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なぜ長期借入の方が好まれることが多いのか?

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おはようございます、今日は観光バス記念日です。
学校のイベント以外で乗ったことはないかもしれません。


資金繰りについてお話をしています。
借金を返し続けることができるくらい、利益を獲得することが大切であると指摘しました。


借入をするとき、一般的には「長期返済」の方が好まれる傾向にあります。
それは、長期返済の方が「とりあえずの利益が少なくても資金繰りが回る」ためです。


税引前利益:100(支出を伴わない費用を除外)
税率:30%
借入返済:70 → 35に減額(返済期間を倍に伸ばし、少しずつ返すことにする)


これを計算すると・・・


税額:100 × 30% = 30
税金支払い後の残額 = 100 ー 30 = 70
借入返済後の残額 = 70 ー 35 = 35


昨日の事例では増減ゼロだったものが、借入返済をゆっくりに変更したことで、35の増加に転じました。
少し計算をすればわかりますが、返済がゆっくりになったことで


・最低でも税引前利益を50獲得すれば、企業は存続することができる


このように継続のための条件が緩和されたことがわかります。


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