マンション竣工検査
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2006-01-15 20:00
昨年のマンション耐震強度偽造事件が世の中を騒がせた直後だっただけに、ご依頼主さんは不安で一杯だったと思います。
構造強度に関し、ディベロッパー(不動産)が確認申請を安全確認のため幾つかの第三者機関で調べなおしたところ問題なしとの事で一安心。
施行は大手ゼネコンがされており、内覧時には当現場の監督さんや所長さんまで同席していただいたので、杭の施工法やコンクリート設計強度など専門的な確認ができました。
ISO9001(品質マネジメントシステム)やISO14001(環境マネジメントシステム)を取得しているゼネコンなので、根本的な品質管理には問題はありません。
私が検査に重点を置いたのは、天井点検口から躯体(コンクリート)の打設状態を見たり、断熱材の吹付け他一般の方には判断できない項目をチェックし指摘事項として挙げる事でした。
ご依頼主さんにとっては夢のマイホームなのですから、マンションも一戸建て同様、第三者の一級建築士が要所で介入する時代だと思います。
施主検査(内覧)後のご家族の満足された顔が印象に残る一日でした。
生後8ヶ月のお子さんが、新居で安心して元気にご成長されることをお祈りいたします。
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このコラムの執筆専門家
- 齋藤 進一
- (埼玉県 / 建築家)
- やすらぎ介護福祉設計 代表
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