おはようございます、今日はとんちの日です。
とんちって漢字で書くと頓智(頓知)なのですね・・・知りませんでした。
資金繰りについてお話をしています。
大手メーカーが系列でファクタリング企業を設立した事例について紹介しています。
ファクタリング企業が売掛金を買い取るときの手数料は、大きく次の2つの要素が入っています。
・利息相当分
売掛金が実際に現金化される日まで待たないでお金にできる、ということは「前借り」と同じような意味を持ちます。
現金化を早くできた期間に相当する利息相当分が手数料には含まれます。
・信用保証料
その売掛金を発行した企業が信用できる企業であれば、まず間違いなく満期日にお金は支払われるのでしょう。
その一方、名もなき企業であれば満期日に決済が行われる可能性はそれだけ下がります。
つまり、そういった信用度の低い企業の債権を買い取るのは、ファクタリング企業側もそれなりのリスクを背負うことになります。
その分、買取手数料も高くならざるを得ないでしょう。
受取手形の割引でもそうですが、実際にあまりにもきな臭そうな手形は割引を断られることもあるようです。
つまり、ファクタリング企業を行うには「債権の評価」をできる能力が必要なのです。
大手メーカーが系列でファクタリング企業を設立する場合、売掛債権の評価は不要です。
なぜなら「自分のとこの債権を自分で評価する」に等しいからです。
債権評価は非常に難しい分野なので、その意味でもメーカー系列のファクタリング企業はとても効率的な業務が行えそうです。
いつもお読み頂き、ありがとうございます。
このコラムの執筆専門家
- 高橋 昌也
- (税理士)
- 高橋昌也税理士・FP事務所 税理士
「税務×経営コンサルティング」の複合サービスを提供します
節税だけ考えていては事業の根幹が危うい時代。当事務所は、税務・会計はもちろん、マーケティングや経営戦略提案にも強みを発揮。とくにキャッシュベースの経営を重視し、小規模事業体が「いかにキャッシュを毎月手元に残すか」のアドバイスを行います。
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