いまとなっては何とも判断しがたい日になりました。
会計帳簿について書いています。
現金出納帳はつけたい、でも色々な事情で作っている人は少ない。
そこで事業費と私生活費の混在について考えてみます。
まず、物理的なお財布について考えてみます。
皆様は事業用の財布と私生活用の財布を分けていますか?
実はこれをやっていないときちんとした帳面は作成不可能です。
例えば税務の申告で必要なのは
・事業に関する収益や費用をまとめた帳面
であって、その中に生活費が混在していては困るのです。
にも関わらず、事業と私生活の財布がわかれていないのだとすれば
・商売に使う金物を買った経費
・スーパーで自分が食べる豚肉を買った支出
これが同じ財布から出て行くわけです。
財布がわかれていないのだから、出納帳も分けることができません。
そうなると一つの帳面に事業費と生活費が混在して記録されてしまいます。
もちろん「これは事業費、これは単なる生活費…」と細かく分けていけば良いのですが…。
実はその方法はオススメできません。
理由は会計帳簿に求められるある原則にあります。
いつもお読み頂き、ありがとうございます。
このコラムの執筆専門家

- 高橋 昌也
- (税理士)
- 高橋昌也税理士・FP事務所 税理士
「税務×経営コンサルティング」の複合サービスを提供します
節税だけ考えていては事業の根幹が危うい時代。当事務所は、税務・会計はもちろん、マーケティングや経営戦略提案にも強みを発揮。とくにキャッシュベースの経営を重視し、小規模事業体が「いかにキャッシュを毎月手元に残すか」のアドバイスを行います。
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