おはようございます、すっかり暑さが戻ってきました。
といいつつ、夜は虫の声も聞こえます。
季節の変わり目ですね。
昨日からの続き、今日は支出について考えてみます。
その中でも特に「借入金の元本の返済」について、
もう一度考えてみたいと思います。
くどいようですが、借入元本の返済は費用ではありません。
支出ではありますが、元本をいくら返しても利益が減少する
わけではないのです。
少し具体的な数字を出して考えてみます。
ここでは売上があがったらすぐに入金があり、
仕入や経費は現金ですぐに支払っていると仮定します。
(固定資産は保有していないと仮定します。)
売上:1,000万円(売上での収入も1,000万円)
費用:800万円(費用での支出も800万円)
税引き前利益:200万円
法人税等:80万円(すぐに支払ったとする)
税引き後利益:120万円
借入金返済:150万円
まずご自身で考えてみてください。
上記の例で、期首と期末でお金は増えたのか減ったのか?
いつもお読み頂き、ありがとうございます。
このコラムの執筆専門家

- 高橋 昌也
- (税理士)
- 高橋昌也税理士・FP事務所 税理士
「税務×経営コンサルティング」の複合サービスを提供します
節税だけ考えていては事業の根幹が危うい時代。当事務所は、税務・会計はもちろん、マーケティングや経営戦略提案にも強みを発揮。とくにキャッシュベースの経営を重視し、小規模事業体が「いかにキャッシュを毎月手元に残すか」のアドバイスを行います。
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