「設計」を含むコラム・事例
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借金を競争力に変える極意!
1990年9月。私は米国オハイオ州立大学のビジネス学部で学生生活をスタートさせました。 入学時の私の年齢は24歳。新婚ほやほやでしたので、経済観念はゼロ。 学生時代はアルバイト。OL時代も給料は全て自分のもの。それまでの人生で特にお金の苦労も、あえてお金について考えたこともありませんでした。 そんな私が出会ったアメリカの大学生たち。彼らの多くはその学費を学生本人が賄っ...(続きを読む)
- 山中 伸枝
- (ファイナンシャルプランナー)
【 定年後の団塊世代 お金のために働く 】
・現在60歳前の団塊世代が保有する金融資産は全体の53.5%が「1千万円未満」 ・現在60歳前の団塊世代退職金の見込み額は半数近い48.3%が「ゼロ−5百万円未満」 まず、この2つの条件を両方満たしている人は60歳退職。年金生活というわけには99%いきません。昭和21年生まれの人は63歳まで年金が半分もらえて、63歳から全額もらえるようになります。 年金受給が完全に65...(続きを読む)
- 伊藤 誠
- (ファイナンシャルプランナー)
あなたは保険に何を期待しますか?
生命保険について考えはじめた方のために、シリーズで「はじめての生命保険」を書かせていただくことにしました。 まず、このコラムを読まれているみなさんは、何かしらの理由で生命保険に必要を感じていることと思います。 例えば、社会人になったとか、結婚するとか、お子様が誕生したとか理由はさまざまだと思います。 みなさんはたぶん、「生命保険は家族を守るために必要ではないか」とか、「自分...(続きを読む)
- 清水 光彦
- (ファイナンシャルプランナー)
vol.26外断熱 屋上の設計
シリーズを読む RC外断熱の屋上(=陸屋根)には100mmの断熱材に不燃材で吸水率の低い板材を敷き、その上にシート防水を施工します。''飛び火認定''を取得していますので準防火地域の屋根などにも採用できます。''10年の防水保証''もでます。多分、ロンシール工業の認定工法です。 上の写真は太さが3〜5mm,長さが70mmのビス!断熱材を貫通し下地まで支持するため、市場にはなく(...(続きを読む)
- 中村 雅子
- (建築家)
vol.25雨水は土に返したい〜水は神様
シリーズを読む 設計者の自邸としては自分の建物に落ちた雨水は敷地内で浸透させ、下水への負担を減らしたいと思いました。特に今回は vol.2で紹介しましたように建物を冷やす井戸水を夏場に流しますので、土に返すリサイクルを考えました。幸い、この地盤の土は水はけが良かったので実現出来ました。 上の写真は簡易トレンチです。浸透シートで30cm角の溝を作り砂利を敷き、そこに穴を開けた10...(続きを読む)
- 中村 雅子
- (建築家)
vol.24外構デザインは建物とのハーモニー
シリーズを読む 外周りの仕事が始まりました。 建物の外周を囲む庇(バルコニー裏)に合わせて コンクリート打放しの低い塀と生垣を作ります。 上の写真:H型の鉄骨は200x200mmのサイズで電気や弱電(TV/TELなど)の引込みに使います。これも溶融亜鉛めっきのドブ漬仕上。H型の建物側には配管が何本も納まっていますが、外側はH型の柱をそのまま見せています。既成品の引込みポール...(続きを読む)
- 中村 雅子
- (建築家)
コンクリート打放しを冷たく見せない
室温が暖かくても、インテリアが冷たい感じだとクールかもしれませんが、暖かい感じではありません。 蓄熱や放熱の効果も狙い採用したコンクリート打放しは、石膏ボード下地に仕上げたものと違い、土壁のような重厚感が生まれ、それなりにいい仕上げだと思うのですが、一般的には「重い、冷たい、刑務所みたい」というイメージも付きまといがちです。 そこで「もみじの家」では、打放しをなるべく明るく暖かく感じ...(続きを読む)
- 村上 春奈
- (建築家)
バリ島にて石材調達!
この住宅はバリ島の住宅をモデルにして、日本の気候に合わせて設計した物件です。 設計に先立ちお施主さんとバリ島に視察に行って、利用できる建築材料を探しました。 その中でもバリではよく石材(彫刻物)が使われており、値段も安価だったので、色々なものの中から気に入った石をいくつか決めました。 写真は表面のみ彫刻がしてあった物を裏面も彫刻し、地をすかし彫りにしてもらいました。 ...(続きを読む)
- 仲吉 厚志
- (建築家)
一級建築士さんの話1 『性善説』と『性悪説』。
金融機関などの融資審査や内部検査は、 「(故意過失を問わず)人は過ちを犯すもの」 という『性悪説』の立場に立って行われます。 我々が不動産の調査や取引を行う場合でも 常に意識は『性悪説』です。 (人を疑うことは気分的にも嫌なことですが、 自分の身を守るためには必要なことです) 本来、検査やチェックというものは そういう意識が必要であるにもか...(続きを読む)
- 中村 嘉宏
- (宅地建物取引士)
一級建築士さんの話1 私達でも見分けられる?
この事件が発覚してすぐの週末(2006.11.25)に、 弊社の建築アドバイザーである一級建築士の先生をお招きし、 構造計算偽造問題についてのセミナー(EMP主催)を行いました。 以下、セミナーでのお話をまとめました。 ・目視による(構造上の欠陥がある建物かどうかの)判断は不可能。 構造図と構造計算書のチェックによるしか方法はない。 ・「クラックが入って...(続きを読む)
- 中村 嘉宏
- (宅地建物取引士)
建築業界、検査機関への不信感。
いつから日本人は 仕事や職業に対する 誇り・プライドを無くしてしまったのでしょうか? 『不動産業界には 世間の常識や道徳に外れた行為が横行し過ぎている』 と以前から弊社メルマガにも書いていますが、 昨年11月、我耳を疑うような事件が発覚しました。 皆さんもご存知の通り、 姉歯建築設計事務所による構造計算書の偽造問題が 社会的問題となっています...(続きを読む)
- 中村 嘉宏
- (宅地建物取引士)
vol.21RC外断熱には木造用サッシュが使えます
シリーズを読む ローコストでRC外断熱をつくるには幾つかレシピがあります。 そのひとつをご紹介します。 木造用サッシュの半外付けというタイプが採用できることです。RC用サッシュに比べ値段と納期が半分近くですみます。RC用には取付職人費用が別途発生しますが、木造用サッシュなら大工さんの取付けになるので工費も安くなります。 又、納まりをシンプルにして窓枠を内外ともなくすこともでき...(続きを読む)
- 中村 雅子
- (建築家)
吹き抜けを設けても温度変化の少ない空間
さすがに日光だけで暖房をすべて賄うのは厳しいので、暖房設備も設けました。 エアコンの暖かい空気は上方へ上がってしまい、低い所には寒い空気が溜まりがちです。そのため、「吹き抜けのある天井の高い空間は寒い」というイメージもあるかと思いますが、「もみじの家」では床のほぼ全面に床暖房を設置したことにより、足元は暖かく、床暖房の特徴である高さによる温度変化がほとんど生じないリビング空間になりました...(続きを読む)
- 村上 春奈
- (建築家)
vol.18 RC外断熱でできること(2)
シリーズを読む 設備を目立たせない RCの躯体脚注*1と''外装の間''を利用して設備の配管を納められることは以前のコラムでご紹介致しましたが、設備機器なども下の写真(給湯器)のように納めることが出来ます。外断熱ではコストupにならずにtotalにデザインして外観をすっきり見せられます。(上の写真) 設計時に機器を選定し建築・設備図面に反映させておくだけ。建物は街の風景。建築主...(続きを読む)
- 中村 雅子
- (建築家)
配筋2(HAIKIN−2)
2006年1月20日 いよいよ現場は、壁の配筋作業に入りました。 RC造(鉄筋コンクリート構造)ですので、 写真のように配筋し、 型枠を組んでコンクリートを流し、壁をつくります。 施工業者は、構造図と設計図をもとに 施工図を描かなくてはいけません。 施工図とは原寸図に近い図面で、 例えば、本当に設計どおり鉄筋が納まるのか、 開口部の納まり、設備配管な...(続きを読む)
- 大塚 泰子
- (建築家)
壁の中で静かに炎を灯す暖炉
暖炉に手をかざしながら、炎のゆらめきを見つめたりパチパチと薪が燃える音に耳を傾けていると、身体だけでなく心までが、ほっと安らぎ、芯から暖まってきます。 日本の住宅ではそれほど身近ではないかもしれませんが、そんな暖炉のある暮らしに憧れを感じていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。 Casa della casaでは、壁面の一部に埋め込まれた小さくてシンプルな暖炉をつくりました。 ...(続きを読む)
- 村上 春奈
- (建築家)
耐圧盤(TAIATSUBAN)
2005年12月27日 本日、晴天に恵まれ耐圧盤、打ち込みの日を迎えました。 耐圧盤とは基礎の部分で建物の荷重を支える重要なものです。 構造設計によりコンクリートの強度を指定し、 工場でその強度をみたす生コンクリート〈生コン〉を作ってもらいます。 前面道路が狭いので2.5㎥ずつ生コン車で運びいれます。 全部で9台の生コン車が次々と時間をあけずにきてくれました。 ...(続きを読む)
- 大塚 泰子
- (建築家)
熱を逃がさないようにする
せっかく日光を取り入れたのですから、その熱をうまく蓄熱し、できるだけ逃がさないようにすることも大切です。 熱を閉じ込めるための工夫として、まず建物の構造を熱容量の大きい鉄筋コンクリート造とし、基礎から屋根裏までコンクリートの外側をすっぽりと断熱材で包みこむ外断熱工法としました。室内側の壁や天井はコンクリート打放し仕上げとし、蓄熱や放熱の妨げにならないようにしました。そして、開口部のサッシ...(続きを読む)
- 村上 春奈
- (建築家)
vol.15 階段設置
シリーズを読む 工場で組み立てた階段を現場に取り付けました。 今回は曲がり部分があり少し難しい形です。 上の写真はその曲がり部分の桁材(横の材)をまずセットしているところです。 フレームは鉄ですが、踏み板とテスリは素足・素手で触る箇所なのであったかい素材の木にします。 30代の頃は鉄のテスリも設計していましたが、40代の今は身体が触れる部分は体温に近い自然素材...(続きを読む)
- 中村 雅子
- (建築家)
空へつながるリビングルーム
天井を低くおさえた廊下を抜けると、空へつながるリビングルームへ出ます。 三田綱町のホワイトハウスのリビングルームは、この家でもっとも広く天井の高い、正方形の形をした空間です。都心部に位置するマンションの高層階にあるため、南西2方向に開かれた大きな窓から、空間が空へとつながり、開放的な雰囲気を感じさせてくれます。 リビングルームの仕上げは白で統一されています。元の間取りが整理され...(続きを読む)
- 村上 春奈
- (建築家)
vol.14サッシュがつきました。
シリーズを読む 屋根工事と平行に開口部にサッシュをつけていきます。 開口部は ローコストでもAllペアガラスです。しかも一部、防犯合せや飛散防止フィルム 脚注*1を貼っています。 建物構造は耐震性のある設計をしていてもガラスなどの2次部材は地震の揺れ方によっては変形により割れることもあります。その為には高い位置にあるTOPライトや大きな開口部にはフィルムをはっておきたいです...(続きを読む)
- 中村 雅子
- (建築家)
冬の暖かい日光を取り入れる
冬でもお日様の光にあたると結構ポカポカしますよね。 せっかくそんなエネルギーが空から降ってくるのですから、うまく受け止めてそのエネルギーを有効活用し、明るく、暖かい家にしたいものです。 そのためには、まずその敷地周辺の状況や、その場所の太陽光の角度を調べ、冬の昼間になるべく部屋の奥まで光が入るように計画します。 ちなみに東京の冬至の南中高度は約32度です。 「もみじの家...(続きを読む)
- 村上 春奈
- (建築家)
「火」 火のある生活を楽しみませんか?
火は、暖をとったり、料理を作ったり、車を走らせたりと、私たちの生活になくてはならないものですね。 そして、その炎自体もなかなか素敵なもので、本能に訴えてくる力があるように思います。 例えば家の中に暖炉を設けると、普通のエアコンと違い、体の芯から暖まるし、揺らぐ炎や、パチパチという音、木の燃える匂いも楽しめて、とても豊かな気分になれます。 テラスでバーベキューパーティーをした...(続きを読む)
- 村上 春奈
- (建築家)
「月」 月が眺められる場所をつくりませんか?
住宅の設計をする際、必ずと言っていいほど建物と太陽との位置関係や太陽光の入り方を検討すると思います。 でも、月はというと、かぐや姫や狼男というイメージはありますが、あまり日本の日常生活では重要視されておらず、月の眺めや月光の入り方については、なかなか意識が及ばないことが多いのではないでしょうか。 しかし、月光浴という言葉もあるように、月光を浴びていると太陽とはまた違ったエネルギーを感...(続きを読む)
- 村上 春奈
- (建築家)
てんぷら福島 インテリアデザイン
私が29歳で独立して最初の飲食店の設計です。(もう15年近く前?)場所は六本木交差点裏で当時の私の事務所から歩いて行ける距離にありました。 当時の事務所は元麻布の暗闇坂という坂の途中にあり麻布十番温泉まで徒歩1分。徹夜仕事の際、気分転換に時々通いました。お湯の色は珈琲色。なので湯船につかると身体が消えてしまいます。今も同じかな? 現在は麻布十番も駅が出来てアクセスが良くなった分...(続きを読む)
- 中村 雅子
- (建築家)
vol.10 構造設計者オリジナルの樋
シリーズを読む 鉄(スチール)の既成部材で構成したオリジナルで発案者は山田構造設計事務所の山田さんです。軒樋は既製のC型溝(上の写真)ですが竪樋との接合部は水の表面張力を生かしアールのついた受け口を付けています。(下の写真)これによって水が外に出ようとせず、内側に沿って流れる仕組み。構造設計者の考え方は素晴しいです。 幾つかのタイプを試作し、水を流して実験の上、この形が生まれま...(続きを読む)
- 中村 雅子
- (建築家)
冬暖かい家がほしいー2
いくら冬暖かくても、夏暑ければ仕方がありません。 建物そのものの間取りや断面構成を工夫し、最小限のエネルギーを使いながら、「一年を通じて、春のように快適に過ごせる住まい」を実現することを目標に、「もみじの家」を計画しました。 「快適になるのなら、光熱費を余計に払ってもエアコンをたくさん使えばいいじゃないか」という考えの方もいるかと思いますが、本当にそれでいいのでしょうか。最近、完全空...(続きを読む)
- 村上 春奈
- (建築家)
冬暖かい家がほしいー1
一年中春のような住まいを 東京郊外に建つ鉄筋コンクリート造2階建ての「もみじの家」では、外断熱工法や深夜電力による低温温水式床暖房の採用、そして日光の入り方や風の通り道を考えたプランニングにより、省エネでありながら年間を通じて温度変化の少ない室内環境を実現しました。 クライアントは60代のご夫婦。以前は築35年の木造一戸建て住宅に住んでいましたが、仕事の引退を機に、新しい住まい...(続きを読む)
- 村上 春奈
- (建築家)
vol.8 RC外断熱でできること(1)
シリーズを読む RC外断熱脚注*1では幾つかのメリットがあります。水道やガスなどの設備配管を仕上材までの空間を利用して納めらることです。そうすればコンクリートの躯体に打込むわけでもなく、内部は最低限の配管スペースで計画できます。取り外し可能な外装材の設計にしておけば後のメンテナンスも容易になるでしょう。但し、断熱欠損(=結露をおこす)とならないよう空隙(すきま)は発泡ウレタン脚注*2など...(続きを読む)
- 中村 雅子
- (建築家)
窓の配置の仕方で季節を感じる
日々寒くなり、いよいよ冬が近付いてきましたね。 先月末、友人の結婚式でタイに出かけていたのですが、日本に帰ってくると、すっかり木々の紅葉が深まっていました。留守をしていたのはたったの1週間なのに、一年中気温があまり変わらないタイなどと違って、日本の季節はこんなに変わりゆくんだ…と、しみじみ感じました。 この季節に外を歩くと、紅葉のグラデーションを眺め、落ち葉を踏みしめる足裏の感触や音...(続きを読む)
- 村上 春奈
- (建築家)
トンネルのような廊下を抜けて
玄関から、天井を低くおさえたトンネルのような廊下が続きます。 廊下の右側の壁はトイレやバスルームの入口、左側の壁は全て収納の扉になっています。それらが空間に圧迫感を与えることのないよう、一面の壁のように平滑に仕上げました。レバーハンドルやツマミ類も、数多く並んでも存在が気にならないようなシンプルなデザインのものを採用しました。 廊下の正面には間接照明が組み込まれており、トンネル...(続きを読む)
- 村上 春奈
- (建築家)
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