対象:住宅設備
新築の住宅を建築予定です。
2階部分に20帖のLDKを配置し、15帖のLD部分を勾配天井の吹き抜けにする予定です。
吹き抜けは寒いと聞くので床暖房は必須かと思います。
頻繁に使用するのであれば、やはりランニングコストの安い温水式にするべきだと思うのですが、
以前相談したことのある設計士さんに、「断熱がしっかりしていればそんなに寒くないし、使用頻度は低いので電気式で十分だ」と言われました。
あまり使わないのであれば、導入コストの安い電気式にするべきだとは思います。
しかし吹き抜けというのが気になり質問させていただきました。
断熱がしっかりしていれば大丈夫なものなのでしょうか?それとも吹き抜けである以上、やはり寒いものなのでしょうか?
わかりにくい内容で申し訳ありませんが、ご意見が伺えればと思い質問させていただきました。
よろしくお願い致します。
補足
2010/06/23 20:49外壁・天井は高性能グラスウール16k厚さ90mm、窓はペアサッシ・LOW-e
シーリングファンとエアコンを付ける予定です。
給湯はオール電化で考えています。
三河屋さん ( 東京都 / 男性 / 44歳 )
回答:11件
温水式をおすすめします
電気の床暖房は低温のものが多いので、効きが悪いとおっしゃる方が多いです。
メインの暖房と考えるならば温水式がいいと思います。
ただし温水式の場合、オール電化の場合はガスの給湯器を別途に設置しなければ
いけません。ガス以外の熱源としては、灯油・電気温水器・ヒートポンプ温水器
などがあります。
エコキュートにも温水暖房機能はありますが、ほとんど使えないです。
なぜなら、夜間に貯めた温水を使ってしまうので肝心の給湯に支障をきたします。
ガスの給湯器を設置した場合は電気契約が変わると思いますので調べて見ることを
おすすめします。
床暖房以外には蓄熱式暖房器があります。夜間の電力でレンガを熱しておいて
昼間に放熱します。放熱は蓄熱時にもしますので、実質24時間暖房で家全体を
暖めてくれます。高断熱住宅であればこちらもおすすめです。
評価・お礼
三河屋さん
回答ありがとうございました。
みなさんの回答を読んでいくうちに、温水式がよさそうに思い始めました。
その温水式もいろいろと方法があるようで、参考になりました。
調べてみます。
回答専門家
- 小松原 敬
- (神奈川県 / 建築家)
- 一級建築士事務所 オフィス・アースワークス 代表
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宮坂 英司
建築家
6
床暖房の方式と断熱気密について
こんばんは。
わたくしも勾配天井や吹抜け空間が好きで、設計に良く取り入れております。また床暖房の採用例も多いので、回答させて頂く事に致しました。
まず、2階部分の勾配天井空間であれば、1階かつ2層吹き抜けに比べて、冬場の一番厳しい時期でも、建物の断熱性能が高ければそれほど寒くないと考えました。
床暖房は足下を暖めるもので、人間足下が暖かいと、体全体が暖かく感じるものです。
ただ、冬場の一番寒い時期については、床暖房だけをメイン暖房とするにはかなりの熱量が求められますので、オール電化の場合でしたら補助的な暖房はどちらにしても必要になると思います。
もし、吹抜け空間が寒くならないようにされたいのでしたら、蓄熱暖房機の設置なども、プラスα的に検討されては如何でしょうか?
床暖房=床を暖める。
蓄熱暖房機=空気を暖める。
評価・お礼
三河屋さん
さっそく回答ありがとうございました。
以前お話させていただいた設計士の方も、そんなには寒くないとおっしゃっていました。
メインの暖房をエアコン、補助的な暖房を床暖房と考えていたのですが、
エアコンの使用だけでは厳しいかもしれないですね・・。
中谷 建宏
建築家
10
暖房として考えるかどうか?
三河屋さん、こんばんは。
けんデザインオフィスの中谷です。
床暖房で悩まれているとの事ですが、お住まいは関東近郊でしょうか?
寒冷地でなければ、お書き頂いている「外壁・天井は高性能グラスウール16k厚さ90mm、窓はペアサッシ・LOW−eシーリングファンとエアコン」+2階との事ですので、個人的にはそれほど寒くは無いとは思います。
ただし、吹抜がある事と、主暖房として考えるかどうか?(床暖房のみで過ごすか?)を検討しておく必要はあると思います。(この場合は温水式以上の能力望ましいと思います。)
また、オール電化との事ですので、ご予算が許せば「蓄熱式」も検討されると良いのかもしれませんね。(こちらは更に高いのですが、更に効果的かもしれません。)
以上です。
ご参照までに。
よろしくお願いいたします。
評価・お礼
三河屋さん
回答ありがとうございました。
それほど寒くないとの事、参考になりました。
主暖房として考えるかどうか?ということを検討してみようと思います。
今野 樹
建築家
5
オール電化でしたら温水式をお勧めします。
LDに吹抜がある住宅は、私も理想の住宅で、開放的でぜいたくな空間使いが想像され完成が楽しみかと思います。
そのLDが寒いか寒くないかは、質問の内容での判断は難しいのですが、私は床暖房の設置をお勧めいたします。
給湯をオール電化で考えられているのでしたら、温水式での設置をお勧めします。
床暖房面積が広い場合や、暖房時間は給湯器のサイズにより変化しますが、
、通常の面積3帖程度でしたら問題無いかと思います。
サイズと面積を確認されて決定してはいかがでしょうか。
評価・お礼
三河屋さん
回答ありがとうございました。
床暖房は設置の前提で、温水か電気式が悩んでいます。
オール電化で温水式の床暖房にする場合、導入面積に応じて給湯器のサイズを変更しないといけないのですね。勉強になりました。さっそく調べてみます。
吉田 豊
住宅設備コーディネーター
8
お好みや用途によりお選び下さい
ご質問ありがとう御座います。
>頻繁に使用するのであれば、やはりランニングコストの安い温水式にするべきだと思うのですが…
>あまり使わないのであれば、導入コストの安い電気式にするべきだとは思います。
温水式=低ランニングコストではないかと思います。
現在は様々な床暖房が商品化されています。参考までにご紹介致します。
オール電化であれば床暖房付多機能エコキュートをお勧めしたいところですが、条件が悪いときはお風呂の方で大量の熱量を消費した場合床暖房が暖まらないケースが何件か報告されていますので多機能エコキュートよりは多少ランニングコストは上がりますがエコキュート+ヒートポンプ式床暖房をお勧め致します。
床暖房に快適さを求めるようでしたら、PTC遠赤外線フィルム床暖房をお勧めします。
ヒートポンプ式や後に紹介します。蓄熱式床暖房に比べると若干ランニングコストは上がりますがその名の通り遠赤外線が発生しますので、岩盤浴に近い暖かで快適性は高いです。
ランニングコストを重視されるのでしたら蓄熱式床暖房をお勧めします。
この床暖房は家の基礎自体を蓄熱暖房にして安い深夜電力を利用して家全体を暖めますのでランニングコストはかなり安くなります。
上記の3パターン全てオール電化で導入が可能です。
>断熱がしっかりしていれば大丈夫なものなのでしょうか?それとも吹き抜けである以上、やはり寒いものなのでしょうか?
私は設計士ではありませんので設計上の暖房効率に関しましては他のプロコーディネーターのご意見をご参考頂けると助かります。
しかしお客様からの相談で経験的に断熱性や機密性だけでなく間取り等の問題とくに気にされている吹き抜けの場合、冷気が2階から降りてくるケースを体験しておりますのでおそらく設計も大きな要因の一つになるかと思います。
回答になっていますでしょうか?
評価・お礼
三河屋さん
回答ありがとうございました。
どのように導入すればいいのか、また問題点も指摘頂き大変参考になりました。
予算を考えながら決めてみます。
秋山 功
建築家
6
メインの暖房か補助の暖房か? そして輻射熱とは?
その部屋のあるいは住宅全体冷暖房をどうするか、空間の構成や断熱気密を含め考える必要があります。
ご心配の吹抜けの部屋のメインの冷暖房は何ですか?
その暖房方式が空間の大きさなどを考慮したとき、寒い時期に物足りない場合は補助暖房が必要です。
ご検討の床暖房はメインの暖房ですか?補助暖房ですか?
条件により異なりますが、メインの暖房であれば温水式がいいと思います。
温水式はパワーはありますが立上がりが遅いので、こまめなオンオフは不向きです。
逆に補助であれば、こまめな調整が可能な電気式の方がいいと思います。
コスト的にも、メイン暖房であれば温水式が、補助暖房であれば電気式が向いていると思います。
また、床暖房は輻射熱方式の暖房です。
輻射熱とは簡単にいうと熱源が直接人を暖める方式です。
他の多くの暖房方式は空気を媒体にするため部屋の気温が大事になりますが、
床暖房の場合は室温が重要でなく、逆に室温を上げようと思うと負荷が大きくなります。
床暖房が吹抜けや大きな空間に適している理由です。
出入りの多い部屋ですと輻射を感じる時間が少なく室温が気になります。
滞在時間が長い居間やダイニングなどは輻射の気持ちよさを感じることが出来、
床暖房は向いていると思います。
(熱源と人の距離が近い、トイレや脱衣室も輻射熱は結構快適ですが)
輻射熱に慣れない場合、室温が気になり床暖房の温度を上げがちです。
出来れば低めの温度の方がより快適ですが、
ちょっと寒さを感じる場合に補助暖房として簡単なファンヒーターなどがあっても、
立ち上がり時や寒がりさんにいいかもしれません。
評価・お礼
三河屋さん
回答ありがとうございました。
丁寧に説明いただき、わかりやすく床暖房についての認識が新たになりました。
大変参考になりました。
三竹 忍
建築家
4
全体のエネルギーバランスを考えて
全体のエネルギーバランスを考えると良いです。
断熱性能やサッシの性能は良いものを使っていますので、
日射や使用する時間帯を簡単に表にしてみると解りやすいです。
又、シーリングファンやエアコンを設置するようですので、
上に溜まった暖かい空気を下に下ろすようにこまめに工夫すれば、
電気式で良いのではと思います。
1.昼間の日射量(窓の向きと大きさ)
断熱性能が良いので、意外に熱は逃げません。
2.日中の使用頻度(家族がどれだけ家に居て使用するか?)
3.夜間の使用時間(夕方から就寝まで、及び、朝方の使用?)
4.冬季の曇りや雨の日数など
5.メンテナンスの検討
(温水式は、2、3年ごとにメンテナンスが必要ですが、
電気式はメンテナンス不要です。)
などを検討すると自分達のライフスタイルにあった答えがでると思います。
評価・お礼
三河屋さん
回答ありがとうございました。
ライフスタイルから導入するものを検討する必要もありますね。
参考になりました。
遠藤 泰人
建築家
1
気密と断熱の性能を上げることが一番重要です
一番重要なことは、気密と断熱の性能です。断熱材そのものにかんしては、壁はかなりの性能がありますが、壁と同じ省エネ等級4では、天井は160ミリ必要です。
一般的には、壁に比べ、屋根あるいは天井は2倍の断熱性能が必要になります。
2階部分とのことですが、1階が暖房しないエリアでしたら床の断熱にもご注意下さい。
もしそのレベルの断熱材がきちんと施工されていて、気密性能もあげてあれば、熱源はほんの少しでかまいません。吹き抜け上部と床近くとの温度差は殆ど生じません。
その程度の断熱性能になれば、一般的には床暖房はなしでもかまいません。いれるとしても、ランニングコストは余りかからないことになります。導入コストで決定された方が良いかと思います。
エアコンを設置するとのことですので、暖房にはその熱源だけで十分だとは思っています。
気になるのは、東京ではグラスウールをつかって、断熱、気密性能をきちんと保持できる施工をする工務店が少ないことです。グラスウールの場合は防湿層が重要になってきます。北海道で建て売りでもやる程度の施工レベルが、東京ではちゃんとした工務店でも出来ないことが多いのです。大工さんがちゃんとやっても電気屋さんがいい加減だったりすることが多く見られます。
そういう意味では、グラスウールに限らず断熱施工を売りにしているところに工事をしてもらうことが出来れば一番です。
参考にして下さい。
評価・お礼
三河屋さん
回答ありがとうございました。
省エネ等級4であれば断熱効果は期待できそうですね。
グラスウールは水に弱いとの話を聞きますし、しっかりと施工できる工務店を選ぶ必要がありますね。
福田 啓次
建築家
1
ガス式の常時運転低温水式床暖房をお勧めします
床暖房方式を何にするかを悩まれている方は多いですね。
床暖房を選定する場合に考慮することとして、「気密・断熱」以外に室内仕上げ及び下地材に「保温性・蓄熱性」があるかどうかが「経済的に冬暖かく暮らす」ポイントとなります。
室内で生活するときは「室温」のみならず床・壁・天井の「表面温度」が大きく「体感温度」に影響します。
床暖房で暖めるのは「空気」ではなく、床暖房の輻射熱により床材自体と壁・天井材を暖めることが大切と考えます。
私が行っている床暖房は、「常時運転低温度温水式」で低温で緩やかにあたためて、床暖房問題の一つである「低温やけど・熱ごもり」を防ぎ、さらにムクの杉板を使い、壁・天井もプラスターボードなどの蓄熱性のないものでなく「木・土」など保温性・蓄熱性のある素材で室内六面全体から緩やかに暖める方式を取っています。
温水式か、電気式かのご質問ですが、電気式は床面の暖房温度が高めになり上記のような「方式」には適しません。
日本の暖房方式はオン・オフによる「間歇暖房」が多いのですが基本は24時間運転の「常時暖房」と思います。高気密高断熱の家であればなおさらのことで「結露」を誘因するような運転方式はできるだけ避けた方が良いでしょう。
それと、私は「エネルギー源の安全保障」を考えて、エネルギー源を電気単一にする「オール電化」には必ずしも賛同をしていません。床暖房を温水式で選ばれたなら無理をせずに、熱源はガスにされたらいかがでしょうか。
ご参考にしてください。
評価・お礼
三河屋さん
回答ありがとうございました。
輻射熱のことを考えると、メイン暖房を床暖房で考えたほうがよさそうですね。
メイン暖房を床暖房にするのであれば温水式のほうがいいようです、ガスも検討してみます。
横山 彰人
建築家
1
床暖房は必要でしょう
暑さ、寒さは個人差があります。しかし文面を拝見すると必ずしも必要と思っていないようにも思います。
補助暖房として床暖房は優れていますので、イニシャルコストのかからない電機式の方がいいように思います。
これまでの経験ですと断熱がしっかりしていれば、以外と使わないものです。
給湯その他取り入れる方式をよく検討して判断して下さい。
横山彰人
評価・お礼
三河屋さん
回答ありがとうございました。
補助暖房と考えた場合は、電気式のほうがいいようですね。
導入方式をよく検討します。
袋谷 千栄子
建築家
-
新築のお家、楽しみですね。
三河屋さん、初めまして。
ふくろや建築設計事務所の袋谷と申します。
*2階リビング。←1階は「部屋」でしょうか?
*外壁・天井は高性能グラスウール16k厚さ90mm、窓はペアサッシ・LOW-e
*シーリングファンとエアコン。給湯はオール電化。
以上の条件でしたら、他の方も回答されていますように・・・
1)オール電化でしたら「ガス温水床暖房」ではなく「エコキュート+ヒートポンプ式床暖房」が妥当かと思います。
2)電気式でしたら「電気式・自動温度調整機能(PTC)」構造が単純でメンテナンス要らず。
薄いフィルムなのでリフォームによく使います。
3)ご予算がいけるのでしたら「蓄熱式」。石貼・土間などに「特に有効」かと。
立ち上がりが早いのは「温水式」だと思いますが、
床の仕上材料は何ですか?
もし、無垢の木のフローリングを使われるのでしたら、
急激な温度差から、隙間が大きくなったり、暴れたりするので(樹種によっても変わりますが)
立ち上がりの優しい「電気式・自動温度調整機能(PTC)」をオススメします。
小さいお子さんがいる時期は、頭上からくるエアコンの風が気になることもあるかと思います。月々の電気代も気になりますが・・・
「主・福」と「暖房手段」を用意しておく方が「暮らしの変化」に合わせやすいと思います。
良い「家づくり」をしてくださいね。
評価・お礼
三河屋さん
回答ありがとうございました。
今までの回答を整理いただき、わかり易くなりました。
今の暮らしだけではなく、今後の「暮らしの変化に合わせる用意をしておく」。すごく参考になりました。今だけのことを考えていてはいけないですね。ありがとうございました。
(現在のポイント:2pt)
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