福味 健治(建築家)- コラム「換気 1」 - 専門家プロファイル

福味 健治
木造住宅が得意な建築家。

福味 健治

フクミ ケンジ
( 大阪府 / 建築家 )
岡田一級建築士事務所 
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換気 1

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●エコノミーなエコロジー ☆換気工事 2007-06-09 07:07
外張り断熱の特徴として、気密性の高さが上げられます。気密性の高さそのものは、住宅を造る上で、特に目標とする項目では無いのですが、断熱性能を追求して行くと気密性が高くなった、と云うのが実状です。
人間が家の中で生活している以上、呼吸し、火を使いますので、どうしても空気が汚れます。
また、空気が滞留すると、湿度が上昇し、ダニが発生したり、結露の原因となったり、またハウスダストが除去出来ず、不健康な住宅になってしまいます。ホルムアルデヒドその他有害物質も無視出来ません。
気密性の悪い隙間だらけの家でしたら、全く気にも止めない換気ですが、気密性の高い住宅ですと、やはり計画的に換気してやる事が重要になります。人間一人に必要な換気量は30m3/hですから4人家族では120m3/h必要になります。
高気密住宅では隙間風が殆ど期待できませんから、全てを換気扇に頼る事になります。それでは、どの様な大きさの換気扇かといいますと、トイレ用の150mmのパイプファン一つでOKなのです。金額は大体1万円前後、消費電力は5W前後ですから、一月間回しっぱなしにしていても、100円かかりません。これはローコストです。

ただ、トイレの様に狭い空間で運転していても、給気孔が無ければ効率良く換気してくれません。また、給気孔があってもトイレの外壁に設けられた給気孔だと、ショートサーキットを起こして、家全体の換気をしてくれません。トイレのドアにガラリをつけるとか、別な工夫が必要になります。

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換気 2(2007/06/09 21:06)

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