送っているから、と考えられるのです。
例として数字を使ってみます。
役員報酬として月30万円もらっている。
しかし実際の生活費は50万円かかっている。
差額の20万円は、事業資金から使っている。
その20万円分は、事業資金ではないので経費処理されない。
処理されないので、帳面上は残高が残ってしまう。
従って、毎月20万円現金の残高が増えていく。
「現預金残高」と一括りにまとめられがちですが、
実際には「現金残高」と「預金残高」は相当に異なる意味合いを
持つものだと理解していただくべきです。
生活費に関するお話を続けます。
いつもお読み頂き、ありがとうございます。
このコラムの執筆専門家
- 高橋 昌也
- (税理士)
- 高橋昌也税理士・FP事務所 税理士
「税務×経営コンサルティング」の複合サービスを提供します
節税だけ考えていては事業の根幹が危うい時代。当事務所は、税務・会計はもちろん、マーケティングや経営戦略提案にも強みを発揮。とくにキャッシュベースの経営を重視し、小規模事業体が「いかにキャッシュを毎月手元に残すか」のアドバイスを行います。
「経営」のコラム
気持ちよく、いきましょう(2021/01/11 07:01)
福利厚生、うまく使えればものすごく便利(2021/01/10 07:01)
生活費の事業経費化が可能ということ(やりすぎ注意)(2021/01/09 07:01)
福利厚生策の活用(2021/01/08 07:01)
結局、自分の希望する暮らしぶりに話が戻る(2021/01/07 07:01)
このコラムに類似したコラム
資金管理の煩雑さ 高橋 昌也 - 税理士(2010/12/13 08:15)
だから、貸付金と現金が問題になります 高橋 昌也 - 税理士(2020/07/26 07:00)
レジのお金をもって呑みに行っちゃえば・・・ 高橋 昌也 - 税理士(2020/07/23 07:00)
稼げているなら良いのかもしれませんが 高橋 昌也 - 税理士(2020/07/21 07:00)
定期同額給与 高橋 昌也 - 税理士(2019/08/10 07:00)