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●建物の安全性を求めて のコラム一覧
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「構造は判らないのでお任せします」とは云ってはいけない
こだわりのある家を造りましょう。と繰り返しコラムに書いていますので、最近は問い合わせメールも何某かのこだわりを持った、家造りについての問い合わせが多くなって来ています。但し、まだ構造についてのこだわりはそう多くは聞きません。 構造について最も多く聞く言葉は「構造の事は判らないので、そこは専門家にお任せします。」と云う言葉です。実は、これは危険な言葉なのです。 任された専門家は「はい、任せて下さい...(続きを読む)
木造耐震診断・改修講習会
今日は、木造耐震改修講習会で一日缶詰状態です。 今年度、木造住宅の耐震診断及び改修設計の大幅な見直しがありました。 診断方法によって、不明部分はある程度係数を乗じて済ませていたものが、より厳格化しています。特に改修設計方法に於いて、不明箇所を排除しようと云う動きになっています。 主な改定部分は改めて機会を設けて説明します。(続きを読む)
古い家の耐震改修
先日、奈良の古い民家が訪ねる機会がありました。そこを利用してイベントに使おうと云う企画です。 古い家をリフォームして古民家の良さを残しつつ、次世代に継承しようと云う試みです。日本の古民家は、現在絶滅が危惧されています。京都の町屋の様に良さが見直され、若い人達が進んで活用する様な機運が出来てくれば、街全体の景観を保全することも可能です。 しかし、それなりに費用が掛かるのも事実です。古民家は基礎が脆...(続きを読む)
台風お見舞い申し上げます。
昨日足早に台風が日本列島を縦断しました。 交通ダイヤに大きな影響が出ましたし、怪我や死亡された方もおられた様です。 心よりお見舞い申し上げます。 家の中に心当たりが全く無いのに、水が溜まっている。 外壁のある部分が中々乾かない。 天井の滲みが目立つ。 こんな状態にお気づきになられたら、雨漏れを疑ってください。 普段は雨漏れしなくても、風向きによって漏水することがあります。 構造材の腐朽やシロア...(続きを読む)
津波対策
建築基準法では津波に対する安全性の検討を何等義務付けしていません。安全性の検討は地震・台風・降雪に限られています。これは国として片手落ちではないでしょうか。 海溝型地震が発生すれば32万人の死者が発生すると公表しながら、建物を守るマニュアルが何も整備されていません。 国がしないので、私家版の津波対策を考案しました。 津波の力は凄まじいものがあります。地震力の比ではありません。木造住宅の津波の流さ...(続きを読む)
コンクリートの強度は水とセメントの比によって決まります。
コンクリートは一旦硬化が始まると僅かではありますが、永遠に堅くなり続けます。では、コンクリートの初期の堅さは何で決まるのでしょうか。これは、単に水とセメントの比で決まってしまうのです。 意味するところは、セメントの量が少なくても、その分に見合った水しか使用しなければ、充分強度を得られると云う事です。この現象を上手く利用したのがコンクリートブロック(CB)です。CBは塀等に良く使われていますので、...(続きを読む)
大阪市では耐震改修助成制度の二次募集を行っています。
大阪市では、予算削減の政策から、6月以降の補助金事業を凍結していましたが、年初の条件と同じ内容で8月より、二次募集を開始しています。 【一次募集の内容】 http://mbp-osaka.com/oado/column/13423/ http://mbp-osaka.com/oado/column/13701/ 上町断層が一度動けば、大阪市は壊滅します。昨年9月にも危険な兆候が観測されています...(続きを読む)
耐震リフォームの新兵器
耐震改修工事は、必要とは判っていても出来るだけ安くしたいものです。 基本的には、屋根を軽くして、耐震壁を多く入れて、柱が土台から抜け落ちない様に金物で固定するのが主流です。でも、目に見えない地味な工事の割りに費用が掛かってしまうのが耐震壁の工事です。 屋根の葺き替えも費用が掛かりますが、外見が綺麗になりますので費用対効果は充分にあります。 それに引きかえ耐震壁は壁だけの改修に留まらず、天井も破...(続きを読む)
木造住宅の木が割れる音
新築の木造住宅で、夜に寝ていると「ビシッ」「バキ」と云った音で目を覚ます事があります。これは柱や梁と云った木部の構造材が乾燥して割れる為です。しかし、割れたからと云って建物の構造に影響することはありません。東日本大震災以降特に住宅の構造について敏感になっておられる人も大勢おられますが、地震が発生してもこの割れが原因で建物がダメージを受けることはありません。放っておいても自然に音はしなくなりますが、...(続きを読む)
バラエティー番組で取り上げる地震対策の功罪
東京直下型地震の危険性が大きく取り沙汰されていて、最近はバラエティーでも地震番組を取り上げる様になりました。昨日も大地震が発生した場合の対処方法を、場所別に解説していました。 安全性や耐震性について、関心が高まるのは良いことなのですが、解説の中に、「へっ?」と思う点が幾つも出て来ます。 私が見た中で最も変だったのは、超高層ビルの近くで地震に遭遇した場合の対処法として、歩道に立っていると上から、ガ...(続きを読む)
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