確か牛肉が美味しいんですよねぇ…。
会計の基本目的とされる利益計算。
ところがその利益は正体不明。
会計学とはそういう奇妙な前提に立って話が進んでいきます。
強いて言うと、利益は差額計算によってのみ言及されます。
売上と費用の差額。
期末資本と期首資本の差額。
どこまでも差額でしか表すことができません。
つまり利益というのは、とっても曖昧模糊としたものなのです。
よく顧問先の社長様に「当期はこれくらい利益が出ましたね」というと
「そんなに儲かっている気はしないんだけどねぇ…」
という回答が返ってきます。
それに対して、会計帳簿を使いながら私は色々とフォローするわけです。
ただ、本音の部分を言えば、実は社長さんの感想は圧倒的に正しいのです。
そもそも利益というのは本当に曖昧としているのです。
その曖昧としたものを無理やり数字に当て嵌めて表現しているのです。
そりゃピンと来なくて当然ですよね。
そしてこの利益という存在が、現在世界で色々と騒動を巻き起こしているわけです。
いつもお読み頂き、ありがとうございます。
このコラムの執筆専門家
- 高橋 昌也
- (税理士)
- 高橋昌也税理士・FP事務所 税理士
「税務×経営コンサルティング」の複合サービスを提供します
節税だけ考えていては事業の根幹が危うい時代。当事務所は、税務・会計はもちろん、マーケティングや経営戦略提案にも強みを発揮。とくにキャッシュベースの経営を重視し、小規模事業体が「いかにキャッシュを毎月手元に残すか」のアドバイスを行います。
「経営」のコラム
気持ちよく、いきましょう(2021/01/11 07:01)
福利厚生、うまく使えればものすごく便利(2021/01/10 07:01)
生活費の事業経費化が可能ということ(やりすぎ注意)(2021/01/09 07:01)
福利厚生策の活用(2021/01/08 07:01)
結局、自分の希望する暮らしぶりに話が戻る(2021/01/07 07:01)
このコラムに類似したコラム
総資本回転率 高橋 昌也 - 税理士(2012/01/06 01:00)
弾かれる情報があることを認識した上で、しっかり活用する 高橋 昌也 - 税理士(2023/11/23 08:00)
数字に出ない情報 高橋 昌也 - 税理士(2020/07/08 07:00)
見積もりという要素 高橋 昌也 - 税理士(2015/01/12 07:00)
「期間」という前提は忘れられがち 高橋 昌也 - 税理士(2014/12/22 07:00)