読書が習慣づいて大分経ちました。
会計帳簿について書いています。
事業費と生活費が混ざった帳簿を作るのはオススメできません。
会計帳簿の作成にはいくつかの原則があるのですが、その中に明瞭性の原則というものがあります。
平たく言うと
・帳面はわかりやすく、読みやすく作りなさい
ということです。
ここで事業費と家計費が混在している帳簿を想像してみて下さい。
その帳簿をみると
・仕事に使った金物 500円
・スーパーで買った豚肉 300円
これが同じ帳簿に載っています。
使いやすいですかね?この帳簿?
結局この帳簿を読んでも
・事業だけの採算性を測ることも難しく
・家計管理に使えるわけでもない
という何の役に立つのだかわからない帳簿が完成します。
そんな帳簿はあまり役に立ちません。
ということで、中小零細事業者が現金出納帳をつけるのは案外と難しいのです。
もし作るなら、まず財布を分けることが必要です。
いつもお読み頂き、ありがとうございます。
このコラムの執筆専門家
- 高橋 昌也
- (税理士)
- 高橋昌也税理士・FP事務所 税理士
「税務×経営コンサルティング」の複合サービスを提供します
節税だけ考えていては事業の根幹が危うい時代。当事務所は、税務・会計はもちろん、マーケティングや経営戦略提案にも強みを発揮。とくにキャッシュベースの経営を重視し、小規模事業体が「いかにキャッシュを毎月手元に残すか」のアドバイスを行います。
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