おはようございます、今日はルーマニアの憲法記念日です。
いまから20年ほど前に行ったことがありますが・・・当時とは政情も大分変わったようです。
設備投資とその周辺事情についてお話をしています。
短コロ(短期手形の転がし)について、返済不要な融資であるという説明をしました。
なぜこんな金融商品が成立するのでしょうか?
これを借り手と貸し手の双方から考えてみます。
◯借り手のメリット
なんといっても、借りたお金を返さなくて良い、というのはとても気が楽です。
極端を言えば、一度借りてしまえば、返すのは「商売をやめる時」です。
商売を続けている限りにおいては、ず~と借りっぱなしで構わない、ということになります。
◯貸し手のメリット
金融機関からすると、貸したお金はあまり早々に返されては困ります。
ある程度借りたままでいてくれないと、その分だけ利息をもらうことが出来ないからです。
その意味で、返済がまったく進まない短コロは、一度契約を結べば「商売を続ける限り利息を払う」ということを意味します。
ず~と利息を払ってくれる上得意を確保できる訳ですから、願ったり叶ったりです。
特に貸し手側の立場については、最近の金融行政全般の事情もあって、有望な借り手を常に欲しています。
金融機関として、長期的な収益源を確保できる短コロは、それなりに有り難い商品なのですね。
いつもお読み頂き、ありがとうございます。
このコラムの執筆専門家
- 高橋 昌也
- (税理士)
- 高橋昌也税理士・FP事務所 税理士
「税務×経営コンサルティング」の複合サービスを提供します
節税だけ考えていては事業の根幹が危うい時代。当事務所は、税務・会計はもちろん、マーケティングや経営戦略提案にも強みを発揮。とくにキャッシュベースの経営を重視し、小規模事業体が「いかにキャッシュを毎月手元に残すか」のアドバイスを行います。
「経営」のコラム
気持ちよく、いきましょう(2021/01/11 07:01)
福利厚生、うまく使えればものすごく便利(2021/01/10 07:01)
生活費の事業経費化が可能ということ(やりすぎ注意)(2021/01/09 07:01)
福利厚生策の活用(2021/01/08 07:01)
結局、自分の希望する暮らしぶりに話が戻る(2021/01/07 07:01)
このコラムに類似したコラム
優良企業ほど返済期間は長くできる 高橋 昌也 - 税理士(2019/11/30 07:00)
目的外で使うと、一発アウトです 高橋 昌也 - 税理士(2019/02/11 07:00)
融資業務で利益が出せていない金融機関 高橋 昌也 - 税理士(2017/12/19 07:00)
実はリスクを取っていなかった金融機関 高橋 昌也 - 税理士(2017/12/18 07:00)
リスクも取らずに成果が出るか!という喝!! 高橋 昌也 - 税理士(2017/12/17 07:00)